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2009年11月30日 (月)

満足な結果

九割方仕上がった小説の原稿をお渡しした。そして12月の頭にはいよいよ幻冬舎と吉本の大人の会議が開かれるらしい。難しい話なのでボクは呼ばれていないが、「いよいよ」を感じている。日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾です。

絵本『Zip&Candy』の制作は、11月中に終わらせなければいけないページをギリギリ滑りこみで描き終えた。イタリア旅行のロスを取り戻し、どうにかノルマは守っている。

「ああっ」とか「もう!」と作業部屋で一人発狂しながら、いつ終わるともわからない作業に向き合っている。しかし僅かに、ほんの僅かではあるが、『Zip&Candy』の制作は進んでいる。再来年を待たれよ。

過剰な消費の時代に迎合しない長旅です。子供の頃からあまのじゃくの部分はあったし、なにより、せっかく限りある時間で作るものなのだから、やっぱり残るモノを作りたい。流れていってしまうモノを作るほどお人好しではないのかもしれません。

今夜は大阪へ。ちょうど須藤さんも大阪におられるとのことなので、一緒に呑みに行くことに。二人とも家がこっちにあるのに、わざわざミナミで待ち合わせをして呑みに行くとは、一体何を考えているのか自分でもよく分からない。だけど、なんだか楽しそう。

話は大阪の舞台のことになると思う。楽しい動きがあればいいなあ。

ここから年明けまで本当に猛スピードなのだろう。楽しい2010年にする為にも、しっかりと下準備。良く言えば、3匹の子ブタの三男のようです。ただ、あれはオオカミが最後に来てくれたからレンガの家も完成していたけれど、最初に狙われたらレンガも数段しか積んでいなかっただろうし、最悪の結果を招いていた。

そんなわけで、何が正しいかがよく分からないから、やっぱり自分の好きなことを石にかじりついてでもやろうと思います。それでダメなら満足だ。

2009.12.24 新宿ネイキッドロフト 『俺たちのイブ ~Merry X'mas to ?~』 出演:堤下敦 西野亮廣

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月29日 (日)

鼻フック8年

『はねるのトびら』の放送は一週お休み。そんなこともあり収録合間にポッコリと空いた時間、総合演出と二人で長話。

「好きな日本の戦国武将BEST3は、上杉謙信、黒田官兵衛 真田昌幸だ」とボクは言い張る。

息子に「亮」の字をつけるほどの三國志好きであった父ちゃんのおかげで、西野家で戦国時代といえば中国を指していたので、正直な話、日本の戦国時代にはそれほど詳しくない。

とくに黒田官兵衛に関しては、ロケの合間にディレクターの赤池君にその魅力をとうとうと語られ、その言葉をそっくりそのまま頂いて、我がもの顔で話したのだ。少ない知識で「それっぽく」話して、相手を納得させるのは、ボクの遊びの一つだ。

勝つ為に、ちゃんと手順を踏んでいるところが好き。そりゃ当時は全員がそうだっただろうけど、この三人はそれが特に明確なので。

もちろん、総合演出との話は番組のことになる。

先週の放送を振り返り、「鼻フックをするまでに8年かかったねえ」と話した。鼻フックをしてもいい権利、つまりは番組の市民権のようなモノを得るまでに8年だ。そりゃ鼻フックはいつでも誰でもできるけど、番組を終わらせてしまっては意味がない。たかが鼻フック、されど鼻フックである。さらには、『やや嵐』ときた。ただの「にらめっこ」である。

説得力を持つ大御所を挟まず、ゴールデンで鼻フックや「にらめっこ」をする為にはどうすればいいか? 深夜時代からずっとそんな事を考えてきて、先週どうにかこうにかやることができた。

手順を踏んで、目的に向かう。それが達成できたら万歳万歳。いつの時代も変わらないのです。

2009.12.24 新宿ネイキッドロフト 『俺たちのイブ ~Merry X'mas to ?~』 出演:堤下敦 西野亮廣

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月28日 (土)

