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2009年5月31日 (日)

生活

そういえば後藤ひろひとサンとの呑みの席で「観に行った方がいいよ」と言われていたのを思い出し、急遽チケットをとり、堤下(先輩&堤下BANDのボーカル)を誘って『BLUE MAN』を観にいった。最初から最後までボクをずっとドキドキさせてくれる、素晴らしいエンターテイメントショーだった。公演終りに劇場マネージャーさんに声をかけられ、少し話す。広報活動に頑張るマネージャーさんの姿や、その間、撤収作業に入るスタッフさんの姿がまたカッチョ良くて、とても素敵なチームで少し羨ましくなった。ボクも頑張ろう。ありがとう、BLUE MAN。

6月1日の『ろくでもない唄』は小堀さんに出ていただけることとなった。井上マーさんしかり、先輩にはアホなフリしてワガママを言ってみるもんだ。おかげでお祭り感パワーアップ。堤下(先輩&高校野球部時代ランナーコーチ)がメンバー分の揃い衣裳を買っていたりして、そのアホなお金の使い方に心打たれる。遊びはやっぱりこうでなくちゃ。ヒゲもモジャモジャになってきたし、俄然楽しみになってきた。

マネージャーがついに代わる時がやってきた。数々の伝説を世に残した妖怪ちんぷんかんぷんサラバである。色々とご意見ある人もいるが、「面白ければOK」のボクからすれば、素晴らしいマネージャーだったことは言うまでもない。彼が最後に残していった仕事は6月30日の『第38回 西野亮廣独演会in福島』である。その日に予定していた仕事がズレてポッカリ空いてしまったので、「会場はどこでもいいから、そこに独演会を入れてちょうだい」というボクのお願いに、即座に応えてくれた。そんなわけで急遽、クラブソニックいわきという会場で独演会をすることに。もちろんこの仕事で何かしらの事件が起こるに決まっている。妖怪が静かに去るワケがないのだ。

今日は朝からひたすら作業。日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作である。完成間近というわけではないが、遠くの方にゴールはしっかりと見えている。シコシコと作っていくしかない。きっと皆が喜んでくれるモノ。そしてこれを成立させることができたら、これからのボクの生活の種類がまた少し変わる。より「作る生活」に。これを受け取った皆の声が早く聞きたい。お笑いの新しい可能性に挑戦しています。叶うといいな。

それにしても部屋が散らかり放題だ。まいったね。

キングコングOFFICIAL

2009年5月30日 (土)

ゆかいな物語

有名な誰かがどこかで言った問題発言を直接耳にする機会というのは実は少なくて、ボク達にその問題発言を教えてくれるのは、いつもワイドショーや週刊誌。問題発言を世に伝える為に結果的に張本人以外の人達が問題発言を何度も繰り返して世に広めて、そうなってくると問題発言なんてただのキッカケでしかなくて、そこからは、ただ吊るし上げる作業に変わってくる。それを皆で面白がる。何も解決に向かってない。もうずっとこの調子。それはとても陰湿で、いいかげん皆、様子のおかしさには気がついている。間違っても大人がやる事じゃない。

「自分には関係ない」とは思わない。だって、こっちの意思とは関係なく、世の中の流れというのはボクの日常生活に簡単に入ってくるから。その時、楽しくなくなる。「またそんな事をやっているのか」とタメ息が出る。ボクはできるだけゲラゲラ笑って楽しく過ごしたい。その邪魔をされたくない。だから関係なくはない。

じゃあ、その陰湿な流れを止めるにはどうしたらいいんだろう? それは1人1人が、「この面白がり方は浅はかだ」とか、「まだ、そんな事を面白ってるの?」と思えるようになればいいと思う。時代遅れというか、その面白がり方を感性遅れにしてしまえばいい。

じゃあ、その為にはどうすればいいか。エンターテイメントを提供するボク達側に原因があると思う。ボクはもう決めた。それが面白いものだろうが、それが感動するものだろうが、ジャンルはともかく陰湿なものは作らない。

雨を「鬱陶しい」と思うでしょ?でも雨はこれからも降り続ける。その都度、鬱陶しいと思っていたら心がその都度、貧しくなる。だからそんな時に「知恵」を使う。雨が楽しくなるように考えを働かせる。例えば雨が降る理由を考える。それが真実か嘘かなんてどうだっていい。大事なのは雨の日が今までよりも少しだけ楽しくなっているかどうかだ。

先人がそうしてきたように、知恵は生活を、心を、豊かにする為に使うべきものだったはず。言語や料理や車や携帯電話を生んだように。そうでなきゃいけなくて、その使い方を間違っちゃいけない。間違った使い方はその時は楽しくても、結果的に自分の首を絞めることになる。自分の心を貧しくすることになる。これからも雨は降るし、これからも人と会うし、これからも今まで存在したものは存在し続ける。その粗を探す為に知恵を絞って、賢くなって、結果的に自分がいちいちタメ息つくなんてバカげている。

この世界に入ってディズニーが好きになったのはそんな理由。それまでは、「女、子供の…」なんて斜に構えて見ていたけれど、どうやら間違っていた。身の回りにあるものから楽しい想像ができる事が大事。ネズミを見つけて、ミッキーマウスを思えたら逆転満塁ホームランだ。同じ理由で、夜空をさらに楽しくしてくれた宮沢賢治さんも好き。あそこに物語があると思わせてくれる。

なんて夢見がちで、なんて子供染みた…と思うでしょ?だけど、もうそろそろ、そういう事に恥ずかしがらず知恵を使う時代だと、ボクは本気で思っている。きっとそういう事が必要だ。そういうモノを作ろうと思います。

例えばカレーを一晩寝かせると美味しくなるでしょ?その楽しい理由を考えてみて下さい。その答えはカレーを楽しくしてくれるよ。

2009年5月29日 (金)

まもなく『ろくでもない唄』だぜ、ベイベー

ヒゲが伸びるスピードが異常に遅いボクは、週に一度ヒゲを剃れば十分間に合う。そんなわけでヒゲを剃るのは毎週金曜土曜の『はねるのトびら』の収録現場となっており、そこで剃るもんだから、我が家には『ヒゲソリ』なるものが存在しない。つまりは、『はねるのトびら』の収録が無くなった回はそのまま伸びっぱなしとなっている。その辺りのプロ意識が極端に低いボクは、別にそれでもかまわないとヘラヘラ。

ところが先週の収録で剃り忘れ、そして今週が『はねるのトびら』の収録が2日とも無くなってしまうという事態。そのシワよせはボクのヒゲにやってくる。ヒゲを剃らない期間が3週間目に突入している。伸びるスピードが遅いとはいえ、なかなかのヒゲ面。こんなことも珍しいし、せっかくだし慌てて剃るのももったいないので、1日の『ろくでもない唄』はこのまま出てやろうと思っている。モジャモジャ西野だ。

そんな『ろくでもない唄』はそれぞれのグループが着々と練習を重ね準備を進めている。糞ダルマもスケジュール調整などで忙しそうで、なかなか連絡がつながらない状況に、ついついニヤついてしまう。全力で遊ぶ大人はボクの憧れだ。

ルミネの楽屋で小堀さんとバッタリ、アホなフリして「出てくださいよ~」なんて言ったら、「うん。」と返ってきた。なんとアッサリ。スケジュールの調整が上手くいけば小堀さんの飛び入りもあるかも。昨日の晩に堤下(先輩)から連絡があって、翌日が休みだという。こりゃ、ライブ終わりはしこたま呑むしかない。もし、心優しいお客様がいらっしゃって、差し入れをいただけるなら、ボクは缶ビールが一番嬉しいです。俄然、楽しみになってきた『ろくでもない唄』。お祭りだぜ。

そして今日(29日)は『Made in KingKong』のチケット発売日。こちらは肩の力の抜けたトークライブだが、それでもNONSTYLEと喋るのはドキドキするし、スリムクラブと喋るのはヒヤヒヤする。一体どんなライブになるんだろう?下北沢という場所も気持ちを盛り上げてくれる。

夜ご飯は松屋でハンバーグ定食を食べた。ちょうどご飯どきで、ごった返しのお客さんをサラリサラリとさばく店員さんの姿が異常にカッチョ良かった。ボクも真面目に働かなきゃ。明日は集中して作業しますか。

今日は雨がたくさん降った。傘が紫陽花のようにもっとカラフルだったら、雨の日ももう少しだけ楽しくなるのに、と思った。

2009年5月28日 (木)

西野亮廣の作りモノ

まだまだ本調子ではないけれど、少しだけ声が戻ってきた。もう何度目になるだろうか、「次こそは喉を大切にしよう」と今回も調子のいい考え。まったくダラシナイ。今週もいつも通りに仕事があるし、来週月曜日は『ろくでもない唄』だ。一日でも早く声を戻したい。1日の『ろくでもない唄』までは禁酒。そのかわり1日の夜は浴びるほど呑んでやる。芸人の皆様付き合ってね。

昨日は一日中カリカリとやったおかげで『Zip&Candy』の5ページ目が終了。まだまだ先は長いが、こうやって一ページずつ仕上げていくその先にしかゴールはない。6月も頑張って1ページを描きあげようと思う。『Dr.インクの星空キネマ』同様、こちらは終わりを意識しないようにしている。ゴールが遠すぎて、考えると頭がおかしくなるから。毎朝、歯を磨くようなライフワークにしてしまう。「ゴールなんてない」と言い聞かす毎日。

一方、日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾。第1弾は絵本、第2弾が何かはまだ言えないけれど、内容は4部構成。そして今夜から第3部のヤスリがけに入る。第3部が終われば第4部のヤスリがけ。そしてそれが終われば第1部~第4部までをくっ付けて、離れたところから見て、気になる部分を修正。そんな感じなので、今現在、作業の何割を終えているのかをハッキリ言えないけど、間違いなく進んでいる。そしていつか必ず終わる。こっちはゴールを見据えての作業。つまり、そんなに先じゃない。

先日、書いた短編の物語『ヒーローショー』は来月発売の『papyrus』に掲載される。1人の男の子と1人の女の子のハッピーエンドストーリー。気が向いたら読んで下さいな。とくに男子諸君。

年明けにやりたいお祭りはなかなか難航している。だけど、どうにかしてやりたい。山積みになっている問題を一つずつ片付けていく作業。『ダイヤル38』の大阪公演も合わせて。メチャクチャこまめに妖怪と電話する毎日となっている。本音を言ってしまえば、こんなのは人にまかせて、自分はモノだけを作っていたい。だけど、まかせられる人が現れるまではしかたがない。ここで止めてしまったら、まかせられる人に出会わずに終わってしまう。やるっきゃない。今までもそうやって人に出会ってきた。それで世の中に作品を残せるなら安いもんだ。

今までの舞台のポスターと『Dr.インクの星空キネマ』の原画数十枚が部屋の壁にズラーッとかけられている。なかなかブッ飛んだマイルーム。それぞれの作品に思い出があるから、壁を見ながら缶ビールを開けれたりもする。アルバムの中にいる様。悪い気分じゃない。

作品を残そう。

2009年5月27日 (水)

女の子の胸に顔をうずめて眠りたい

独演会の打ち上げの席でコソコソと梶原にメールを打っていたのが皆にバレて笑われる。梶原とは楽屋ではほとんど会話を交わさないが、メールはそこそこしていて、仲が良いのか悪いのか。スタッフさん達と話している中で、「梶原が趣味でゴルフをやっている」という話題になり、こちとら適当に趣味をやられたところで、イジることもできなければ、話のネタにも何にもならないので、ボクが梶原に打ったメールの内容は「プロゴルファーになってね」という一文。「了解~」と返信があったので、近い将来キングコングは絵本作家とプロゴルファーによる漫才コンビとなるに違いない。全力でフザけてやりたい。

