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2009年10月31日 (土)

収録までひと休み

ルミネでの漫才出番合間は、劇場の隅にコントで使用する勉強机と椅子を用意していただき、仮設の作業スペースを作り、昨日もそこで小説執筆やら絵本制作に勤しんだ。

そのとき、“出番合間は頑として床に座り続ける男“こと、フルーツポンチの亘から突っ込まれたのが、ボクに届いた“差し入れ”である。昨日は、マスクとトローチと頭痛薬と、栄養ドリンクとペン先0.03ミリの筆を3本頂いた。ハッキリ言って、この上なくありがたい差し入れだが、亘を含む、まわりの芸人からは「介護品」だと言われてしまう。差し入れは様々だ。

僕を突っ込んだ後、亘は腕を組み、再び床に座り始めた。「ルミネの床に座り続けた男」と称され、石像になるのではなかろうか。もちろんその際は、石を削って亘を象るわけではなく、彼自身がその場で風化し、石と化すのである。「その昔、『ワタリ』という芸人さんがいてね、この場所に座り続けたんだよ」と未来の芸人たちの会話が聞こえてくる。

“差し入れ”から話題がそれてしまったが、とにかく亘とはそういう男なのだ。

今日は深夜まで『はねるのトびら』の収録が入っている。なので、この文章は朝起きてすぐに書いている。よく晴れた秋空の朝だ。

頭痛が酷いので、今日は作業をお休みしようかと思う。仕事までの時間はジョギングで汗を流して、読書をして、音楽を流しながら散らかり尽くした部屋の掃除でもしようかと。月に一枚の絵本のノルマは今月はなんとか達成したので、今日はスケッチブックを開けなくても大丈夫なのだ。

あと2カ月で今年も終わる。毎年早いなあ。昨晩はチーフマネージャーの鈴木さんと来年の話をした。TVのことも話したし、小説のキャンペーンのことも話した。年明けからバタバタとしそうだ。

頭痛、早くどこかへ行ってくれないだろうか。まったく。

明日は月に一度の糞ライブ『ろくでもない夜』がある。楽しみなのだ。

第19回 映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年10月30日 (金)

日々、土俵際いっぱい

小説執筆が区切りのいいところまで進んだので、書きあげた分を袖山さんに送り、今日は絵本制作。あいかわらず頭が痛いけれど、こればっかりは諦めるしかない。それとも、病院に行ったら、なんとかなるのだろうか? どこかで、のんびりする日を設けようかしら。いいかげん、オーバーペースを感じているのだ。

もうまもなく11月。来年のことを少しずつ考えるようになってきた。来年で30歳になる。この世界に飛び込んで10年が経つ。M-1には出なくなるし、逆にネタ番組には出たいと思っている。小さなことで言えば、ブログはやめる。仕事のスタンスが少し変わるだろう。

この世界に入る時に、30歳までの予定はなんとなく考えていたけれど、その先は何も考えていなかった。今もまだよくわからない。やりたい事はいくつかあるけれど。30歳、て何だ?

とりあえず20代の間に小説を出版するだろうから、それが30代でライフワークの一つになっていれば上々だ。モノ作りの土台は20代の後半を使って作ったから、30代は自分の作ったモノをキチンと世の皆様に届けられるようになりたい。それと、マンドリン教室にも通いたい。

もう少しゆとりを持って生きたいけれど、それはチョット難しいかもしれないなあ。結局、誰かにやらされているわけではないから。

やりたい事があるのに、手が追いついていない。捉えようによっちゃ、幸せなことだけど、やっぱりそれはストレスだったりもする。

今日はえらく眠い。そろそろ今日の作業を終わりにしようかな、と思ってから、もう30分だけやるようにしている。30分だけなら意外とできるたりするもんんで、おかげで毎日続いている。積み重ねれば1カ月で15時間。一年で180時間だ。

今日も、もう少しだけ頑張ろう。眠いぞ、畜生。

第19回 映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年10月29日 (木)

おねがいダーリン

我が家の下の自動販売機に並んでいる『感じるマンゴー』という缶ジュースに、ドキッとしてしまった僕は重症。仕事が終わると部屋にこもりっきりの生活で、すっかりムッシュムラムラ。それにしても、なんとも挑発的なネーミングである。確信犯か否か。

『はねるのトびら』をご覧になられた方はご存知。僕はすっかりキリンが怖い。我が人生において、まさかキリンさんにブッ飛ばされることがあろうとは、夢にも思わなかったのだ。

あそこで受けたダメージとはまったく関係がなく、ここ一カ月近く頭痛が続いている。今日はとくに酷く、割れそうに痛い。ちょいとゲロゲロな気分。原因は一つしかない。

それでも小説執筆が楽しくて仕方がない。頭も痛いことだし、少しでも面倒なら作業をすっぽかしてもいいところだが、楽しいからやめられない止まらない。おかげで頭痛が治ることはない。書き終えるまで、もう少しの辛抱だ。

完成は、きっとそれほど先ではないはずなのだ。ボク的には11月中にはケリをつけたい。「文字酔い」の頭痛が続いてしまうのには、さすがにまいる。

そんなわけで、ここのところかなり集中的にやっている。空き時間は、ネタ合わせの時間を除けば、ほとんど小説執筆に費やしている。

あなたがこのブログで何を楽しんでいるのか、常人のボクには理解できないが、とにかくあいかわらずの制作日記で申し訳ない。最近は毎日こんな感じ。小説は、わざわざ時間を割いてせっかく作るものだから、今までにあったようなモノは作らない。皆をビックリさせたい。

「ビックリさせたい」とか「誉められたい」とか、いつからかそんなことばかり。いつからだろう? 何がキッカケだろう? 「笑い声が聞きたい」は小学二年から。それはハッキリ覚えている。

ボクから皆さんにお願いがあります。1000円とチョットのお小遣いを貯めておいてね。一番正しい1000円チョットの使い道にしてやろうと思います。

そして、もう一つ。11月の10日、11日のこのブログを読まれるなら、それまでに必ず『Dr.インクの星空キネマ』を読んでおいて下さいな。無理に買わなくてもいいからさ。立ち読みとか、図書館とか、友達とか。

11月の10日と11日のブログで、『Dr.インクの星空キネマ』を読んだ人の胸を必ず打ってみせようと思います。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年10月28日 (水)

春よこいこい

ムスタングのエンジンのかかりが悪くなってきた。冬が近づいているのである。

昨晩は、東京に帰ってきてから、幻冬舎に向かった。袖山さんの赤字が入った原稿をテーブルに置いて、残りの方向性をペチャクチャと話した。赤字には、誤字脱字(それでも少ない方だと思う。うん、絶対そうだ)が訂正されて、なんとも恥ずかしい思いをさせられることもあれば、「この部分の表現をもっとガツンとしたものに」という、こちらの創作意欲を刺激してくる要求もある。

それで直した文章は確かに読みやすくなるから、プロの編集者さんの業には驚かされる。原稿を半分だけ受け取って、家に持ち帰って作業。絵本第2弾『Zip&Candy』の病的に細かい作業が続き、頭がいっぱいいっぱいになっていたところだったので、小説執筆への作業の切り替えは丁度いい気分転換になった。

基本的に早起きなボクは、今朝も早くから小説の直しの続き。11時までに松屋に行けば、「朝定食」が食べられるので、作業が一段落ついたところで松屋へ。部屋の電球が切れてしまったので、帰り道に電気屋さんで電球を購入。家の周りだし、パジャマでいいだろう、と家を出たものの、30手前のオジサンが平日の昼間にパジャマでウロついているのはどうなんだ、と思い、歩くのが恥ずかしくなった。とっとと電球を買って、下を向いて、そそくさと家に帰った。

かなり煮詰まったところで、新番組のスタートが上々という報が入り、一安心。だけど、まだまだ始まったばかり、これから素晴らしい番組にしていきたい。そんなメールをマネージャーと交わす。気持ち新たに、また原稿に戻る。

あっとう間に夜が来て、どうにか今日の作業の目処がたった。書き直した原稿を袖山さんに送り、そして今から、また幻冬舎に向かう。ジョギングがてら、残りの赤字が入った原稿を受け取りに。帰り道で夜飯だけ食べて、帰宅後は直しの続き。

11月はプライベートでやりたいことがあって、そこに時間を費やすから、それまでにギュッと詰めて作業。最近はえらく極端な生活で、会う人も限られている。呑み友達から催促のメールをいただき、「もうちょい待って」と先延ばしにしてもらっている。ここのところ、ずっと頭が痛いのはきっとそれが理由に違いない。ボクは元来、ナマケモノなのだ。

小説が書き終ったら、何をしようかなあ?とりあえず、「小説、買ってくださーい」と全国をキャンペーンをしたいなあ。頭痛が全然マシにならないので、なんか、そんなことがしたい。来年になったら、ネタ番組にも出たい。『Zip&Candy』の作業はかわらず続くけれど、今よりちょっとだけ部屋を出たい。外の空気を吸いたいのです。

うまくいけば、うまくいけですよ。『Dr.インクの星空キネマ』の一年後に、小説が出せるかもしれません。年に一冊は贅沢なペースだ。と言いつつ、またコケるかも。コケたらまた頑張るだけ。

春よこいこい。

2009.10.31 新宿ロフトプラスワン 『ろくでもない夜』

2009年10月27日 (火)

Made in KingKongと第43回 西野亮廣独演会

年内最後となった『Made in KingKong』、ゲストはココリコ遠藤さんとガリットチュウさん。

仙台から帰ってきて、真っ直ぐ会場に向かう。到着時間が開演ギリギリとなるも、道中のタクシーの中でネタを思いつき、急いで梶原に電話。さっそくオープニングの漫才のツカミに入れ込んだ。今回のオープニングの新ネタは今までで一番どうしようもない内容。はたして「KING KONG LIVE」のラインナップに入るのか?これからルミネで何度か試して、反応を見る。成長して欲しい。

