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2008年7月31日 (木)

今日も漫才師

19の頃に梶原とコンビを組んで最初に作ったのが旗上げのネタ。次に作ったのがモーニング娘がどうのこうののネタで、旗上げはABCコンクールで、モーニング娘はNHKコンクールでかけ、それらはTVで流れたので、もしかすれば大阪在住の方でご存知の方もおられるかも。とかくその頃からキングコングの漫才の形というのは変わっていない。だから昔のネタをリメイクしてやることにさほど違和感がなかったりもするのでありがたい。これは決して成長をサボったわけではございませんで、やはり「ベタベタのコテコテが大好き」というボクの中にどうしようもない血が今でも流れているからであります。同じく梶原の中にも。深く深く掘り下げられた昨今のお笑いを、「もう一周したいもんだ」とキングコングの漫才が原点回帰の其れでありたいと、コンビ結成の頃から今も変わらないボクらの理想、目標であります。「なんでやねん」で成立するものにできれば、キングコングというコンビではそれ以上の正解はないと思うのです。そしてそういう漫才を破壊する人が出てきてグルグルグルグル回れば健康的だなぁ、と漠然と思う今日この頃。

そしてキングコングの漫才では決して表現できないことを、『日の出アパートの青春』であったり、今、演っている『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』であったりで試していこうと。だから「このネタはキングコング」「このネタは舞台」と、そういう棲み分けがキチンとできるようになったので、よけいキングコングの漫才を思い切れる最近。そうして舞台の存在をありがたく思うわけです。

『KING KONG LIVE 山梨公演』が本日ございまして、漫才7本、相変わらずの40分少々で打ち上げてまいりました。「もう少し色気があった方がいいのかなぁ」とも思わなくもないが、「これぐらいが潔くていいのかも」という気持ちのほうが強い。当初、梶原と二人で話してい時は30分弱で終わる予定だったから、「これでも色気を出した方である」と言えば、糞ダルマがキレたのであります。山梨の皆様、ありがとう。

舞台袖でハァハァ言って、終演後に「あそこは違うんじゃないか」と梶原と喧嘩して・・・「19の頃に描いていたのは、やはりこういう毎日だよなぁ」と思う私であります。結論、何が言いたいのかと申しますと、ボクはキングコングの漫才が好きで、そして今のような活動をずっと続けていきたいと、そのように思っておるという、そんなとりとめもない報告です。

8月の中頃、ちょうど盆の時期に休みがとれましたので、いかりや長介さんのお墓参りに行きたいなぁ、と思う私。そういうのは勝手に行っていいものなのかね、キチンと調べておこう。

再度。山梨の皆様、ありがとう。

2008年7月30日 (水)

踊れズンタッタ、ボクの人生

番組収録終わり、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の稽古までの間に考えるは次回作の脚本。あといくつか問題をクリアすれば綺麗に話がまとまるんだけれど、納得のいくアイデアが どうにもこうにも出てこない。降りて来い、お笑いの神様。そうこうしていたらすぐに明日になってしまう。日が明けるといよいよ『KING KONG LIVE山梨公演』。すっかりボク達キングコングのライフワークになってしまいました。今日、聞いたところによると、仮スケジュールだけど11月の沖縄公演まで決まっているらしい。贅沢を言えば、沖縄公演を夏に入れるくらいの遊び心が欲しいぜ。あとハワイ公演もしたい。理由はハワイに行きたいから。とりあえず明日は山梨。まったく関係ないけど、ライブ前の朝はボクらの趣味バンド『グッドモーニング・ジョー』スタジオにこもっての稽古。漫才ライブが後に控えているので、とりあえず喉を労わりながらの稽古になりそう。一体どこへ向かっている、俺。

昨晩呑みすぎたせいか、今日は少し頭がボーッとしている。いかんいかん。「時間は作れる」とは言ったものの、もう少し時間が欲しいというのが正直なところ。『KING KONG LIVE』や『独演会』といったパッケージは非常にフットワークが軽く、地方に持っていきやすかったりするんだけれど、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』といった舞台は出演者が多い為どうにもこうにもフットワークが重い。演者さんのスケジュールを合わせるだけでも大変、まとめて10日間の大阪公演だとかそういうのができればいいんだけれど・・・一体どうすれば地方の方にも持っていけるのだろうか?DVDしかないのか?いやいや、できれば生で観ていただきたい。地方にお住いの劇団の方に声をかけて上演してもらうか?う~ん・・考えよう。ここの対策はちゃんと考えておいた方が今後絶対に楽しい。

フットワークついでに言ってしまうと、『独演会』くらいフットワークが軽い、それでいて『作りモノ』を作りたいと、今、漠然と思っている。コレを一つ作ってしまうと、月に2度『KING KONG LIVE』、月に一度『独演会』、そして月に一度『作りモノ』となって、毎週が地方ライブで埋まる夢のようなスケジュール。もはや旅芸人と化してきた私であります。

やりたいこといっぱいあるなぁ。とりあえず、今から舞台の稽古。明日は『KING KONG LIVE』、ボクのやり方でボクの人生を謳歌してやる所存です。

それでは山梨の皆様、明日よろしくお願いします。

2008年7月29日 (火)

乾杯前につらつらと

今日は収録現場に新田氏が来られて、お仕事の打ち合わせ少々。新田氏の名前を聞いて、吉本通で感の良い方ならおわかりでしょうが、まぁ次のお仕事のお話。「やる」と言っちゃったわけで、今年のバケーションは夢と化したのであります。べつに家族もいないし、まぁいいか。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』も中盤にさしかかり、少しずつ改良を重ねていく様子を見るのが楽しい。明日も稽古。テント小屋の習性もまわりの環境も大体は把握したし、あとは天気くらいか。ド新人脚本家ではありますが、少しは板についてきたかも。話が前後してしまうが、新田氏に『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を褒められて嬉しかった。そしてボクは何故いつも褒められた報告をこういった場でしてしまうのかと・・この辺りの幼稚さが直らない。学校で先生に褒められた日なんかは一晩中家で母ちゃんにその報告を繰り返していた。この夏で28になったが、これもしかたがない。ボクだ。

久しぶりにいかりや長介さんの本を手に取った。子供の頃のボクが大嫌いだった人で、今のボクが大尊敬する人。行けるものならお墓参りに行って、手を合わせたい。あの人がお笑いをしていた時、一体何を思っていたんだろか?どうやって気持ちの整理をしたんだろうか?黙って耐えるカッコ良さ、潔さ、ボクにはまだないなぁ。先輩にはよく「ほっておきなよ」と言われるが、その辺がガキ。ムカつく奴がいたらボクはすぐにキレてしまいますよ、いかりやサン。晩年、いかりやサンの笑顔が見れれば、もう全てがOKだったように思う。ボクの大好きな笑顔。逢って話をしたかった。

絵本制作は今日もあいかわらず。最終章の3ページ目を描いてはいるが、まったく進まない。「最終章は簡単な絵になりそう」といつか言った記憶があるが、描きだしてみるとそうでもない。絵本を描き終えたら1ヶ月くらいは海でボケーッとしてやろうかと思っていたけど、先日の幻冬舎軍団との呑みの席でその次の動きが決まっちゃった。どうやら来年1年間も潰れたね。それが終わったら今度こそは。

何かをやらかしちゃう奴でありたいなぁ。その中でルール無用のこのブログという媒体はありがたい。納得いかない奴がいれば公衆の面前で名指しで言えるしね。ルールとして、そこで後輩の名は絶対に出さないけど。あと自分より弱い人。以前それは先輩に教えられたことだから、その言いつけは守る。「そうだなぁ」とその時に思ったし。

今日は今から久しぶりに作家の下田さんと酒。話したいことと、聞きたいことたくさん。どうせまたお笑いの話。女っ気どこいった?頭を丸める少し前から見失ったよ。だけどもう、オッサン共とお笑いの話をしているのが楽しくてしかたがない。まだ指摘されていないけど、きっと汗臭いだろうにボクの体。彼女、できるかなぁ。

そういえば趣味を見つけました。いやいや前々から見つけていたし、ここでも何度か書いたんだけど、昨日「これが趣味だ」と確信したんだ。音楽。ギター持ってポロロンと弾いて、舞台の音楽やらを作るのが楽しい。昨日はスタジオにこもってガチャガチャとギターを掻き鳴らして、ガラ声でヘタクソだけど一生懸命唄った。いっぱい汗をかいて楽しかった。これが趣味だ。ゴルフが趣味の人もギャンブルが趣味の人も、こういう楽しみを一つ持っているのだと、なるほど知ったのが昨日。時間が空いた時にダラダラとクソ爺になっても続けてみようかな。

今から恵比寿までプラプラ歩こう。その間に下田さんから連絡があるはず。明日は昼からだし、今日は呑むぞ。そんでお笑いが好きだと何度も確認するぞ。

皆さんも、素敵な夜を過ごしてください。

2008年7月28日 (月)

どこへ行くのやら

どこから話がまわったのか、27時間テレビの現場にいた今まで面識のなかった作家さんだとかスタッフさんに『今度、ドーナツ博士、観に行かさせてもらいます』と声をかけられて嬉しかった。やはり同業者の反応を気にいている小心者のボクでありました。それにしても今年の27時間テレビは最高に楽しかった。「真面目にゲームをやろう」と一人叫ぶボクと、フザけてゲームをなるべくやらない方向に持っていくはねトびメンバー、そして明石家さんまさん。教科書みたいだった。こういったベタベタがやはり大好きなんだぁ、と思ったわけです。そして褒められたぜ。やった、やったぁ。

話を舞台のことに戻しまして・・・とにかく舞台をやり始めたここ最近でできた人との繋がりというのは、ボクの中でとてもとても大きくて、「この人達と次も作りたい」と思えたのが一番の其れだと思うのです。俗に言う「やってみなくちゃ、わからない」という言葉の「わからない」は「結果がどうなるのかわからない」を指しているわけではなく、「今後のやり方がわからない」を指しているのだと、最近はそのように思うのです。今後、自分がどの方向に向かえばいいのかを知る為には、やってみなくちゃわからないのだ、と。

結局そう。それは考えてはじき出せるものでもないし、自分の今後の生き方がどこぞの教材に載っているわけでもない。答えを教えてくれるのは、いつだって自分の行動だ。やってみなくちゃ、わからない。「行動する」ということが非常に大事なんだと思う。ボクは舞台のお芝居を今後の自分のライフワークにしていこうと思うが、事実そう思えたのも『日の出アパートの青春』が終わった後。そして『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を書いた今はそれをもっと強く思っている。この活動の先に何があるのか、それは本当にわからないけど、ただ「これからの自分はこの活動をしておいた方がいい」というのはわかった。やってみてわかった。

「行動する」はすごく体力のいることだし、なによりすごく怖いことだと思う。だけども行動せずに何もわからないまま歳を重ねてしまう方が怖い。そしてゴールがどうなるかがわからなくても、自分の進み方だけでもわかった方が人生は楽しい。間違いなく楽しい。今のボクがそうだ。だからとりあえずやってみる。それが合っているかどうかなんて、他人が知っているわけないのだから。

8月9日が今はひたすら楽しみ。後輩コンビ『しずる』の参戦も決まったらしい。そういえば房野くんが前々から会わせたがっていたなぁ。どんな奴等なんだろう?だけどお笑いをしている、きっといい奴等に決まっている。ネタはすんごい面白いし。楽しみだ。なんだかんだで総勢50名くらいになるんじゃないか?絶対に問題が起こるよ。また吉本の大人に怒られるぜ。逃げてやろう。

27時間テレビで穂花さんの話題が上がって、穂花さんのビデオを漁った男子はボクだけではないはずだ。ボクはそれから2発お世話になりましたよ。そんな報告で終わります。さらば。

2008年7月27日 (日)

また炎上するよ

クライマックスで大病にかかり感動の為に死んでしまうお涙頂戴お決まりパターンは大嫌いで、やはりボクはハッピーエンドのお話が好きです。そんでもってコメディーが好きです。さらに言えばそのコメディーが大人だけでなく、ガキンチョも手を叩いて笑えるコメディーであれば、それが一番好きです。ボクはドリフターズがそうだったと記憶しております。それからいろんなカタチのお笑いが出てきて、今では一般の方までもが「フリがどうだ」「オチがどうだ」と唱えるようになってきました。それはそれでお笑いの楽しみが増えて、見る側にとっても、そして見る側が勉強してくれることによって演る側も同業者を笑わすのに近い感覚でお笑いができるようになる場面も増え、「良い時代になった」と言えるのかもしれません。部分だけを切り取れば・・。