「西野のフォローはヒヤヒヤする」とスタッフさんに言われる。確かに。ボクの周りのスタッフさんが、その外に対していつも喧嘩してくれているのは知っている。ボクが好き勝手スイスイできているのは、本当にそのおかげ。頭が上がらない。だけど、「いかに葬式で屁をブリブリこけるか」だ。もちろん『はねるのトびら』の時は、「屁をこいちゃいけませんよ」という側に立つけれど、そこから一歩外に出て、芸人として生きる以上は、屁をブリブリこいて怒られたり笑われたり、そうやって生きてゆきたい。「右にならえ」なんてしないよ、芸人だからね。

始発で東京に帰る。品川駅で降りなきゃいけなかったけれど、珍しく寝過して東京駅まで行ってしまう。折り返して品川駅に戻り、天気が良かったので家までは歩いて帰った。部屋に戻りベッドに身をあずけた時、自分がかなり疲れていたのを知る。枕に顔をうずめたまま、しばらく起き上がれなかった。

『Zip&Candy』の制作目標ペースを「1ヶ月1ページ」となんとなく決めていて、今は5ページ目。頑張れば今月中に間に合いそうなので、重い身体を起こして机に向いカリカリカリカリ。完成はいつになるやら…。

ジョギングがてら映画館に駆け込み、映画鑑賞。キチンと刺激を受けて、帰宅後、再びカリカリ。なんだか身体全体が眠い。考えてみればムチャクチャな一ヶ月だった。『ダイヤル38』がずいぶん昔に感じるが、今月。1日寝たらリセットされるものだと思っていたけれど、やはり「疲れ」は蓄積されるのか。

とにかく喉を休めなければいけない。そんなわけで今日は「『GOEMON』、大人一枚下さい」の一言しか喋っていない。それも空気がもれるようなボリュームで。休める意味もあるし、出そうと思って出なかったら恐いから、声を出すことから逃げた。

やっぱり不思議。昨日の2時間は何だったんだろう?

例えば自分がその一言しか喋れない生き物だったら、ボクはどんな言葉を選ぶだろう?

2009年5月26日 (火)

フシギなチカラ

よけいな見られ方をしたくなかったから昨日のブログではあまり詳しくは書かなかったけれど(それでも『ろくでもない夜』に来られた方は薄々気づいていたと思う)、実は昨晩、声がまったく出なくなった。わずかな望みをかけて朝を迎えたけれど、状態はまったく良くなっておらず、病院に行き、「気休め程度」と言われるがステロイドの吸入のお薬をいただき、滋賀に向かう。とりあえず試せることは全部試そうと、鍼灸院に頼ったり、整体院で首の筋肉をほぐしてもらったり……、だけど、どうにもこうにも。

本番前の最終リハーサルでも声が出ず、楽屋に戻り、「お客さんに事情を説明して、土下座して、お金返して、振り替え公演」なんて話も上がった。それでも喋れるギリギリまでは喋ろうということで、舞台に出て行った。

声が出た。大きな声がたくさん出た。つい数分前まで出なかった声が出た。よく言われる「腹から声を出せば出る」というレベルでもない。出た理由は自分でもよく分からないけど、出た出た出た。結局、2時間ずっと出続けた。アドレナリン?そうなの?でも、せっかくだし、お笑いの神様のおかげだと思いたい。おかげで今日も笑い声が聞けた。

終演後。スタッフさんから「声、出ましたね~」と言われ、「なんか出ちゃいました」と答えた時にはカッスカス。ほとんど聞き取れない。あの2時間だけ声が出たのだ。

今日はとても不思議な経験をした。滋賀の皆さん、ありがとう。皆さんに最後まで声が届いて本当に良かったです。あなた方の事が死ぬほど好き。ボクはその責任を最後まで絶対に背負うから、これからもボクに時間を下さい。

明日は一日オフ。少し寝ようかと思います。皆さん、ありがとう。本当にありがとう。

2009年5月25日 (月)

芸人真っ只中

今回の『ろくでもない夜』は、ケガで入院していたけんちゃんを皆で迎え入れるオープニングで幕を開け、もはや皆が期待しているおなじみ堤下(先輩)の乱入があったり、井上マーさんも遊びに来たり、平成ノブシコブシ吉村は楽屋にだけ遊びに来て帰る始末。髭を剃り忘れたボクを見て、「あんた髭伸びてるよ」と吉村。『破天荒』改め、『お母さん』。一口ネタトーナメントでは前回大会で「優勝候補」と言われながらも敗れ去ったセブンBYセブンの玉ちゃんが悲願の初優勝。決勝に持ってきたのが『レジー・ミラーの3Pシュートの真似』というアホすぎるネタ。似てるかどうかも分からないまま爆笑する会場。本当に幸せな空間。芸人さんがノリで遊びに来てステージに出たり、ただただ楽屋に酒呑みに来たり、ライブの主役は本当に毎回違うし、みんな面白いし、みんな優しい。『ろくでもない夜』は本当にいいライブになったなぁ、なんて感慨深いものがあった。そんな連中と来週はいよいよ『ろくでもない唄』、楽しみだなぁ。

とは言うものの、連日のオールナイトライブと今日は厚生年金会館で漫才。あいかわらずペース配分がヘタクソで声が出ない。お客さんに差し入れをもらったりするが、ここ1、2年は喉アメやうがい薬がほとんど。情けない。このまま声が出なくなっちゃうんじゃないかと思ってしまう。ところが一息ついていられなくて、明日(日付上は今日)は『第37回 西野亮廣独演会in滋賀』だ。とりあえず今から一言も言葉を発さなければ明日のライブまでには声が出るようになっているはず。頼む、出て出て出て。出てもらわないと困るのよ。頑張れ、喉。

芸人仲間や、スタッフさんや、それこそライブに足を運んでくれるお客さんに「次は何をたくらんでるの?」と言われる頻度が増えた。これは本当に嬉しいこと。これから先、いつまでもそう思わせられる芸人でありたい。芸人さんを、スタッフさんを、お客さんを、驚かせたい。驚かせ続けたい。そのために失うものいろいろ?安いもんです。最後に笑い声が降れば、もうそれでいい。全力でやるので、全力で受け止めて下さい。

『ろくでもない夜』の帰り道、糞ダルマと野球の話になる。野球について、どうも納得がいかない事が一つ。例えば満塁で精神的に追い込まれているピッチャーが、大暴投してしまい、球はキャッチャーの後ろに転がり、ランナーに進塁され、一点が入ったりする。この場合、ピッチャーのミスとなり、記録的にはピッチャーの『ワイルドピッチ』ということになるわけだが、ミスのわりには『ワイルドピッチ』というこの呼ばれ方は、少しカッコ良すぎやしないか?『ワイルド』はどう考えてもプラスの言葉だ。ボクがピッチャーなら最初から『ワイルドピッチ』と言われたい。「今日の西野投手はストレートでガンガン攻めて、ワイルドピッチですねぇ~」と実況されたい。精神的に追い込まれてのミスなんだから、正しくは『ナイーブピッチ』だと思う。このことを糞ダルマに熱弁したらば、連日のオールナイトライブ明けの帰り道の朝ということもあったのか、目をこすりながら「ふ~ん」と言われて話は終わった。もしかして面倒くさいのか!?全力で受け止めて。

それでは滋賀の皆様、今から向かいます。

……このブログを読んだ堤下(高校時代野球部キャプテン&ランナーコーチ)から、大事なお言葉をいただきました。この場合の『ワイルド』は「荒れている、激しい」の意ではなく、「かける」ということらしい。つまりは「正確性にかける」ということになり、『ワイルドピッチ』で正しいとのことでした。間違った文章をすみません。ありがとう、堤下くん。そして…非常に恥ずかしいです。明日の独演会に響きそう。『ワイルドトーク』になりそうです。

おやすみなさい。

2009年5月24日 (日)

のぼう様

昔から本を読むのが苦手で、この28年間で読んだ小説を数えても10冊にも及ばない。そのうち半分以上は途中で読むのを諦めたもので、最後まで読めていない。こうやって考えてみると、3年に一冊のペースだ。とにかく読むスピードが遅い。一冊読み切るのに半月はかかってしまう。それなのにハズレもあったりするもんだから(これは、あくまで好みの問題)、「この半月間をどうしてくれるんだ?」と勝手にプリプリ怒って、よけいに小説から遠ざかっていた。

だけど色んな人に聞けば「面白いのは本当に面白いよ」と言うもんだから、一念発起。他にやらなきゃいけない事がたくさんあるから、絶対にハズしたくないボクは色んな人にオススメを聞く。大事なのはオススメしてくれる人選びである。そこをハズしてしまうと、もちろん作品もハズれる。自分のチョイスに酔いがちな人はNG。中学時代のボクがまさにそうで、「好きな映画は?」なんて聞かれると、決まって小難しいフランス映画なんかを答えていた。そういうものを「好きであろう」としていたし、「人とはセンスが違うのよ、オホホ」と、どこかで思いたかったのかもしれない。今、同じ質問されたらば、『パコと魔法の絵本』『ザ・マジックアワー』『ゴーストバスターズ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『お熱いのがお好き』『ゴジラ』…などなど、皆が知っているようなものばかり。良いモノは良いのだからしかたがない。

そんなわけで、そういった自分のチョイスに酔ってしまう人に聞くのはやめようと、品川さんに相談。「小説を読んでみようと思うんすけど、絶対にハズしたくないので、確実に面白いのを教えてください」という後輩の勝手なお願い対し、答えていただいたいくつかの作品をメモする。その中から帰り道の本屋に置いてあった作品を購入。湊かなえさんの『告白』と、和田竜さんの『のぼうの城』。

その2冊とも、移動時間に「よし、読むぞ」と覚悟を決めて読みだしたらば、まぁページが進む進む。ボクの読解力が劇的に進化してわけではもちろんなくて、その内容の面白さがページめくらせてくれたのだ。2週間で2冊を読み切る快挙。そんな後押しをしてくれた、湊かなえサンと和田竜サンを羨望の眼差しで見始めたボク。

それから一週間後。ところ変わって神保町花月の楽屋。芸人さんらとやんやと話しているところにやってきた妖怪ちんぷんかんぷん。楽屋に入ってくるやいなや、

「知ラナイ小説家サンガ書カレル、コラム、ノ挿絵ノ依頼ガキテイマスガ断ッテオキマショウ」

まぁ、一度にたくさん間違っている。まず、そんなデリケートな話を皆がいる前でしちゃダメだし、断るまでが早すぎるし、なにより『知らない小説家さん』って誰だ?人には絶対に名前があるぞ。そこは結構大事なところだと思うのだが。ボクを含む、その場にいる芸人からツッコミの集中砲火を浴びる妖怪。

誤解しないでいただきたいのは、なにも妖怪ちんぷんかんぷんは鼻が伸びて断ろうとしたわけではなく、絵でいえば、現在『Zip&Candy』という絵本制作をしているし、絵の他にも現在たくさん制作物を抱えているボクの負担を考えてくれての判断。多少、言葉がヘタクソなだけ。彼なりの優しさであります。

とにもかくにも気になるのは『知らない小説家さん』だ。その時、隣にいた房野くんが、「ちなみに織田くんは小説とか読むの?」と聞けば、「マッタク読ミマセン」と我々を一蹴。「じゃあ、全員『知らない小説家さん』になるじゃないか!」と責められるも動じない妖怪。。「話を断ってから、実はあの時のあの人はあの有名な〇〇さんだった』という裸の大将パターンがあるぞ」というボクの一言で、ようやく動き出す妖怪。担当の方に電話を入れて、妖怪で言うところの『知らない小説家さん』の名前をもう一度確認する。

その『知らない小説家さん』の答えが、もう皆さんお察しのとおり、和田竜さん。その事件の一週間前に読み終えた『のぼうの城』の作者、作家大先生である。先にも書いたがちょうど羨望の眼差しで見だしてホヤホヤの時期。「このドンピシャな感じは何かあるな」と、お話をありがたくお受けすることに。