場所が成城ということもあり、皆一様に「上品に行きましょう」と意気込んだものの、中国のアダルトビデオ事情から始まり、文字だけでは決して伝わらないが、遠藤さんの「YOU、ウンコしちゃいなよ」のゴミ発言で幕を閉じた。ガリットチュウさんは最初から最後までバカだったし、やっぱり遠藤さんは凄い芸人さん。圧倒的な安心感だったなあ。本当に勉強になる。

一夜明けて、今日は『第43回 西野亮廣独演会 飯田女子短期大学公演』。全国を回っている独演会だが、学園祭で行うのは初の試み。音響の設備が整っている劇場やライブハウスに比べて、学校はどう転ぶか分からない。まあそれも学園祭の面白いところなんだけど、1時間半のライブとなると怖い部分もある。しかし今回はいつもライブでお世話になっている音響の中村さんが同行するということを知り、安心。

学園祭は好き。実行委員の皆さんが、なんとか盛り上げようとしている姿勢が、どっちに転ぼうが微笑ましい。実行委員の皆さんの力になりたいと心から思う。だから、漫才であっても、もちろん今日の独演会であっても、一切手を抜かない。学園祭の雰囲気に合わせたような緩いネタはやらない。みっともなくても全力、その方が楽しい。

1時間半喋って汗がダラダラでた。きっと臭くなった身体で、実行委員の皆さんとくっついて集合写真を撮るのが申し訳なかったし、恥ずかしかった。皆、可愛くてドキドキした。実行委員の皆様、お疲れ様でした。素敵な時間をどうもありがとう。ささやかなお礼を、控室のホワイトボードに描きました。

今は帰りの列車の中。特急スーパーあずさ32号が野を越え山越え新宿に向かって走っている。窓の外は真っ暗。新宿に着いたら幻冬舎に向かう。小説に赤字が入った原稿が今夜返ってくるのだ。執筆の第2ラウンドが始まる。

ライブで汗をかいて、夜は執筆活動。理屈をこねくり回したところで、何も状況は変わらないし、もうやるしかない。最近のテーマはもっぱらコレ、「一生懸命頑張る」

面白い作品を作って、またライブでお客さんに逢いたい。感想を聞かせてくれたりするから、お客さんが好き。

『Made in KingKong』と『第43回 西野亮廣独演会』に来ていただいた皆様、どうもありがとう。また逢いましょう。

素敵な夜を。

2009.10.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年10月26日 (月)

人生ドッコイショ

それでもgrandcanyonの鞄をプレゼントされてからは幾分持ち歩くようにはなったが、そもそもは荷物というものが苦手。新幹線や飛行機に乗って地方に行く時もほとんど手ぶらで、海外に行く時の荷物の少なさにはいつも腰を抜かされる。歩くことが好きなので、フラフラといろんな場所に行きやすいように荷物を最小限に抑えるのは、子供の頃から変わらない部分なのだ。

本日はお仕事で仙台に行って、東京に帰ってきてから『Made in KingKong』というスケジュールで移動が多いので、パソコンを持ち歩くのが面倒なボクは、この文章を昨晩のうちに書いている。つまり『Made in KingKong』の感想を書けないわけだが、明日にでも必ず書きますのでお許しを。

自分の気持ちを探すように書くので、上手く書けるかどうかは分からないが、今のボクの気持ちを正直に。

今年で29歳になった。幸か不幸か、世に出たのが早かったので、「若手」と呼ばれなくなってから随分経つ。ボクよりも何年も先輩の芸人が「若手」と呼ばれる位置でTVに出ているのを見て、当時はえらく羨ましく思ったが、最近はそんな事はどうでも良くなっている。

表には出ていないが、自分の中での転機は今まで何度かあって、その一つがデビュー間もなく世に出れたことと、19歳~20歳の自分達がそのことに対応しきれなかったこと。そして梶原の3か月の失踪で一度仕事を全部なくしたこと。

梶原の復帰後は、TVに出よう、という気持ちが強くて色々と出させてもらった。あまり言えないけれど、その中で思うこともあって、それが顕著に表れたのがM-1の参戦を決めたことだと思う。やっぱりこうじゃなきゃダメだよなあ、と梶原とマネージャーと話し合った。その辺りから、自分がやらなきゃいけない事をやろう、ということになった。

山あり谷ありで、仕事が順調かといえば、捉え方一つで何とも。ただこの9年間、手放しで笑っている時期などなく、やっぱり毎日頭を抱えて過ごしている。こればっかりは、きっとこれからもそうなのだろうと思う。

友達の芸人が本の出版の準備に取り掛かっていて、つい最近、ボクが出した絵本のことに触れてきた。2500円という値段を指して、「ツッパってるなあ」と言ってきたが、ボクはやりたいことがやれたらそれでいい、という別にそんなカッチョイイ姿勢じゃなくて、しっかり売り上げなんかを気にしてヒヤヒヤしていたりする。芸人がTVに出て売れるぶんには何とも思わないが、たとえば「本」という数字で結果が出てしまう土俵に立った場合は、友達の芸人の本が売れているのは喜ばしいことだけれど、同時に「羨ましい」とも思ってしまう。自分の器の小ささをみっともなく思う時もある。

29歳という年齢に差し掛かり、少し戸惑っているし、えらく焦っている。原因は分かっている。周りがそこそこ大人になってきたからだ。家庭を守らなきゃいけない人も増えてきたし、どこかで上限を決めはじめている音が聞えてきたりもする。言葉の端々に、NSC入学のあの阿呆真っ盛りの当時では絶対になかった匂いがして、しかたのないことだけど、とても寂しい。

人生は短い、とは思わないけれど、たとえば20代でしかできないことがある。20代は生意気を言うぐらいがちょうどいいと思うけど、これが30代になると少し厳しい。もっと細かく割れば、29歳にしかできないことがある。そう考えると、29歳のタイムリミットはあと9ヶ月しかない。人生のその時々は短い。これは言える。これが焦っている理由。

焦れば焦るほど、熱量の違いにガッカリする落差が大きくなる。だけど、一人相撲じゃ何も生まれないので、どうにかこうにかバランスをとって、ジタバタとする毎日。ボクは何一つ諦めていない。子供の頃から今も、お笑いが好きで好きでたまらない。頭がおかしくなるぐらい。

幸せになりたいと思うけど、快楽を得る為には苦しい思いをしなきゃいけないし、一度経験して慣れてしまった快楽を越えるにはさらに苦しい思いをしなきゃいけない。どんどんどんどん深みにハマっていく。それが幸せと言えるかどうかは分からないけれど、どうであれ、お笑いの近くにいたい。お笑いから離れなきゃいけないことを思えば、やっぱり近くにいれる事が幸せかな。うん、そうだ。

またコケちゃった、またコケちゃった、の繰り返し。それでも、たまに信じられないぐらい気持ち良い瞬間がやってくるから、その時を待って、膝の砂を払って、また一歩一歩。

29歳のボクはこんな感じ。ジタバタしとります。

あなた頑張れ。しんどくても頑張れ。

2009.10.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

新番組『キングコングのあるコトないコト』

2009年10月25日 (日)

スマートにはいけないぜ

スケジュール表を睨みながらずっとタイミングを探っていて、後藤ひろひとマンからの「早く観に来ないと終わっちまうぜ」というメールで焦りが頂点まで達し、マズイマズイと思った矢先、「はねるのトびら」の収録休みの報が入り、ついに「ガス人間第1号」を観にいけることとなった。

子供時分、親から「お小遣い」というものを貰ったことがなかったが、カブトムシやクワガタを採りに行くので忙しかったし、自分の考えた遊びで友達を巻き込むのが楽しかったし、ネタを見せ合うのがなにより好きな遊びだったので、お小遣いがない事にはこれといって不平不満を感じなかった。

そんな調子で物欲と金欲がないまま大人になり、普通に生活できて仕事仲間と酒が呑めるだけのお金があればいい、と思っていたが、もう一つだけ。舞台を観に行けるだけのお小遣いは欲しい、と今回あらためて思った。

劇場に向かう車中、ボクの胸の躍ること踊ること。念には念を入れ、開場時間の50分前に劇場前に到着。開演までは1時間20分である。近くのスターバックスで軽めの飯をいただきながら、後藤ひろひとマンと山ちゃんにメール。舞台が始まる前のこの時間が、どうやらボクは大好きなようだ。

公演は今月末まであるので、内容はもちろん言えないが、後藤ひろひとマンはまたまた素晴らしい舞台を提供してくれたし、ゴミ同期第一号の山ちゃんが舞台に立っている時は、勝手に誇らしい気持ちになり、客席で一人ドギマギした。公演後、挨拶に行きたかったが、後の予定があって飛び出しとなってしまい、お礼の連絡だけ入れた。また呑みに行った時にでも感想を言おう。とにかく素敵な舞台だった。

やっぱり舞台はいいなあ。小説が書き終ったら、またやりたい。神保町花月でやることはもうないだろうから、今度やるとなると、かなりのドッコイショとなる。今まで神保町花月に任せていたことを自分でやらないと。大変そうだけど、年に一度はやりたいなあ。さて、どんな内容にしてやろうかしら。

自分の大好きな作品をたくさん残して、晩年はキャバクラなんかに行って若い女の子に自慢してその気になって、陰で「面倒くせー」なんて言われてしまう、最低の爺になってやろうかと思う、というのは半分本気、半分冗談で。自分の書いた小説や絵本や、ライブのポスターや舞台のポスターで部屋が埋まったら、きっとアルバムの中にいるようで楽しいだろうなあ、と思うのです。そんな部屋にしたいのです。