その楽しみはその楽しみ。何も間違っちゃいないし、進化を否定しちゃダメだと思う。だけどガキンチョを置いてけぼりにしてしまっている状況はいかがなものかと思う時がある。ガキンチョが眠ってしまう時間帯、ガキンチョが足を運ばないような舞台、そこでは大人が楽しめるお笑いをすればいいと思うし、それが正しいと思う。ボク自身もそれを観たいというのが正直なところだし。条件はゴールデンタイムだけれどM-1なんかもそうかな・・。ただしガキンチョがチャンネルをひねる時間帯のTVや、ガキンチョが足を運ぶような舞台では、「ガキンチョが面白がれるモノ」をしたいと思う。ボクがガキンチョの頃に誰かがソレをやってくれたから、ボクはお笑いを楽しいと思えたし、こうしてお笑い芸人になった。そこに大人だけが面白がれるモノを持ち込んでしまうというのは、これは大人のエゴでガキンチョ置いてけぼり。ボクは街中でガキンチョ等がゲラゲラ笑いながら「グゥ~!」や「いいよ!」とギャグを言っている様が大好き。この光景は無くなって欲しくない。どこぞの媒体で作家で演芸評論家の吉川潮さんという方が昨今のお笑い番組をナナメから切られていましたが、これは非常に浅はかな発言で、ひらたく言えばアホだと思う。そういうことを皆わかった上でやっている。「自分は気づいてるぜ」じゃないんだよ。それだけ芸術を知って、お笑いに長けている方なのであれば、「せーの」でお話を作って、どちらが面白いか比べてみてもらってもいい。あなたには1ミリも負ける気がしない。

前作の『日の出アパートの青春』という舞台は神保町花月という場所で演り、客層も知っていたのでそういった内容でしたが、今回の『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』というのは夕方の番組での流れ、そして夏休み。来場するお客さんの層にガキンチョが混じってくることは簡単に予想できる。大人も笑えて、そしてなによりガキンチョが手を叩いて笑えるモノを作ろうと思ったのです。そしていつかお笑いが一周して、そういう時代が来てくれたら嬉しい。そしたら自然とそれを壊す面白い人が出てくるだろうし・・そんな感じでグルグルして欲しい。とにかくはそのお笑いのサイクルを大人達の正義だけで止めちゃダメだということ。

もっともっとお笑いが盛り上がってくれたらボクは嬉しいもん。

2008年7月26日 (土)

はやく終わらせないとね

ラジオで『好きな映画BEST3』について梶原と熱弁。梶原の1位は確か『タイタニック』、ボクはといえば、幼少の頃、下校途中にいた変態のオッサンにチンポコを見せてまでしてチケットを手に入れた映画『ゴジラ』と悩んだ挙句、それは今の状況やらも加味されたのかもしれない、『お熱いのがお好き』を1位に選んだ。コメディー映画の大傑作でございます。ここに登場するマリリン・モンローが破壊的に可愛い。ボクのヒロイン像そのもの。コメディーにはやはりキュートなヒロインが必要だと思わされた作品でございます。

もろもろ仕事が終わりまして、夜は前々からお誘いを受けていた幻冬舎の方々とのお食事。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を観に来ていただいた皆さんなので、その感想をここ数日楽しみにしておったのです。「あそこがど~だ」「あそこはこ~だ」等々、いろんな感想が聞けてひたすら嬉しい。そして皆さん、お笑いが好きでひたすら嬉しい。

いよいよ最終章に入った絵本の話にももちろんなったので、とりあえず仕上げた2枚の絵をお渡しした。絵を受け取りキラキラした目でハシャギまわる皆さんを見て、結局ボクはこの様が見たいのだと、あらためて思う。舞台終りにロビーに飛び出しちゃうのもソレだ。

バカみたいにモノを作って、それを見てくれた人がケラケラ笑って、全てチャラ。その繰り返し。大丈夫か、人として。いつか女の子に指輪をプレゼントする、そんなキラキラした瞬間がボクなんぞにやって来るのだろうか?女の子と一緒に朝御飯を食べたいなぁ、嗚呼。その席で「彼女作らないの?」と聞かれたが、言っておくがあなた方のせいでもあるんだぞ。まったく。それにつけて、絵本制作終了後の次の仕事のお話にもなった。「他所で小説出したら自殺するよ」発言でおなじみの舘野さんがこれで喜んでくれるのなら、やってみようと思う。終わればまた始まる。海でプカプカ浮く日は遠い・・

だけど幸せだということは事実なんだ。結婚なんかもできないかもしれないけど、自分の子供の顔を見られない人生になってしまうかもしれないれど、どうやら「幸せ」と思えているんだ。とはいえ憧れはあるんだけどね・・。

幻冬舎の皆さんに、少し遅れての誕生日プレゼントをもらった。CDと絵本と「東京の部屋からは星が見えにくい」ということで、室内プラネタリウムを。今夜はいただいたCDを聴きながらプラネタリウムにスイッチを入れて、シコシコを決め込んでやろうと思います。

はやく絵本を仕上げよう。

2008年7月25日 (金)

脚本・演出の他に、劇中歌そしてテーマソングの作詞・作曲、そんでもってギリギリになって舞台セットにまで口を出しだして、やりたがり性分のボクの正体をついに現したした今回の舞台。「うわ~、西野くんって、こんなこともできるのね、ウフンッ」と褒められたい気持ち丸出しなわけです。そんなボクに舞台を観に来てくれた関係者さんは必ず聞いてきます。

「なんで出なかったの?」

確かに。この性格、そして「女の子にチヤホヤされたい」という大義名分を掲げていたのならば出演して然るべき(観に来られた方はご存知、本編とは関係ないところでチラッとは出ているんですが・・)、どうして出なかったのか?それにはすごくすごく単純な理由があります。

生で観たいからです。ボクは自分が観たい舞台を書きます。その舞台に出演してしまうと観られないわけで・・ボクはボクの書いた舞台を客席で観たいのです。そして「気持ちが悪い」と演者さんからは言われますが、客席で声を出して笑っています。これ以上の贅沢はないと思います。

そこにはボクの好きな音楽が流れて、ボクの好きなお話が繰り広げられて、ボクの好きなキャラクターが立っています。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を「好きだ」と言ってくれる人がいたとして、だけどボクはその人以上に好きな自信があるのです。全てが自分の好みで構成されているからです・・

・・こんな事を何をこんな場所で人様に発表しているのか、自分の中で止めておけば良かったんじゃなかったのか?何故?・・それは自分でもわかりません。この文章を書き出したことはもう十分すぎるくらい後悔していますが、今さら別の内容でブログを書くのも面倒くさいので、今日はこんな感じで。

とにかくボクが『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』に出なかった理由は、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を生で観たかったからです。

2008年7月24日 (木)

8月9日

着る服なんかには何の興味もなくなってしまったし、ついに丸坊主になってしまったし、彼女はできないし・・もう駆け込み寺のようにお笑い、すがるようにお笑い。「止まってたまるか」という、2008年の夏でございます。

来たる8月9日は月に一度の糞ライブ『ろくでもない夜』のスペシャルバージョン、『クソろくでもない夜』でございます。新宿ロフトと新宿ロフトプラスワンの二会場同時開催、行き来自由という今までにやったことのない試み。はたして成功するのか?しないのか?コレばっかりは蓋を開けてみないとわからない。ただ、やってみる価値は十分にある。思いついたアイデアを頭の隅にずっと置いておくと腐ってしまう。鮮度があるうちにとりあえず一度カタチにしてみる。全力で成功目指してやってみる。判断はそれから。バカだから、全力でぶつかるしかできませんのよ。考えてたってダメだ。

今日は今の段階でわかっている出演者を紹介します。(50音順)

アッハー小泉・イシバシハザマ・井下好井・出雲阿国・エハラマサヒロ・遠藤かおる・片岡正徳(オオカミ少年)・川口清行(ロシアンモンキー)・久保田賢治(5GAP)・こりゃめでてーな・斉藤司(トレンディエンジェル)・白井鉄也(チーモンチョーチュウ)・嶋田修平(東京無鉄砲)・チョッパーMASA・堤下敦(インパルス)・つよし(マキシマムパーパーサム)・西野亮廣(キングコング)・NONSTYLE・浜崎陽介(ザ・パンチ)・ふくろとじ・平成ノブシコブシ・フレンチブルドック・房野史典(ブロードキャスト)・吉富Aボタン・力・若月・・・andライブ会場界隈で呑んだくれている芸人共でございます。

現在スケジュール調整してもらっている芸人さんが他にもいるので(別にボクがやっているわけではありませんが・・)、最終的には総勢40名くらいにはなりそうで、ハッキリ言って無事に最後まで完走できる気がしませんです。うん、絶対に無理だ。何かあるぞ、この感じ。今、書いていて思いました。

とにもかくにも夏祭り。盛大に打ち上げてやろうと思います。笑い声の絶えない夜にしたいと思います。ただ、捕捉情報としまして・・途中、新宿ロフトプラスワンの方で、ボクとノブシコブシ吉村と遠藤かおる等でやる『三国志の夜』というコーナーは三国志の素晴らしさをただただ語るだけのコーナーでありまして、クソつまらないと思うので、その時間帯はお隣の会場に行くことをオススメします。ただ、ボク達がやりたいだけのコーナーなので・・すみません。

どうなるのかな?考えるだけでドキドキするライブです。5年後も、10年後も、こんな毎日でありたいなぁ。打ち上げが続いたし、明日はお食事会があり、そこで呑むと思うので今日は酒を抜く日に。大人しく部屋で一人、絵本をツラツラ描きながら、ライブのことを想っております。

クソろくでもない夜はもうすぐです。

2008年7月23日 (水)

もう大丈夫

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』3日目が終わった。今回の舞台の環境というのは非常に難しい。公演の間が簡単に1週間空いてしまったり(次なんかは2週間!)、テント小屋という不慣れな場所、これはもう演者さんには屋外と捉えてもらった方が声の聞こえがいい。そのくらいの場所。ただ、まぁそういった条件を事前に知らされての舞台なので、乗っかる。ひたすら乗っかる、そして楽しむ。文句を言ってたって何も生まれないんだよ。

2日目の公演が終わった後にメンバーを集めて、偉そうに説教。自分の好きな人達に自分の好きなキャラクターを演じてもらって・・本当はそんな人に対して何も言いたくない。沈んでいる顔を見るのも嫌だ。だけど2日目の公演ではすごく気になったことがあったので、正直に言った。3日目の公演前のリハーサルでそれが見事に直っていて感動した。すんごい面白い人達だと思った。

今回のヒロインの下宮里穂子ちゃんは若干18歳。その歳で何の繋がりもない吉本芸人の輪に飛び込んできて、あの芸人さん達と渡り合っているだけでも驚きなんだけど・・その彼女に「せっかく髪が長いんだから、それを使ってみては?」と少しアドバイス。本当に負けん気の強い女の子。「今日の私、見ててください」と言い張った。本番前にはとても緊張していたけど、舞台に上がった彼女はギラギラしていた。窮地に追い込まれるシーンでは大胆に頭を掻き毟り、ドタバタ劇を髪の毛を振り回して演出してくれた。その様はもう立派なコメディアンでした。彼女はボクの大好きなコメディアン。

毎公演、ボクは一番後ろの席で観ているのだけれど、3日目の演者さんの演技がボクは一番好きだった。とても自然で、とても頼もしく、とても面白かった。次は8月5日、次の公演まではかなり空いてしまう。不安に思ったボクに終演後、演者さんから「稽古をしましょう」という声。

もう大丈夫。

稽古はする。「大丈夫」というのは、このメンバーのこと。どうやら最後まで走れる。難しい環境だろうと何だろうと。どうやらボクが思っている以上、かなり頑丈な人達だ。この文章をご覧のお笑い芸人の皆様、もしお時間が合えば一度遊びに来てくださいな。この演者さん達のおかげで、きっと何かを思わせてくれる舞台になっていると思います。

最後まで走りきって、皆で盛大に打ち上げをしたいなぁ。トンボ、100万使え。そんなことを思うと、あと4回でバラバラになることも同時に考えてしまう。メンバーも、すでに思い入れができてしまった舞台セットも。寂しいな。でも、だからこそ大事に。やらなきゃ。

あいかわらず『舞台』ってのはすごい熱量だ。時代がこうなってしまったことを嘆く暇があるのなら、人の胸を熱くするようなことにボク達は尽力すべきだ。ボクはそれを『舞台』に見つけた。終演後のお客さんの顔がキラキラしているんだよ。アレにはやられてしまう。最近、客出しをするようになったのは、それを見たいから。そんで次への活力にしてしまう。

強いメンバーに囲まれて幸せ。最後の最後の公演まで、お客さんのキラキラした顔が見れる、それを確信した3日目の演技。

やっぱり、お笑いが好きだ。

2008年7月22日 (火)

ろくでもない夜、第26回 西野亮廣独演会in福岡、ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック

ろくでもない夜、独演会、ドーナツ博士・・嵐のような3日間が終わって、ただいまその翌日。まぁ今日も『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』はあるんだけれど、昼過ぎ入りなので久しぶりにゆっくり。この3日間、途中、まさかの『音楽戦士』3本撮りがあったり、競馬で230万当たったり、何から喋ったらいいのかがわからない。とにかく言えることは、体力的にどうだとか、睡眠時間がどうだとか、そんなことはどうだっていい。声さえ出てくれりゃいいんだ。今、この3日間を成功と言えるのは最後まで声が出てくれたという事実。

『ろくでもない夜』は今回も客席ギュウギュウのすんごい熱気。オープニングからフルスロットル。芸人仲間が開いてくれたボクの誕生日会の雑さについて激論が交わされること40分。オープニングはほぼこの話題。あと少し、「西野は2ちゃんねるで嫌われすぎ」という話題でメンバーからつつかれた。これにはかなり笑った。お願い、嫌わないでね。だけどまぁ、殴りたければどうぞ。毎週木曜日は確実にルミネにいますので、その出口ででも。楽屋には芸人が大量にいるのでカメラをまわし楽屋中継、そこに映り込んだのはハットに白ブチサングラス、そしてバンザイのポーズ、ご存知『熟女系AV女優と朝まで合コン男』堤下敦。舞台に上がってきてもらい、話すのはもちろんフライデーの真の回し者について。メンバーを順に吊るし上げていき、ついに吐きやがったのがロシアンモンキー川口。稀代のウンコ野郎だ。笑った、笑った。このライブに関しては色々書きたいけど、詳しくは糞ダルマがレポートしているのでそちらの方で。とりあえずは来月、ついにやってきます『クソろくでもない夜』、二会場同時開催。はたして成功するのか!!?

