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2009/07/ 1

『第38回 西野亮廣独演会in福島』を終えて

何をするにもコマーシャルの色が濃くなったこの時代、制限がある中でお笑いを生む人をボクはとても尊敬している。それも芸人としてあるべき正しい姿だと思うんだけど、どうしても「昔はもっと…」と引き合いに出されてしまう。昔を語ったところで現状が変わるわけでもないし、TVで育ったボクはやっぱりTVを諦めたくないし、それはボクの周りの大人もそうで、それでも諦めずにお笑いができる環境を作ろうとジタバタしている。とにかく「昔の方が良かった」なんて絶対に嫌だ。簡単には白旗を上げない。

そんな中。昨日、お笑い純度100%の番組の企画の話をいただいた。とても嬉しいし、とてもワクワクしたけど、スケジュールアウト。泣く泣く断念。まったくツイてない。それでも、このご時世にそんな働きをする人がいてくれることが何より嬉しい事実。自分は出ていないけど、第2回を期待して、その番組のO.Aは必ずチェックしようと思う。

次に巡ってくるその時まで、ボクがしていなきゃいけない活動はお笑いを作っている匂いを消さないことだと思う。今回、声をかけてくれたスタッフさんもそうだけど、興奮する話をくれるのはボクのライブに足を運んでくれた人だったりする。その為にもライブはしなきゃいけない……と、思ったけど、ライブをする理由は他にある。番組に繋がるなんて後付けだ。

お笑いを作っている匂いは消しちゃいけないのは確かだけど、そんなのじゃなくて、ボクは単純にライブが好きだ。今日だって本当はオフだったんだけど、マネージャーさんにワガママ言って、急遽、『第38回 西野亮廣独演会in福島』を入れてもらった。家でオナニーして夜呑みに行くような休日なら、呑む前にライブを一本やってお腹を空かせた方が酒が旨くなる。そして、まだ見たこともない景色を見たいし、まだ会ったことのないお客さんに会いたい。

今日も2時間喋った。喉の調子は戻ったおかげで何もためらうことなく言葉を出せる。幸せ。次に福島のお客さんに会うのはだいぶ先になってしまうから、手元には何も残さず全部全部出す。それだけ。今日来てくれたお客さんが生きていく上で、何かの役に立つようなことは、何一つしていないけれど、2時間を共に過ごせた歴史は一生残る。その歴史は、お客さんが誇れるものにしたい。いつも思う。

福島の皆さん、ありがとう。皆さんがお笑いを好きでいてくれたおかげで、今日もボクはとても楽しかったです。

明日は始発の新幹線で大阪。今夜のうちに帰らなきゃいけないけれど、もう電車がない。東京までは車で帰ることになる。4時間かかるらしい。まぁ、それもライブっぽくて楽しいね。

ライブラッシュは一段落ついたが、次回の独演会はなんと5日後。『第39回 西野亮廣独演会in富山』。また知らない人に会って、知ってる人になる。くたばるまでにどれだけの人に会えるかな。

お笑い楽しい。