かくして、『CIRCUS』という雑誌で和田竜さんの立派なコラムの隅に、申し訳なさそうに落書きのような挿絵を描く運びとなったわけだが、妖怪ちんぷんかんぷんの判断通りに事を進めておれば、まさに裸の大将パターン。「和田先生~」と言いながら、土手を駆けなければいけないところだった。そうなってしまっては時すでに遅し、和田先生はもう街を離れおむすびを食べているし、『野に咲く花のように』が流れている。

妖怪ちんぷんかんぷんは今日もちんぷんかんぷん。まぁ、平和ですな。

2009年5月23日 (土)

キングコングな金曜日

考えてみれば6月21日が『KING KONG LIVE 愛媛公演』で、その翌日22日が下北沢で『Made in KingKong』、2日続けてのキングコングのライブとなる。さらにその翌日23日がキングコングの2人でゲストとしてお邪魔するスマイルのライブが大阪で。なかなか楽しそうな6月の3日間。

本日は吉本の会議室にこもり『Made in KingKong』の打ち合わせ&オープニングでやる新ネタのネタ合わせ。昨晩、ああでもないこうでもないと練ったモノを梶原に話し、それから壁に向かって立って合わせながらネタをかためていく作業。19歳の頃からずっとこの調子。これが楽しい。打ち合わせの方は、今回ざっくり話すだけのライブなので、これといった難しいものではない。「楽しくお喋りをしよう」ということで話がまとまる。

初回のゲストはNONSTYLEとスリムクラブ。NONSTYLEは大坂時代からの付き合い。クサレ縁もクサレ縁。奴らと東京の仕事場で合うと、少し照れくさくなってチンコのところがソワソワして、最後に嬉しくなる。スリムクラブはフザけたコンビ。ここまで世間に持たれているイメージとまったく違うコンビも珍しい。2人のファンだし、2人の酒の呑み方のファン。なんとも、まとまりのない二組と、お喋りをさせてもらう。どんな感じになるのかな?ひたすら楽しみ『Made in KingKong』

一晩考えたモノがあたり前のようにまるまるボツになったりする仕事。明日の保障なんてまるでない。ボクがボツになるネタを考えている間に、周りの皆は上手に時間を使っていたりするのか、と思うと不安になったりすることもあるけれど、今日のように確かにモノが生まれて、確かなネタ合わせができた時、少しだけ報われた気がしてポカポカとした気分になる。嬉しい。この世界で、この活動をする以上、一生この繰り返しなんだろうな。

ボクの知らないどこかで頭を抱えている誰かさん。まぁ、ボクもあなたと同じような毎日です。頑張って。

2009年5月22日 (金)

呼ばれて飛び出てグッドモーニング・ジョー

『はねるのトびら』のスケジュールというのはギリギリまでフワフワしていて、2日前ぐらいにならないと決定スケジュールとして下りないので、毎週金曜日と土曜日のスケジュールはギリギリまで押さえられている。なので、金曜日と土曜日に別のスケジュールが入っても、頭には『(仮)』というのが必ずついてくる。『はねるのトびら』の収録がバラしになった時に、その『(仮)』が外され、そちらに稼働することができる。5月のスケジュール表には5月22日の夜中に『(仮)ハート泥棒スペード刑事』と書かれてあった。スピードワゴン小沢さんがやられている音楽のライブだ。

昨日、『はねるのトびら』の収録のバラしが決定し、同時にその『(仮)』が外された。まもなく小沢さんから電話、「よろしくね~」。そんなわけで今日の夜中(厳密に言えば、日をまたいで23日になっている)、急遽も急遽、グッドモーニング・ジョーとしてステージに立つことになった。場所は6月1日の『ろくでもない唄』と同じく新宿LOFT。もちろん僕たち目当てのお客さんではないので、求められての登場ということにはなりません。だけど普段お世話になっている呑み先輩のお願いは断るわけにはいきません。精一杯やる次第です。こうなりゃ都合の良い女になってやる次第です。明日は『ろくでもない夜』だし、考えてみれば2日連続でオールナイトのライブ。

昨晩はキングコングの漫才をニヤニヤしながら書き、今朝、起きて読み返してみると地獄的につまらなかったのでボツ。また、やりなおし。明日の昼に梶原と会議室にこもるから、締切はそこ。仕事に行くまでの間は、気晴らしに『Zip&Candy』の制作。3時間やったが、パッと見は何も変わらず。絵本制作に関しては毎日この繰り返し。あと何年続くだろう?

この場所でもできるだけ本音で書くようには心がけているが、毎日のこと、書きなぐったものをそのまま出しているため、言葉足らずだったり、文章力・表現力不足でニュアンスが違ってしまったりで、間違って伝わることもしばしば。本当は隣に座ってアレやコレやをボクの口から伝えたいけれど、どうやらそれは難しそう。結局、本音を伝える手段として行き着くところは『作品』ということになる。そこにボクが何が好きで嫌いかを込めて、ボクがこの先に考えていることを込めている。何度もヤスリにかけているから、それはボクの気持ちに間違いない。それが肌に合わない人がいた場合は「しかたがない」と割り切るしかない。それぐらいの覚悟。

そういう過程もひっくるめて楽しんでもらえればいい。行けるかどうかなんて分からないけれど、行くことを止めたらもう本当にそこで終わり。だから決して止めない。その生き様エンターテイメント。

まぁ、とにかく今晩だね。

YouTube:サンダーサカタ38号/グッドモーニング・ジョー

2009年5月21日 (木)

うつむかないで、糞ダルマ

今週土曜日には『ろくでもない夜』があって、来週の月曜日には『第37回 西野亮廣独演会in滋賀』がある。42.195㎞走り幅飛びから、2夜連続の独演会から、もう一ヶ月が経つのかと、時の流れの早さに驚く反面、その間にあった『ダイヤル38』がもうずいぶんと前の事のように思えて時系列がゴッチャゴチャ。なかなか内容の濃い一ヶ月だった。

制作活動の傍らで、妖怪ちんぷんかんぷんに声をかけて次のお遊びの準備をしている。それは誰のせいでもないのだれど、新しいものを始める時にいつもイチイチ話が止まる。企業に属している以上、「どこどこの了承を得なければいけない」「返答待ちの状態です」といったことは日常茶飯事で、そんなのに指をくわえて待っていたら、向こうの都合に振り回されて終わる。無理なら無理で次の動きをしなきゃいけないから、妖怪ちんぷんかんぷんにはタイムリミットを引くように何度も言う。はたして理解してもらえているだろうか?昔みたく「遊ぼう」「うん」の、あの調子で物事が進められたら、もっと楽しいのになぁ。

夏の『ダイヤル38』の大阪公演も成功させたいし、年明けに予定しているちょいとしたお祭りも実現させたい。全てを前に転がすには、圧倒的な熱量しかありえない。思いを口にして、退路を断って、自分を鼓舞させる方法をとる。ボクは自分がなまけものだと知っている。だから、なまけられない枠組みを先に作ってしまう。崖っぷちにランニングマシーンを置くようなこと。走らなきゃ落っこちて死ぬ。

楽しいことをもっともっとしたい。ただ、それだけ。

ボクの悪いクセで、制作中はとにかく頭をボリボリガシャガシャと掻き毟る。この調子で頭皮をいじめ続けていると、そのうちツンツルテンにハゲちゃうんじゃないか、と危惧したボクは、さほど興味を示さなかった糞ダルマを強引に誘い、アデランスのヘアチェックに行った。カメラで頭皮の状態を見られ、酷いことを言われるんじゃないかとビクビクするボクに、「大丈夫です」と答えてくれた先生。「頭皮の状態も、髪の毛も非常に健康」とのことで、ホッと一息、肩の力をなでおろす。問題は付き添いで来た糞ダルマだった。「非常に危険です」とアッサリ言われていた。『お姉ちゃんのオーディションについていったら、私が選ばれた』パターンの、悲惨バージョンだ。

なんと、聞けば先生は6月1日の『ろくでもない唄』のチケットを取っていたという。これはこれは、ありがたい。当日、客席から糞ダルマの頭皮を心配そうに見ている人がいたら、それはアデランスの先生である。そんなわけで糞ダルマはヘッドバンキング禁止。なぜなら…、ポロポロ抜けちゃうからだっ!

2009年5月20日 (水)

OH!グラマーガール

遊びは全力。午前中はスタジオにこもり、グッドモーニング・ジョーの皆さんとエンジニアのポリスさんと音を作りながら、やんややんやとハシャぐ。「これを趣味と呼ぶのだ」と思いながら。6月1日、いよいよ迫ってきた芸人さんによる音楽のお祭り『ろくでもない唄』。今回は一体誰がどんなパフォーマンスをみせてくれるのか楽しみ。誰かクソ真面目に世界平和を唄ってくれぬか?毎度、酸欠でブッ倒れているボクの今回の目標は「ヘニョヘニョせずに最後までキチンと男らしく立つ」ということ。とにもかくにも楽しい趣味を見つけたもんだ。近々、KINGKONGのホームページの方でそれに関係する楽しいお知らせができるかも。お楽しみに。

日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾は先方の感想を聞き、ただいま第2章のヤスリがけに入っている。作品としてカタチにして世に出してしまうと、もう修正できないから、それまでにたくさんの人の意見を聞く。ボクはまだまだまだまだ未熟で、自分1人で作ったものなんて頭でっかちでたかが知れている。舞台をする時だって呑み仲間に何度も構成を話す。そこでの反応をうかがいながら微調整の繰り返し。漫才でいえば梶原。

その過程で「俺ってスゴイッ!」とのぼせ上がる時もあれば、己の未熟さに情けなく思う時もあったり、モノ作りの時の感情は大忙し。どうであれ、作品が残ればいい。事情があって、ライブに来れないような人もいる。住んでいる場所だったり、病室から出れなかったり…そんな人のところへ飛んでいってくれれば嬉しい。フザけたネーミングだが、日本列島ドンガラガッシャン大作戦はそうであって欲しい。第一弾は『Dr.インクの星空キネマ』、そして第二弾、それが何かは言えないけれど、きっと喜んでもらえると思う。

昨日は女の子とお酒を呑んだ。女の子はやっぱり可愛い。女の子に褒められるとどうしようもなく嬉しい気持ちになる。

YouTube:グラマーガール/グッドモーニング・ジョー

2009年5月19日 (火)

ドキドキしたい09

まさかのダブルブッキング事件で出鼻をくじかれたキングコングの新たなライブ『Made in Kingkong』は6月22日(月)に今度こそ決定。会場は下北沢にある北沢タウンホールというところ。オープニングで漫才の新ネタを一本だけやって、あとはお喋りやら、ゲストを招いてのコーナーやら、『KING KONG LIVE』とはまた違った顔のライブ。

昨晩はそこでやる用の新ネタを一本書いた。書いたはいいものの、あまりにもフザけすぎているため初回には不向きかと、コレをやるかどうかはまだ決めていない。もしかしたら別でもう一本作るかも。まだ時間はあるしね。

バカみたいに頭を回した、ここ3日間。漫才一本と短編の物語を2本書いた。その余韻で、もう1本、短編の物語を思いついた。短編の物語は全てコメディー。こうなってくると、短編の物語をたくさんためて、いつか一冊の本にしたいという欲が湧いてくる。それは『ダイヤル38』のような形態をとった、短編物語集だ。きっと楽しいに違いない。

いつだって、この『きっと楽しい』という感覚に振り回される。良い匂いがすれば犬のように飛びついてしまう。自分がそんな性格だと分かっているから、この『きっと楽しい』を見つけた瞬間にボクはすでに楽しくなっている。そこに向かうのは決まっているから、その為に何をすればいいのかの逆算が始まる。思った瞬間にもう一歩目を刻んでいるんだ。