朝までライブをやり、ボクと糞ダルマはタクシーに乗り込み羽田空港へ。小倉で営業、そして『第26回 西野亮廣独演会in福岡』声は大丈夫かい、俺。先にも述べましたが、途中230万円を手にした糞ダルマ、意気揚々と独演会会場に向かい、そのまま舞台に上がった。満席のお客様相手に声が出ないなんてくだらないことはできない。いざ喋ってみれば声が出る出る、なんだこれ?いつもより出ているんじゃないかと思うくらい。ありがとうアドレナリン。喋りに喋って、2時間弱。この夏の舞台であったり、それこそキングコングの漫才であったり、単純にキングコングの時のそもそもの立ち位置であったり・・ボクは一歩下がっていることが多い。そしての立ち位置はあくまでやり方の一つとして捉えていないと、いざ前に出された時に打たれ弱い自分になってしまっていたら話にならない。ボクは面白くなりたいんだ。だからグローブをつけて殴りかかる場面を自分に設けないといけない。それが独演会。本当に自分の為になっていると思う。ライブが終わって、なんだかお客さんと喋りたくなったから、そのままロビーに出た。さっきまで舞台の上にいた男がロビーでヘラヘラ。安っぽく見られなくもないが、そんなことどうだっていい。お客さんと喋りたいと思ったんだもの。お兄さん連中が「呑みにいきましょうよ」と声をかけてきたが、翌日は朝から収録がある為、その日の内に帰らなければいけなかったので、しぶしぶゴメンなさい。そんな予定がなかったら間違いなく呑みに行ってた。そんな気分だった。とにかく楽しかった独演会。ありがとう福岡の皆さん。アイラブユーですよ、もう。

そして翌日は朝から『音楽戦士』の収録。よりによって、まさかの3本撮り。ゲストさんのスケジュールの兼ね合いもろもろ、こりゃしかたない。とにかく出てちょうだいよ、声。本気で願ったら出た出た。いつもより出た。なんでだ?自分の喉は無敵じゃないかと思えたよ。ケミストリーさん、クリスタル・ケイちゃん、しょこたん、ありがとう。最高に笑わせていただきました。またお願いしますよ。キッチリと収録を終え満足、満足。収録終わりは飛び出しで車に乗り込み、GO!GO!大久保公園。夏の舞台が呼んでるぜ。19時開場、19時半開演。それになんとか間に合うように、17時からリハーサル。だがメンバーのスリムクラブとトレンディーエンジェルが揃っていない。聞けば前の仕事が押しているとか、営業らしい。遅れるとわかった段階で連絡しなかった妖怪ちんぷんかんぷんにブチギレ。何らかの対処ができたハズだ。とにかく止まってしまったリハーサル。もう間もなく本番。スリムクラブ、トレンディーエンジェルが到着したのは開場、1時間前の18時。一週間ぶりの舞台だ。音や照明のキッカケもたくさんあるし、リハーサル無しでのいきなり本番は嫌だ。そんなこんなでリハーサルを始める私、「この時間から始めても最後までできないぞ」という表情の皆様方。案の定、開場時間5分前になってもまだまだリハーサルの中盤、吉本の偉いさん達が慌しく駆け回る。「どれくらいで開場できそうですか?」と聞いてこられたので、「なんとか頑張って下さいな」と答える私。5分おきくらいにそのやりとりが繰り広げられまして、結局、開場したのは予定より30分遅れの19時半。待たせてしまって本当にすみませんでした、お客様。時間を守らないのはプロとして失格だけれど、時間を守ってボロボロのモノを見せるか、お客さんを待たせて良いモノを見せるか、その二つを天秤にかけた時にボクは後者だったのです。待たせても文句が言えない舞台にしている自信があるからね。前売り券4500円、当日券5000円は決して安くはない。だから中途半端なモノを見せちゃダメだ。遅刻してでもね、ボク達は確実に5000円分、笑わせないといけないんだよ。でも、遅れてしまってゴメンなさい。

そんで舞台が始まった。ボクは前回同様、客席の一番後ろに座って観劇。今日もたくさんのお客さんで嬉しい。そしてあいかわらずスロースタートのボクのお話、最初の20~30分の仕掛けを作っている時間帯ではコレといった笑いがない。あとに控えているとはいえ、「このまま笑い声が起きなかったらどうしよう」不安になる。そんな時間帯での吉村のアドリブ演技での笑いは嬉しい。毎回ホッとさせてもらっている。仕掛けが始まってしまえば、こっちのもん。あとは1時間笑い声が起こるようにしている。笑い声が聞けて今日も嬉しい。そして最後のオチのところで、笑い声と拍手が起こって、舞台が暗転しても拍手が鳴り止まなくて、泣きそうになる。本当に嬉しい。終りに飯を食いに行った時に「これで飯が食えていけたら、それがいいね」という話を吉村がしたが、暗転中に拍手が鳴り止まなかった時にボクも同じことを思った。芸人さんがたくさん観に来てくれていたのを知ったのは客出しの時。印象的だったのがダイノジさんがコンビで観に来てくれていたこと。微笑ましかったし、見習おうと思った。幻冬舎軍団も来てくれていて、今度の木曜日にご飯に行く予定だったので、そこで聞ける感想が今はひたすら楽しみ。褒めてほしいなぁ。自分で言うのも気持ちが悪いが『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』、本当にいい舞台だと思う。脚本はもちろんだけれど、なによりそれを取り巻くメンバーが。最高の演者さんと最高のスタッフさんです。

つらつら書いていたらいい時間になった。

サッとシャワーを浴びて、行ってきます。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』

今日も笑い声が聞けるといいな。

2008年7月21日 (月)

山口トンボ、小倉競馬場に舞う

それは第26回 西野亮廣独演会前の小倉競馬場での出来事。

いつもとは違う、その日は色んな事が重なった。まずは我々キングコングに競馬場で漫才のお仕事、競馬場での漫才の仕事というのはコンビを組んで初めて。どうしてこのお仕事が競馬のイメージもない我々なんぞに舞い込んできたかも定かではない。とにかく競馬場でのお仕事。そしてもう一つは糞ダルマこと山口トンボ、今回の主役。キングコングまわりのライブには携わっているが、いわゆるこういった営業に就いたのは初めて。何故、今回いきなり山口トンボがその任務を会社から任せられたのか、道中ずっと不思議に思っていた我々一同でありました。

北九州空港に着くやいなや、コンビにで買い物をする山口トンボ。レシートを見れば買い物の合計金額が777円、ラッキー7だ。「あらま」てな感じで、さほど気にもとめなかったが、奇跡はそこから始まっていたのです。

現場である小倉競馬場に着くやいなや、シャンプーハットの小出水さん「絶対当たるやつ教えてやろうか?100%当たるやつ」と馬券を勧めてくるも、誰も信用せず、結果その場で一番後輩であった山口トンボが買うハメに。所持金3000円から、しぶしぶ2400円を小出水さんが予想した第一レースに賭けさせられる山口トンボ。ボクは競馬に精通した人間ではないので、小出水さんの買い方がとても複雑で何のことやら分からず、それでもとにかくレースが始まった。

「きた!」

と小出水さん。軽いボケのつもりでの「絶対当たるやつ」が本当に当たってしまったのです。絶叫する山口トンボ、2400円は一気に4万6000円に膨れ上がった。歓喜の楽屋、一気に月給を稼いだおスネかじり虫、山口トンボが踊る踊る。そして換金。4万6000円を手にし、ニヤニヤ顔でお金を財布にしまおうとする山口トンボ。それをボクが許すはずもなく・・

「そのお金で賭けろ」

先輩命令でございます。全力で嫌がる山口トンボ。だけどボクはその程度の勝ち逃げは許さないのです。それを知っている山口トンボもいよいよ諦め、しぶしぶ端数の6000円を賭けようとしたもんですから、「その逆を賭けろ」と強引に4万円を出させるボク。奴は嫌がったが、そんなの知らない。ボクは、負けて大泣きしている姿か、勝って絶叫している姿が見たいのです。見たいといったら見たいのです。十分な説得の上、4万円を出させる方向になった。

「それで、どれに賭ければいいんですか?」と若干ふくれっ面の山口トンボ。

「う~ん・・・7!」

と、答えた私に何の根拠もございません。だってボク、競馬知らないもん。しいて言えばボクが7月生まれということくらい。「何の自信だよ!」と山口トンボ。ボクは競馬を番組で一度だけしたことがあって、その時に100万円当たったし、なんだか今回も当たる気がしたのです。まわりからは「複勝にした方がいいんじゃない」というアドバイスも飛んだが、「複勝」の意味がよく分からないボク、つまりはどうなったら勝ちなのかも分からないので、「ダメ!7番一点買い」いわゆる単勝というやつです。とにかく7番が一等賞になれば勝ちという分かり易いやつにさせようと。しかし食い下がるトンボ。しかし何を言おうがダメ、ボク、先輩だし。強引に7番の一等賞に4万円を賭けさせたところ・・・

来やがったのです。

7番が一等賞を取っちゃったのです。楽屋、大爆笑。気になる倍率は58倍。2400円から始まった山口トンボの競馬は2レース目で234万円。さらに「234万を一点買いしろ」と言ったところで、逃走した山口トンボ。それでもとにもかくにも、この数分で234万円を手にしやがったのです。たいしたもんだ。トンボが「あなたの言うことは全て聞きます」と言ったので、ボクの家の近所に引っ越させることにした。引越し資金を払いすぎても十分お釣りがくるでしょうに。良かった、良かった。後輩の皆様はアイツにたかって下さい、とりあえず100万円分は酒を買わせましょう。よなよなエールを何本呑めるよ。

独演会のことはまた明日書きます。今日はこんな事件がありましたので。

おスネかじり虫、本領発揮でございました。

2008年7月20日 (日)

GO!GO!第26回 西野亮廣独演会in福岡

皆さんがここを覗かれている頃、もしかしたらボクは『ろくでもない夜』の真っ最中かも。少しばかりバタバタするので日付が変わる少し前にこの文章を書いております。

さて、26回目を迎える独演会。喉がキチンともってくれればいいのですが、いかんせんオールナイトのトークライブ明けということで、その不安は本番直前まで拭えません。ライブ終りにタクシーに飛び乗り羽田、そして朝一の飛行機で九州へ。漫才2本の後に独演会、福岡の『あじびホール』という会場。会場のカタチはどんなだろう?舞台も客席もキュッと締まった感じだったら嬉しいし、前回の独演会のようにミラーボールが回っているような場所でも、それはそれで腕がなる。とにかく大事なのは「やる」ということだ。頭じゃわからない、やらなきゃ何もわからない。

月に一度のペースで続けて、気がつけば今回で26回。どうやら今年中には30回を迎える。続けてみてわかったのは、何回やろうが「本番前は恐い」ということ。この恐さを拭い去りたくて続けようと思ったライブだったけれど、この恐さというのは100回やろうが、1000回やろうが消えてくれないようだ。だから面白いんだと思う。だから終演後はニヤニヤできるのだと思う。恐さはどこにも行ってくれない、それはいつもお笑い背中合わせ。続けてみてわかったこと。

誰もやったことのない場所でライブがしたいな。どこぞの島国の、どこぞの公民館だろうと。その時、お客さんが20人だっていい。吉本には怒られるけどね。だけどきっと楽しい。一生続けていこうと思うライブだ、たまにはそんなのもいい。あとハワイ公演もね。第一声の「アロハ~」でスベって舞台袖を笑わせたいなぁ。

頑張ってちょうだい、ボクの喉。一緒に福岡人を笑わせてやりましょうよ。

そんで酒を呑みましょう。

2008年7月19日 (土)

