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2009/09/ 8

ツッパったり、尻尾をふったり

昨晩は女の子と呑んだ。エロイこともほどほどに考えながら、「昔から『はねるのトびら』を観ている」と言うので、その話をずっと聞いていた。

デビュー当時からずっとずっと先輩の中でやってきた。くわえて、上には、ブラックマヨネーズさんやフットボールアワーさんのような再結成コンビも多かったから、「参加資格:コンビ結成〇年以内」というお笑いコンクールなどでは、ずっと一緒だった。だけどTVを観ている人からすれば芸歴なんてまったく関係なく、10年違おうが横並び。それこそNSCの時に初めていただいたラジオのレギュラーは、さっきまで高校生だったキングコングと中田ボタン師匠の3人。その中で、ぜんぜん結果を出せずにいて、「だって、そりゃあよー」と言いたくなったけれど、言ったら終わりだと思って我慢した。

今となっては、その時の無茶苦茶な経験はやっぱり血となり骨となり、あの時あそこに放り込まれて良かったなあ、と思えるようになったけど、当時は自分の境遇を恨んだりもした。梶原なんかはそれに耐えきれず3か月の失踪をする始末。考えてみるとスゴイ。アイツったら、「失踪経験」があるのだ。

その中で唯一、20歳当時から同じ世代(とは言っても一番後輩には変わりないが)だけでやってきた番組が『はねるのトびら』である。とても贅沢な話だ。

そして、ここ1、2年でそういう機会が増えてきた。同期のNONSTYLEや山ちゃんがゲストで来てくれたり、それこそ最近『はねるのトびら』に平成ノブシコブシが頻繁に出るようになったのは、やっぱり嬉しい。この先もそういう機会を増やしていきたいし、そのために自分が引き受けなきゃいけない役割も少しは心得ているつもりだ。でも、間違っていたら教えて欲しい。

今日、NGK出番の間に京橋花月の出番があって、坂田師匠が1人で舞台に立たれるということだったので、舞台袖に飛んでいった。「頑張っていきますので、これからも坂田利夫をよろしくお願いします」とネタの最後で深々と頭を下げられた時、もう本当にカッコ良くて、全身に鳥肌がたった。舞台袖に降りてこられた師匠に、「西野、今日のネタどうやった?」と声をかけていただく。師匠は「ド」がつくほどの後輩にもそんな言葉を簡単に口にされる。ボクが坂田利夫のファンたる所以だ。

そして今日の京橋花月は珍事があった。それは舞台に来られた方だけのお楽しみだが、とにかくカラテカの矢部さんとボクの2人で舞台に立った。キッカケは舞台袖で観ていたボクに、舞台上の矢部さんが発したまさかの叫び。「西野クン、たすけてー!」である。矢部さんの生き様に腹の底から笑わせてもらったのでありました。

そうして帰りの新幹線。知らないアドレスからメールがあった。雨上がり決死隊の蛍原さんである。そこには『Dr.インクの星空キネマ』の感想がビッシリ書かれていました。感想を伝えるために、わざわざマネージャーにボクの連絡先を聞いて、そしてこの感想文を書いてくださったのです。この嬉しさを形容する言葉なんてない。

恥ずかしい話だが、やっぱり『ひょうきん族』のようなのに憧れはあって、自分たちの世代で、といった青臭い気持ちがあったりもするんだけど、先輩は先輩で、坂田師匠のように鳥肌が立つほどカッコよかったり、矢部さんのようにくすぐられるほど笑わせてくれたり、蛍原さんのように海みたいに優しかったり、そうやっていつもボクをドキドキさせてくれる存在です。

結論は、この人達がいる世界に飛び込んで良かった、ということなのです。

2009.10.14 いわきアリオス 『KING KONG LIVE 福島公演』