このブログを読んでいる方で、学生さんがおられれば驚きの情報だけど、ボクは今28歳で今年で29歳になろうとしているんだけど、学生の頃に想像していた28歳や29歳の大人像に、自分は到底追い付けていないよ。思ってたよりずっと子供。ボクの場合は28歳になった今でも「大人ってさぁ~」みたいなことを思ったりするから、驚き。みっともないね。

だけどモノを作ることに関しては、その精神年齢の成熟しきれていない感じはとてもプラスに働くような気がする。それはフットワークの重い連中を見た時にいつも思う。余計な計算がいつも一歩目を遅らせている。社会で生きるにはしかたないのか?いや、しかたがない、とは思いたくない。最初に思った気持ちを大事にしたい。ボク達がしているのは金儲けじゃない。

今日は本社の会議室にこもって『Zip&Candy』の制作をした。なか指がパンパンに腫れた。去年の12月から始めたものだが、破格の進行の遅さ。しかたがない1ページに100時間近くかかる。他の仕事もあるから月に1ページのペースだ。これも『きっと楽しい』で始めたものだけど、完成までにあと何年かかかってしまう。一冊出して、その労力を知っているだけに、集中力を切らさずにやるのが本当に大変。だけど完成したらきっと楽しい。

作業部屋に「破天荒」を自負する平成ノブシコブシ吉村が入ってくる。第一声は「少しは休みなさいよ」であった。「破天荒」というより、「お母さん」だ。これからは吉村のことを「お母さん」と呼ぶことに決めた。数時間ブッ通しの作業であったので、話しかけられても言葉が出てこず、「アワワ」となる始末。絵本制作を数時間した後はいつもこうなる。口が回らないのだ。それでも、その中で「年明けにでも山ちゃんと3人で遊びましょ」という約束をした。こちらも『きっと楽しい』。

一秒でも気を抜くと奈落の底まで一気に転がり落ちそうな感覚は、やれば薄れていくもんだと思っていたけど、蓋を開ければその逆で、やればやるほど増すばかり。そんな恐怖を忘れさせてくれるのは、やりとげた時のほんの一瞬で。それでも、その一瞬でもいいから、やっぱり安心したいから、ビクビクしながら作り続けるしかないわけです。

しかし、毎度のことながら、こんなブログを読んでいるあなたは、やっぱりド変態だと思います。きっと、たまってるものがあるんだろうね。話を聞きたいよ。

ああ、手が痛い。

2009年5月18日 (月)

コイツが残ってくれりゃあ、ボクはそれいい

自分で作って提出したクセに、先方の『OK』が出たあとに自分でボツを出した、そんな自分の神経を激しく恨んだ昨晩。まぁ、一度言っちゃったもんは取り返せない「やらない」と言ったら、やらないのだ。今回、作っておいて流れたのは『ガラスの向こうのベイビーちゃん(仮)』というお話、今回ボツにしたとはいえ、自分の中ではなかなか気に入っているお話でしたので、いつかどこかのタイミングで。ビルの清掃員が物語の主人公なのだ。

今回は『ガラスの向こうのベイビーちゃん(仮)』をボツにしたから、別でもう一本書かなければいけない。「書かなければならない」もなにも、つまりは自分のくだらない強情な性格のせいなのだが…。とにもかくにも机に向かった。

睡眠時間は少なくても平気だが、徹夜が死ぬほど苦手なボクにとっては、「まる2日徹夜」は記録である。2日まるまる机に向って、飢えはシーフードヌードルでしのいだ。そうして書き上げたお話はデパートのヒーローショーの裏側を描いた物語。おもいっきり殴り書き、書きたてホヤホヤの原稿を先方に送る。先方の満足のリアクションで、ようやく肩の荷がおり、ニンマリとしてしまう。作品発表の場はおいおいお知らせします。

この2日間のご褒美として、TUTAYAに行き『パコと魔法の絵本』のDVDを購入。部屋を真っ暗にして、携帯電話の電源を切り、ボクが世の中で一番好きなビール『よなよなエール』を呑みながら鑑賞。映画館で一度観たが、2回目も感動。本当に大好きな映画。こんな映画が増えればもっと楽しいのに、と思いながら、リビングでブッ倒れる。爆睡。

ボクが眠っている間に、先方には『赤字』とよばれるものを入れてもらう。読みにくい点や、日本語の表現としての改善点など。起床してパソコンを開くと赤字が入ったものが届いており、そこからブラッシュアップの作業に入った。とにかく締切は守れそうで、安心安心。

どうひっくり返っても100年後にボクはいない。だけど確かなモノを作っていれば、そのモノは100年後だって平気な顔して残る。そのモノを誰かが手にとってくれた時に、ボクは少なくともその人の頭の中にいる。だから、ボクがいるとか、 いないとかは、別に大した問題じゃなくて、確かなモノさえ残すことができれば、ボクはいつでもどこでもいれる。問題は確かなモノを残すことにある。ボクは作品の可能性を信じている。この世界に飛び込んだ時はまだ考えていなかったが、今は強く思うようになった。

今回、新しく作ったのは『ヒーローショー』という短いお話。

あなたの胸や頭や目や耳に絶対にボクの作品を残す覚悟です。

2009年5月17日 (日)

制作に追われる日々

妖怪ちんぷんかんぷんがまたも暴れてくれました。6月23日に決まった記念すべき第一回となる『Made in KIngkong』ですが、その日のその時間のキングコングは大阪のbaseよしもとでスマイルのライブに出演している、とのこと。ダブルブッキングというやつです。これを教えてくれたのがファンの方。「23日って大阪で仕事じゃないですか?」と言われ、「いやいや、そんなハズはないよ」と半笑いで織田君に確認の電話をしてみれば、「スミマセンデシタ」の一言。記念すべきライブ第1回目の出鼻をくじいたのがマネージャーとは恐れ入る。前途多難な船出となった。やってくれるぜ、まったく。史上初となる単独ライブのダブルブッキング。

とにもかくにもチケットを発券する前で最悪の事態は防げたというのが一つ。ただ、そのシワ寄せが北沢タウンホールのスタッフの方、そしてポスターやチラシを制作してくださったデザイナーのしんじサン、そして早くも23日のスケジュールを空けてくれていたかもしれないファンの皆さまに。誠に申し訳ございませんでした。信じられないかもしれませんが、これが妖怪です。ボクと梶原も今後のスケジュールには細心の注意を払ってみますが、なにせ今回最悪の危機を救ってくれたのはファンの方の一言。すなわちファンの皆様も細心の注意を払っていただけると助かります、というのがボクからのお願いです。皆で一丸となって妖怪に立ち向かいましょう。『Made in Kingkong』の振り替えの日程は決まり次第、お伝えさせていただきます。お騒がせしてしまい本当に本当に申し訳ございませんでした。

今月末に締切が迫っている制作物を先方に送り、リアクションが返ってきた。「ひとまずコレでいきましょう!」という感じだった(決して『ひとまず』なんてワードは出てきてないのだが、ボクが勝手にそう受け取った)ので、ムカついて自ら却下。おかげで、ただいま地獄のように首がしまっている。語弊があるといけないので言っておくと、間違ってもリアクションをくれた方やその方の言葉にムカついたわけではない。その方には本当に感謝している。一晩かけて考えた設定で相手を感嘆させられなかった自分にムカっ腹がたったのです…というと少しカッコつけすぎか。でも分かるでしょ?なかばスネている感じでさ、どうしようもなくムカつくんだ。だから、また新しく作る。半端なモノを生み出してたまるか。畜生。もっと頑張れ、脳ミソ。それにしてもマズイ! いよいよ時間がないっ!

慰めてもらおうと友達の女の子に電話をして事情を話すと、「バカだね」と一喝される。彼女で言うところの「先方の『OK』が出たんだから別にいいじゃん」なのかもしれないが、よくないのだ。『OK』の出かたが問題なんだよ。結果、今日は一日中頭をガシャガシャ掻き毟って、チョコレートをやけ食いしたが、何も生まれず。「糖分を取ると頭の回転が良くなる」という説を恨み、最終的には自己嫌悪に陥った。締切が刻一刻と迫ってくる。でも、しかたがない。自分で撒いた種だ。

手が進まないのを確認して、途中で日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作もしたり。こちらは『Dr.インクの星空キネマ』と同じく、構成が大きく4つに分かれて先日から2部に突入している。実は全体はおおよそ出来上がっていて、今はヤスリで磨いている段階。1部は磨き終えた。来年の頭にお祭りを計画していて、そこに合わせられればいいと思う。ただ、今、それに時間を費やしたところで締切は消えてくれないわけで…そう思い、しぶしぶ元の作業に戻る。

「賢くなりたいなぁ」と思うけれど、「賢くなったらツマらなさそう」とも思う。それよりも何よりも、「28の大人が何を考えているのだ」と思う。思春期じゃあるまいし。みっともないね。

すんなりとポンッと出て、産むのが楽しいときもあるけれど、ほとんどが苦しいときで、その苦しいときに踏ん張れないと、楽しいときがやって来ない。そんな調子でグルグルグルグル。

五反田のマンションで頭を掻き毟る今夜です。

2009年5月16日 (土)

はてさて、あなたに届くかな

昨晩は『Made in Kingkong』のことで梶原と電話をして、それを最後に携帯電話の電源を切ってZipMotorsにこもり制作に没頭する。とにもかくにも今月末に締切が迫っている制作物が最優先。今朝、なぐり書きしたものを先方に送って、『OK』が出ればこれからそいつを叩き直すし、『NG』が出れば今晩また新たに書こうかと。いずれにせよ、今晩も作業だ。今週末か来週頭には『Made in Kingkong』の新ネタを一本書きたいので、それまでには済ませたい。今はとにかく先方からの反応を待っている。ただいまAM11:00。

携帯電話の電源を入れると、着信やらメールやらが今日に限ってたくさん入っていて、急いで謝りの連絡を入れる。いままで何度これを繰り返しただろうか。

今日は『はねるのトびら』の収録。それまで少し時間が空くので、ちょびっとだけ睡眠をとって、それから別の作業にあたる。1日の時間をキッチリ埋める事に快感を見出しているのだ。

プレッシャーやら何やらはもちろんありますが、毎日が本当に楽しい。仕事の充実をどこに置くかで人それぞれ変わってくると思うけれど、ボクの場合はやはり仕事の中で『モノを作る』割合が少しでも多い方が嬉しい。そうでなければどこか上の空で、なので去年の頭あたりから非常に生き甲斐のある時間を過ごせている。なかば博打的な生き方ではありますが…。

その中で『コメディー』と『幻冬舎』、この二つの出会いは本当に大きかったなぁ、と思う。実にクリエイティブな毎日をボクに提供してくれる。タレントが絵本を出す企画を持ちだした時に「どうせ…」と思われるだろうなぁ、とボクは考えていて、それならばストーリーは全て書きあげて、挿絵もある程度のところ(実際は第2部の途中だった)まで描いて見せられる状態にして、出版社の人に見せようと。そんなわけで『Dr.インクの星空キネマ』は制作から2年と少し、ずっと独りの作業。もちろん出版社など決まっていない。決めていたのは「最初に声をかけてくれた出版社にしよう」という事。そんでもって最初に声をかけていただいたのが幻冬舎で、そこからなかば心中のような付き合いが続いている。すっかり呑み友達になってしまったのだ。

そんなこんなで物語をつくる毎日になった。たくさんモノを残して、いつか孫に自慢してやろうかと考えている。現役を退いたら、博士みたいなお爺ちゃんになりたいのです。そしてそれまでは熱のある不遇なあなたを全力で肯定するために生きてやろうと、最近はそんなことを思うのです。

2009年5月15日 (金)

HELP!