ろくでもない前夜

髪の長さを6mmにしたので、もう、お坊様のような私でございます。

日付上では本日、朝から『めざまし土ようび』に出演いたしまして、そこから『はねるのトびら』の収録を夜まで。終わりでタクシーに乗り込んで新宿ロフトプラスワンへ、月に一度の糞ライブ『ろくでもない夜』が翌朝までございます。そこから飛行機で小倉へ飛びまして漫才を2本、場所を福岡に移しまして、『第26回 西野亮廣田独演会in福岡』、できればその日のうちに飛行機で帰りたい。というのも翌日は朝から『音楽戦士』の収録、終わりで『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』、翌日も朝から『キンコンヒルズ』があっての、終わりで『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』・・・仕事の量というよりもきっとそれは朝からの仕事が続くということの辛さ、朝の帯番組に出演されているタレント様にはほとほと頭が下がる思いです。馬車馬のように働くことへの抵抗はございませんが、ボクは基本的には酒が呑みたいので朝の仕事は苦手です。朝まで吞みたいからです。

とにもかくにもなかなかカロリーの高いお仕事が続くわけで、気をつけなければいけないのが何度も言っているが、喉だ。どれだけ喋ってもブッ潰れない喉が欲しいなぁ。とりあえず今夜は酒を控えて家で大人しくいていようと思う。少しでも休めておかないと。

さて、楽しみなライブがやってまいりました。明日は『ろくでもない夜』です。問題となった「堤下敦の朝まで合コン」からのフライデーの真の回し者説。それは一体誰なのか?その真相が明日明らかになるワケです。暴れまわってやろうと思います。ライブ終わりはいつもお客さんから手紙を頂いたり、写真を撮ったりしているんだけれど、今回な飛び出しということで、なかなかできそうにもない。もう少しゆっくりしたいなぁ。お客さんの口から直接『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の感想が聞きたいし、本当はビールでも呑みながら永遠聞いていたいと思うよ。嗚呼。

今日はチーフマネージャーと話した。舞台の感想アレコレ。チーフマネージャーは今回の舞台に関してはかなり面白がってくれて、「もう冷静な目では見れませんでしたよ」とのことだったので、他所からどういった声が上がったかを聞けば、2点ほど改善点が見つかった。確かに自分でも気になっていたところ。本編とはあまり関係のない部分だけれど。次回までに直す。だけど、こういった会話がボクは楽しい。ボクがモノを作って、それについて誰かに「あーだ、こーだ」言われる、こういった会話がボクは楽しいし、こういった会話しかもうまともにできない。ボクは、今まで持っていたいろんなことに興味がなくなったし、新しく興味を持ち出したことといえば全部そんなこと。人間失格。まわりにしっかりとした人がいてくれないと上手くできない。そのことは梶原だとか、トンボだとか、後輩だとか・・・ボクのまわりにいる人は皆知っている。いつからかダメダメウンコ人間になってしまったのです。あ、でも別に自己嫌悪に陥っているワケではないよ。アッケラカンとしたもんさ。もう少し立派な大人にならないと、とは思っているけどね。

ボクは頭が悪いから、その辺りはわきまえていかないと。変に考えてコジンマリしてしまうのが一番くだらない。全身でぶつかっていくしかありませんな、何事も。もちろんこのブログ一つとっても。上手に生きようとしたらダメだ、バカなんだから。

次の月曜日に幻冬舎の皆さんが観に来るってよ。その週の木曜日にお食事に行く予定だから、きっとそこで舞台の感想をじっくり聞ける。それが今の楽しみだ。

とりあえず明日『ろくでもない夜』、キッチリと笑わせたいもんです。

2008年7月18日 (金)

幸せだぜ

糞ダルマの誕生日だったので下北沢のガレージ下の呑み屋で酒をかっくらい、ベロベロになっての帰宅。ボクのお気に入りの扇風機はこの度『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の舞台セットと化し、しばらくは冷房の力を借りて眠ることになったワケだが、昨晩は切りタイマーをセットせずに眠ってしまった為、朝起きると乾燥で喉が痛い。声は無事に出たので一安心だけれど、これからしばらくは喉を酷使するスケジュール、こんなミスはないようにしなければ。

ルミネでの漫才、そして漫才。梶原の声がガラガラ。昨日のKING KONG LIVEが堪えたらしい。舞台は穴を空けられないのでキッチリと漫才、合間のラジオだけ助っ人で糞ダルマが参戦。夏の舞台の裏側や、8月9日の『クソろくでもない夜』の話。ついにラジオ出演まで果たした糞ダルマ、今後一体どうなることやら。

ラジオのスタジオから今回の舞台の音楽プロデューサー須藤さんの事務所が近かったので、初日の舞台の成功の報告をしに行った。ニヤニヤ顔で出迎えてくれる須藤さん、先日ボクが適当に唄った『君とシュークリームを食べたい』の編曲が済んでいたのです。どうやら今後、こちらで新しい動きがありそうな匂い。贅沢な趣味になりそう。来週の舞台を観に来られるらしい、笑わせたいな。

ルミネに戻って本日3度目の漫才。なんとか声を絞り出して喋る梶原、ギリギリ最後までもって良かった。明日は一日『はねるのトびら』の収録だが大丈夫か。大事をとって今夜の舞台稽古はお休み。そうそう、公演が空いてしまうので初日を終えても舞台稽古はやる事にしたのです。いい舞台にしたいものです。

ここのところ充実した毎日をおくれています。前から準備していたことが少しづつ少しづつカタチになってきて、それが自分の目で確認できて、体力的には少し辛いときもあるけれど、楽しさで吹き飛んでしまうのがほとんどです。彼女はできないし、仕事でも納得いかないことが毎日のようにあるけれど、初日の舞台を終えた時にはそういったこと全てが吹き飛んでいたし、そういった感動が節目節目であるからどうにかこうにかボクはやってこれています。

きっと幸せなんだと思います。

2008年7月17日 (木)

ボクが面白がれるボクに

バカみたいにライブをやっているとは最近よく言っているが、本当にバカみたいにやっている。

今週は月曜日に7キャンプシアターの前夜祭(まぁ、これは用意されたものだけど)、火曜日に『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』、水曜日に『KING KONG LIVE 長野公演』、木曜日はいつも通りルミネ出番、土曜日は『ろくでもない夜』、日曜日は『西野亮廣独演会in福岡』・・ほぼ毎日、何かしらのライブをやっている。

ボクの性格的に量が増えても馴れ合いのナァナァにはならないので、そこの心配はないのですが、問題は声。『ろくでもない夜』は朝まで、そこから一本仕事をしての『西野亮廣独演会in福岡』・・この流れは喉をブッ壊してもおかしくない。

だけどなんとかそこのケアをして、ボクはライブをやりたい。たくさんモノを作って皆を笑わせたいし、その笑い声が聞こえる距離にいたい。

それがいつだったか忘れちゃったけど、TVの収録中に突然「ハッ」として、もう喋るのも嫌になったことがあった。

間違っても他人の事を指しているワケではなく、他人は他人のやり方。これはボク自身の問題ということを理解して、誤解せずに聞いてほしいんだけれど・・

とにかくボクはTVに出だしてネタをしなくなる自分に興味がないんだ。自分が興味のない自分にはなっちゃいけない。これは芸人に限らずだと思う。

人に笑ってもらえるというのは、面白いと思えるものを共有できた瞬間だと思う。ボクが西野を面白いと思える人間にしないと、ボクが西野を面白がれていないと、ボクは一体誰と何を共有できるんだ?と思う。ボクが面白がれていない西野を指示してくれる人とは、きっと話が合わない。ボクは西野にはネタをしこしこ作ってライブをしていて欲しいと思う。

今日はKING KONG LIVE 長野公演があった。TVに出ようが何をしようが、これは続けて欲しい活動。先日、珍しくコンビで取材を受けて、そこで「M-1が終わったらどうしますか?」と聞かれ、言ったんだけど・・・もし梶原に今日のような漫才を続けていく意思がないのであれば、ボクはキングコングを続けていく意味もないし解散しようと思う・・という旨を伝えた。

やはりボク達はどこまでいっても漫才コンビで、そこでしか繋がっていない。馴れ合いでダラダラやるのも気持ちが悪いし、なによりボクはキングコングに漫才を続けて欲しいし、漫才を続けないキングコングには興味がない。ボクがキングコングに興味がなくなった時点で、もうボクはキングコングのことでは誰とも共有できない。それは悲しい。だから漫才を続けたいと思う。そしてキングコングを続けたいと思う。

今日も漫才が楽しかった。皆さん、ありがとうございます。

2008年7月16日 (水)

初日を終えて・・

前日の夜に建て込まれたセットを見て、「ちょっと違う」などと言い出すボク。それならばセット完成図などを何度も見ておいて、「事前にイメージしておけ」という話なんだけれど、こればっかりは出来上がったものを見て「違う」と思ってしまったので、しかたがない。行儀良く並べられた調度品、白とグレーで統一された壁、ドーナツ博士はきっとこんなところには住んでいない。本当に申し訳ないが一旦セットをバラしてもらった。美術さん、本当にすみません。使えるところは使って、取り除いた部分をどう埋めるか?普段、絵ばかり描いているので、こういうのはお得意。あとは材料だけあれば・・・そんなところで特設テントの妙、鉄骨やら足場やらがそこら中に大量い落ちているわけです。これは使える。きっと博士の研究所は鉄骨やらがムキ出しになっているハズだ。糞ダルマに付き合ってもらって、そこから朝まで。来られた方はご存知、なんともファンキーでダイナミックな舞台セットに仕上がったのです。こうして『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』は初日を迎えました。

稽古もバッチリしたし、なによりボクはボクの選んだ役者さん達を信じている。成功は賭けでも何でもない。梶原も、吉村も、徳井も、真栄田も、内間も、斉藤も、たかしも、遠藤さんも、里穂子ちゃんも・・ボクが「絶対にできる」と思えた人にしか声をかけていないんだ。だから大丈夫。そしてボクの仕事はここまで、あとは見守るのみ。客席の一番後ろを陣取ったボク。まわりを見ればお偉いさんが大量にいた。そして舞台が始まった。

それは『日の出アパートの青春』と同じ作り、最初の20~30分は仕掛けの時間で、その時間は一笑いもない。これだけたくさん入った客席が20~30分もの間シーンとしているのにはさすがに恐怖を覚えた。本番前、あれだけ「大丈夫」と思えていたのにね。この感じだと、仕掛けが相当ハマらないと採算が取れない。そんなことは脚本を書いていた最中から分かっていたことなんだけれど、目の当たりにしてあらためて。結局、祈るようにその時を待つボク。

そして一つ目の仕掛けがハマった。20~30分越しの笑い声。ようやく聞けた。そこから仕掛けがどんどんハマって、テント小屋に笑い声が響いて、ボクはとても嬉しくなった。コレが聞きたくてボクはお笑いをやっている。舞台を走り回る役者さんが頼もしく見えてきて、とてもとても楽しい時間。泣きたくなるくらい幸せな時間。転がりだしたお話は猛スピードでオチまで突っ走った。最後のオチと同時に笑い声と拍手が起こった。隣にいた糞ダルマと顔を見合わせた。大成功だった。役者さんが全員舞台に居並んで、踊りながらエンディング曲を笑顔で唄った。手拍子と、最後に大きな大きな拍手。役者さんが舞台からハケた後も拍手は鳴り響いて、嬉しくて嬉しくて・・・。

客席を後にしたボクは楽屋へ。「大将、ありがとね」と最初に声をかけてきたのは平成ノブシコブシ吉村。それはこっちの台詞。「吉村がいて良かった」と何度も思わしてくれたんだもの。いい男だ。役者さん一人一人についてボクが思うこと、感謝の気持ちを書きたいんだけれど、それは千秋楽までとっておく。もし、このブログを見られたら恥ずかしいし。

とにかく皆、本当にいい顔をしていた。ニコニコしていて、カッコ良かった。ボクはそんなのに魅せられて芸人になった。打ち上げに行きたかったけど、そこから朝までロケがあって、打ち上げはお預け。頃合見計らって盛大にやってやろうと思う。

来週の公演は21日(月)と22日(火)、21日だけは変則的なスケジュールで19時半開演となる。初日を無事に終えられたので、後はもうひたすら楽しい。このまま8月の末までやったります。ボクの2008年の夏は、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の夏。笑えて、楽しくて、幸せな夏。

今日はKING KONG LIVE 長野公演。気持ちを切り替えようとは思うが、本番までの間もう少しだけニヤニヤしておこう。

舞台に来ていただいたお客様、どうもありがとうございました。

2008年7月15日 (火)