絶望のクリスマス

番組のノリで買わされたエレキギターと、須藤さんから貰ったガットギター、そして堤下(先輩)からもらったアコースティックギターに、舞台『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』にて、博士の発明品として登場した『ヒケルギター』。実に4本ものギターが我が家には存在する。

昔から楽器には興味がなかったが、さすがに手元にあると触りたくもなって、触ってしまった以上、ある程度弾けるようになりたいと思い、もろもろすったもんだがありまして、今現在では作業の息抜きには欠かせない存在となっている。難しいことはあまり考えず、ただただボーッと弾くのだ。

今は、『Zip&Candy』という絵本を作っているので、その休憩時間に『Zip&Candy』のテーマソングを勝手に作ってみたり、今回のイタリア旅行ですっかりベネチアの町に魅せられたので、帰国後さっそく、ベネチアのテーマソングも作った。もっとも、拙い演奏で、さらに地獄的な歌唱力。ただ、自分の気持ちを鼓舞させて、身体を再び机に向かわせる為の儀式的なものなので、その辺りは自己満足でいいのだ。

あなたがこの文章を読んでいる今も、ボクは、五反田のとあるマンションの一室で、ギターをガチャガチャ弾きながら、「♪ベネチアに行きた~い」と唄っている。

そして、来年はどこかで時間を見つけて、マンドリン教室に通いたい。自分が爺になった時をイメージした結果、そういうことになった。漫才をして、コメディーの本を書く、そんな爺でありたい。さらには、ダリのような髭を生やしていたいので、となるとマンドリンは弾けていた方がいい。マンドリンの存在は後藤ひろひろマンに教えてもらった。入口はミーハーで、そのフォルムに惚れたのだ。

これを趣味と言わず何と言おう。世間的に、「お笑い」を「仕事」とカテゴライズされてから、長年無趣味が根を張っていたが、ようやく見つけた。どうやら、楽器を弾くことがボクの趣味なのである。確かに、激しい頭痛に襲われたり、肩が凝るようなこともない。

いつからかボクがそんな調子になっているのは、ボクの周りの友達やスタッフさんにしてみれば周知の事実で、そこに目をつけたのがロフトの店長の鈴木さん。「西野さん、今年のクリスマス・イブの夜、(どうせ)空いてますよね?」ときた。確かにモテないが、プライドはある。しかし、断る理由がない。悔しいが、イブの夜は空いている。

とにもかくにもそんな鈴木さんの親切な計らいで、ディズニーシーを手を繋いで歩き回り、イチャイチャと夜御飯を食べて、そのままディズニーのホテルに泊まり、ベッドでスケベロマンチックをする願望は木端微塵に破壊され、陰毛と太股の毛の境目を失った野獣インパルス堤下敦と一夜を共にすることになってしまったのだ。

場所は新宿ネイキッドロフト。『真夏のときめき歌謡ショー』シリーズ第二弾である。ボクは今年、史上最低のクリスマスを迎えることになる。ライブの最後には、辛すぎて泣いてやろうかと思う。クリスマスのバカ野郎。

2009.12.24 新宿ネイキッドロフト 『俺たちのイブ ~Merry X'mas to ?~』 出演:堤下敦 西野亮廣

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月27日 (金)

嗚呼、女の子

昨日の『はねるのトびら』はとっても阿呆なラインナップ。ああいう回があると嬉しいなあ。新しくスタートした『やや嵐』は、この期に及んで全力で顔芸ときた。まったくどうしようもない。はたしてデビューはできるのか? それとも大人に怒られるのか?

少しずつ、いろんなことが前に進んでいる。来年の具体的な話もちらほらと。現在決まっているだけでも、ボクが今まで経験してこなかったことがいくつか。30歳にもなるし、そろそろ芸人としても油がのってくる時期だと、勝手なことを思っている。きっと、びっくりするほど辛いことも待っているだろうけど、それでも、来年のことを考えるとドキドキする。

『KING KONG LIVE  2010』は、夏場に集中的に行う可能性が高い。全国10都市ぐらいで。いろいろ話し合ってそうなった。夏が終わると、あとは年末に向けて。舞台を1本できれば、と思っている。きっと、来年のスケジュールが、再来年や、その先のスケジュールの基本となりそうだ。ずっと漫才とは向き合っていたいから、夏の全国ツアーを毎年の恒例にしたい。