もう泣いてやろうかと思っている。

こちらの方でちょくちょく書かせてもらっているキングコングが新しく始める月1ライブ『Made in KIngkong』の一発目は6月23日(火)、下北沢の『北沢タウンホール』での開催が決まった。オープニングで毎回新ネタを一本と、キングコング2人のお喋り、そしてゲストを招いてお喋り。大体こんな感じの構成になる。一発目のゲストは誰を呼ぼうかなぁ~と考える傍ら、そろそろ新ネタを書き始めようかと。

同時進行で『Zip&Candy』と日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾、夏に京橋花月である『ダイヤル38』の手直しと、12月頃を予定していたとあるお祭りを年明け1月に変更して、そちらの準備もろもろ。月に一度の挿絵はさほど負担にならないとしても、そこに『Made in Kingkong』の新ネタ。とにもかくにも制作物がてんこ盛り。

そんな中、今朝、パソコンのメールをチェックして青ざめる。「締切が迫ってます!」とそこに書かれていた。それは少し前に依頼されていたもので、口約束程度でボンヤリとしていたから、話が流れたものなのかと思っていたが、そうではなかった。原稿用紙50枚程度の物語を一本書かねばならない。その締切が今月末だという。そこで冒頭の言葉に繋がるのだけれど、もう泣いてやろうかと思っている。

ハッキリ言って今の段階ではゼロだ。何も浮かんでいないし、なかなか浮かびそうにない雰囲気すら漂わせている。筆がまったく動かなくて、逃げるようにこのブログを書いている。一応、働いているつもりになりたいのだ。「大丈夫、あなたの手は止まってませんよ」と自分の身体に言い聞かせているのだ。でも気づいている。この行為が現実逃避だということは薄々気づいている。何の解決にもならないことも薄々気づいている。この文章を書き終えた瞬間に、地獄がやってくる。自分の手が止まっていることを受け入れなくてはいけない。嗚呼、泣きそうだよ、お母さん。

『ダイヤル38』が終われば少しは落ち着くかと思っていたが、とんでもなかった。いや、でも、やるしかない。始めるしかない。始めなきゃ終わらないのだ。頑張るか。頑張るから、関係者の皆様は直接、お客様はファンレターとか様々な手段で…褒めて下さい。褒めてくれなきゃやんないよ。

降りて来い、お笑いの神様!

2009年5月14日 (木)

遊び仲間

「『コメディー』というムチャクチャ面白い遊びがあるよ」

これといってTVの仕事に追われている売れっ子でもないクセに、かなりバタバタした毎日を送っている。作らなきゃいけないモノがたくさんあって、それらの制作で。ちなみに先日書いた「イラストレーターとしてのお仕事」というのは、とある小説家先生が書かれるコラムの挿絵のお仕事。毎月一点。それは昨日のうちに仕上げたけれど、日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作や、絵本『Zip&Candy』の制作とは比べものにならないほど肩の力を抜いてできる作業。やってみると負担ではなかったから、楽しんで続けられそう。

そんなこんなでなかなかマトモに睡眠をとれていないボクに呑みの誘いをくれたのは、数年前に冒頭の言葉をボクにかけてくれた男。昨日、東京に遊び(仕事?)に来ていた後藤ひろひとオジサン。昨晩は大人しく寝ようかと考えていたが、ここに誘われると話は別。もちろん飛んでいった。

後藤さんとのモノ作りの話は楽しい。本当に楽しい。入口さえ話せば全部理解してくれるから。夏に演る『ダイヤル38』の話や『Zip&Candy』の話をしたり、後藤さんの次の舞台の構想や『パコと魔法の絵本』の話を聞いたり…。20歳そこそこのボクにモノ作りの入口を作ってくれて、『ひーはー』という大傑作舞台で覚悟を決めさせていただいて、それからもずっとモノ作りのアドバイスをずっといただいている。『ダイヤル38』のストーリーテラーのお髭はもちろん、その男に敬意を表して。

モノ作りの話をしていたかと思いきや、脱線して本当にくだらない話になる。「怪獣とUFOに興味が無くなったら男として終わり」という話で激しく共感し合ったかと思いきや、望遠鏡派と顕微鏡派で意見が真っ向から対立したり…傍から見ればひどい有様かもしれない。ボクは断然、望遠鏡派なのだが、後藤さんに言わせると「あっくん(そう、彼には『あっくん』と呼ばれている)は望遠鏡で星を見たいと思うでしょ? さらに望遠鏡の精度を上げて星の表面がどうなってるかを見たいと思うでしょ? さらにさらに望遠鏡の精度を上げて星に住んでいる生き物を見たいと思うでしょ? さらにさらにさらに望遠鏡の精度を上げてその生き物の作りを見たいと思うでしょ…もはや顕微鏡だよ」というのが彼の言い分。望遠鏡の目的の究極は顕微鏡だと言うのだ。そこで笑ってしまったからボクの負け。酒を呑みながらそんなことを延々と話す。

ボクは三谷幸喜さんのファンでもあって、そんな事も話した。表立っているものは大きく違うが、お二人の根本はまったく同じで、お二人がボクをいつまでもドキドキさせてくれる理由がそれ。日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の相談をお二人にさせてもらったときに、お二人がそこに手をつけない理由がまったく一緒で、ボクはなんだか憧れた。だけどお二人とも「そんなモノを見たい」と言ってくれたのだ。それはボクが絶対に作る。確かなモノを作って恩返ししなきゃね。

しこたま呑んだ帰り道。後藤さんから「楽しいなぁ」というタイトルがついたメールが入ってきた。それを読みながら、小学校から同じクラスで一緒に遊べていたら…なんて考えてしまった。

「ゴッちゃん」とか呼んで、絶対に毎日遊んでいたなぁ。

2009年5月13日 (水)

酒呑みエンターテイメント

TVとラジオ以外の仕事の約9割は呑みの席で決まっている。『Dr.インクの星空キネマ』もそうだし、それに続く日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾もそう。今日のコメディーなんかもそうだし、ライブなんてのは全て呑んだ時の「やっちゃうか!」の一言で始まっている。アルコールのせいで気が大きくなっているのかもしれないし、酔って楽しい気持ちの時に頼まれたお仕事は「はいはい~」と答えてしまう。つまりは仕事相手のほとんどが呑み仲間というわけだ。

そんな呑み仲間のお願いはなかなか簡単に断れるもんじゃない。そんなわけで6月にbaseよしもとの舞台に立つ事となった。キングコングで。コンビでbaseよしもとの舞台に立つのはどれぐらいぶりになるだろう?5年近く過ぎたんじゃないだろうか。baseよしもとはボク達キングコングがNSCの頃にオープン、記念すべきbaseよしもと生まれ芸人第1号をいただいたのである。あたりまえだが思い入れの強い劇場。

ボク達に今回の話をふってくれたのは後輩コンビ、スマイル。番組で何度も力を貸してもらったし、とにもかくも呑み仲間である。マネージャーを通した上で、わざわざ本人からも電話をかけてきてくれて、ふたつ返事。微力ながらスマイルの神輿をコンビで担がせていただきます。いやはや楽しみ。

「呑みの勢い」といえばもう一つ。6月1日に新宿ロフトにておこなわれる『ろくでもない唄』である。芸人が楽器を担いで、やんやと唄っている。元々は糞ダルマが独演会の打ち上げ中に「バンドやりましょうよ」と言いだしたのがそのキッカケ。ちょうどコメディーをDVDに落とす時の権利の問題でオリジナルの曲が欲しかったとこだったし、後藤ひろひとオジサンと呑みに行った時に「たまに音楽をやってるよ」という言葉も後押しとなり、番組で20万近いギターを買わされたのがとどめ。グッドモーニング・ジョーというバンドを始めることになった。とはいえ、一組だけでは寂しいので芸人の皆さんに声をかけたところ、面白がって乗っかってくれた。今回、この悪フザケに全力で乗っかってくれたのは次の方々(敬称略)。

井上マー、堤下敦(インパルス)、アッハー小泉、平成ノブシコブシ、川口清行(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、イシバシハザマ、てっちゃん(ふくろとじ)、白井鉄夜(チーモンチョウチュウ)、伊藤広大(こりゃめでてーな)、山本剛(マキシマムパーパーサム)、GO!皆川、ファットボーイデンジャラス、カシスオレンジ、チョッパーMASA、出雲阿国、嶋田修平(TOKYO無鉄砲)、鳥居俊介(フレンチブルドッグ)、遠藤かおる、力、斉藤司(トレンディーエンジェル)・・・他。

『他』と書いたのは、ボクの耳に入ってきているメンバーをここに書かせてもらっただけで、まだまだおられるだろうし、前回同様ノリで出ちゃう芸人さんも多数おられると思います。駆けつけろ、DAY様!共に暴れてやりましょう。あぁ、楽しみ。

酒に溺れる人生でございます。キメるとこキメるので、それで見逃して。

2009年5月12日 (火)

愛すべき世の中のアホちゃん達へ

そんなわけで今年の夏は『ダイヤル38(サーティ・エイト)』の大阪公演だ。京橋花月で3日間。昨日は京橋花月の舞台に立ったり、客席にまわりいろんな席から舞台を見てみたりで粗探しをするも、本当にいい劇場だと思う。興奮する。

しいてあげれば問題は、昼に通常の劇場としての公演があるからセットを毎度バラさなければいけない点。それは神保町花月も昼間は映画をやっているから同じ条件なのだが、神保町花月は床はそのまま残せる。さすがに漫才や新喜劇をおこなう舞台で『ダイヤル38』の黒い床を使用するわけにはいくまい。今回の『ダイヤル38』に限っては広さも少々気になる。いつもなら、「もっと広さが欲しい」と思ったりもするが、今回は1人芝居。神保町のセットをビヨヨ~ンと伸ばしたら、今度は余っている空間が多すぎて「一人というのが寂しく見えてきやしないか?」と考えてしまう。

それらをクリアする、今、ボクの頭の中にある舞台セットはこれまた様子の可笑しなモノになっている。口で説明できないので、神保町花月同様、理想セット完成図を絵に描いて技術さんに相談してみよう。同じ『ダイヤル38』だが、ボクの頭にあるセット図がそのまま形になったとしたら、神保町花月とはまた違ったセットとなる。スケッチブックとペンは我が作業場ZipMotorsには山ほどあるのだ。いちいち買いにいかなくて済む。ありがとう絵本制作。

大阪だとボクにコメディーの楽しさを教えてくれたお髭のオジサン(ダイヤル38のストーリテラーの髭は彼の真似)も住んでるし、公演終りは呑みに行けるかも。そちらも楽しみ。

今年は『Dr.インクの星空キネマ』に始まって、GWに『ダイヤル38』、夏にも『ダイヤル38』、上手くいけば12月にも一つお祭り(須藤さん、頼んだよ!)。そしてさらに上手くいけばその後まもなく日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾を発表できるかも。2009年も制作の年になってしまった。

そんな中、少し前から話をいただいていたお仕事をお受けすることに。コレがなんだか面白そう。月に1度の締切がある制作物。こちらはイラストレーターとして話が来た。ボクは一体、何者になろうとしている?だけど「好きに描いていただいて…」という事だったので、楽しめそう。そんなワケで、とある媒体で少しだけお絵描きを。何やってんだ?笑ってしまう。

ハロー、皆さん。元気にしてますか?周りの視線に、あなたの動きを止められていませんか?そんなの関係ないよ、一度やってみるといいよ。あなたに確かな熱があるのなら、大丈夫。あなたは正しい。

お互い頑張りましょう。

2009年5月11日 (月)

誰よりも三振するかもしれないけれど、誰よりもホームランを打つ人生が上等

『日の出アパートの青春』『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』『グッド・コマーシャル!』『ダイヤル38』と、去年の頭から数えて今までコメディーを4本作ってきた。