いまだに、『Dr.インクの星空キネマ』の読者の方からのメールが袖山さんより転送されてきます。ドイツ在住の女の子からだったり、英語を教える偉い大先生だったり、読者層は様々。昨日、少し書いた『ヤクとヤヨイの千年物語』は、おそらく11月10日と11日の2夜に分けて、ここに載せようと思います。どうしてあの森に太鼓があったのか?どうしてバケモノは太鼓を叩いていたのか? 『Dr.インクの星空キネマ』の第三部で登場し、忌み嫌われ死んでいったバケモノ、ヤクの本当の物語です。

ちなみに、11月23日にTAMA映画フォーラムという多摩市の映画祭で、ずいぶん前に撮った短編映画『日の出アパートの青春』が上映されることとなりました。舞台版『日の出アパートの青春』の元となった作品です。ここでもゴミ眼鏡第一号の山ちゃんが迫真の演技を見せております。

さあ、明日は『Made in KingKong』、ココリコ遠藤さんとガリットチュウさんを迎え、何を喋るのか。オープニングを飾る最低漫才にも期待です。

芸人になってこんな言葉を言うようになるとは思いませんでしたが、どうやら毎日一生懸命です。あなたも頑張って。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章造 ガリットチュウ

新番組『キングコングのあるコトないコト』

2009年10月24日 (土)

語られなかった物語

「ウヒョヒョヒョ」という気持ちの悪い笑い声を日々響かせる現場マネージャーの佐伯君に妖怪疑惑が浮上している。

後藤ひろひとマンが手掛ける現在絶賛公演中の舞台「ガス人間第一号」の席を手配してもらおうと、「明日はオフだから、後藤さんの舞台を観に行きたいのだが、いけるかい?」というメールを佐伯君に送ると、「明日はオフなので、観に行っていただいて大丈夫ですよ」と返ってきた。

何故、オフの日の時間の使い方の許可をとらねばならぬ。はたして、妖怪ちんぷんかんぷんマークⅡなのか?

チーフマネージャーの鈴木さんに頼み、無事、明日の公演を観に行けることに。いやはや楽しみ。ゴミ人間第一号の山ちゃんも出演しているのだ。早く明日にならんかね。

楽しみなことといえば、今月の独演会は一風変わっている。普段ライブハウスで行っているこのライブを、なんと女子大の学園祭でやってしまうというのだ。どこからそんな話が上がったのかは知らないが、なんだか面白そうなのでやらせていただくことに。『第43回 西野亮廣独演会 飯田女子短期大学公演』である。決戦は来週の月曜日。どうなることやら。軽めで笑える程度の事件を期待している。

朝から『はねるのトびら』のロケに出ていて、たった今、湾岸スタジオに帰ってきたところ。夕方の6時。夜からは別の企画の収録があり、今は少しの空き時間。

作業の進み具合を頭の中で整理してみる。小説の方は頑張り次第で年内には完成の目処がたつのでは、と思っている。皆様の手元に届くのはもう少し先だけれど。そして絵本第二弾『Zip&Candy』は、月に一枚のノルマを守り続けられたとすれば、完成は再来年の7月となる。このブログはそこまで続けていないので、出版の頃にはすっかり忘れられている可能性が高い。まあ、時期が近付けば何かしらの方法を考える。

絵本となると、1冊を描きあげるのに要する時間が半端じゃない。それだけの時間を使うのだから、やはりそれなりのモノを出したいと思う。となるとだ、『Dr.インクの星空キネマ』の第3部のお話の続編となる『ヤクとヤヨイの千年物語』の出し方に悩む。内容云々ではなく、「続編」というところに引っ掛かっている。この物語は、今まで一度だけお客さんの前で朗読したことがあるぐらいで、これといって形にしていない。

たとえば、3冊目の絵本を出すとなった時が来たとする。その時ボクは、続編ではなく、きっとまたまったく違う物語をやりたくなっているだろう。そうなってくると、『ヤクとヤヨイの千年物語』の出所がない。ボクの中で、この物語を作品にしたい、という気持ちもないこともないんだけれど、『Dr.インクの星空キネマ』を読んだ人には知っていて欲しい、という気持ちが強い。

ブログと言うのは便利だ。どうせ、物語がボクのパソコンの中で眠っているぐらいなら、来月にでも、このおブログで出してやろうかとも思っている。まだ決定ではないけれど。

出すとしたら11月10日更新のブログ。別に、11月10日が何かの日というわけではないんだけれど、スケジュール的にちょいと都合が良いので。

それまでに、『Dr.インクの星空キネマ』を読んでいていただけると助かります。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章造 ガリットチュウ

新番組『キングコングのあるコトないコト』

2009年10月23日 (金)

誰かの話のネタを作る

夜中作業をしていたら、オッパイもヘッタクレもないオジサン芸人街道爆進中のマキタスポーツさんから、今夜は星が綺麗ですよ、という旨のメールが入り、その圧倒的な気持ちの悪さに一人笑ってしまった。30手前の男からは、「星はいくつになってもドキドキさせてくれますね」という地獄的にメルヘンな返信。さぞかし相手をゾッとさせたことだろう。オリオン座流星群が生んだ惨劇である。

さて本日は『音楽戦士』の収録。本番前の前室で、一青窈さんと宇宙の話で盛り上がる。宇宙はいくつになってもドキドキする、と言い合ったところで昨晩のメールを思い出してしまい二ヤリ。話の途中で本番が始まってしまい惜しいことをした。一青窈さんは宇宙に造詣が深いご様子だったので、また話を聞かせて欲しい。

そして2本目のゲストに松たか子さん。毎回ゲストの方がトークテーマを持ち込んでこられるんだけど、なんと松さんのテーマが「恐竜」。このテーマでボクの胸が躍らないわけがない。収録には化石を発掘されている大先生も参戦していただき、恐竜についてペチャクチャと話す。少し話が脱線して、ボクが子供の頃に『ZOIDS(ゾイド)』という恐竜を模したロボットのオモチャに胸を焦がした、という話しになり、興奮をこじらせたボクは、松さんに「今度、ZOIDS(ゾイド)をプレゼントします」と言ってしまう始末。デビューして今まで、女優さんにプレゼントなどしたことがないが、その第一号が松たか子さんにZOIDS(ゾイド)となってしまうのか?ちなみに、それを言われた松さんの顔に「困惑」と書かれていたことは言うまでもない。

子供の頃に胸を躍らせたモノは色褪せることなく、むしろ当時の思い出が乗っかって、オジサンになった今でもなかなかの熱量で話ができる。そう思うと、今作っている絵本がそれにあたると嬉しいなあ。いつかボクの知らないところで、オジサンになった子供がその話をしてくれていたら、そんなに幸せなことはない。

漫才だってそうだ。来年になれば、漫才を出せる場所には出て行きたいと思っている。随分とストックがあるし。DVDなんかにして、それが誰かの酒の肴になったら漫才師冥利に尽きる。ネタ番組に出たいな。

明日は朝から夜中まで『はねるのトびら』の収録。疲れが出ないように、今夜もシコシコと作業です。未来のどこかの誰かの話のネタ作りです。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章造 ガリットチュウ

新番組『キングコングのあるコトないコト』

2009年10月22日 (木)

適当に取り繕う人、泥臭くねばる人

今日は、なんばグランド花月と京橋花月を行ったり来たりで漫才をした。

京橋花月では支配人さんから、「この劇場を使ってまたライブをやってちょうだいよ」と言っていただく。音もよく響くし、舞台袖も広いし、天井の高さもちょうどいい、京橋花月はボクの大好きな劇場。素晴らしい劇場だと思う。前回、使用させていただいたのが、今年の夏にあった独演会の大阪公演の時。その時も、やっぱり気持ちが良かった。

そんなわけで独演会はやったばかりだし、京橋花月を使って何をやろうか、と帰り道にボンヤリ考えていた。『KING KONG LIVE』とかもあるけれど、丸投げしてしまうと、またすぐにおざなりな仕事をするから、やるんだったら独演会の時のように最初からボクがやる。となると、何をするにせよ、少し先の話になってしまう。

今週末のMade in KingKongのチケットがようやく発売されたそうだ。とほほ。とりあえず『Made in KingKong』に関しては今回を年内最後にしたいと思っている。いろいろ整理して年明けから再開しようかと。このライブのボクの役割は新ネタを作る、ということだったけれど、年明けからはもう少しボクが準備する割合を増やそうかと思う。言い訳なんて聞きたくないし、言いたくない。ライブはちゃんとやらなきゃ、だ。

昨晩は『あるコトないコト』の収録終わりにそのまま御飯を食べに行った。NHKの丸林さんと袖山さんも参戦。丸林さんからは新しく企画された番組の内容を、袖山さんからは先日お渡しした小説の原稿に赤字を入れている途中のものを、それぞれ見せていただいて、なんだかとても救われた。お二人に限らず、こういう人達はきっとそれぞれの現場でなかなかのフラストレーションを溜めてらっしゃるのだろう。それでも、そこで「もういいっ!」と投げ捨ててしまうと、全てが終わってしまうから、頭書き毟りながらジタバタしているに違いない。応援したくなるし、そういう人がいることで応援されている。誰かにとって自分もそういう人でありたい。

明日は『音楽戦士』の収録。スタートが遅いので、今夜は少しばかり夜更かしをして『Zip&Candy』の制作に勤しもうかと。そういえば『Zip&Candy』という言葉をもう何度も出してはいるものの、言葉だけで絵を見せているわけではないので、まったく想像できないままですね。この先も「『Zip&Candy』を作ってま~す」といった内容の文章を書くことがあるでしょうから、何かしらの方法でチラリと絵を見せることを検討します。その方がわかりやすいしね。