GO!GO!大久保公園特設テント

先日、神保町花月1周年を記念して短編映画版の『日の出アパートの青春』の上映がありました。映像の方でもちゃんと笑い声が起こっていて、ひたすら嬉しくなったボク。会場を出る時に「ドアノブのくだり最高でした」とお客さんに声をかけられる。約一年前に神保町花月で上映されて、WOWOWでも放送された映画版『日の出アパートの青春』にあって、DVDになった舞台版『日の出アパートの青春』には入れていないのが、このドアノブのくだり。

簡単に言ってしまえばお隣さんの玄関と自分のとこの玄関のドアノブがひっかかって、ドアが上手く開かない。それが元となりスットコドッコイな展開になっていく仕掛け。

ありがたいことに、この仕掛けを面白がってくれる声が多い。よく言われるのが「よくあのセット作りましたねぇ」というお言葉。それはちょいと違うんだ。

以前もここで書きましたが、あれはセットでも何でもないのです。『100本映画』という、100人の監督が撮る100本の作品というコンセプトの下、吉本が立ち上げた企画の中で、ボクより前に監督をされた方が撮影費用をたくさん使っちゃって、とにかくお金がない。「なんとかして、西野」というところから『日の出アパートの青春』は始まったのです。お金がないから各地を転々とするロケはできない。撮影日数が延びるとそれだけお金もかかるので、短い期間で撮りきらないといけない。「どんな舞台なら用意できるのですか?」と問う私、「アパートくらいなら・・・」という返事。なるほど・・アパートかぁ・・・・・さぁ、どんすんべ??そんなところからのスタートだったわけです。そしてアパートもアパートで、一部屋ずつ取り上げていくと、またそれはそれで部屋の中の調度品やら何やらの美術品が発生してくるので、最後には「アパートの廊下の話」という、とても狭いくくりになっちゃったわけです。そして、なんとなく脚本を進めながら、撮影で使用するアパート(実際に存在するが、今はもう誰も住んではいない)に視察に行きましたところ、ドアを開けたり閉めたりバタバタしていましたら、ドアノブがひっかかるのに気づき、「きっと当時ここに住まれていた方は何度かこの事でイライラしただろうなぁ~」てなことを漠然と思って、「ドアノブがひっかかるお話にしよう」と、お話の入り口はまさかそんなところからだったのです。

「ドアノブがひっかかる」「アパートの廊下だけ」「少ない日数で撮りきれる」・・こういったいくつかの条件を与えられて・・いや、勝手に与えた部分もありますが、その中でそれをクリアする脚本を書こうと思ったのです。だけど、こういった条件があった方がかえってお話は作りやすかったりもします。明確なアウトがそこにはあるから。「崖に家建てて」と言われた方が、「崖に建つ家」というコンセプトが明確にありますから、「家建てて」と言われるよりかは、幾分ある程度のカタチが見えてきます。なのでボクがお話を作る時はいつも条件をつけます。次にやる予定の『グッド・コマーシャル!』では「出演者3人」という条件で書きました。別に誰かに「3人でのお話を書いてくれ」と頼まれたわけではございませんが、『日の出アパートの青春』と『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』で大勢の勘違い劇を書いたので、少ない人数で前の2本とは違った笑わせ方で勝負したいと思ったのです。

・・・長くなってしまいました。そんで今回の『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』です。本当にいきなり吉本から言われたお話でして、その時ちょうど『グッド・コマーシャル!』の脚本を考えていた時でしたから、とりあえずは「出演者3人」の芝居のフリにもなるよう、「大勢の勘違い劇を、その前にもう一発やってやろう」と思ったワケです。そしてそれは『日の出アパートの青春』との色分けもしないといけませんから、アパートといった「日常」ではなく、「非日常」のものにしてやろうと。さらにその少し前から気になっていた遠藤かおるという男でお話を作りたいと。さらに遠藤かおるがギターを弾けるということを聞き、「遠藤かおるがギターを弾くお話」にしようと。・・・とまぁ他にもたくさんの条件を突きつけて書き出した脚本。

その脚本を3、4日で書き上げられて自分でも驚く。きっと「難題だ」と思っていて、それをクリアしてやろうという気持ちでテンションが上がっていたからだと思う。こんなに早く本が書けたのは初めて。有頂天のボクに「早く書けた本はそれだけで素晴らしいものですから、じっくり直しに時間をかけた方がいいですよ」という三谷幸喜さんのアドバイスでようやく冷静さを取り戻すボク。何度も読み返してみると、粗がたくさん。何度も何度も直して、結局は完成までにそこそこ時間がかかった。本当にありがたいお言葉。そして後藤ひろひとさん。このオッチャンに主題歌を唄ってもらうというボクのバカな想い。「脚本が面白かったら唄ってね」という条件で、とにかく後藤さんが納得のいくお話を、と。そして出来上がった『GO!GO!マカロニ怪盗団』という楽曲、その途中で出会った音楽プロデューサー須藤晃さん。今回の一件で本当に動き回ってくれて、素晴らしい音楽を作ってくれて、ボクのお願いに100%で応えてくれた。「舞台観に行きますね」という言葉をもらって、身が引き締まる思い。須藤晃さん、三谷幸喜さん、後藤ひろひとさん・・・とにかく、「この3人にガッカリされてたまるか」という思いになった今回の舞台。本当にたくさんの方の協力があったのです。ありがたい、ありがたい。

TVをつければ「この舞台で伝えたかったことは・・・」てなことを舞台演出家が喋っていた。「つまりは結局、伝わってないじゃないか」といのがボクの意見。伝えたいことなんて何もないですよ。「芸術」と言い切って逃げるのは気持ちが悪い。感動させる為に簡単に人を殺して安っぽい涙を得るのも気持ちが悪い。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の判断の仕方はいたって簡単。笑い声が起こらなければ駄作。これだけ。

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』が今日から始まります。面白いですよ。

2008年7月14日 (月)

夏の始まり

例えばあなたが生きていく上であなたの行くてを阻むあなたにとってのマイナスのエネルギーがこれまでもたくさんあっただろうし、これからもあると思う。それはボクだって同じ。そしてボク達はそれらを受け止めることや、それらから逃げることに体力を使ってしまったりするけれど、その時に忘れちゃいけないのは、エネルギーというものはそれがプラスであろうとマイナスであろうと、いずれにせよ貴重な存在だということ。

0からモノを作るのは、0からエネルギーを起こすのは相当な労力が必要。それこそあなたやボクの逆境をひっくり返す程のエネルギーとなると、ちょっとやそっとで起こせるもんじゃない。そんな時に風車に習う。強風というマイナスのエネルギーをプラスに転換しているわけだ。森でボク達が避けている存在の蜂だって、そいつからハチミツが取れるってんだから、頭は使いよう。どちらもマイナスのエネルギーをプラスに転換している。これが生きる知恵だと思う。

逆境というのはつまりそこに何かしらのマイナスのエネルギーが働いているから起こっているわけで、「こいつをどう利用してプラスに転換してやろうか」と考えるのが上手い生き方だと思う。上手くやれば自分一人では起こせないほどのプラスエネルギーになる。

あなたが今どういう状況に追い込まれているか、ボクはあなたと直接お話することができないので知ることもできませんが、『追い込まれている』ということは、つまりはそういうことだとボクは思うのです。どこぞの宗教家みたいなことを言ってしまっていますが、ボク個人の考えなので間違っていたらすみません。まぁ、適当に受け流して下さいな。だけどあなたを取り巻く状況がどういったマイナスエネルギーかは把握して整理しておいた方がいいかも。きっと何かの役には立つと思う。

今回の夏の舞台の話を頂いた時に、「ん?」と止まってしまった自分に気がつきました。そこには自分一人では起こすことのできないすごいエネルギーが存在していたのです。このエネルギーが自分にとってプラスだとかマイナスだとかはたいした問題じゃありません。エネルギーが存在しているということがもはや尊いのです。なのでボクはこいつを使う。ボクは舞台をやることを決めました。

・・とまぁ、長ったらしく書いてきましたが、あくまでこれはボクの考え方で、それに関しては嘘じゃないけれど、最後の文章「舞台をやることを決めた理由」は大嘘。お笑いを始めるのに、そんな理屈臭いことどうだっていい。得をしようが損をしようが、ボクは面白いことがしたいんだ。

明日から『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』が始まります。

2008年7月13日 (日)

FRIDAYの回し者の堤下敦がFRIDAYに載った。この真相やいかに!?

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の稽古もいよいよ大詰め。仕事時間外を利用しての稽古やら、今回の舞台で使う音楽のレコーディングやらで、ここ最近はとにかく缶詰め状態。充実した毎日ではあるのですが困ったことが一つ。

月に一度のクソライブ『ろくでもない夜』が今週末にやってきまして、いつもそこでは、この一ヶ月の間にボクがやらかしてニュースになったことをオープニングトークで取り上げているのですが、今月はそんなこんなの缶詰め状態で大人しかったボク。街でTV局員と喧嘩することも、美女にハーレムお見送りされることも、お客を帰すことも、2チャンネラーを批判することも、吉田豪さんと喧嘩することも、漫才中ブチ切れして出番時間を減らされることも・・・これといって何もしていない。先日、ルミネで先輩の芦澤さんに「西野、長澤まさみちゃんの新恋人なの?何かのニュースになってたよ」と言われたんだけど、長澤まさみちゃんとは『はねるのトびら』の回転SUSHIのコーナーでの一度しかお話したことがない。ニュースにしてもらえるのはネタになってありがたいんだけれど、嘘となると話がそこで終わってしまってこちとらオイシクならないので、できれば本当のことを書いてもらいたい。ボクが今仲良くしているのは長澤まさみちゃんではなく、山形のキャバクラ嬢なのです。

とくにニュースがないまま当日を迎えてしまうのかと不安に駆られていた矢先、やってくれました我らが堤下敦、『熟女系AV嬢と朝まで合コン』by FRIDAYでございます。この写真の面白さたるや破壊的で、ひょうきんサングラスをかけた堤下(先輩)が満面の笑みでバンザイしながら軽快なステップ、後ろを歩く小杉さんが首からフラフープをぶら下げているという奇天烈で愛らしいショット。記事の方がまたまた嘘が多かったみたいで、その辺りは最近立ち上がった『ろくでもない夜ホームページ』の方で堤下(先輩)本人が直接コメントしておりますので、そこにコメント欄もありますので炎上させて盛り上げてください。

それにしても・・・

FRIDAYの回し者としてその勇名を馳せていた堤下敦本人が、ここにきてFRIDAYに載るという事実、此れいかに?何か近くに告知事があったワケでもないし、自ら載るメリットが見つからない。「回し者」という目を他に逸らす為のカムフラージュかとも考えられなくはないが、上下関係を重んじる堤下(先輩)のこと、いくら自分の身を守りたいからといって、小杉さんを巻き込むようなことは絶対にしない。「どういうこと?」ボクは直接本人に聞いたんだ。「やられたよ」と堤下(先輩)。「やられた?どういうことよ?」と質問を続けるボク。「詳しくはライブ当日に話す。ただ・・・写真をよく見ておいてくれ」と言葉を残し堤下敦は銀座の街に消えていったのです。・・・・写真をよく見ておいてくれ・・・ボクはもう一度その写真を見たのです。

!!!

誰だコイツは!堤下(先輩)の体の影にスッポリと隠れキャリーバックをひきづっているこの男!AV女優様との朝まで合コンに間違いなく参加していながら、誌面でその顔をさらすことなく、一人だけ事なきを得ているこの男!怪しい、怪しい、怪しい、怪しい!『FRIDAYの回し者』は他にいたのか!?来たる7月19日『ろくでもない夜』で真相が明らかになる!ボクが言えることはただ一つ!

ネタを作ってくれてありがとう堤下ぁぁ!!!