自分で0から動き出すより、いつだって流れに乗っかった方が派手な結果が生まれる。だけどそれを続けても現状はあまり変わらない。「派手な結果」とはいえ、それ以上が望めない。頭打ちが見えている。どこかで動かなきゃいけないと思い、コメディーに関しては『ダイヤル38』という舞台をその一つの区切りとしようと思ってやった。それを終えた今(夏に大阪公演を控えているが)、そろそろ次のステージに行かなきゃいけないと思っている。「次のステージ」とは、もちろん、0から動き出さなきゃいけないようなステージ。

いつも舞台を観にきてくれるキンコンヒルズのプロデューサー佐久間さんに『グッド・コマーシャル!』の時に言われた「次は広めなきゃいけない」という言葉をそろそろ実行に移そうと思う。作って終わりじゃない。

それを朝からずっと考えていて早朝6時に妖怪ちんぷんかんぷんにメール。その後、チーフマネージャーにもメール。もちろん寝ていたのであろう。返信がきたのは昼前。分かっていたが、我慢できないのだ。この調子で梶原を朝っぱらから呼び出してネタ合わせをした前科をボクは持っている。とりあえず新幹線で大阪に向かい、大阪に着くと今度は須藤さんにメール。すぐに電話がかかってきて、考えている事をお伝えする。赤坂ACTシアターの舞台をやりきった彼のそのバイタリティーにボクは尊敬の念を抱きまくっているのである。「須藤さん、手伝って」とワガママを言ってみる。『KING KONG LIVE』に独演会、『ろくでもない夜』に『ろくでもない唄』、日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作に『Zip&Candy』の制作、夏前から始まる『Made in Kingkong』に『ダイヤル38』の大阪公演。そして上手くいけば今回の件、もう一つお祭りをやってやろうかと考えている。12月頃か。ヒントは山ちゃんと吉村。

なかなか抱え込んでしまう事になるが、それでも今やらなきゃいけない理由がある。日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾が世に出てしまったら、もうできなくなるからだ。その旨を須藤さんに伝える。来週のどこかでご飯に行く約束をして電話を切る。

大阪のNGK出番の合間に京橋花月の視察。『ダイヤル38』の大阪公演の舞台だ。舞台の広さや高さをチェック。何度も立ったことのある舞台だが、あらためて見ると思っていたより大きい。神保町ではこじんまりとしたセットでやっていたので、そいつをどうするか?観に来られた方はご存知、セットも非常に重要となってくる舞台で、簡単にサイズを大きくするわけにはいかないのである。大阪公演の問題はまずここからだ。同時進行でやる事が山積み。だけど楽しいから全然平気。

今年も熱い夏になりそうです。

2009年5月10日 (日)

2009年の夏は、大阪

『KING KONG LIVE』は月に一度、決して流してやっているわけではなく、「漫才師の漫才ライブはビッグイベントではなくライフワークにしなければいけない」というコンセプトの下、ライフワークのような存在になれている。独演会も同様。ボクはこれでいいと思っている。次の『KING KONG LIVE』は6月21日の愛媛公演。愛媛の皆様よろしくどうぞ。

場合によっては具合の悪い言葉にもなりうるが、「あたりまえ」の強さにボクは魅力を感じていて、やはりライブなんかは「溜めて溜めてドカン」というよりかは、あたりまえのように定期的にコツコツと積み重ねていきたいと思っている。それが最終的には一番強いんじゃないかな、と思っている。

とは言うものの、そんな中、やはり夏はドキドキするようなお祭り感溢れるライブをしたいと思ってしまう。去年でいうところの『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』という舞台がソレ。歌舞伎町の公園に300人収容の大きなテントを設営して、その中での公演。雨がいちいち心配になったし、何度もズッコけかけたけれど、それでも諦めすに完走した時の充実感は何物にも代えがたいものがあって、それはきっと夏のせいでもあったと思う。公演終りに屋外で呑むビールがひたすら旨かった。そんなこんなで、「2009年の夏も何かないものか?」とボンヤリと考えていたら、ちょうど良いタイミングで話が転がりこんできました。

「『ダイヤル38』の大阪公演をやりませんか?」という話。

8月17日~19日の3日間。大阪は京橋花月という劇場で。 一瞬、渋ったのは今まで大阪で舞台をやっていなかったということ。東京でやった『ダイヤル38』にはきっと、『日の出アパートの青春』や『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』や『グッド・コマーシャル!』という舞台を観に来てくれた方々の中で、「まぁ、西野の一人舞台も観に行ってやるか」ぐらいの気持ちで来てくれた方ももしかしたらいらっしゃったかもしれないが、大阪ではそれがない。京橋花月に来られるほとんどの方がボクの舞台の一発目が『ダイヤル38』となってしまう。自分の中では「前の3本があって…」という整理で今回の舞台であったが、まぁ、そんなこと言い出したら、いつまでたっても東京から外に出れないなぁ~と思い、軽めの火傷は未来の為、信用を得れていない土地での弊害はおおよそ想像つくが、それも未来の為。今回『ダイヤル38』の大阪公演を踏み切ることにしました。

クリアしなきゃいけない問題は山積みで、今のところ何一つクリアできていないけれど、とりあえず「やる」と言って退路を断ってしまう。そういう時の為のこのブログだしね。だから『ダイヤル38』の大阪公演、やるよ。

今年の夏は京橋花月で逢いましょう。

2009年5月 9日 (土)

ぶっとび亭ベイビーベイベー師匠

「ちょっと!西野君からも、織田君に何とか言ってよっ!」と、本日『はねるのトびら』の女プロデューサーに詰め寄られる。『織田君』とは知る人ぞ知る、我がキングコングマネージャー、妖怪ちんぷんかんぷん。「織田がまた何かしましたか?」とたずねると、「今回の『ダイヤル38』の事、また教えてくれなかったよ。観にいけなかったし、花も出せなかったじゃないっ!」とプロデューサーはプンプン。

「また」というのは、つまり前回にも例があったということ。去年秋の『グッド・コマーシャル!』の時も彼は『はねるのトびら』側に一報も入れなかったのである。都合が合わず例え舞台に足を運べなかったとしても、「せめて花を出すぐらいは…」というプロデューサーの立場もある。プロデューサーが『グッド・コマーシャル!』の存在を知ったのは千秋楽を終えてから。もちろん織田に詰め寄った。

「ちょっとっ!織田君!舞台があるなら言ってよねっ!他の番組とかが花を出してる中で『はねるのトびら』だけ花を出してないとカッコがつかないじゃない!ちゃんと知らせてよっ!」と怒鳴るプロデューサーに一言。

「ダイジョウブデス、安心シテ下サイ。誰二モ知ラセテオリマセン」

何故だ!? 

でもスゴイぞ!一撃でプロデューサーを黙らせたのだ。それでこそ妖怪ちんぷんかんぷんだ。堂々のノンプロモーション宣言である。梶原には最近怒られ気味だが、ボクは笑ってしまう。妖怪よ、その意気だ。暴れたまえ。ボクも彼のようにブッ飛びたい。

その為にも今日もせっせと。

早起きをしてみて日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作。昼過ぎからは『はねるのトびら』の収録があったから、それまでに出来た部分を先方に送る。かなりの量なので先方から意見をいただけるまでには時間があるだろうし、その間の今夜は『Zip&Candy』の制作。『ダイヤル38』に来られたはご存知(見落とされた方も多いか?)、階段の下に飾られていた原画こそが『Zip&Candy』でございます。アイツをこれから何年もかけて…。

珍しい(ボクが今までやったことのない)仕事の依頼が舞い込んできて、そいつも制作に関わることなので受けれるものなら受けたい。が、それが今現在の制作の手を止めてしまうようなものであれば難しい。やりたい気持ちはやまやま。イカのように手が欲しい。そうすればたくさん作れるのに。

実は『ダイヤル38』を好いてくれる方に喜んでもらえるかもしれないお話が別であって、決まり次第ここでも発表するけれど、それが決まれば、もちろんそっちも動かなきゃいけないし、6月(もしかしたら7月?)あたりから『KING KONG LIVE』とは別の、東京でキングコングで月一の『Made in Kingkong』というライブが始まるから、そこで毎回新ネタを一本。なかなか頭がグシャグシャになっているわけで…。

それらを発散するようにライブを行う。今月の独演会は滋賀であるけれど、候補には京都も挙がっていて、どちらか迷って滋賀に決めさせてもらった。なかなか行く機会のないところに行きたいのです。だけどボクは大阪にはやはり思い入れがあって、区切りの第50回は大阪公演で迎えたいなぁ、とボンヤリ想っている。

2009年も気がつけば中盤。ブッ飛ばすしかないぜ。

2009年5月 8日 (金)

次の港へエンヤコラ

千秋楽の打ち上げでしこたま呑んだ。1人芝居の落とし穴は打ち上げの人数が少ないところにあった。大勢で騒ぐわけでもない、次の構想を親しいスタッフさんに話しながらチビチビ呑む酒は普段の呑みとさほど変わらない。だけどボクはそんなのが楽しい。パーティー染みたのは苦手だ。

朝方に一度目が覚めたが、珍しく2度寝。ちゃんと起きたのは昼前。2夜続けての独演会があって、『ダイヤル38』を駆け抜けた。さすがに疲れていたのかもしれない。それともただの呑み過ぎか?とにかく頭がボーッとしたのでいつもより多めにジョギングをした。

昼過ぎからは『音楽戦士』の収録。それが終わって家路に着き、机に向かう。日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作。一つ終われば、また次。

本当は『ダイヤル38』終わりでヨーロッパ旅行の計画を企てていたが、先に日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾を作り上げる。昨日のお客さんの顔を見ると、ヨーロッパ旅行はもう少し先でよくなった。終演後のロビーで皆から言われた。「次は何を作ってくれるんですか?」 そうそう、待たせてしまっている人がいるんだもんね。

今日から日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作に集中する。とにかく、こいつを仕上げなければ。夏までには目処をつけたいなぁ。

その制作の合間にもライブがある。23日に『ろくでもない夜』、そして25日に『第37回 西野亮廣独演会in滋賀』。ちなみに6月1日は『ろくでもない唄』。そこでまたエネルギーをいただくとしましょう。

千秋楽翌日、さっそくいつもの生活に戻りました。また頑張ります。

2009年5月 7日 (木)

『ダイヤル38』ハッピーエンド

地盤が安定していない上を歩くような感覚で、今まで自分が踏んできた場所には安心感があるからいくらでも戻れるが、ここから一歩踏み出すのはやはり怖い。ボクも、そしてあなたも。「次こそは地面が抜けてしまうかもしれない」と踏み出すその一歩は億劫になる。やっぱり自分が可愛くて、落とし穴に落っこちて怪我なんてしたくないから、どうしても今まで自分が踏み慣らしてきた場所に留まってしまう。だけどそれじゃ誰の胸も打てない。ボク達は人の胸を打たなきゃいけないんだ。

『ダイヤル38』の構想は確か去年の年末あたりから。1人芝居の脚本と演出に挑戦しようと思い、出演を誰にしようかと考えた時に、「最も怖い選択は何だ?」と考え、『自分』にした。脚本・演出・出演というのは成功も失敗も全て自分の責任。今だから言えるけれど、『ダイヤル38』の幕が開ける前日の夜、怖くて怖くてしかたがなかった。ここ何か月かずっとビクビクしていて、そのピークが前日の夜に来た。ブルブル震えながらリハーサルをおこない、スタッフさんの細かいミスに過敏に反応してしまう。演技の途中に聞こえるモノ音の一つも許せなかった。あまり良い状態とは言えない。「本当に大丈夫か?本当に上手くいくのか?怖い、怖い、怖い」そんな考えばかり頭をグルグル回って、一晩中髪を掻き毟った。