袖山さんとの話の中で、「絵本製作は、ページ数から考えて、月に一枚のペースでいくと、完成まで残り20カ月ですね」という絶望的な言葉をかけられた。わかっちゃいたが、改めて言われるとかなりのパンチだった。制作開始から1年が経過しているのに、まだそんなに残っているとは。しかも、まだ半分も行っていない。泣いてやろうかしら。

そういった意味でも、小説が間に入ってくれたことは救いだ。発売日もまだ決まっていないというのに、読者の方の声を早く聞きたくて、すでに我慢の限界がきている。どういった感想を持ってもらえるか楽しみ。どうか、感想のお手紙を下さい。

今夜は、舘野さんから貰った『もののけ姫はこうして生まれた』というDVDを観ながら、絵本第2弾『Zip&Candy』の制作をしている。途中、作業が煮詰まって、家の近所のコンビニにアイスクリームを買いに行ったら、レジのお姉さんが「いつもありがとうございます」と笑顔で言ってくれた。

どうしようもなく嬉しくなったのだ。女の子は可愛いなあ。

2009.12.24 新宿ネイキッドロフト 『俺たちのイブ ~Merry 'Xmes to ?~』 出演:堤下敦 西野亮廣

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月26日 (木)

何者にもならない

呑みの席なんかで、将来の自慢を聞くのが好きだ。さかのぼれば、学生時代、テスト前に「めっちゃ勉強したで」と自慢してくる阿呆が好きだった。そのまま点数が良ければ納得できるし、悪けりゃ「お笑い」に昇華できる。失敗した時に、明確にカッコ悪い方がいい。

思っていることを声に出したり、文字に起こして残しておいたりする行為は健康的だ。退路を断てるし、成功も失敗も浮き彫りになる。『ブログ』という響きはあまり好きにはなれないが、使い方次第では非常に意味のある場所だなあ、と思う。30歳の誕生日が来たらやめるので、そろそろ別の退路の断ち方を探さないといけない。

漫才以外で、今まで何を作って、それが今現在どう展開しているか、この先どう展開させるか、を整理しなくちゃいけない。ボクの作業部屋同様、頭の中がとっちらかっているので、キチンと文字に起こして確認しなければ、と思った。

『日の出アパートの青春』。これは30分のショートムービー用に作って、先日、多摩の映画祭でも流していただいたようだし、昨年の年初めに舞台化もしてDVDにもなったから、しっかり働いてくれたように思う。この作品から始まって、いろんな人との繋がりもできた。舞台の再演があるとしたら、大阪公演が残っている。舞台に関しては須藤さんにお任せ。

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』。去年の夏、新宿歌舞伎町に大きなテントを建てておこなわれ、後藤ひろひとマンにテーマソングをお願いした作品。しかし東京以外の地域では行われていない。実は、須藤さんが形にしようとしてくれているメインはコレ。京橋花月での公演を考えているのだが、いかがだろうか。

『グッド・コマーシャル!』。昨年の秋、アパートの一室で繰り広げられた三人芝居。『キンコンヒルズ』のプロデューサーに「この作品は、もっとたくさんに人に観てもらわないとダメだ」と言われてから、実は水面下でひっそりこっそり動いていたのだ。そのうち、皆さんにお知らせできると思う。お楽しみに。

『ダイヤル38』。今年のゴールデンウィークにおこなった、初めての一人芝居。スタンディングオベーションを経験したのも、この時が初めて。たまらなく好きだけど、枷をはめられて可哀相。正直に言えば、珍しく「絶対に許さない」という感情になった。だけど、作品は死なない。いつかできる事を願って、机の中に台本をそっとしまっておく。

『Dr.インクの星空キネマ』。今年の1月に発売された絵本。タモリさんとの呑みの勢いで制作を決め、数年後に完成させて、タモリさんが本の帯を書いた。たくさんの出会いを用意してくれたし、楽しい思い出も作ってくれ、次に繋げてくれた。役目は果たしたように思う。残している仕事といえば、原画展ぐらいか。実はこちらも少しだけ話がある。どう転ぶのかしら?