さて、今夜も踏ん張りますか。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章造 ガリットチュウ

新番組『キングコングのあるコトないコト』

2009年10月21日 (水)

みっともない大人

『キングコングのあるコトないコト』の収録があった。ゲストはFUJIWARAさん、TKOさん、ガレッジセールさん、ナイツさん、と皆先輩。どうしようもないミニコントが始まっては終わって、誰かがズッコケたら全員でイジって、芸人さんの楽屋そのままをお届けしている番組。今日でまだ第2回目の収録だが、さっそく大好きな番組となっている。

本番でさんざん喋るくせに、空き時間は空き時間で喋る。ゴリさんに映画の感想をお伝えして、映画を撮ることの楽しさを話していただく。いつもいつもボクに刺激をくれる先輩。積もる話もあるので、近々呑みに行きましょう、という話になった。今日もたくさん笑った。次の収録が楽しみなのです。

本番終わりは楽屋に残り、梶原と今週末にある『Made in KingKong』のネタ合わせ。途中で行き詰まり、急遽、別の設定の漫才を提案する。こればっかりはしかたがない。そんなわけで2本用意できたが、まだどちらを持って行くかは決めていない。これから当日までに何度かネタ合わせを繰り返して、その中でどちらかに絞ることにする。当日が楽しみ。

最近は本当にいろいろ思う事がある。きっと年齢も関係している。当時は耳にしなかった言葉が入ってくるし、見たくない姿を見る機会も増えてくる。だんだん現実的な考え方になってしまうのはしかたのないことだけど、寂しい思いをすることが多い。

だけど、ネタ合わせの時間は当時のままだから少しだけホッとした。

今日は朝から晩までお笑いずくしだったので幸せな一日でした。将来のことに目をふせて、何も考えずお笑いをしている時が、やっぱり一番楽しい。学生時代の様です。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章三 ガリットチュウ

2009年10月20日 (火)

同じく往生際の悪い人達へ

冒頭部分は女性には理解し難い悩みなので、おおいに読み飛ばしていただきたいのです。

昨日の深夜、翌日に締切が迫った和田竜さんのコラムの挿絵を描いておりましたら、これでもか、というぐらい陰毛がボクの亮廣に巻き込んでまいりまして、剥がしてもしばらくするとまた巻きこんで、延々その繰り返し。ボクの亮廣が、本番の時以外は帽子を深めに被っているもんだからそのようなことが起こってしまうのですが、日によっては、昨晩のように何度も何度も巻き込んでくることがあるのです。

そしてそれが作業中に何度も巻き込んできたもんだから、さすがに我慢の限界に達し、陰毛が巻き込みにかかれない長さまで切ることにしたのでした。おかげで今度はチクチクしだして、これはこれでやっかいで、もう堂々巡り。どうしたもんか。

我が家にはFAXがないため、昼過ぎ、描き上がったイラストを持って吉本本社へ配達に行く。『Zip&Candy』の描き上がった2枚の原画を幻冬舎の袖山さんにお渡しする用事もあったし、咳が止まらないので病院にいくついででもあったし、ムスタングの運転で気分転換も兼ねた。

袖山さんに原画を渡し、その場で小説の事も話した。書き直したラストシーンが気に入っていただいたようで、なにより。これから袖山さんの手によって、原稿に「赤字」と呼ばれる、誤字脱字、表現の至らない箇所のなかなか厳しめの要求が入り、それを受け取って再度書き直す作業に入る。なのでしばらくは袖山さんが原稿と向き合う時間となる。ボクはその間に絵本制作を進める。こんな調子で、今は本を2冊同時進行で作っている。絵本第二弾『Zip&Candy』と、日本列島ドンガラガッシャン大作戦第二弾の小説(タイトルはまだ秘密)だ。幻冬舎に届いたファンレターとイラストレーターさんのイラストを受け取り、帰りの車の中でいろいろ考える、「手を出す」ということについて。

このブログでも何度も書いているし、いつも思うことなんだけど、たとえば番組でタレントさんが、「〇〇さんは絵本も出版されて、多彩な活動を―」というような紹介をされる(ボク自身も経験があったかもしれない)シーンを目にすることがあるんだけど、ボクはあれが苦手。もちろんご本人には何の非もない。なんかね、肩書きの一つみたいになっていることだとか、出版したことがゴールとなっていることだとか、そういうのが苦手なのです。要は、内容でしょ?その絵本がどんな内容だったかが、一番大切なことなのではないかと。そこをハッキリさせないと。

それは結局どこに対しての配慮かと言えば、絵本を出版したい、と思って学生時代からずっと勉強してきた人がいるんだよ。小説家さんにしても、イラストレーターさんにしてもそう。中には大変才能があって、それでも埋もれている人もいる。そんな悶々とした生活の中で、テレビを点けたらタレントが簡単に本を出版しているのだ。いや、タレントさんも決して「簡単」には本を出せてはいない。そこまでの苦労、それはタレントとしての苦労も含め、並大抵のものじゃないけど、テレビでは「簡単」として映ってしまう。かと言って、「私はこの本を出す為にこれだけ苦労したんですよ」と番組中にいちいちアナウンスするのもおかしな話だし、結局は、内容をもってして、そういった人達を黙らせるのが礼儀だと思う。そのラインは絶対に守らなきゃいけないなあ、と思うのです。

ボクの周りは芸人はもちろんのこと、ジタバタともがいている人が多い。grandcanyonのデザイナーさんは、しょっちゅう頭がガシャガシャ書き毟ってあの手この手を考えているし、編集者さんは朝に仕事が終わるなんて当たり前のようにある。「納得がいかない、悔しい」と泣きながら電話してくるオジサンもいる。ライブを観に来るお客さんの中にも、歌手を目指している人や、小説家を目指している人、それこそ芸人を目指している人がいて、皆一様に溺れそうになりながらもジタバタともがいている。人を楽しませよう、と往生際の悪い人達を、ボクは心から尊敬する。年上年下、結果、収入、関係なく。皆、頭を抱えている。そういう人達を無碍にしちゃいけない。

梶原家へのFAXへの送り方がわからないボクは、漫才台本を糞ダルマを間に入れて梶原に送ってもらう段取りを取っているのですが、漫才を書きあげて、少しでも早く、と糞ダルマに台本を送り転送してもらうようお願いしたところ、「夜遅くFAXしてしまうと、梶原さんが奥さんに怒られてしまうので」という驚きの理由で転送を拒まれる。そんなものが漫才の弊害になってしまうようなら、漫才をやめてしまったらいいし、もちろんボクも「そうだね、奥さんに怒られるのはよくないよね」と刀を収めるはずがなく、再度お願いするガッカリな結末。

いろんなことにズッコケたり、無難に取り繕うとする温さに腹を立てたり、溜め息ついてはまた奮起して、這うように進む毎日です。それでも往生際悪く白旗は上げず、なんだか楽しいことをしたい、ととても簡単なことを思う。モノを作るのは大変だ。例えばあなたが、それでもモノを作りたい、と思う往生際の悪い類の人なら、ボクはあなたを応援したいと思う。とは言っても、直接会って話を聞いたり、意見したりもできないので、この場を使ってできること。

あなたが頑張っていたら、その励みになるような。あなたがサボっていたら、後ろめたさばかりを感じてしまうような。そんな、あなたを写す鏡のような文章をこれからもここに書き綴ろうと思います。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章三 ガリットチュウ

2009年10月19日 (月)

八つ当たりボーイ

えらく悶々としている。例えば、出版物が迫っていたりだとか、準備していた舞台が迫っていたりだとか、また、それらが終わって次なる動きを始める時だとか、そういった節目節目は希望に胸が躍って、そしてまた自分がキチンと前に進めているということも確認できて、それが少し安心の材料になったりするんだけど、今はてんでダメ。

ひたすら作る時期ですよ。朝から晩までシコシコ作業して、翌日もまた朝から晩まで。延々続く螺旋階段をトボトボトボトボ。しかし、自分で決めたことだから誰かに愚痴るのは八つ当たり以外の何者でもなく、ロケバスでタバコをプカプカ吸ってスポーツ新聞を読んでスヤスヤと眠る梶原を、ドキドキさせろ、と蹴飛ばしてやるなんて、もってのほか。

節度ある大人なので一応我慢するけれど、そういった事に苛立ったりしてしまうのです。女の子の日はこんな感じなのだろうか?

こんな感じから抜け出す方法なんて一つしかなくて、完成させるしかないのです。そして、同じような事を以前にも書いた覚えがあるから、完成させても、ボクはまた新たに始めて、結局同じように悶々とする日がやってくるのです。

どえらい世界に首を突っ込んだなあ、と思うけれど、悲観的になるのは今のシーズンで、完成させた瞬間というのは今までの事を全て肯定できる気持ちになってしまうのです。それも知っている。だから、また始めるのだ。まったく、どうしようもない。抜けようがない。

頭をガシャガシャと描き毟って、わけのわからん呻き声を上げて、机にカジりついて、そこそこいろんな幸せを諦めて作ってるんだから、これで報われなかったら、死んだ後、神様にフルテンションの頭突きをかましてやるしかありません。

絶対にドキドキさせるものを作ってやるぞ、畜生め。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章三 ガリットチュウ

2009年10月18日 (日)

勘違い羅針盤

今月の『Made in KingKong』まで一週間と迫りまして、そろそろネタを書かなければいけないなあと焦りはじめてきました。明日、明後日で勝負を決めようかと。前回、前々回と2本立て続けに『KING KONG LIVE』のラインナップに入るお気に入りができたので、今回もそこを目指して。とにかく、どうしようもなくクダラナイのを。

『Made in KingKong』の新ネタ同様、1か月の流れを感じさせてくれるのは、『CIRCUS』で毎月連載している小説家の和田竜さんのコラムの挿絵のお仕事です。和田竜さんの書かれたコラムが事前にボクのパソコンに届いて、その文章に合った挿絵を描くというのがボクの仕事です。とはいっても、絵描きではございませんので、立派なモノは到底描けないのですが、時間の許す限りでシコシコと描いております。月に一度届く和田竜さんの文章が最近の楽しみです。

自分の方の小説はと言えば、昨晩カリカリと書いて袖山さんに送った。袖山さんの反応次第で、次のステージに進めるかどうかが決まります。首を突っ込んで知りましたが、これほどまでに編集者の方と向き合うお仕事だったとは。だけれど、それは梶原に漫才台本を見せる感覚と似ていて、なかなか楽しんでやっておるのです。もちろんしんどい時もある。

絵本第二弾『Zip&Candy』の制作は、前作同様に制作時間がはてしなくあり過ぎて、順調なのかどうなのかがもはや分からなくなっている。一応、月に1枚のノルマは守っている。今月もどうやら間に合いそう。このノルマを守り続けさえいれば、再来年に完成となる。再来年、日本は、お笑い界は、どうなっているのだろうか?どうなっている時に、『Zip&Candy』を出版することになるのだろうか?