2008年7月12日 (土)

「人の為に~」ウンコ臭い歌詞だとは思っていたけれど・・

その次の舞台『グッド・コマーシャル!』の主題歌を某アーティストさんにお願いしようかと思っていたんだけれど、『GO!GO!マカロニ怪盗団』の出来があまりにも良かったので、このクオリティーまでもっていけるのだったら、もう自分達で作ってしまおうかと思っている。そうなってくると今回の舞台での須藤さんとの出会いというのは大きい。須藤さんがボクの何を面白がってくれているのかは自分ではわからないけれど、ボクの音楽に全面協力というスタンスを取ってくれている今のうちに甘えてしまおう。「コメディーをやろう」と思った時からずっと探していたんだよ、こういう人。イメージに近い楽曲を探すよりも、そりゃ作った方が自分のイメージから1ミリのズレがないのだもの。世界中のどこを探したってマカロニ怪盗団を唄った唄なんてのは存在しないわけで・・「それならば作ってしまおう」ということなんだけれどボクは音楽ド素人。そこにきての協力助っ人である。尾崎豊さんのプロデューサーをしていた当時、まさか自分が将来、ウンコ芸人の悪フザケの音楽を作るなんて夢にも思わなかっただろう。ウッシッシ。

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』はもうすぐ初日を迎えます。そこまではキチンと見送って、そして次の舞台の制作に入ろうと思う。脚本は大体まとまとまっているから、それこそ音楽作りだ。それこそまさか自分が音楽を作るなんて思いもしなかったけれど、落としどころがお笑いならばボクはそこに何のためらいもない。『日の出アパートの青春』ではラストにウルッとくるような感動のシーンを入れているんだけれど、結局ソレというのは最後の大オチのフリでして、そこで爆笑が欲しいが為のお涙頂戴だったりするわけで、曲を作るのもソレと同じ。お笑いを観るためのドキドキ感を演出する客入れ時の曲だとか、オチ一つ手前の感動の曲だとかは例えば『はねるのトびら』でボクがおかしな扮装をしないのと、海に落ちないのと同じで、キングコングの漫才でボクが正論しか言わないのと同じで、「フリ」というお笑い作りです。ボクの大好きなお笑い作りです。

そしてそのモノ作りの過程。モノを作るモチベーションというか、最初は「お客さんに喜んでもらいたい」という、そういった不特定多数に向けて作り始めるんだけれど、途中からはボクとお客さんのその間に入ってくるスタッフさんに向ける熱が高くなってくるのです。これは多分、その人が今回の作品を世に出す為に奔走している様を目の当たりにしているからだと思う。情が沸いて当然。そして結局、その人が喜んでくれることを嬉しいと思うようになってくる。いつもそう。絵本制作なんてもはやそうなっているし、わかりやすく言えば『日の出アパートの青春』なんて新田さんに向けたモノになっていたもん。もちろんお客さん在りきだけどね。今回の舞台のことでたくさん汗を流してくれた須藤さんが喜んでいる顔を見たいと思う。舞台音楽は本業とは少し外れたところだっただろうし・・ボクは自分がどうなろうが、とりあえず須藤さんが何をアクションを起こそうとした時に自分が必要とされたならば、もう全力で協力しようと思う。

そんな事を思うようになりました。

2008年7月11日 (金)

『GO!GO!マカロニ怪盗団』 唄・後藤ひろひと 作詞作曲・西野亮廣

「じゃあ、脚本が面白かったら唄ってちょうだいね」というお願いが見事に叶って、お久しぶりに後藤ひろひとと再会。場所は大阪のとあるスタジオ。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の主題歌『GO!GO!マカロニ怪盗団』のレコーディングであります。「脚本読んだよ、面白かった」と後藤さん。チンポコのところがソワソワした、とにかく嬉しかったのです。そんで約束です。とにかく、この曲を書いた時に歌い手は後藤さん以外は考えられなかったので、無茶なお願いとは分かってはいましたがダメ元でお願い。そしてここに漕ぎ着けました。やったぜぃ。

スタジオに入って、後藤サン「あっくん、どんな感じで唄えばいいの?」と。言われたところで劇的に音痴なボク、唄って伝えることができない。「マフィアのボスみたいな感じです」と、あまりにも抽象的。「わかった」と後藤サン、そのままレコーディングスタート。そしてイントロが流れて後藤サンが唄った。

ボクの体中の血管をキムチがすんごい勢いで通り抜けたような、ビリビリしたのです。鳥肌が立って、ドキドキが止まらなかったのです。ボクは青春時代に音楽にどっぷりハマッた経験もないので、もちろん音楽を聴いてこんな感じになったのも初めて。「リンダリンダ」を聴いて世界が変わった人のそんな感じだと思う。まったく過言じゃない。座っていられなくて、レコーディング中ずっと立ち上がって、踊れないのに踊ってた。カッチョ良かったんだよ。後藤さんが出してくれた声が「これでもかっ!」というくらい楽曲にピッタリだったんだよ。ボクは音楽の事を詳しく知らないし、技術もない、だけどコレがカッチョイイということは言えるんだ。ボクが生まれて今まで聴いた音楽の中で一番カッチョ良かったんだ。大阪のクソ漫才師が作って、お芝居怪獣が唄った唄がだ。ワクワクが、ワクワクがずっと止まらなかったよ。CDにしたいな。須藤さんを口説いて動いてもらおうかな。あんな感じになるんだ、ボクは音楽が好きになったよ。

かくして、唄・後藤ひろひと、作詞作曲・西野亮廣による『GO!GO!マカロニ怪盗団』はここに完成したのであります。これが客入れで何回も流れるんだ。絶対に楽しい舞台になるよ。あぁ、後藤さんと友達で良かった。

しかしビリビリしたなぁ。

2008年7月10日 (木)

ライブまみれ

自分が日本一のものは何かを考えたときに、ボクの場合まぁ間違いなくライブの本数。『独演会』や『ろくでもない夜』に加えて、『KING KONG LIVE』が2週に一回の割合で入ってきたから、今年に入ってからとくにバカみたくライブを打っている。月に一度の『独演会』、月に一度の『ろくでもない夜』、月に2度の『KING KONG LIVE』・・これだけで単純計算、毎週単独ライブをしていることとなる。大谷さんとのトークライブも定期的にやるみたいだし、そりゃ声もガラガラになっちゃうわけだ。

この夏の独演会の詳細が出ました。今月は20日に、あじびホールにて『第26回 西野亮廣独演会in福岡』、そして来月8月27日には松山キティホールで『第27回 西野亮廣独演会in愛媛』、さらに再来月の9月17日には周南TIKI-TAで『第28回 西野亮廣独演会in山口』を。冗談でも何でもなく、独演会はとりあえず100回やってやろうと思っているのです。その先はその時に考えるとして、とりあえず100回。漫才コンビのかたわれが独演会を100回やったという歴史はバカみたいで面白いと思うのです。なので、やる。「やる」と言ったら、ボクはやる。

そしてどう転ぶかわからない夏祭り『クソろくでもない夜』、このライブの事を話しかけてきた芸人に「出る?」と聞いちゃうクセがボクにはあるもんで、どうやらすんごい人数の芸人が8月9日に集まりそうです。平成ノブシコブシ吉村と遠藤かおる等とで三国志について熱弁する時間を設けてもらおうと3人で打診しております。新宿ロフト、新宿ロフトプラスワンと二会場行き来自由なので、その時間帯はお客さんは皆向こうに行っちゃうかとは思いますが、やりたいのでしかたがありません。糞作家のトンボはザ・パンチの浜崎さんに一升瓶片手に唄を一曲お願いしようかともくろんでおりました。つきましては『ろくでもない夜』専用のホームページが立ち上がったようで、詳細は随時そこでお知らせすることとなりそうです。

そして何と言っても『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』がとうとう始まります。稽古もバッチリ、音源もバッチリ、なによりチームワークバッチリなわけです。お話が始まる前のオープニングでボクも少しだけ登場します。あとは見守るだけです。そしてその次の舞台の打ち合わせも昨晩やりました。その次の舞台は少しお金をかけたいので、あるところにいっちょ協力してもらおうとチーフマネージャーが走り回っております。やるぞ、やるぞ。

余談ではありますが来週だったか、神保町花月一周年を記念してのトークイベントがあるみたいです。ボクもそこにお呼ばれしまして、内容の方は『日の出アパートの青春』について喋るみたいです。そしてどうやら舞台版『日の出アパートの青春』ではなく、その何ヶ月前かに撮った映画版『日の出アパートの青春』をそこで上映するらしいです。それこそネタバレなんかもございますでしょうが、DVDになった舞台版とはチト内容を変えておりますので、お楽しみいただけるかと。

ボクはTV、ラジオもしているので、そんなこんなでスケジュールを把握しろという方が無茶だ。明日のスケジュールなんていちいち覚えてないよ。大事なのは明日の仕事が朝早いのかどうなのか。それにともなって今夜は呑めるのか呑めないのか?

それが大事だ。

2008年7月 9日 (水)

全力疾走の夏

早朝、寝過ごすのが怖いのでボクは新大阪止まりの新幹線に乗った。

いやはや寝不足が続いております。今までのスケジュールに加えての舞台稽古、それにともなって漫才やら絵本制作やらの作業時間を減らすのも気にくわないので、やはり睡眠時間から削られる。とりあえずは舞台の初日を迎えるまで。目ん球ゴシゴシこすって稽古に参加。ここにきて台詞や動きは完全に演者さん達の頭に入り、舞台稽古もいよいよ盛り上がってまいりました。こりゃ楽しい。

今日という日のスケジュール。月に一度の『大キングコング』の収録、そして2度のNGK出番、合間に後藤ひろひとが唄う『GO!GO!マカロニ怪盗団』のレコーディング、最後はbaseよしもとで後輩の鎌鼬のイベントのゲストに呼ばれましたもんで数年ぶりにbaseよしもとの舞台に立ちます。こりゃまた楽しみな一日になりそうです。そこそこ体力が必要な一日となりそうなので新幹線で爆睡してやる所存です。

昨晩は0時前には稽古が終わり、そこからはトンボとスリムクラブ真栄田と遠藤さんの4人で恵比寿で酒、酒、酒。そこで連中の人の良さを感じて、今回の舞台だけで終わらせるのではなく、またの機会を必ず作りたくなる。一緒に仕事がしたいと思える人と仕事がしたい。

いろんなことを考える。あと半年もすりゃいよいよ絵本制作にも終りが見えてくる。もちろん次の大仕事を考える私。ここにきて、ひたすら笑える小説を書きたくなってきた。誰も死なないし、涙もない、ただただひたすら笑える小説。お笑い芸人さんがどうして今までその表現をしてこなかったのか、それはきっと小説ではなく別の表現の仕方の方が面白くできるのを知っているからだと思う。コントだとか、それこそ舞台だとか。だけどそこを小説で表現して、出勤途中のサラリーマンさんが小説を読んで電車の中で笑っている世の中になれば、なんて素晴らしいことだろうと考える。絵本も同じ理由。早く終われ絵本制作。そういえば映画を観ていないなぁ・・というよりも観る気になれない。本も読む気になれない。その時間を使いたいから。

最近、咳と吐き気が止まらない。風邪をひいちまったかね。

モノを作るんだ。モノを作るんだ。二十歳の頃には聞こえなかった脳ミソがバリバリ音をたてる音。猛回転しているこの勢いに乗っからない手はない。とりあえず30代前半までひたすらモノを作って、そこからボクは少しだけ姿をくらませてやろうかと思っている。東京を出ようかな?まだわからない。昨日のレコーディングの際にギターで唄ったヘナチョコソングを「他であまり唄わないでくれ」と須藤さん。どうやら何か企んでやがるぜ。どうなる、俺。

言っている間にもうすぐ名古屋。もう少し短めの文章にすれば良かった。

寝れないぜ。ゲロ吐いてやろうかね。

2008年7月 8日 (火)

転がる石のよう

今日は朝から『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』の男性メンバーとトンボとボクとで集まって、須藤さんのスタジオにお邪魔して今度の舞台で使う曲のレコーディング。収録曲は梶原と内間の二人で唄う『GO!GO!マカロニ怪盗団』(後藤ひろひとバージョンは明後日の大阪で収録)と、全員で唄う『俺は酒呑みスットコドイ』の2曲。曲はまぁ見事にカッチョ良く仕上がっており、あとは唄を入れるだけの状態。須藤さん指揮の下、レコーディングがスタート。スリムクラブの真栄田が地獄的に音痴だったけど、それでも一生懸命な姿に皆で笑った。

少しづつ少しづつモノが出来上がっていく其れは文化祭のよう。皆で協力して思い出を作っていく、アルバムのページを埋めていく、学生時代と何も変わっちゃいない。オッサンが集まってギャーギャー言ってるよ。

正直に言ってしまえば、今回の舞台の話をふられた時、ボクは顔をしかめた。どう考えたってムチャクチャな部分があったし、その段階で企画が詰めきれてなさすぎだったし・・その旨はチーフマネージャーに伝えた。それでもやっぱり「乗り切ろう」という話で決着がついて、「それならば・・」と、自分で脚本・演出をすることにして、「楽しもう」と思った。結果を言っちゃえば、それで良かったと思えている。問題を挙げていけば限がないけど、だけどコレはコレで一つの「モノを作る」というチャンスだったんだ。事実、今現在、皆でレコーディングして、皆で笑っている。あの時に話をシャットアウトしていれば、こんな経験もできなかったわけだ。きっとボクも皆も寂しがり屋で、肩を組んだ瞬間に安心して嬉しくなれる。モノ作りには「作品を残せる」というのとは別にそれがあって・・だからボクはモノ作りにハマっているのだと思う。肩を組んで嬉しい気持ちになりたい、まさに文化祭の準備だよ。

昼前にはレコーディングが無事終了して、皆それぞれの仕事に向かった。須藤さんらは録った唄を何度も聴いて何やら作業をしていた。そしてボクは転がっていたギターを手にして、スタジオの扉を閉めて大声で唄った。声が漏れていたのか、マイクが入っていたのか、須藤さんがスタジオに入ってきて「いいね、その曲。録ろう!」と言い出した。別に今回の舞台とはまったく関係のない曲だった。ボクは恥ずかしかったけど、お世話になっているし、一生懸命唄った。プロを前にして、あいかわらずのガラガラ声で嫌になった。トンボが「もう一曲、いい唄があるんですよぉ、須藤さん。グヘへェ~」と告げ口をしやがったので、もう一曲唄うハメになった。その曲も録った。死ぬほど恥ずかしかった。そして「音楽やろうよ」と須藤さん。そのまま須藤さんの事務所に連れられた。聴かせたい曲があるのだとか。須藤さんが奥の方から古いレコードを持ち出して唄が流れた。

ボブ・ディラン。

名前は聞いたことあったけど、いかんせん青春時代に音楽を通ってきていない私。その音楽はまったい聴いたことがなかった。もちろん歌詞は英語だから何を唄っいてるかわからなかったけど、キュンとした。ボクはずっと聴いていたかった。「次はこういう音楽をやりたいんだよ。やろうよ!」と須藤さん。

・・・ん?俺!?