『ヤクとヤヨイの千年物語』&『マルタ・サンポーニャと夢工場の夜明け』。『Dr.インク~』のサイドストーリー。文章は全てできていて、ページの振り分けもできている。果たしてコレを形にするか、形にするだけの時間があるか。難しいところ。まったく種類の違う絵本なら、イラストを人に頼むこともできるだろうけど、さすがにこのシリーズとなるとそれは違うような気がする。やるからには自分で描かなきゃいけない。しかし、サイドストーリーを作ることに数年の時間をかけるなら、新しいまったく別の絵本を作りたい、とも思ってしまう。どうしたもんか‥‥。

『Zip&Candy』。現在制作中の絵本第2弾。ロボットの物語。『Dr.インク~』の制作で勉強した事を、全てぶつけている。クリスマスのお話なので、これがクリスマスストーリーの定番になればいいな、と少し贅沢な願望を抱いている。皆様の手元に届くのは再来年。

『ヒーローショー』。papyrusで書いた短編小説。ヒーローショーのアルバイトをする男女の物語。べつだん大がかりな仕掛けがあるわけでもない。だけど、ボクの好きなお話。いつか、これぐらいの短いお話をいくつかまとめて、一冊の本にできればいいなあ。

そして、完成間近の小説。タイトルはまだ秘密。自叙伝といった類のものではない。もちろんハッピーエンドの物語。皆様の手元に届くのも、そんな先の話じゃないと思う。きっと喜んでもらえると思う。値段はいくらになるかはまだわからないけど、1500円ぐらいのお小遣いを貯めておいて下さい。

ざっと、こんなところ。挙げてみると、そのほとんどが昇華しきれていない。「作って満足」という、ボクの悪い癖なのかもしれない。ちゃんと最後まで届けないといけない。だけど、その動きが止まっているわけではないから、お先が真っ暗なんてことはない。

まわりの声にビクビクしながらも、動きは止めずジタバタと。明るい未来の正しい手順なんて知らないから、とにかく思ったことを言って、書いて、行動する。お客さんあってこそ、と思ったり、お客がなんだい、と思ったり。なんだかよくわからなくなっても、とにかくモノを作る。そうすりゃいつか切り開ける気がするし、それ以外に切り開く方法は何も思いつかない。明日も、明後日も、頭をガシャガシャ掻き毟る。

そしてボクは、誰のものさしでも計ることのできない、ヘンテコリンな形になりたい。

2009年12月24日 新宿ネイキッドロフト『俺たちのイブ ~Merry 'Xmes to ?~』 出演:堤下敦 西野亮廣

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月25日 (水)

バトンをつなぐ

そりゃあ、ある程度の時間は作れるが、一日が24時間というルールはどうしたって崩せない。加えて、身体は一つしかない、となると、やはり自分ができることには限度がある。

全てが自分好みにいったら心地よいかもしれないけれど、全てを自分好みにしようと孤軍奮闘した結果、ほとんど自分好みにならなかった、ということも少なくない。数年前に学んだこと。

単独行動のポテンシャルを過信してしまうと、えらく小さくまとまってしまう事が多い。自分好みも楽しいかもしれないが、自分の許容範囲をはみ出したエッセンスが他所から入ってきた時というのも、また楽しいし、そういった事がまた自分を育てる。

だから、こんな世界に生きて、大きな事をしようと思うなら、やっぱり人の力というのは大切だ。人をまるまる信用して、委ねないといけない。人はバカじゃないから、「上辺の付き合い」なんてのは簡単に感じとれる。そんなんじゃ一緒に仕事をしていても楽しくないし、こんな仕事、楽しくなけりゃやっている意味がない。

だからボクはまるまる信用する。コケる時は共倒れ。その方が一緒に呑む酒も旨いしね。

今日は仕事の合間、少し時間が空いたので須藤さんの事務所に遊びに行った。「ちょいと話せますか?」と電話があったし、写真におさめたベネチアの町も見せたかったのもあって。