「やる」「やらない」が極端だし、随分と博打的な仕事の仕方をしていると思う。先輩からもよく言われる。しかし、パッと自分の手持ちと自分の周りの環境を見渡した時に、ボクは今のやり方に未来を感じたし、そして自分のやりたい事とキチンと重なったのだが、いかがか。まあ、そのほとんどが地下で金槌を振るうことに時間を費やされるから、華やかさはどうだっていいとして、親を安心させずらかったりするのが大変マイナスな要素なのだけど。

だけど、まず自分で「行ける」と思えなければ行けないのだ。世間の声に身を委ねるぐらいなら、自分の勘違いを信じようと思うのです。

2009.10.25 成城ホール 『Made in KingKong』 ゲスト:ココリコ遠藤章三 ガリットチュウ

2009年10月17日 (土)

燃ゆる、はっぴいえんど魂

劇場の隅に机と椅子を用意してもらい、漫才出番の合間に絵本制作。間もなく品川さんもその隣に来られて、二人並んで作業を開始。出前の蕎麦を御馳走していただき、作業再開、スーツに着替え漫才をして、また作業再開。そんな調子で夜になって、そのまま二人で呑みに行った。

お互いが企んでいる事を発表し合って、「うわあ、いいなあ」と大人気ない声を上げて、やんやと楽しんだ。途中から後輩も駆けつけ、ボクはいといえばオリラジの中田に説教される定番の流れ。賢くて言葉いっぱい知ってる奴、大嫌い。だけど、とても楽しい夜だった。

日が明けて、昼前に袖山さんから電話。小説のラストシーンについて。ああだこうだ、と話し合って、電話を切ってえらく考え込み、陽が山に沈んで、昼空が後を追いかけて、えらくアッサリ夜がきて、ようやく筆が動いたのは23時前。正確には筆が動く目処が立ったのが23時前。筆はこの文章を書き終え次第走らせる。もう自分の頭の中では走るコースが描けているから大丈夫。なんだ、そのカッコつけた言い方は。大丈夫か、コイツ。とにかく微調整に入る前の、最後の大工事になると思う。

じっくり丁寧に圧倒的なモノを作る。日本列島ドンガラガッシャン大作戦という阿呆な名前が付けられたプロジェクトの第二弾は小説。完成まで随分と時間がかかっておりますが、ちゃんとドキドキさせる内容になっておりますので、お小遣いを千円ちょっと貯めて、しばしお待ち下さいませ。

この文章を書いていても、気が気じゃありません。気持ちはもう小説のラストシーンに向いております。というわけで、そろそろ作業に戻ります。明け方まで集中します。とりあえずコーヒーだぜ。

このご時世に堂々と、抱きしめたくなるほどのハッピーエンドストーリーを産み落としてやるのです。例えば、あなたの日々の生活の中に腹立たしい事柄があったとして、作品を観て、その後やけに肩の力が抜けて、「もう、どうだっていいや」と笑える。そのキッカケとなる作品が、ボクが作ったものであれたら、それは幸せ。それはボランティアのような立派な精神ではなく、どちらかというと、人様の気持ちの舵をとってやったぜ、という厭らしい気持ちですよ。

小さい男なのですよ、ボクは。

2009.10.31 新宿ロフトプラスワン 『ろくでもない夜』

2009年10月16日 (金)

トドノツマリ・アマチュアーズ

2、3日ドタバタとして、体調の方もまだまだ万全とまではいきませんが、今日からいつもの東京生活に戻りました。仕事合間と、深夜の時間を使っての制作活動も今日から再開です。

小説は第一稿を袖山さんにお預けしているので、今日できるのは絵本第2弾『Zip&Candy』の制作。自分で勝手に設定した「月に一枚」というノルマを守るのにヒーヒー言っておる次第です。

仕事の現場で描いていたら、品川さんと福田さんに「俺の名前を入れろ」と脅され、ジップとキャンディーという主人公のロボット達が走りまわる街に、『SHINATCH&DA-FUKU』というCM看板を掲げたパスタ屋さんの飛行船が飛ぶハメになりました。

『Dr.インクの星空キネマ』もこの調子で、街のいたるところに『板倉帽子店』や『堤下電気』など、芸人さんの名前が書かれたお店がたくさんあるのです。制作時の風景を思い出せるように、という個人的な遊び心です。

ボクはゲームというものを一切しません。どっぷりハマってしまう、というのが理由の一つでもあります。「『ドラゴンクエスト』や『モンスターハンター』はメチャクチャ面白いよ。やりたいと思わないの?」ということを芸人仲間からしばしば言われますが、結論から言うと、メチャクチャ面白いモノを「やりたい」とは思いません。「作りたい」と思うことはあります。

作る方がもっと面白そうです。なので、作る為に「やりたい」と思うことはあるかもしれません。

世の中にないモノを作る面白さを、自分の作ったモノを人が面白がる面白さを、そんな面白さをパクパク食べたいと思います。それは、お笑いが好きでお笑い芸人になったという事と同じです。

だけど本当にたまに、何も考えず、完全に身を預けて楽しんでみたいと思う時があります。そんな時に三谷さんや後藤ひろひとマンの作品を観に行きます。その時ばかりは、勉強という感じでもありません。鼻水垂らしながら笑っています。

その辺りの矛盾が、プロではなく、「元気な大学生」と呼ばれてしまう所以です。きっと、この先も治ることはないことでしょう。いかんともしがたい素人臭さです。

2009.10.31 新宿ロフトプラスワン 『ろくでもない夜』

2009年10月15日 (木)

響けよ漫才、文子のどすこい86年史

『KING KONG LIVE 福島公演』が終わった。アンコールはもはや定番となりつつあり、それ用にもう一本用意しておかなければいけなくなっている。本日も予定していた本数よりも1本多く漫才を披露した。最後の漫才を終え、舞台袖にハケた後にリズムよく鳴り響く手拍子が、最近では一つの演出になっている。そして、それは誰でもない、お客さん自身が作り上げたKING KONG LIVEの演出で、そういうのが一つ入っているのもいいなあ、と思っている。

福島ではつい最近、独演会をやった。出口で男の子に「独演会、面白かったっス」と言われ、繋がりを感じられて嬉しくなった。どうもありがとう。

客席の最前列にお婆ちゃんが座っていて、メチャクチャ微笑ましかったのも印象的。前説で糞ダルマがそのお婆ちゃんをイジって色々と訊き出していたら、なんとそのお婆ちゃん、つい先日の埼玉公演も来られたという。あらまあ、嬉しいじゃないの。ボクの婆ちゃんも観に来られたら良かったなあ、と思った。ボクの婆ちゃんは足が悪いから、なかなか地方は難しい。つい先日も手押し車をプレゼントしたばかり。杖よりも、両手で身体を支えられる手押し車の方が楽らしい。やっぱり婆ちゃんの事が頭を過ぎってしまう。

一昨日の朝、父ちゃんからの電話で婆ちゃんが死んじゃったことを聞いた。その日は品川花月の出番があったから昼と夕方に舞台に立って、終わりで新幹線に飛び乗った。実家に戻る理由はチーフマネージャーの鈴木さんにだけ伝えた。

翌日、つまり昨日が通夜で、ちょうど仕事がオフだった。家族を揃える為、婆ちゃんが土俵際いっぱいで踏ん張った。ウチの婆ちゃんは大腸ガンにだって打ち勝ち、完全に完治させた豪傑なのだ。今回のことは病気で長期入院して苦しんだわけでもなく、ましてや事故でもなく、最期まで天寿を全うしたのだ。だから顔がとても綺麗だった。

通夜に来ていただいた方が焼香をあげる時に、礼をする役目がボクだったんだけど、ちょうどその時に、幼稚園の迎えに来てくれた婆ちゃんと手を繋いで帰った時の事を思い出していて、鼻水がジュルジュル出てきてカッチョ悪いから吸ったら、押し出されるようにして涙がボロボロ出て、さらにカッチョ悪い結果となった。

その夜は親戚一同で久しぶりにドンチャンと騒いだ。婆ちゃんが東京に遊びに来た時に「夜飯を食べに行こう」となって、堤下(先輩)を婆ちゃんの乗っているタクシーに押し込んで、堤下&文子という、まったく面識のない二人っきりで成城~恵比寿間を移動をしたことや、そこにツマ夫も参戦して、なんだかグチャグチャのメンバーに囲まれて恵比寿の店で鍋をつついたこと。『はねるのトびら』が始まる5分前になると、TVの前を陣取る為に信じられないスピードを出していたこと。お見事、最後まで走り抜いた婆ちゃんの思い出話で、皆笑った。