ボクはギターのコードも4つくらいしか押せないし、音痴だし、声がガラガラ。「関係ないよ」と須藤さん。とりあえず須藤さんがボクに聴かせたい音楽を今度まとめて送る、とのこと。この辺りが幻冬舎の舘野さんに非常に似ている。一度このオッチャン二人を会わせたい、きっと仲良しになって話が止まらなくなるはずだ。想像しただけで微笑ましい。

まさかの結末で本日のレコーディングが終了した。この先ボクはどこへ流れて、どうなるのか・・わからないけど、モノを作りながら人と出会って一喜一憂する人生はとても健康的だ。今回の舞台の話にしたってそう。怪我する事ばかり考えてシャットアウトするのではなく、その時にまわりがその流れになっていたのならば、とりあえずその流れに乗ってみようと。そこには何かがあってボクを成長させてくれる。考えてもみれば、皆自分が可愛い中、ボクを使って何かを起こそうとしてくれる、ボクを使う為に汗を流してくれる、キチンと熱を持ってくれる。これは自分が発起人になった場合ではなかなか起こりにくい。今まで何度も何度も人のケツを叩いてきたもん。そう考えると、流れに身をまかせるのも悪くない。いろんなことを経験しよう。そして吸収しよう。そんでもって一番大事なのは、ちゃんとしっかりとした柱を立てるということ。そこさえしっかりしていれば、おかしな方向に曲がったりしない。ボクの場合のその柱はやっぱり漫才。そこは太く、強く。ボクは間違わないよ。

自分より先輩には言えないけど、もしこの文章をボクより年下が読んでいるのなら言えることは、理屈をゴネて止めてしまうより、一度乗っかってみた方がいいよ。ボク達はまだ理屈をゴネて止める歳じゃない。まだまだ正解なんて知らない歳なんだもの。乗っかった先に何もないかもしれないけど、あったらラッキーだぜ。

ボクは今日、ボブ・ディランを聴いた。

2008年7月 7日 (月)

オッサンの夏

舞台や映画を観に行っても、いつも見るのは脚本ばかり。脚本絶対主義、演出そっちのけ・・・という、ひどく偏った見方をしていたボク。とは言っても今でもその根本が変わるなんてことはないんだけれど、だけど演出も大変なお仕事だという事を自分がやってみてようやく気づく。今までソコを注意して見ていなかった自分に悔いる気持ちと、演出家さんに対する「ゴメンなさい」という気持ち。『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』で脚本・演出をさせてもらい、演出に奮闘する毎日を送っておる西野でございます。

キングコングの漫才のネタ合わせでは絶対に使わない部分にまで気を使わなければいけない。今日も梶原とネタ合わせで喧嘩になった。だけどそれが別にどうってことなかったりする関係。その次の瞬間にラジオでゲラゲラ笑い合えるし、それがコンビ。ボクは梶原にしかアレコレ言ってこなかったから、以外の人との接し方というのはどうすればいいのやら・・・。躓いている部分をいちいち止めて、皆の前で注意してしまうのもどうかと思うし、いいかげん演者さんの気持ちも折れてしまうだろうから、その人のミスの注意は2回くらいで止めておいて、あとは気づかないフリ。気になった点は個人的に言うか、次の通しの時に注意する。演者さんのやる気を損なってしまっては元も子もない。この辺が難しい。いやはや。まぁ、面倒くさい部分は演出助手の糞ダルマにまかせているので、ボクは幾分ラクではありますが。

とは言え、少しづつに形になっていく過程を見るのは楽しい。そして思ったこと。ボクがとやかく言いすぎるよりも、やはり演者さん同士が自分達で頭を悩ませて見せ方を考え合っている姿が一番正しいのではないかと思う。ボクは軌道修正するくらい。今日の稽古はそれが見れたので嬉しかった。チームワークも生まれてきて、それは微笑ましい限り。

今日はラッキィ池田さんも稽古場に来られて、みんなで振り付けの稽古。オッサンが集まって夜中に踊っている様は滑稽。皆、デレデレしながら踊っていた。「夏っぽくてイイネ!」とは平成ノブシコブシ吉村。盆踊りのようで、確かに夏っぽい。もう、夏かぁ・・。

明日は朝から皆でレコーディング。オッサン達は唄を口ずさみながら、そして「また明日~」なんて言って帰っていった。

どうやら青春している。

2008年7月 6日 (日)

主役は遅れてやってくる

絵本制作は最終章である第4部の2ページ目に突入しました。そしてこのページで今回の絵本の主役が初めて登場するわけです。登場まで数年かかってしまった、嗚呼・・。そんでたった今、簡単な下書きを終えたところ。あらためて見てみて、ハッキリ言ってしまえばそのビジュアルは気持ちが悪い。どうしてコイツを主役にしてしまったのか・・・それはボクがそういうお話を作ってしまったからしかたがない。そしてボクはこの気持ちが悪い奴の気持ちがよくわかる。つまりはボクの気持ち、思いが、強く反映されているキャラクターなわけだ。だから主役なんだろう。小説とかを書く人もそういう感じなのかな、そりゃ自分を反映させるよなぁ。とにかくコイツは気持ちが悪い。そしてボクも気持ちが悪い。

絵本制作の話をどこからか聞いた芸人さんやらスタッフさんがそのことで話しかけてきてくれた時に、ボクはいつも携帯のカメラで撮った絵本の絵をお見せしている。そこで決まって聞かれる「ターゲットは?」という質問。わからない。ボクはボクが子供の頃に見たかった絵本を描いているだけ。偽者は決して描いてはいないのだが、ターゲットを聞かれると、それがどこなのかよくわからない。だいたいの大人はあまり絵本を手にしないし、子供が好んで見たがる絵本になっているのか・・・う~ん。待てよ・・そもそもこの絵本、売れるのか?確かに「ターゲット」を聞きたくなる気持ちがよくわかるぞ。まいった、まいった。まぁ一生懸命描きますんで、後は頼みましたよ、舘野さん、袖山さん。

それにしてもとうとう主役が出てきてくれた。下書きの段階とはいえ感慨深いものがある。だって「もう出てこないんじゃないか」と真剣に何度も思ったもん。あたりまえだが作業を続けていりゃ、いつかは絶対に出てくるんだけれど、そう思ってしまうほど途方も無さすぎたんだ、第4部に辿り着くというのは。

頑張って頑張って、それでも評価されずに煮え切らない思いをされている方へ。絵本制作に関してはボクもそうです。もう3~4年、毎日続けておりますが、今のところ1ミリの評価も受けておりません。挿絵だけでも1000時間以上かけておりますが、何一つ評価されておりません。きっと同じ思い、ボクも褒められたいです。ボクの場合は別で本業がありますので、幾分気持ち的にも経済的にも救われている部分がありますが、それを生業とされている方の苦しさとなると、とんでもないものだと、お察しします。

例えばM-1の場合だと、すでに設定されたゴールがあって、そこに合わせていくもの。そしてその期間は最大1年、泣いても笑ってもコレ以上はありえない。そのようにゴールが見えているもの、もしくはゴールが近いものの場合は常にゴールの日を意識してのモノ作りというものができるのですが・・・ゴールがまったく見えない、ゴールが明らかに遠い場合にいちいちゴールを意識していると身が持たなくなるので、ストレスでブッ壊れそうになるので、ボクはこの場合、ゴールがそもそも無いものだと思い込んで、もうその作業自体を日課のように位置づけしてしまう時があります。朝、家の前に水を撒くような。それで幾分ラクになることもあったり・・・まぁ、なかったりなのですが。助かる日があるということです。同じように何年もかかってようやく一つのモノを作っている方と一度そういったお話をしてみたいものです。絵本の主役登場から話が少しそれましたが、まぁ、お互い頑張りましょうということですわ。

絵本制作、引き続きやってきます。

やらないと終わらないのです。

2008年7月 5日 (土)

去年の借りは返すよ

ニュースでご存知の方もおられるかとは思いますが、M-1グランプリ2008の記者会見がありました。会見場に着くや、梶原の姿が見当たらない。間もなく「ごめん、やってもうた」とメール。寝坊したらしい。今年はいい力の抜け具合、ボクは少し二ヤッとした。「面白いから会見に遅刻しちゃえよ」とは言ったが、時間ギリギリにスベリ込みやがった。クソッ、何考えているんだアイツ。だけどその後の「離婚します」発言がニュースになったので結局ナイスな野郎だ。

泣いても笑っても今年もあるわけです、あの闘いが。サンドウィッチマンさんの出場辞退については、そりゃ本音を言ってしまえば出て欲しかったけど、そんなものは本人が決めること。外野が意見する問題ではない。ボク達は「誰に勝つ」とかそういったことではなく、純粋にトロフィーを狙いにいくのです。

M-1が終わってしまった時のことを最近よく考えます。終わってしまった時というのは、芸暦が10年を越えてしまった時のことです。ボク達はあと2回。きっとこの2回が終わると、ボクの人生でもう2度とこのような場面が巡ってこないような気がするんだ。勝ち上がる度にバンザイして、負ければ泣く高校球児のような、この感じ。そうそうあることではない。年を重ねれば尚更。言ってしまえばM-1だけが漫才じゃない、4分ネタだけが漫才じゃない・・・そういう思いはあるけれど、経験できるのもあと2回だけ。それが終わればもうそんなことも言えなくなる。だからボクはこの2年間は「M-1だけが漫才だ」と思うようにするのです。漫才の次の可能性を探すのは、それが終わってからでも遅くない。

去年はギリギリまでこのブログでもMー1に対する思いは伏せていたけれど、今年はどうやら隠れようにも隠れられない。だから書く。取るよ、M-1。

去年の分があります。

ドツキ返してやるのです。

2008年7月 4日 (金)

西野亮廣28歳、スットコドイ

昨日7月3日がボクの28回目の誕生日だった。自分の誕生日なんぞにはことさら興味がなく、すっかり忘れていた私。2日の昼間に『AGEAGEプロジェクト』という若手芸人が30組近く出演するライブを観に行き(ここでのアッハー小泉さんのネタは劇的に面白くなかった。死んでくれ)、その帰りにファンの方に声をかけられ「明日、誕生日ですね」と言われ、気づく。その時、隣にいた糞ダルマはとてもバツの悪そうな顔、脂汗ダラダラ。そこからしばらく一緒に歩いたけれど一度も誕生日の話題をしやがらない。おかしい。ボクは車に乗り込む、一旦家に帰り作業をする為に。別れ際のトンボさん、「それでは西野さん、『ろくでもない夜』の反省会をしますので、今夜22時にいつもの呑み屋集合ということでお願いします」・・・・言っておくが、『ろくでもない夜』の反省会なんぞ一度もしたことがない。あきらかに誕生日会でしょうに。まさかコレに気がつかないフリをしろとでも言うのか。なんだ、そのプロレスは。ボクは見たんだよ、「明日、誕生日ですね」とファンの方が言った時のトンボの「言いやがったな顔」を。ボクは見たんだよ。

言われたとおりに22時に呑み屋に行ってみる。お笑い芸人が大量にいた。「さぁ、反省会しましょう」と話がスタートする。ソワソワしている連中・・・・・・・おい、ちょっと待て!真剣に0時まで待って、0時キッカリに「西野さん、誕生日おめでと~う!」「うわ~!そっかぁ~!俺、今日誕生日やったんや~!あ、それで皆集まってたのねぇ~!?反省会っていうからてっきり~」をやるつもりなのか?正気かコイツら?「気づかないフリをする優しさ」といのもある。ハッキリ言ってしまえばボクだってそれをやりたい。しかし先程から「ケーキ・・」という声がチラホラ聞こえているんだ。あと、みんなそこそこの紙袋を持っているんだ。嗚呼、なんという雑さ。コレに気づかずにいろと?もはやコントだよ。「ゴメン、我慢できないっ!誕生日会でしょ?」言ってしまう私、そして大ブーイングの中、7月2日22時30分にボクの誕生日会が始まった。いやいや、ありがたい。堤下(先輩)がドンペリを持って駆けつけて、呑めや騒げやミニコントや。ドンチャン、ドンチャン、笑い声が降る夜。女っ気なんてまったくない(一人、出雲阿国がいたけれど、ボクはアイツにはチンポが生えていると思うんだ、間違いない。この前少しハミ出てた)、畜生モテない。野郎ばかり。オッパイに埋もれたいぜ。