ベネチアの写真をスライドショーで流しながら、来年の話をした。面白そうな話を持ちかけられたので、もちろん「やりたい」と答えた。そしてボクからも、少しワガママを言った。

とにかくボクがコメディーの脚本を書くから、須藤さんはその本を形にしてちょうだい、と。もっとも、前々からチクリチクリと言っていたことなんだけど。作品より前に人が出てしまうことがあまり好きではないし、そもそも分担して作った方が、間違いなく大きく成長するから。ボクのお仕事は、「本を書く」それだけ。あとは、須藤さんの仕事。次に考えているコメディーの構想も話した。『THE・大航海デイズ ~Voyage to the Wonderful World~』という仮のタイトルだけがついた舞台です。

来年の『KING KONG LIVE』のボクの仕事は、ネタを書いて演じるだけ。あとは鈴木さんに任せている。鈴木さんが半端なことをしたら、一緒にコケる。別に、それはそれでいい。「半端なことはしない」と思っている人に頼んでいるから。

小説や絵本は舘野さんと袖山さんに。ボクは作品を作るだけ。「あちらに宣伝に行ってきて」と言われたら行くし、途中で舘野さんと袖山さんが放棄したら、それはもう、しかたがない、と思う。こちらも鈴木さんと同じ理由。

ボクが今やっている番組のスタッフさんもそうだ。

人を信用するのは楽しい。自分の作品を預けられるまで人をまるまる信用して、一緒にモノを作るのは楽しい。大事なのは信用できる人を探すこと。そのためには、やっぱり信用してもらえるまで自分が発信し続けなきゃいけない。その時ばっかりは、自分一人で踏ん張らなきゃいけないのかな。

明日の夜は幻冬舎チームと呑みに行く。もちろん小説の話になるだろうし、その先の絵本第2弾の話にもなると思う。楽しみ。

今夜は完成が迫っている小説の文章の直し。少し昼寝もしたので、ちょいと遅くまで頑張ります。同じ夜にジタバタとモノを作っておられるどこかのモノ作り屋さん、今夜は共に頑張りましょう。

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月24日 (火)

プレゼントの日々

朝。もはや開き直ったようにエンジンがかからない。暖房と言っても「強」と「弱」の2段階しかなく、運転手の体温調節は衣服にまかせっぱなし。まもなく半世紀を生きようとしている我がポンコツ愛車ムスタングである。

しかし、こいつに乗って仕事場に向かっている時や、帰宅している時間がボクは好きだ。機械にも寿命があるから、どこかのタイミングで乗れなくなるのは分かっているし、そして寂しいと思う。すっかり情が移っている。これを「物欲」と呼ぶのか。呼ぶのだとしたら、ボクの物欲はきっとそれぐらい。

広い家は散らかっても許されるスペースを設けるだけだから、広い家に引っ越したいとも思わない。

ライブに来てくれるお客さんはご存知だろうが、お洒落なんかも興味がない。私服は決まって、コンバースにGパンに、ビートルズやストーンズのバンドTシャツ。中学の頃から変わっちゃいない。だから、スタイリストさんや、デザイナーさんが演者としておめかしさせてくれる事に本当に救われている。

美味しいものを食べられたら嬉しいけど、食べられなくても悲しくない。お金も、生活ができて、酒が呑めるぐらいにあれば良い。

物欲のない人間が、人の物欲を満たすなんて至難の業なのだ。結局、イタリア旅行もこれといって「おみやげ」を買って帰ってきていない。探してはみなものの、何を買えばいいのか最後まで分からなかったのだ。いやはや、プレゼントというものは難しい。

だから、人に何かをプレゼントしよう、と思った時は、物ではなく、物語をあげる場合が多い。我が作業部屋ZipMotorsにて書きためた物語だ。

番組で一緒だった読売テレビの虎谷アナウンサーが結婚された時は、挿絵も何もない、文字だけの『Zip&Candy』をプレゼントした。お二人にピッタリのお話だったからだ。