「2時間の一人舞台」という状況は言葉だけ切り取れば独演会と同じだけれど、決定的に違うのが今回はツッコミのスタンスではないということ。おかしな人や現象などをエピソードとして喋る時はやはりツッコミ。ツッコミであるかぎりは、ライブに足を運んで下さるお客様がボクに持っているイメージであるから違和感はないと思うし、「違和感がない」と思ってもらえていれば、こちらも自然に舞台に入り込める。それでも第一回の時は怖かったが…。

だが今回は違う。様子のおかしい人間を演じなければいけない。これはボクが他のどこでも見せていない顔。TVでは「見せちゃいけない顔」になるのかも。とにかく、そんなだから入口は確実にお客さんに違和感を持たれてしまう。それを内容で払拭できなければ、ただの学芸会だ。そんなものにお金を払わせてしまってはいけないし、時間を使わせてしまってはいけない。ボクはお客さんを裏切りたくない。だけれど結果的に裏切ってしまう可能性がいつもより大きい。

だけど、やらなきゃいけない。ここで踏み出さなきゃ、ボクはこの先、誰の胸も打てない。踏み出せない癖をつけてしまってはお終いだ。一歩を踏み出す時、それが何のジャンルであろうと必ず風あたりがある。グチグチと言う人間が必ず現れる。それでも「知るか」と言い切って、とことんやって、片っ端から黙らせてやるとボクは決めた。だから、こんなところで足を止めちゃいけない。それがボクの覚悟。

ボクを怖がらせるのはお客さんで、だけどそんな不安を吹き飛ばしてくれたのもお客さん。初日の客入れの様子を陰から覗いていた時。本当に楽しみにしてくれている顔が確認できて、ボクは「大丈夫だ」と思ったのです。楽しみにしてくれている、という事は、きっとボクの今までの作品を見てくれているということ。そしてそこで何かしらの満足をしてくれているということ。その作品を作ったのはボクだし、そのボクが今回の『ダイヤル38』を作ったのだ。偉そうな話でゴメンなさい。

本当に幸せな4日間だった。今する話じゃないかもしれないけれど、ボクは小学2年生の頃からお笑い芸人になりたくて、そのまま高校を卒業して吉本興業に入った。キングコングというコンビを組んでNHKの賞をとって「ようやくお笑いを本格的にできるぞ」と思った矢先、WESTSIDEというアイドルグループを組まされた。今になって思うとそれはそれでいい思い出で、ボクにコンプレックスを生んでくれたからありがたい存在なんだけれど、その当時は嫌で嫌でしかたがなかった。WESTSIDEが終わろうが、それが後々まで響くのは分かっていた。そこでついてしまうイメージが弊害になることぐらい容易に想像できた。「ここから数年間、お笑いから遠ざかってしまうだろうな」と思った。ボクはお笑いがしたい。笑い声が聞きたい。笑う顔が見たい。

この4日間は、あの時の想いに本当に応えてくれた。あの時のボクが夢見た時間の過ごし方がこの4日間だった。

千秋楽。舞台上はその役になりきってヨダレや鼻水が自然と出たりもしたが、着替えで楽屋に戻る数秒間、「これが最後なんだ」と何度も思った。このセットを踏むのも最後。演技中はそれどころではなかったけれど、きっとその想いは少しずつ少しずつボクの身体のどこかに溜まっていてのだと思う。

カーテンコール。お客さんが本当に大きな拍手と笑顔で迎えてくれて、ボクは1人1人の顔を順番に見た後、「ありがとうございました」と頭を下げた。どうにかこうにかゴールテープを切れた『ダイヤル38』は連日満員。千秋楽は雨の中、当日券を求めて早朝から並んでくれたお父さんもいた。チケット代だけじゃなくて、ここに来るまでの交通費やお昼ごはん代や、そしてお客さんの人生の数時間。ボクが頭を下げた相手は、このクソッタレのボクにそんな尊いものをわけてくれた人達。なかなか頭が上げられなかったけれど、もう拍手を数分間させてしまっているし、「いいかげん終わりにしないといけない」と思い、頭を上げた。その時の景色に涙がボロボロ出た。

お客さんが全員立っていた。

スタンディングオベーション。ボクはこの人達がどうしてこんなに優しいのかよく分からなくて、『怖さ』だとか『お笑いがしたい』という溜まりに溜まった気持ちがそれに拍車をかけて、涙が止まらなくなった。次から次へと涙がボロボロ流れた。ボクがやった事はコメディーだし、泣いたらカッコがつかないから急いで涙を拭いた。

その時に再確認。ボクはやっぱりあなたと生きる。あなたはお客さん。玉手箱を開けるならあなたと一緒で、あなたと一緒にお爺ちゃんになる。頭をガシャガシャ掻き毟って次の作品を作る。そしてあなたに観てもらう。その出来が良ければあなたに褒めてもらう。あなたに頭をなでてもらう。ボクはあなたにそんな事をしてもらっているから、例えばあなたが一歩を踏み出す勇気を持てなかった時、ボクを見ればいい。怖がりながらも、バカみたいに一歩一歩、足を前に出しているから。例えば脚本演出をする時、例えば絵本を描く時、最初は「なんで芸人がそんなことをするんだ?」という凝り固まった風あたりがボクに吹くけれど、関係ない。圧倒的な作品を見せつけて黙らせる。そのことが、あなたが踏み出す一歩の後押しになればいい。今日のようにあなたがボクを全力で褒めてくれたお礼。ボクはあなたの事がたまらなく好きだ。

今回は本当にどうもありがとう。あなたがいてくれて本当に良かったです。これからもあなたの笑い声が聞きたい。なので、さっそく次を作ります。驚くようなモノを作るから少し待ってて下さい。一緒に歳をとりましょう。区切り区切りでハッピーエンドを作りましょう。

ありがとうございました。

西野亮廣

YOUTUBE:マジカルメリーゴーランド/さくらいたくみ君とグッドモーニング・ジョー

2009年5月 6日 (水)

『ダイヤル38』な日々

朝起きる時間や、家を出る時間…公演3日目にして『ダイヤル38』中心の生活にリズムが出てきた。とは言っても、独演会2夜連続の後にスタートした今回の芝居。やはり心配なのは喉の体力になるのだが、調子は悪くない。朝起きて発声をしてみてキチンと声が出る。神保町に向かう足取りも自然と軽くなる。ちなみに今日は神保町までは走っていった。声の調子が良かったせいだ。

舞台セットに愛着が湧いているのに気が付く。開演前、用事もないのに舞台上に立っている時間がある。間もなく埋まる客席をただただボーっと眺める。おかまいなしに音響さんが色んな音を出してチェックしている。照明さんも明かりのチェック。客席から一歩外に出ると、そこでは物販の準備がおこなわれていて、物販のスタッフさんが「売れるといいね~」なんて言っている。階段の途中には色んな方から届いた花が並べてある。今日は新たに南海キャンディーズの山ちゃんから届いていた。ありがたい。ロビーの方から声が聞こえてくる。そろそろお客さんが集まりだした。開演前の景色や音や匂いはいつだってボクをドキドキさせてくれる。「一生続けばいいのに」と思える時間。

ホントに小さな劇場で、ホントに短い期間だけ上演される『ダイヤル38』。それでもコイツを上演する為には他の多くのものを諦めなければいけなかったりもする。だけど舞台に立って、最後にお客さんの拍手をもらった時に、「これでいいんだ」と思わせてくれる。そんな事をしっかり確認したくて、やけに長い間お客さんに拍手をさせてしまっているかもしれない。ごめんなさい。

今日観に来てくれたお客さん、本当にありがとう。本当にニコニコ顔をしてカーテンコールで迎えてくれて、ボクは皆さんと同じ時代に生まれて同じ時間を過ごせて、本当に良かったと思ったのです。喋ったところであの状態じゃ上手く喋れないだろうし、あそこでは「ありがとうございました」ぐらいしか言えないんだけど、本当はアレもコレもたくさん喋りたい。それを補うようにボクは公演終りにロビーに出る。そこならまだ少しは喋れるのだ。

早いもので明日が千秋楽。最後の最後のカーテンコールでボクはどんな気持ちになっているかは分からない。意外とポカーンとしているかもだし。とにもかくにも千秋楽は明るくいきたい。もちろん中身は初日と同じだし、頭を冷やしながら慎重にストーリーを進めるけれど、「祭りのような気持ちは無い」というのも嘘で、どこか盛り上がりたい気持ちはある。そしてお客さんもそうであって欲しい。明日が最後。ひとまず『ダイヤル38』に一区切り。

皆さんで明るくいきましょう。ボク達の2009年のGWの思い出に。もしかしたら今日、もしかしたら昨日、もしかしたら先週、辛い思いをした人も中にはいるかもしれない。だけど明日笑って、そしてボク達はそれをハッピーエンドと呼びましょう。

『ダイヤル38』、千秋楽です。

2009年5月 5日 (火)

『ダイヤル38』を支える人々

「一人芝居」なんてのは表向きの言葉でしかなくて、今回の『ダイヤル38』は本当に多くの人に支えられている。

見た目は本当にシンプルなセットだけれど実は細かい装置がたくさん。本番前日の夜に建てこまれ、リハーサルでセットを確認しながら身体を動かし、そして大道具さんにいちいち注文をつける。観に来られた方はおわかりでしょうが、扉のソレなんかはミリ単位の仕事で、「この扉は90度までしか開かないようにして下さい」「この扉は最後まで開いて欲しいのですが、130度のところで一度ひっかかりを作って下さい」など、他にも山ほどの面倒くさい注文に、大道具さんは嫌な顔一つせず最後まで付き合ってくださった。

舞台上は涼しい顔をしているが、本番中の舞台裏は戦場のようで、そこを映像に撮ってお見せしても面白いかもしれない。「一人芝居」という事で、ボクが舞台を降りる瞬間にはもちろん舞台に誰もいなくなる。その時間をなるべく短くする為に、早着替えの衣裳作りや、そして稽古。ボクが眼鏡を自分で外すので、そのタイミングで首に鞄をかけて下さい、帽子をかぶせて下さい、髭をつけて下さい」、2~3秒で着替えを済ませなきゃいけない場面なんかは洗車機にかけられるような感覚でボクの身体に猛スピードの手がたくさん動いている。そこは公演が始まっても稽古、稽古、稽古である。そんな稽古にいちいち付き合っていただいて本当に頭が下がる。

照明さん、音響さん、そしてVTRを出して下さるスタッフさんに渡った嘘のように分厚い台本の理由は、光や音やVTRのキッカケが山のようにあるから。これを頭にたたき込むのは大変な作業。一つのミスが命取りとなってしまうので細心の注意を払っての仕事。ボクなんかよりもよっぽど気疲れする仕事だと思う。例えばそれなんかは本当にボクの思いつきで、舞台の前になかなか大胆に照明機器がドーンと置いてある。本来、その照明機器はそこに置く用のものではないのだけれど、それを可能にしたのは照明さんの「あ、面白いっすね」の一言。慎重に、そして、時にはノリと勢いで。本当に気持ちの良い技術さんチームに支えられている。

そしてやはり舞台を支えてくれるのはお客さん。今回は本当にマナーの良いお客さんばかり。皆さんがルールを守った上で楽しもうとしてくれる。ボクが嫌ったお団子頭(プライベートでは一番好きなヘアースタイル)はもちろん1人もいないし、携帯電話のマナーモードですら劇場に響いてしまうような、鞄のジップを開ける音が大音量に聞こえてしまうような、そんな静かなシーンもたくさんある。そういった舞台だけに余計に今回のようなお客さん1人1人の心配りが嬉しくなる。カーテンコールで出て行った時に舞台上から見るお客さんの顔がボクは好きで、「この人達と一緒に年を重ねていくんだ」といつも思う。