早いもんだ。ボクは28歳になった。あと2年生きれば30歳、ボクが30歳になるのか・・思いもしなかったなぁ。今でもすぐに喧嘩するし、街の女の子を目で追いかけてしまうクセは治らないし、あいかわらず頭悪いし・・・何一つ大人になっちゃいない。大人はどこでなるのだろうか、ボクの父ちゃんや母ちゃんはどうやって大人になったのだろうか。みっともないね、俺。ボクの倍以上生きている芸能界の大大大先輩から「おめでとう」とメールが届いた。ここまで気がまわるワケだ、きっとコレが大人なんだろう。嬉しいな、ありがたいな、すごいな。ボクは立派な大人になりたい。

28歳のこの年、どうやら激しい一年になりそう。ボクはずっとずっと我慢し続けて、アウトプットのタイミングを待った。ひたすら準備して、ずっと待っていた。何年もかかって描いた絵本はどうやらこの年に完成する。それをかわきりにいろんなモノを放出する、そのタイミングがどうやら28歳のこの一年。忙しくなるぞ。いっちょ、やったります。

二次会のカラオケが終わり、外はもう明るい。7月3日の朝だ。一年、頑張って生きよう。祝っていただいた皆々様、本当にどうもありがとうございます。ボクはあいかわらずスットコドイ。ワガママ言って、イタズラして、いつも迷惑ばかりかけている。それでも皆様の人生にはボクがもういてしまっていて、これはもうどうしようもない事だから、その事実が幸せだと皆様が思えるように、頑張って生きようと思います。いつか恩は返します。ありがとう。

同じ日に誕生日だったイシバシハザマのハザマ君に、ボクが去年のM-1で着たスーツをプレゼントした。とても喜んでくれて「さっそく着てみて」という話になり、スーツに着替えるハザマくん。しかしズボンが閉まらない、どうやら彼は最近太ったらしい。着られないスーツは可哀想・・ということで、その隣に座っていた井下好井の好井くんにそのスーツは流れた。誕生日でも何でもない好井くんではありますが、着てみたスーツがピッタリだったので、結局スーツは好井くんにプレゼントした。吠えるハザマくん、これはしかたがない。誕生日に誕生日プレゼントをもらえないということから、ハザマくんの誕生日が「7月3日ではない」ということで話はまとまり、彼は4月28日生まれとなったのです。ここに芸能界史上初の誕生日詐称キャラが誕生したのです。みんなでゲラゲラ笑った。朝までゲラゲラ笑った。

ボクは芸人でよかった。28歳も芸人でありたいと思います。

2008年7月 3日 (木)

これが遊び

遊びを楽しむのに必要なのは緊張感だ。ギャンブル性も必要だけど、それはきっと緊張感がそこにあればくっついてくるもの。とにかくコレがなきゃ始まらない。タモリさんが昔、「100歩譲って、仕事に遅刻する奴はわかるけど、遊びに遅刻する奴はわからない」と言ってらした意味が最近ようやく。確かにそう、その緊張感のない奴は面白くない。ボクは一生懸命遊んで生きていきたい。そしてボクはお笑い芸人。普通の方の遊びをするのも一つだけど、やはり芸人になったからには芸人ならではの遊びをしてみたいもの。その遊びが今は企画ライブだったりする。

『KING KONG LIVE』も『西野亮廣独演会』も『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』も、大きく括れば遊びの中にカテゴライズされはするのだけれど、もっともっと遊びの純度の濃いライブと言えば、月に一度のバカ祭り『ろくでもない夜』だ。この遊びは楽しい。お客さんからお金と時間を頂いて、面白くなければそのレッテルを貼られるし、お客さんは来なくなるし、ライブのレギュラーを打ち切られる。ちゃんと背筋を張って臨まないと、とんでもないシッペ返しをくらうことになる。そこは緊張感があり、ギャンブル性があり、ボクはこれを「遊び」と呼ぶ。 

7月は19日の深夜(正確には20日に突入している時間帯)に通常の『ろくでもない夜』がある。ボクらの遊びがコレなもんで、当然連中の呑みの席の話題もこのライブのことになる。構成に音楽も入れたいんだけれど、とは言ってもお笑いライブ。その順番は決して間違ってはいけない。音楽は箸休め的な入れ方をしないとバランスがおかしくなる。だけど音楽は入れたい・・・どうすんべ?

こういう問題を考えるのがボクは大好き。

問題には必ず答えがあって、それはクイズみたいで・・・中学時代、数学の証明問題が大好きだったボク(これは自慢だけど数学の成績は校内トップだったのだよ。あとマラソンも)はビールを呑みながらニヤニヤ。そんでもってナイスな答えを思いついちゃったのです。これは間違いなく正解の答え。7月19日の『ろくでもない夜』をお楽しみに。お客さんが会場入りした段階でその答えを発表するよ。ボクは皆をハラハラさせたいんだ。

さてさて、どうしてしつこくボクが「音楽」を入れたがっているのか?それには理由がある。とかくボクはお笑いがしたいんだ。音楽はあくまで趣味程度でいい。だけどオールナイトのイベントとなると、6時間にも及ぶお笑い。ボクがお客なら少々集中力も続きませんと判断しまして、それこそ箸休め的に音楽を入れてみたのです。これがなかなか評判で、だけどソレを良しとする人もいれば、「ずっとお笑いをやってくれ」という人も中にはいると思うんです。さて、ここで問題です。その両方のお客さんの需要を満たす為にはどうすればいいか?ボクはまたニヤニヤ、答えを考えるのです。

そしてボクが出した答えが「チャンネルを作る」ということ。

8月9日にある『クソろくでもない夜』はこのやり方。普段ライブをやらさせてもらっている新宿ロフトプラスワンの目と鼻の先には、新宿ロフトという姉妹店がありまして、そいつを使っちゃおうというわけです。新宿ロフトプラスワンでは6時間ずっとお笑い、新宿ロフトでは6時間ずっと音楽。お客さんにはその二会場を行き来できるフリーパスチケットを渡し、観たい方を選んで行き来してもらう。『ろくでもない夜』はいつの間にか出演芸人が何十人かに膨れ上がっていて、出番をもてあましている芸人の方があきらかに多いという問題もあったので、ちょうど良かった。もちろん芸人さんも、自分達のその需要によって、企画によって、二会場を行き来します。そのタイムテーブルは近く『ろくでもない夜』のホームページを立ち上げるらしく、そちらの方で。これで「お笑いが観たいのに・・」という声も緩和されるでしょう。

しかし!であります。皆が皆「お笑いが観たい」と一会場に集中してしまった場合はどうしたもんか?こいつはやっかいです。だからこそ、お笑い会場に匹敵するくらいの魅力のある音楽会場作りをしなければいけないわけです。その二つのパワーバランスをとらなければこの企画は成立しないわけです。

・・・・長くなりました。ゆえに、8月9日の『クソろくでもない夜』までに音楽のフリを作っておきたいと思い、前回そして今回は音楽を入れたいのです。「あの人の音楽が8月も聴きたいな」と思ってもらえればもらえるほど、8月9日の『クソろくでもない夜』は安心してお笑いができると思うのです。

二会場、同時開催、行き来自由・・・『クソろくでもない夜』

またまたボクがバカな事を言い出しましてね、トンボさんやらスタッフさんが大慌てです。でもなんだかとっても楽しそうな遊びです。ボクはそれまでに最善の努力をします。だけど当日、予想だにしない問題が起こって大失敗しちゃうかも。「もう西野にはついていけない」となっちゃうかも・・その可能性が0ではない。

だから面白いんだ。

2008年7月 2日 (水)

助っ人

さてさて迫ってまいりました、舞台『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』頭を抱えて悩んだり、腹を抱えて笑ったりしながら着々と稽古も進んでおるわけです。

今回は音楽がキーとなるお話でして、やはりそこにも力が入るワケで・・・そんなところでのラッキィ池田さんの協力というのは非常に心強いのです。ありがたい、ありがたい。そして何故かこのボクを面白がってくれて、ボクが作った曲を「キチンとした形にしましょう」と手を挙げてくれたお方、須藤晃さん。知る人ぞ知る強面オヤジ、尾崎豊さんのプロデューサーさんと言えば。ボクはその須藤さんに今回の音楽のプロデュースをお願いしたわけです。とにかく須藤さんの仕事は早い、ボクがポンコツギターで弾いた曲を翌日には形にしてくれたのです。とても信頼のできる強力助っ人です。今回の舞台が終わっても付き合っていきたい人です。

さて、曲はできました、振り付けも大丈夫。あとは誰が唄うか、です。もちろん舞台上では演者さんに唄って踊ってもらうのですが、この場合の唄というのは主題歌でして、客入れ時に流そうと思っている唄です。それを誰に唄ってもらうか・・・実はもうずいぶん前から決めているのです。『GO!GO!マカロニ怪盗団』という曲、劇中に出てくる悪の組織マカロニ怪盗団のテーマソングでもありまして、やはりそこは野太い魅力的な声のお方に。そしてボクが一緒に仕事をしたい人ですから、この人しかいません。

後藤ひろひとサンです。

後藤さんの舞台を観に行った帰りに呑みに行って、その席でそのお願いをしたのですが、どうもイマイチ乗り気ではない御本人。それならば、とボクは「賭け」をふっかけたのです。「脚本が面白かったら唄ってちょうだい」という賭け。すぐさま本人に脚本を送りまして、そんでお返事をいただきました。ありがたい気持ち、そしてなにより嬉しい気持ちです。レコーディングはまだなのですが、そりゃもう楽しみで楽しみで。客入れで後藤ひろひとの歌声が響いているなんて、なんと楽しいことでしょうか。贅沢させてもらいました、ウシシ・・。

強力な助っ人陣のバックアップのもとで臨ませていただく事になりました『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』、絶対に面白いモノにしないといかんです。コレだけやってもらうと余計に思います。もうすぐ始まります。

2008年7月 1日 (火)

どうやって伝えようか

またまた頭を丸めました。「囚人みたいになる」という理由で完全な丸坊主にしてもらえなかった前回でありましたが、今回は完全な丸坊主。やってみると「囚人」というよりも「駅伝選手」です。ボクの人生の目標は「速くなること」ですから、それには一歩近づけたのではないでしょうか。いちいち切ってもらうのも申し訳ないので今度バリカンを買いに行こうと思います。次からは自分でできる。どうやらしばらく坊主頭が続きそうな予感。

ライブが続いております。今年に入ってから何本やったことでしょうか。とにかくかなりのハイペースでライブをやっておるのです。7月は9日に後輩の鎌鼬がbaseよしもとでやるライブにゲストで呼んでいただいてひたすら楽しみであり、そして何と言っても15日からは『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』が始まります。16日には『KING KONG LIVE 長野公演』、19日には『ろくでもない夜』、翌日20には『第26回 西野亮廣田独演会in福岡』、翌日というよりも『ろくでもない夜』がオールナイトのライブなので日付の上では同じ日です。そして30日に『KING KONG LIVE 山梨公演』、レギュラーで出ているルミネやNGK・・・今月もライブライブライブ、ライブをやるのです。こういう事を雑誌の取材で喋ると、そこばかりフィーチャーされて「ライブが好き=TVは・・・」みたいな勝手な構図で書かれる時があるんだけど、ボクはそんなことを1ミリも思っていなくて、TVだって大好き。文章を繋ぐ為だけに喋ってもいないオリジナルの発言を足すのはやめてほしいなぁ。加筆修正が過ぎて根本が変わってしまっている。ここでずっと言い続けている事だけど、TVしか娯楽がない地域だってある、そこは大事にしたいと思っている。どっちも一生懸命。ただ時間には限りがあるから、モノ作りに費やす時間をどこからか削らなきゃいけないということ。どちらが大なり小なりという問題ではない。

とは言えライブは楽しい。タレントさんとボク達の大きく違う点はボク達が舞台上がりだということ。ライブで叩き上げられて育った生き物なわけです。そして今もなお。TVで活動していく上でこれは個性だと捉えるボクは、やはり舞台を大事に、ライブを大事にしていきたいのです。決して舞台はホップ、ステップではないのです。ボクは生涯、板から離れることはありません。そういう姿勢でTVに出続けたいと思うのです。

今日はKING KONG LIVE 静岡公演がありました。来ていただいたお客様、どうもありがとうございました。ボクが皆さんにできることをはあれぐらいです。生きていれば納得のいかないことも多々あるでしょうが、お互い頑張りましょう。あなた方と向かい合って座ってシュークリームでも食べながら「あーだこーだ」言えないボクは、たくさんモノを作って、そういう手段でそれを伝えられればいいと思っています。今日は漫才でお伝えしました。それぐらいだ、ボクのできることはそれぐらい。

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