2009/07/30
人生コンニチワ
「仕事の遅刻は百歩譲っても、遊びの遅刻は許せない」とはタモリさんの弁。数年前の自由が丘の酒場で、サングラスのオジサンの隣に座り慣れないウイスキーを呑みながら、その話を聞くボクの頭にはしっかりとしたクエスチョンマークが出ていた。奇をてらった発言とすら思っていた。
経験とは積んでみるもので、その言葉が今になってようやく突き刺さっている。崖っぷちで面白がれるかどうかの、こんな仕事。遊びに本気になれない奴をどう信用して、仕事のパートナーにしなきゃいけないというのだ。バーベキューひとつとっても、頑張って面白がろうとする人はやはり優しい。そんな人を信用したい。
そんな全力の遊びといったら、8月9日にある『ろくでもない唄』がソレにあたる。何十人もの芸人さん達が楽器をブラ下げて、舞台袖で緊張して、舞台上で暴れる。芸人さん達にしてみれば、8月9日のこの一日だけではなく、もちろんその日までに稽古を重ねていたりする。「そっちは今回どんな感じ?」といったグループ同士の情報交換も、なんだか一生懸命で、ついつい顔が綻んでしまう。堤下(先輩)がTVでイジられだして、番組内で唄ったりする姿を観て、「いいぞ、いいぞ、まきこめー」と、ボクはニンマリしているのです。
やるからには遊びきりたいし、先輩後輩関係なく、毎回いろんな芸人さんに声をかけてみる。今回はアップダウン竹森さんにも出ていただくことに。快く「OK」をいただき、今から楽しみ。ボクの糞みたいな演奏とはレベルが違うのです。2丁拳銃の小堀さんや、井上マーさんにも再び協力していただく。前の仕事が終わり次第かけつけて、なるべく長い時間演奏を聴いていたい。
「遊びじゃねぇぞ」なんて言葉をよく聞くが、言っておくとボクにとってお笑いだって仕事であり、「遊び」だ。遊びの延長で吉本に入ったんだもん。だからといって「ダラダラやる」ということではない。遊びで歓喜の声を上げたり、遊びで挫折したりしている。おかしな話。
活動に順位をつけてしまうのは良くないが、ボクが一番好きなのは『KINGKONGLIVE』。やっぱり、ここが原点だし、これが目的で梶原とコンビを組んだ。そしてなにより、終えた時に「遊んだ」という感覚がもっとも強いのがコレ。ボクは『KINGKONGLIVE』が好き。
8月の公演も決まった。8月24日、『KINGKONGLIVE 長崎公演』だ。アルカスSASEBOというホールにて。実は前日に別の仕事で佐賀に行っており、ライブ翌日は福岡、そして翌々日(26日)は鹿児島で独演会というスケジュールで、なんと4日間九州にいることとなる。すっかりプチ旅行です。想像するだけで、今から胸がときめくのです。
例えば金持ちには『バリューセット』のお買い得の感動はないわけで、そう考えると幸も不幸も皆に平等にやってくるのだから、一生懸命面白がったもん勝ちだと思っとる次第です。




