2008/12/ 9
よし、やるか。
本番前にチビるぐらいビビッて、結果を聞いてようやく元に戻る。それはプラスマイナスで言えば、決してプラスと呼べるような気持ちでなく、「生き延びた~」「生き延びた~」の繰り返し。心臓が何個あっても足りないような、そういう勝負の場にいつだって自分の身を置いておきたい。「生きている」と思える。この先にどういった勝負の場が待っているかは分からないが、今はM-1グランプリ。制限があるから、出れて来年まで。ボクはここに身を置いていたい。
「どうして出るの?」と聞かれる。「漫才師だから」という理由しかないのだけれど、それ以外の答えを求められる。「守るものもあるんじゃないの?」と言われるが、守るものがあるから喧嘩するし、そもそも安定を求めてこの世界に飛び込んだわけじゃない。安定なんてあったもんじゃないよ。レギュラー番組がたくさんあったら安定か?スポンサーさんがソッポを向いたらイチコロだ。だけど、だからというワケではない。やっぱり「漫才師だから」が一番の理由。
15分ネタが最もの尺で面白い漫才師もいるし、一つのボケに2~3分かけて面白い漫才師もいる。だから4分で漫才の1番を決めるというのはチョイとばかり難しい話なのだけれど、それでも出場したという事はルールを受け入れたという事。大会のジャッジを漫才の正義とする。だけどそれも悪いもんじゃない。皆が分かった上でやっている事だから、どういった結果が下ろうと気持ちがいい。去年の優勝は間違いなくサンドウィッチマンさんだったと思うし。ボクはそんなM-1グランプリが好き。オバちゃんみたいな事を言うけれど、今年も怪我や病気なく大会に参加できて本当に幸せだ。なんとか決勝に駒を進めた。トータルテンボスの藤田さんから「優勝しろ」とメールが入った。去年一緒に涙して卒業していった先輩に、21日はいい知らせを持って行きたいもんだ。なんだか部活。
今年のM-1グランプリに出場した全ての漫才師を尊敬します。そして決勝では、夢半ばで敗れていった漫才師達が納得のいってくれる漫才を披露したい。去年に比べ今年は少し肩の力が抜けている。これがいい感じなのか、そうでないのかは結果が出てみないと分からない事なんだけれど、なんだか決勝戦を楽しめそうな気がボンヤリとするんだ。そうなれば、それが一番いい。漫才は楽しいものだから。他人事のようだけれど、爆発を期待しましょう。
勉強してきます。