そして、今朝は葬式。ライブの時間があったから、最後までいられないので、式が始まる前にずっと婆ちゃんの顔を見ていた。本当に突然のことだったし、顔がとても綺麗だったから、ただ寝ているみたいだった。式が始まって、お坊様がお経を唱えている後ろで、焼香だけあげて、タクシーに飛び乗った。86年間生き抜いた婆ちゃんの顔はとても綺麗だったのです。

仲良しとはいえ、オバケになられたら怖いので、棺桶に『ゴーストバスターズ』のDVDを入れてやろうかと思いましたが、どうやらプラスチックはダメみたいです。

さてさて今日の漫才、婆ちゃんは笑ったかなあ。婆ちゃんは陰気臭いのとか湿っぽいのが嫌いだったから、葬式の日に漫才ライブでちょうど良かったです。照れくさそうにダブルピースしているに違いありません。

2009.10.31 新宿ロフトプラスワン 『ろくでもない夜』

2009年10月14日 (水)

病み上がりスットコドイ

頭痛がひかず、咳が出始めたので、慌てて病院にかけこんだら38.3度の高熱。新型インフルエンザではなく、ただの風邪ということなので、ホッと肩を撫で下ろす。38.3度だと人に話す時は、ボクの場合はだいたい39度となる。より辛さを伝える為に、しかたのない演出なのだ。

昔から、単独ライブの翌日や、数年がかりの絵本を描き終えた翌日なんかは確実に体調を崩している。しかし仕事に穴を空けたことがないのは、そういう事を知っているから、事前に翌日を休みにしてもらっていたり、翌日に仕事が入っていたらば、どういうわけか次の休みまで身体がもってくれるのだ。そして休みの日に一気に身体が壊れる。体長はえらいもんで、行き着くところ気の持ちようらしい。

今回は仕事がオフに合わせて体調を崩した。何か大変な仕事をやり終えたか、考えたところ思い当ったのは、小説。書いて、書いて、書き直したものを一度全部捨てて、本を読み漁って、再び筆を取って再チャレンジしてようやく書き終えた第一稿。完成まではまだまだかかるが、ここに来るまでになかなかの余曲折があったのだ。どうやらそれで気が抜けたらしい。

そんなフラフラの身体で実家に帰ってきた。随分と久しぶり。近所にコンビニができていたのにも驚いたし、兄ちゃんがムスタングに乗っていたのにも驚いた。兄弟でお揃いとなったが、兄ちゃんのはボクのオンボロとは違い、新しくてカッチョイイやつ。

一晩寝たら、熱は35.9度。薬がよく効いた。病み上がりで、少々喉は痛むが、声は十分に出る。すべり込みセーフ。

さあ、『KING KONG LIVE』だ。福島の皆様、どうぞ宜しく。

2009.10.14 いわきアリオス 『KING KONG LIVE 福島公演』

2009年10月13日 (火)

オラやっちまっただ。

不覚。

風邪をこじらせ、阿呆になった脳味噌のせいで、この日の記事を誤って消してしまった。

使い捨ての文章や言葉なんかを世の中に残したくないのです。

このブログを始めるときだったか、皆はどんな事を書くのだろうと、大御所落語家のブログを覗いたら、絵文字だらけでガッカリした覚えがあります。日本語で魅せておくれ、と。

たとえば後で見返した時に、大きく間違っていようが、その瞬間に考えていることは着色せず、手を抜かず、その瞬間の文章や言葉を正直に残したいと思うのです。

なので、この日書いた文章も適当なやっつけではなかったし、後々読み返した時にちゃんと赤っ恥をかく、つまり暑苦しい文章だったので、惜しいことをしました。

気をつけなければ。

2009年10月12日 (月)

漫才万歳

帰りの新幹線の車中である。もう喉が「うん」とも「すん」とも言わない。たまたま仕事が重なって、今日は漫才を20本した。少し眠い。

本日最後は『KING KONG LIVE 仙台公演』、そこに辿り着くまでに相当喉を酷使してきたけど、ライブの音響さんがbaseよしもとから古い付き合いの中村さんだったので、何ひとつストレスのない、とても心地よい音が出て一安心。心地よい、とは言ってもガラガラ声には違いないが。中村さんの音は抜群なのである。

梶原は歯クソやらを蓄えて汚いから人間的には嫌いだけど、梶原と漫才をしている時はやっぱり楽しい。しっくりくる、という表現が一番近いような気がする。いつまでも続けていきたいと思うのです。

仙台の皆様、連休の一日をお笑いに使ってくださってありがとうございます。おかげで今日はとても楽しかったです。そういえば仙台では独演会をやっていないので、必ずまた逢いましょう。そしてボクはもう一つだけお笑いのアプローチを準備しております。少し先になりそうですが、ちゃんと仙台にも届けます。

東京から観に来てくれた番組スタッフの男の子がいて、今からその男と糞ダルマと東京で呑む。せっかくだし、たくさんお笑いの話をしたい。そんでそのままブッ倒れる予定です。

そして、すぐに『KING KONG LIVE 福島公演』がやってくる。

もう最後まで漫才師をまっとうするしかありません。よかったら最後までお付き合い下さい。

しかし東京は遠い。ああ、喉が痛いぜ。

2009.10.14 いわきアリオス 『KING KONG LIVE 福島公演』

2009年10月11日 (日)

レッツゴー仙台

愛車ムスタング(45歳)が板金工場より帰還いたしまして、痛々しい傷もすっかり元通り。その板金技術の高さに驚いたのでした。なかなか手痛い出費となりましたが、しかたない。マネージャー佐伯君には貸しを一つ作ったので、どこかで思いっきりワガママを言ってやるつもり。ウシシ。

さて日付が変わり、今日は『KING KONG LIVE 仙台公演』がある。朝、東京で仕事をやって、昼過ぎの新幹線で仙台へ向かう予定。ライブ前に宮城大学の学園祭に出させていただいて、その後に会場の仙台市シルバーセンターに入る。喉は十分すぎるほど温まっている。

番組スタッフの男の子が、休みがあったので、という理由で東京からわざわざ観に来るらしい。夜、一緒に仙台の街で呑めたら思い出話にでもなるのに、今回は次の日の仕事の理由で日帰り。なんだか少し申し訳ない。その分は漫才で返そう。

そんなわけで移動時間も多いので、今夜(0時前に書いているから日付がややこしい)は夜更かしでもして、絵本制作。絵本第に2弾となる『Zip&Candy』は11ページ目に突入している。今回は全30数ページなので、ようやく3分の1程度まで進んだということになる。とは言うものの、残りをあと1年以内に終わらせられるか、といえばそうではなく、前作の『Dr.インクの星空キネマ』よりさらに細かくなってしまったので、一か月に1ページというノルマでさえギリギリなのだ。途方もない。

それでも先日送った小説の返りが来るまでの間に少しでも進めておかないと、返ってきたらまたそっちに集中しそうなので、今の間にコツコツと。しかしながら、やれでもやれでも遅々として進まない作業。完成したら、割いた時間がチャラになるぐらい誉められたいなあ。誉めてもらわないと、やってられねえぜ。まったく。

こうなりゃ、漫才でもして鬱憤を晴らすしかない。仙台の皆様、お付き合いくださいませ。

KING KONG LIVE、 まもなく開演です。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009.10.14 いわきアリオス 『KING KONG LIVE 福島公演』

2009年10月10日 (土)

顎上がりっぱなし

明日に迫った『KING KONG LIVE 仙台公演』、実はその3日後にも『KING KONG LIVE 福島公演』が控えていて、漫才師冥利に尽きるスケジュールでございます。

勤勉か極度のナマケモノか、ボクは後者だと思われますが、とにかく、やりたいことだけをやるには、やりたいことを圧倒的にやらなければ誰にも認めてもらえない。認めてもらわないことには、走るレールそのものがない。ようやく走りだせたところで、走り続けさせてもらえるかといえば、その保証もない。どっこい大変な世界に首を突っ込んでしまったなあ、と思う時があります。

一番近しいスタッフさんをドキドキさせなければ、その先のお客さんになど到底届かない。いや、もしかしたら仕事と割り切って動くスタッフさんもどこかにいらっしゃるでしょうけど、少なくとも自分の周りのスタッフさんには、「これを世に出して驚かせてやろうぜ」というどこか悪フザケのような気持ちでいて欲しいので、その為に演者としての振る舞いだとか、梶原に送る漫才台本だとか、袖山さんに送る小説の原稿だとか、絵本の原画だとかは、渡す時点でドキドキさせられる内容でなければいけないなあ、と思います。理由は、その人達と一緒に呑む酒が旨くて楽しい方がいいに決まっているからです。

「凝る」という感覚が昔からよく分からなくて、肩をマッサージされるとくすぐったいので逃げ続けてきたんだけど、どうにもここ数日は首の後ろが重たくて、指で押すと痛い。もしかしたらこれが「凝る」ということなのかもしれない。どこかでガス抜きしなきゃいけないなあ、と思うけど、その時間も作業に使いたいし、どうにもこうにも。

スタートが極端だったのもあるんだけど、デビューしてからずっと「追いつかない」という感覚が無くなったことはなくて、今もそうだと言うことは、もしかしたらこの先もずっとそうなのかも知れない。ヒーヒーと顎を上げ続ける人生になりそうな予感です。

そんな調子のクセに、例えばガキンチョに「芸人って楽しい?」と訊かれたら、「めちゃくちゃ楽しいよ」と答えるのです。その言葉には嘘はないわけです。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009.10.14 いわきアリオス 『KING KONG LIVE 福島公演』

2009年10月 9日 (金)

