2009/06/21
10年経って、今のところは
高校を卒業して、吉本に飛び込んで、梶原と会って、悪ノリでキングコングというコンビを組んで、大阪で漫才の賞をとったりとらなかったりして、漫才以外の経験が何も無いまま東京に仕掛けて、目が回るような忙しい毎日のなかで期待に応えられない仕事が続いて、梶原が失踪して、翌日仕事が無くなって、『はねるのトびら』も放送打ち切りになって、3か月間ニート生活をおくって、そしたら梶原が帰ってきて、また仕掛けて、今度は地に足がついている感覚で仕事ができるようになっていて、モノを作り始めて、ようやくM-1に真面目に興味を持ち始めて、そんな調子でガシャガシャガシャガシャと全速力で毎日をおくっていたら、気がつけば高校を卒業してから10年が経っていた。
昨晩は『はねるのトびら』の総合演出と、この春から『はねるのトびら』に加入した『キンコンヒルズ』でずっと一緒にやっていたディレクターと、チーフマネージャーと呑んだ。ゲラゲラ笑ったり、番組の事でケンカになったり、最後は「これからどうしていくべな?」という話になった。
ボクは来月で29歳になる。フレッシュというわけでもない、愛らしい中年というわけでもない狭間の時期。芸人として評価を受けにくいこの時期に、どれだけ腐らずに粘れるかの勝負だ、と総合演出は言った。チーフマネージャーとディレクターも「うん、うん」と言っていた。皆、ボクより10くらい年上。人生の先輩の言葉。
もちろん番組の責任を背負った上で、ボクは「モノを作る、ライブをする」と言った。いろいろ考えたけど、その二つが嘘くさくなくて好きだ。流行りでもないところも好きだ。裏でコソコソチマチマそんな事をやっている芸人として、『はねるのトびら』に立ち続けて、そして自分がちゃんとオジサンになった時に、それらの経験が生きればいい。そんな人生の芸人になるというのが、今のところの答え。それが正解かどうかなんて未来の自分しか知らない。でも楽しそうだから、やる。
明日(日付上は今日)からライブ漬けの10日間が始まる。初日は『KING KONG LIVE 愛媛公演』。最終日の独演会まで喉がもってくれることをただただ願うばかり。
さぁ、やるぞ。