本当にたくさんの人に神輿を担いでもらっている。それ相当のものを返さないと怒られるだろうな。とりあえずボクができる限りの働きをする。それしかない。そういうコミュニケーションの取り方しかボクは知らない。そして絶対に満足させる。誰も観た事のないモノを作る。そんで、そいつを受け取ってくれる人とボクは一緒に爺になって死ぬ。そんな人生に何も後悔はない。

『ダイヤル38』の毎日は、「ありがとう」の言葉しか出てこない。今日もあなたに逢える。涙が出るくらい嬉しい。

2009年5月 4日 (月)

『ダイヤル38』の初日終える

えらいもんで、遅刻者が一人もいなかった『ダイヤル38』の初日が終わった。昨晩の22時から始まったリハーサルは翌日12時半まで続き、「疲労困憊」という前に開場を迎えてしまった感じ。音楽も手伝ってか、劇場はものすごく楽しい雰囲気に包まれる。今から2時間の舞台に立つボクの背中を押してくれる。ボクはほぼ30分間、劇場の隙間からお客さんが席に着く様子を見てニヤニヤしていた。手伝いをしてくれるスタッフさんが準備を催促するも、ギリギリまでその様子を見ていたかった。

そうして1人で舞台に出ていった。公演はまだまだ始まったばかりだから内容の方は言えないけれど、ボクが今回の舞台で面白がろうとしている事を、キチンと受け止めてくれるお客さんであった。これは本当にありがたい。お客さんも考えながら舞台を観てくれていた。楽屋ではスタッフ陣が万歳。今回のようなコメディーも受け入れてくれるのだ、と自信になった。

とはいえ、まだ初日を終えたばかり。初日のテンションが高いのは知っている。大事なのは、これを「あたり前」のようにすることだ……と、カッコつけてはみるものの、正直に言えば安心した気持が大きい。「ちゃんと分かってもらえるんだ」という気持ちか。

エンディングでは拍手で何度か舞台に呼び戻された。舞台中央に長い間立ち止まった。いつものようにエンドトークはしない。黙って、ただただ立ち止まった。できる限り多くのお客さんの顔を見ておこうと思った。この時間にスケジュールとお金を合わせてくれた人の顔を観たかった。終演後、ロビーに出てお客さんとペチャクチャ喋った。 チャラい?関係ないよ。ボクはボクの話したい人とただコミュニケーションをとっているだけ。だって、それがボクの幸せなんだもの。

かなりの睡魔に襲われた舞台終わりであったが、ボクの知人の女性の方で初日を観に来て下さった方に声をかけ、糞ダルマを引き連れ珍しく女の子と呑んだ。ボクのタイプの女性。呑み屋の店長に女の子と呑んでいる事を自慢もした。だけれど会話はやはり女の子の事が混ざり、あたりまえのように口数が減ってしまうボク。当然のように席を立ち、結局帰ってしまう横暴ぶり。人として間違っている事とは分かっている。だけどボクは「舞台の話だけをしたい」と思ってしまったのだ。 席を立ち帰りの車の中で糞ダルマに「もう無理かもね…」という話をした。

ボクはモノ作りの話をするのが好きだ。そして人として欠落していようが、モノ作りの話をしている時間が最も至福の時で、それ以外は2番目、3番目になってしまう。その相手がたとえ、自分の好きな女の子であっても。だけれどボクは何人かの想いを背負っている。勝手な事はできない。自分1人の身体じゃない。嘘のような話だが、カーテンコールで出て行った時に涙がボロボロこぼれそうになった。気を抜いていれば間違いなく泣いていた。どうしようもない。何を思えばいいのか分からない。ただ、「ボクの目の前にいるのは、ボクと2時間を付き合おうとしてくれた人達だ」と思うとそんな気持ちになった。

結局ボクは皆さんにすがっている。まともに人と付き合えない。他では相手してもらえない、だから一緒に歳を重ねて共に爺や婆になれるもんならなりたい。「皆さんがいてくれて良かった」と心から思える欠陥人間の『ダイヤル38』初日の夜でした。

ありがとう。また明日。

2009年5月 3日 (日)

『ダイヤル38』

この先コメディーを作っていく上で、いつかは一人芝居に挑戦しようと考えていて、「いつか」を先延ばしにしても仕方がないから、脚本が書き始める前に「やる」と言って劇場とスケジュールを押さえたのが確か今年の頭だっけか…。

さてさてやってまいりました。4日間という短い時間ですが、今日『ダイヤル38』の幕が開きます。このブログが更新されている今頃は舞台の最終調整に入っている。それらがもろもろ済んで、通しのリハーサルが始まるのが朝方5時過ぎ。きっと今日の昼間は眠っていると思われる。もしかしたらドキドキで眠れないかも。祝日ということで開演は16時らしいです。たった今知りました。皆様もお間違えのないように。

早くやってきてくれないかなぁ、というワクワクした気持ち。例えば『はねるのトびら』なんかをやっている時は何歩も引くし、キングコングの時だって梶原がコンビの顔であるから、2、3歩下がる。そこに不満は一切ない。自分はそういう役割の芸人だということ。だけどボクはやっぱり人間で、本当はいけない事なのかもしれないけれど、すごく簡単な言葉で言うと、「たまには目立ちたい」と思う気持ちがどこかにあったりもする。こんな事を言ってしまうのは恥ずかしくて、みっともないけど…。「スポットライトに当たりたい」と思ってしまう気持ちがボクの身体の奥の方に隠れているのです。

だからそういった枷が外れた…例えば独演会とか絵本制作だとか。誰を前に出すわけでもない、自分の全てを出してもバランスが崩れるわけではない、自分がフロントマンになってもいい場所を与えられた時は、ボクはどうしようもなくたまらない気持ちになる。ここで目一杯ガスを抜く。それで褒めてもらってニンマリ。たまに、こういったガス抜きがあるから他を頑張れるのだと思う。

こうやって書いてしまうと、なんだか「力を放出してやるぞ!」ぐらいの意気込んだイメージを持たれてしまいますが、『ダイヤル38』の内容の方は、そういった赤い炎のような派手さはまったくない。「微笑ましい」という程度の舞台。終始ニヤニヤ、それ以上でもそれ以下でもない。だけどそれを好んでしまうのも紛れもなくボクの中身の一つで、そういう意味では自分を放出している舞台です。『グッド・コマーシャル!』のような大ドンデン返しの舞台もボクは観たいし、今回のようなニヤニヤで時間が過ぎていく平和な舞台もボクは観たいのです。

「1人芝居」と言ってしまうと、どうしてもストイックなイメージを持たれてしまいますが、今までで最も力の抜けた舞台になっていると思います。早く皆さんの感想を聞きたいです。ニヤ二ヤとしていただけたなら嬉しいです。劇場で逢いましょう。

それでは『ダイヤル38』、まもなく開演いたします。

2009年5月 2日 (土)

『ダイヤル38』前日

神保町花月の稽古場は2つあって、『ダイヤル38』の最終調整の本番前日の夜に使おうとしたら、次の公演とその次の公演の班が稽古場を使うとのことで、「稽古は他所でやって下さい」と言われてしまい、ウギャーと驚いた。食い下がる糞ダルマが「それならばその2組が稽古をしていない時間帯に稽古場を貸してもらえますか?」と打診してみたものの、「その時間は、さらにその次(3週間後)の公演の顔合わせが入る(かもしれない)ので厳しいです」と言われ、ついに糞ダルマ激怒。「先に押さえたもん勝ち」というルールらしい。これは吉本本社の会議室もそう。もちろんおかしな話だとは思うが、隣で真剣にキレている大人を見て、つい笑ってしまう。笑っていたら、「何、笑ってんすかっ!」とボクもキレられた。奴も忙しそうだ。結局、糞ダルマの必死の願いが通じて稽古場を貸してもらえる事に。良かったね。ありがとう神保町花月様。

今回の『ダイヤル38』はスタッフさんの舞台裏の動きが重要となってくるものが多いのもあり、さらに「ゲネリハ」と呼ばれる本番さながらの通しリハーサルが行われるのが本番当日の朝5時半という強行スケジュール。1人芝居というのは時間の都合がボクだけでいいので、なかなか居場所が狭い(トホホ…)。そんなこんなで、ボクなんかよりもスタッフさんの方がピリピリしていたりする。ボク本人はなかなかのんびりしたもんで、早く本番がやってきて欲しいという気持ち。

とにもかくにも明日が『ダイヤル38』の初日。これといって大笑いできるような舞台ではありませんが、コメディーという自信はあるのです。ここが今回の舞台のテーマ。「こういったモノも、コメディーと呼んでいいのではないか」という気持ち。新しい事に挑戦するのは楽しいものです。

神保町花月という劇場は客席の斜面が緩く、さらには客席前方に出入り口があるという作りです。お団子頭だとか、途中入場は他のお客さまに迷惑がかかってしまいます。劇場のスタッフさんには「しかたがない」と言われますが、やはりボクはそれを「しかたがない」とは言いたくありません。それぞれがお笑いを求めて時間とお金を用意して来てくれているわけで、その人達からお笑いを奪ってしまうのはボクは「悪」だと思っています。どうしてあの劇場の作りで、お団子頭や途中入場が今まで黙認されてきたのかは今のボクにはまだ理解できません。もっと大人になれば意見は変わってくるのだろうか…。帽子は脱がなきゃいけないのに、「お団子頭はセーフ」の理解ができない。じゃあ、帽子を脱ぐ理由って何だ?「室内だから脱ぎましょう」という理由じゃあるまい。視界を遮るからでしょ?

フザける側にもフザけられる側にもルールはあって、互いにそこは守って、最後は皆に幸せな気持ちで帰ってもらいたいです。ボクは本当に楽しいことがしたい。

明日お越しになられる皆さん、ありがとう。お友達と来られる方、一人で来られる方、皆さんが二マ二マした顔で劇場を後にできるよう、その2時間はボクがなんとしてでも保障しますね。とっとと逢いましょう。

呑み屋でバッタリ逢えたら幸せです。

マジカルメリーゴーランド/さくらいたくみ君とGMJ

2009年5月 1日 (金)

頑張りましょう

漫才3本とラジオ収録、コンビ仕事も夜には終わった。夜は日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の打ち合わせ。考えてみると、今までキングコングの漫才台本や舞台のコメディー脚本、絵本制作といったものは、その仕上がりまでを一人で作ってきた。もちろんそこにはソレらを最終的にカタチにしてくれる人がいたから、世に出せているわけだが、制作部分に関しては家にこもって独りの作業。「制作終了」の合図を出すのも自分自身だ。

だが今回は違う。ダメを出されながらの制作活動。作っては壊され、作っては壊され…よくよく考えてみれば、こういう制作活動はこの世界に入って初めての経験だ。「壊され」と言ってしまうのは乱暴、その人にはもちろん悪気があるわけではなく、よりよくする為に合格印を押してくれないということ。これが新鮮で楽しい。Mなのか?

「もっと、ガツンとしたのが欲しい」「もっともっと…」といった具合に次から次へと要求される。今夜もその調子でたくさん求められた。やり直し。またどこかで時間を見つけて作り直す。だけど少しずつ良くなっているのは確かで仕上がりが楽しみだ。今でも感謝しているが、完成した時に本当に感謝するのだろう。要求が高かろうが、スパルタであろうが構わない。もっとボクを成長させて欲しい。楽しいモノをたくさん作りたい。

さすがに少し眠い。

日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の打ち合わせ終了後、神保町花月へ車を飛ばす。そして今は劇場の客席でこのブログを書いている。今から照明と音響の打ち合わせ。その後、朝まで通し稽古。ブラックコーヒーで乗り切るっきゃない。『ダイヤル38』も間もなく。

とりあえず5月6日まで走り切ります。6日の夜はバタンキューの予定。酒を呑んで泥のように眠ろうと思う。それまでは頑張る。コッチはこんな感じ。

だから今日、納得のいかない事があったアナタも頑張って。

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