いざゆかん酩酊の彼方へ

一念発起で郵便受けに立ち向かい、勝ち得た戦利品は、『Dr.インクの星空キネマ』の感想が書かれたアンケートだった。丸林さんの奥さんが、朗読会で小学生に読まれたらしく、そこでの子供達のアンケートを丸林さんがコピーして、我が家に送ってくださったのだ。

本日は「音楽戦士」の収録で、現場に向かうタクシーの中でアンケート全てに目を通させていただいた。実は昨晩から、頭を力いっぱい押さえつけられるような頭痛に襲われていて、なかなかの調子の悪さに歯をキリキリさせていたんだけど、屈託のない子供の感想につい笑みがこぼれて、頭が少しだけ軽くなった。丸林ご夫妻と、アンケートを書いてくれた小学生に感謝なのである。

さて。昨晩、無事に第一稿を書き終えた小説だが、原稿を袖山さんに送ってからも、「やっぱり、あそこの表現は」「あそこは、もう少し台詞だけのやりとりに」といった調子で、修正点を探しては新たなアイデアを転がし、飯を食っては考えを巡らせ、不安に際限がない。それら日本語と付き合うだけならまだしも、話の中で出てくる情報に落ち度はないか、気になってもう一度洗い出し始める始末。おかげで「スットックホルム症候群」や「偽計業務妨害」といった、日常ではなかなか付き合う機会の少ない事柄に詳しくなったり。この調子で終わりが来るのだろうか、と疑い始めている。もしかすると、これが頭痛の原因かもしれない。

頭は痛いし、時間ばかりが奪われていくけれど、作品が良くなっていく過程を見るのは、やっぱり楽しい。

小学校の頃、図工の時間に紙粘土でお城を作った。皆の作品を横目に、コソコソと作ったお城の屋根にボクは取っ手をつけた。固まって色を塗った作品は教室の後ろに並べられ、皆一様に自分の作品と見比べっこ。手が器用というか、細かい作業が得意だったボクのお城はなかなか評判で鼻高々。友達の一人が面白がって、屋根の取っ手を掴んだ時に、屋根がパッカリ開いて、中には、つまようじで削り出された王様や兵士や赤い絨毯。驚いた友達の顔を見て、ククッと笑ったのでした。

「ええ、ここまで手が伸びてたの?」というのが好きなのは、昔も今も一緒で、少々時間がかかろうが、裏っかわまでヤスリでツルツルにしておきたいのです。無駄足を踏んだ分が厚みになると信じているのです。

明日の『はねるのトびら』の収録は夕方からだから、それまでは『Zip&Candy』の制作。月に一枚という課せを作ったが、今月はほとんど手をつけられていない。大幅に遅れているのだ。とにかくやらなくては。

11日に『KING KONG LIVE 仙台公演』がある。酒はそこまでお預け。そのかわり、その夜は酔っ払う。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 8日 (木)

いち段落

仕事以外の時間は部屋にこもって小説を執筆していたら、ここ数日で体重が2キロ減った。自分では気がつかなかったが、たったの2キロで頬がゲッソリしたらしい。本日、現場に行ったら、堤下(先輩)に首根っこ掴まれ昼飯に連れて行かれ、「食え」と言われたから、頑張って食べた。確かにフラフラしていたのだ。変な気を使わせてしまって、申し訳なかった。寝不足は食欲を削ぐ。しかし、しっかり食べなくては。デビュー当時の体重を変えないことがボクのテーマなのだ。

しかしその甲斐あって、たった今、無事に第一稿を書き終えた。「第一稿」と言っても、去年の12月から書いたものを数えると、第三稿ぐらいになるのだけれど、夏前に一度まるまる壊し、また新たに書いている感じなので、「第一稿」と呼んでいるのだ。

昨晩、袖山さんから鼻息の荒い電話があった。すでにお送りしていたクライマックス手前までを原稿を全て読まれたらしく、その感想の電話。お気に召されたようで良かった良かった。『Dr.インクの星空キネマ』同様、一番最初のお客さんなのだ。好きなシーンを挙げられ少し恥ずかしくなって、電話で助かった、と思った。誉められると頭をグシャグシャに掻き毟って、それが止まらなくなってしまうのだ。格好悪い。

今月の『Made in KingKong』の漫才も書かなきゃいけないし、『Zip&Candy』も描かなきゃいかない。とりあえず、今書き終えた原稿を送って、袖山さんの返事待ちの間にやらなければ。しかし、その前に20分ぐらい後ろに寝転がりたい。少しだけ頭が痛い。

丸林さんからメールがあって、どうやら郵便を送っていただいたようだ。明日の朝に届くらしい。余計なチラシが大量に入っているので開ける気になれず、郵便受けは数カ月に一度しか開けないが、「ズボラしないで」と事前に釘を刺されたので、明日の朝は郵便受けに挑もうと思う。絶対に開けよう。

ウクレレ片手に南の島にいきたい。水着のお姉さんは何処に。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 7日 (水)

キングコングのあるコトないコト

ホクホクした気分なのだ。

本日が初回収録となった新番組『キングコングのあるコトないコト』が面白かったからだ。一つのテーマで、あるコトないコトを喋るだけの30分番組。情報もヘッタクレもない。ゲストは皆、芸人さん。とにかく番組スタッフさんの、「なにがなんでもお笑いをやるぞ」という気概が気持ち良くて、初回収録とは思えないほど、伸び伸びバカを爆発させる芸人さんの姿が爽快だった。

収録スタジオが、家から歩いてすぐ、というオマケも付いてきた。

長く続けたい番組だ。本当に長く続けたい番組。こういう番組を観る機会が減ってきたから、尚更。口で言っていてもしかたがないので、キチンと結果を出そう。次の収録が楽しみ。

空き時間、ゲストに来ていただいたアンジャッシュの渡部さんと小説の話になった。あまり詳しくは言えないけれど、お互い思うところが一緒でとても楽しかった。「面白いモノを作りたいですね」と、あたりまえのことを話し合っただけだ。

面白いモノを作らなきゃいけない。そして、学生時代のように仲間内だけでその気になるのではなく、それを外に向けて成立させなきゃいけない。そこに参加するスタッフさんが、それで飯を食って、それで家族を養えるようにしなきゃいけない。とてもとても大変なことだ。

黙って耐えなきゃいけないこともたくさん出てくるし、ツッパらなきゃいけない場面もたくさんあるし、諦めなきゃいけないプライベートもたくさんある。

まだまだ足りないなあ、と思う。とくに今日のように、一緒にやりましょう、と誘ってくれる人達と出会った夜は。その人の時間を、自分に使ってもらえるという事が一体どういう事なのか。とどのつまり、責任だ。ボクは人の時間を使って生きてるんだから、半端な真似はできない。

圧倒的になりたいなあ。

今夜も作業。とっとと大きくならなきゃね。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 6日 (火)

テルオの遺伝子

職場でBOOK・OFFの魅力を語る日々が続いている。部屋は片付くわ、お駄賃は貰えるわ、でいいことずくし。仕事仲間を集めて語ったところで、「何をいまさら」と鼻をフンと鳴らされてしまうのがオチだが、それでもめげずにBOOK・OFFの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えようと汗を流すの29歳(男)中肉中背であった。

そんでもって、実は今日もBOOK・OFFに本を売りに行った。本当は前回行った日の翌日にすでに行きたかったんだけど、「すっぽりBOOK・OFFにハマってるじゃないか」と店員さんに思われるのも恥ずかしいので、少し間を空けてみた。

コロコロがついているバッグに本を詰め込んで、BOOK・OFF五反田店までエンヤコラと本を運んだ。前回と今回でなんと三千円ずつ貰った。あと、もう一回分ぐらいの本が家にあるので、少し日を空けて三度目に挑もうかと企んでいる。すっぽりBOOK・OFFにハマっているのだ。 この楽しさをもっと経験したいから、たくさん本を買って読もうかと、おかしな逆転現象が起こりつつある。

夏前にコンビニの郵パックにハマっていた感じに似ている。あの時も郵パックをしたくて、郵便物を無理矢理に用意していたのだ。やり方を覚えたら、やれる自分に酔ってしまう性格なのだ。そして得意気に職場で語るのが、ここ最近でできあがった流れだ。郵パック、BOOK・OFFときて、次は何にハマるやら?

夜通し書いた小説は昼過ぎにようやく目標のところまで辿り着き、見直している途中で気絶した。我が家の前の歩行者信号が青になるたびに笛を吹き続けるおまわりさんに叩き起こされ、寝ボケまなこで袖山さんに原稿を送る。それにしても、日中はずっと笛が鳴っているのだが、なんとかならないものか?きっと笛を鳴らし続けなければいけない事情もあるのだろうし、互いに譲歩した形で、なんとか。なかなか頭が痛いのだ。

いろいろ落ち着いたら静かなところに引っ越そうかなあ。家の広さやTVの大きさなんてどうだってよくなったし、町の喧騒から離れたいと思うようになってるし、目をランランとさせて東京に出てきた20歳の頃の自分に教えてやりたい。9年で考えはずいぶんと変わる。結局は自分の父ちゃんみたいになってくるのだ。

明日は新番組の初めての収録日。『キングコングのあるコトないコト』というタイトルなのだ。楽しみ。明日はパーッと楽しませてもらうので、とりあえず今夜は机に向かう。

早く完成しないかなあ。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 5日 (月)

見栄っ張りに降る夜

朝、起きたらパソコンを開く。パチパチと作業をして、一段落ついたところで仕事へ向かい、帰宅後またパソコンをパチパチと叩く。深夜0時前になったら、ジョギングに出て1時間ほど汗を流して、帰ってきて風呂に入る。風呂から出れば、いつでも寝られる状態。頭にはワックスはついていないし、身体もベタベタしない。

そしてその状態でパソコンを開く。この瞬間が一日の中で一番ドキドキする時間。今日一日やる事はやったから、たとえ10秒後ぶっ倒れて寝息をたてても罰は当たらないだろうし、ちょっとしたボーナスステージのような。夜中というのも手伝っているかもしれない。とにかくドキドキする。

作業の合間に、明日は何をしようか?と考えたり、将来どうしようかな?と考えたり。気がつけば3時、4時になっていて、さすがの山手通りもウトウトしだす頃。もうチョットやろう、と思う日もあれば、今日は寝る、と決める日もある。

ボクの仕事はサボろうと思えばいくらでもサボれるし、やろうと思えばいくらでもやれる。その中で、「やらない」と自分に指示を出すのは、なかなかどうして難しかったりする。やらなかった時のシッペ返しを知っているし、やった時の快感を知っているから。

それにコミュニティーの中で生きている以上、ボクだけの問題じゃなかったりするから、結局はやらなくちゃいけないんだけど、夜中のそれぐらいの時間になると、「今日はもう結構やったから、本当に本当にどっちでもいいよ」という天使なのか悪魔なのかの囁きがあって、そこでようやく肩の荷を下ろして休んだり、それでも頑張る自分に少し酔ってみたり。そんな時間が楽しい。

今夜も、そんな時間を使ってもう少しだけ作業をする。

袖山さんとの電話で何故見栄を張ったのか分からないが、「明日中には区切りのいいところまでいくので、原稿を送ります」と何の根拠もないインフォメーションを吹き込んでしまい、ただいま火の車。なんてこったい。父よ、母よ、どうしてこんな見栄っ張りに育てたのだ。とほほ。

ちょっくらブラックコーヒーを買ってきます。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 4日 (日)

夜行性の生き物三匹

音楽に造詣が深いというわけではないが、音楽は好きだ。聴く音楽も偏っていて、大体がその当時付き合っていた彼女に薦められたアーティストさんを好きになっている。そしてそのまま今も好きという状態。

「一番好きな曲は?」と訊かれたら誰しも考えあぐねるところだと思うが、ボクも同じ。「たくさんありすぎて選べない」という、どうしようもない答えになってしまう。

だけど、「今、一番聴いている曲は?」と訊かれたならば、それは答えられる。その時の気持ちをちょうど唄ってくれている歌だったり、ハマっているドラマの主題歌だったり、それぞれあると思う。

タイトルにも書いたが、今はゆらゆら帝国さんの『夜行性の生き物三匹』を一日に何度も聴いている。ゆらゆら帝国さんの曲は大阪時代のキングコングの単独ライブの出囃子として使用させていただいていたり、なにより『はねるのトびら』の第一回放送からのオープニング曲がそうだ。

連日、小説の話ばかりで申し訳ないが、今度書いている小説の主だった登場人物は3人で、とても単純な理由だけど、『夜行性の生き物三匹』を勝手に執筆時の主題歌として、合間の休憩時間に聴き気持ちを盛り上げて、ふたたびパソコンに向かっているのです。

なかなか先が見えない作業の中、音楽に助けられている。小説『オーデュボンの祈り』が好きな理由はたぶんそこにある。

ちなみに、後藤ひろひとマンに唄ってもらった『GO!GO!マカロニ怪盗団』の幻の音源はボクの宝物で、糞ダルマが所持しており、先日の独演会の盛岡公演の夜にそれを小さく流しながら、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』を想い、酒を呑んだのでした。

それではまた明日。ボクは作業に戻ります。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 3日 (土)

いっぱい泣いて、いっぱい笑わせてください。

ムスタングは修理に出している。だからといってタクシーにも乗らなかったのは、運転手さんに見られたくない顔になってしまったからだ。携帯電話を握りながら、人目を避けて歩いて帰った。

電話をしたところで、かけてあげられる言葉がスラスラ出てくるとも思えなかったし、ならばメールを打とうと思ったけれど、その言葉もなかなか見当たらなかくて、気がつけばずいぶん歩いていた。

結局ボク達は芸人として出会って、芸人としてしか付き合っていないから、やっぱり芸人としての言葉しか持っていなかった。

句読点を含んだ21文字の短い文章を送ったら、返信なんていらないのに、さっそくギャグメールが返ってきた。こんな日にだ。なんだよ、まったく芸人って。堪えきれなくなった。

千駄ヶ谷あたりは人が少なかったけど、そろそろ原宿にさしかかる所で、夜とはいえ人目についてしまうから、しかたなくタクシーに乗り込んで、行き先だけ言って下を向いた。

明日になればあなたには、ブリーフ一丁で走り回ったり、ネタやトークでウケたりスベったりして、笑わしたり笑われたり、時には心ない揶揄が待っていたり、芸人としてあたりまえの日常が戻ってくる。

ボクにはあなたを慰めることはできないから、今のところ手を合わす以外は何もできないから、今度のライブでは愛情いっぱいにあなたをバカにするよ。

そして立派な芸人さんになって、お父様を安心させてあげてください。

大変な時に、最高の返信メールをどうもありがとう。糞つまらなかったです。

西野亮廣

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 2日 (金)

BOOK OFFへ行こう

あいかわらず小説を書いている。設定を思いついたのは去年の6月頃で、そこからチマチマ組み立てていって、いつだったか歌舞伎町でTV局員と喧嘩して、そのニュースを聞きつけた舘野さんが真相を訊くべく面白がって呑みに誘ってくれた時に、ストーリーを全部話した。確か、大宮エリーさんの舞台を一緒に観劇した帰りだったと思う。袖山さんと菊池さんも呑みに駆けつけた。「よそで小説を出したら自殺するよ」というド阿呆発言が生まれたのがその夜だ。

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』があって、『グッドコマーシャル』があって、絵本第一弾を描き終えて、そこで小説の執筆が始まり、同時に絵本第2段『Zip&Candy』も描き始め、M-1があって、『Dr.インクの星空キネマ』が発売されて、『ダイヤル38』があって、ドタバタと今に至る。

この1年間だけでも、たくさん吸収したし、たくさん未熟を知った。そういった経験が文字になってくれればいいなあと願い、仕事合間、帰宅後、今日も一日カリカリと書いた。昨日も書いたけど、筆が走りはじめてくれたので、どうやら楽しい。明日は仕事始まりが遅いし、今夜はもう少し頑張ってみようと思う。

毎度のことながら制作日記になってしまって申し訳ない。しかし、そんな毎日なので、それ以外に書くことがないのも事実。「制作日記」と言えばまだ聞こえもいいが、実際のところは一日の確認作業のような内容になっている。こんなブログを読む人を、ボクは変態だと思っている。何を企んでいるのだろうか?話を聞いてみたい。

それにしても、あまりにも、あまりにもなので、近況報告を少し。

部屋がどうしてこんなに散らかるのだろうと考えた結果、原画が場所を占領している以外にも原因が見つかった。いつかまた読むだろうと残しておいた、結局読まなくなってしまった大量の漫画や本である。とはいうものの作品を捨てるのは嫌だし、と人に相談したところ、「BOOK OFFに持っていけば、また誰かが手に渡るでしょう」というアドバイスをいただいた。「♪本を売るなら、BOOK OFF」である。幸い、ボクの家の近くに店舗がある。

聞けば出張買い取りをしてくれるらしいが、ボクの目的は、自分で本を持っていってお駄賃を貰って、働いた後味が欲しいのだ。考えたらドキドキしてきて我慢できなくなってきたので、さっそく明日の朝、BOOK OFFに本を売りに行こうかと思っている。部屋も片付くし、700円ぐらい貰えたら、帰り道にそれでお昼御飯を食べようかと企んでいる。人生初のBOOK OFF。少し緊張するけれど、楽しみだ。

明日、BOOK OFFにゆきます。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

2009年10月 1日 (木)

雨上がりの深夜

なかなかの睡眠不足だ。いやはや眠い。車中で仮眠をとる予定で、盛岡からは敢えて始発に乗り込んだのだが、少し小説を書いたら、興奮してしまって、そのまま東京に着く。

昨晩、呑んでいた時に糞ダルマより「ハロウィンの物語を作ってくれ」と懇願され、少し考えたら、面白く展開していきそうな設定を思いついた。車中で興奮してしまったのは、そういった理由もプラスされている。

そして今日は新宿で、堤下(先輩)のライブにお呼ばれした。埼玉、盛岡、新宿と、この3日間は各地を飛び回っているが、どっこい、声は踏ん張っている。

ステージに上がると、半分以上が先輩だった。自分がMCでもないし、周りは先輩だったので、しっかりと甘えさせていただいた。楽しかった。生の笑い声が好きだ。やっぱり。

次回のライブは11日、『KING KONG LIVE』。舞台は、陽気なギャングの街「仙台」だ。ネタのラインナップはまだ決めていないけど、予定では先日の埼玉公演の1本を抜き、新たに1本入れるつもりではいる。まったく楽しみだ。

小説の執筆が軌道に乗り出した感じがする。というよりも、日本語が楽しくなってきたのだ。10月は大好きなお酒をなるべく控えようかと思っている。ちょいと集中して書こうかと。

これをご覧の呑み友達の皆様。しばらく付き合いが悪くなるかもですが、そんな理由なので、どうぞ嫌いにならないでくださいな。とりあえず一か月、集中してみることにします。作品で納得させようと思います。

受験生の皆さん、頑張って。事を成し遂げようとジタバタされている方、頑張って。今夜は、ボクもあなたと同じように、もうチョット深い時間まで手を動かそうと思います。

窓を開けると、風がずいぶんと冷たくなっていた。もう秋だ。しかし、眠いねえ。

2009.10.11 仙台市シルバーセンター 『KING KONG LIVE 仙台公演』

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