そして今日は、仕事終わりに幻冬舎に行った。小説の微調整である。袖山さんと二人で、ああだこうだ、と話す。前回の絵本といい、今回の小説といい、ここ数年はずっとお世話になっているので、何かプレゼントをあげようと思って、そしてやっぱり物語をあげた。“あげた”というとたいそうな響きだ。書いた物語を、袖山さんのパソコンに送っただけ。

『Dr.インクの星空キネマ』のサイドストーリ。時系列で言えば、一番最初の物語。マルタ・サンポーニャとDr.インクの出会い、そして、夢の脚本の始まりを描いた『マルタ・サンポーニャと夢工場の夜明け』という物語。

袖山さんはソレを読んで、「『マルタ・サンポーニャと夢工場の夜明け』と、『ヤクとヤヨイの千年物語』を合わせて本にしましょうよ」と言った。そうなってくると生涯をかけて付き合わなくちゃいけなくなる。ボクには形にしたいものが他にもたくさん控えているからだ。だけど、面白そうだな、と思ってしまう。

とにもかくにも、喜んでもらえて良かった。

幻冬舎の会議室で話し合い、本格的な作業は自宅に帰ってから。帰り際に紙袋を渡される。データ保存をお願いしていた『Zip&Candy』の原画、そして舘野さんからのプレゼントのDVD『もののけ姫はこうして生まれた』、そして幻冬舎に届いたお手紙だ。

舘野さんは一緒に仕事をしている回数より、一緒に呑みに行っている回数の方が多い。芝居に連れていってくれたり、こうやってDVDをプレゼントしてくれる。お礼に、育たなきゃ、と思うし、「他所で小説を出したら自殺するよ」の鼻垂れド阿呆発言、その熱にはお応えしたいと思う。明後日、久しぶりに呑みに行くのだ。

幻冬舎に届くお手紙は一風変わっている。絵を描いて送ってくれる方もいれば、思わず舌を巻くほどの物語を書いて送ってくださる方もいる。独自に、『Dr.インクの星空キネマ』のサイドストーリーを考えて送ってくださった方もいた。見事でした。

話の連結部分、遊べる設定をいくつか残しているから、もしかしたら皆それぞれの物語を考えられるかもしれない。いつか、読者の方が送ってくださったとてもよくできたお話を集めて、ご本人の了解をとって、このブログに載せたら楽しいかも。

まったく面識がないのにもかかわらず、『裁判官の爆笑お言葉集』や『裁判官の人情お言葉集』を書かれたライターの長嶺超輝さんが、今回、ボクが書いている小説の中で使用される「法律」について、いろいろと調べ、わざわざ紙にまとめてプレゼントしてくださった。

なんて親切な人なんだ、長嶺超輝さん。こんな糞芸人にまで救いの手を差し伸べてくださるとは。まったく頭が上がらない。絶対にお礼をしなければ。とにかく、小説を完成させよう。

面倒クサイし、あんまり多くは求めない。ハッピーエンドに向かう歯車の一つになれたら、ボクは幸せです。

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月23日 (月)

短編映画『日の出アパートの青春』

昔から工作が好きで、木材やら粘土やら、もっと言えば紙とペンだけ渡しておけば、静かで落ち着きのある子供に成ったものだ。ネタ作りや、ミニ四駆の改造に勤しんでいる方が教室も静かになるから、先生もボクの教育を諦めて授業を進めた。それはクラスの皆の学力向上の為にも、先生の正しい判断だったと思う。

そんな調子で青春を駆け抜けたもんだから、不良でもないクセに中学3年の最初には、高校進学後早々に中退を果たした上野君と学年最下位争いをすることとなる。母ちゃんにはめっぽう怒られた。

上野くんはそれなりに他校の生徒と喧嘩もしていたし、煙草もプカプカ吸っていたので、阿呆の理由もあったが、ボクにいたっては、黒髪だし、爽やかだったし、先生とも仲が良かったので、言い訳のしようがない正真正銘の阿呆だったのだ。

ボクは義務教育が生んだゴミであったが、良い子も悪い子も先生も、皆と仲良く過ごせたのは、その間に「お笑い」があったおかげ。工作があったおかげ。休み時間には家と授業中にこしらえた自作のマシーン(電圧を上げ、ラジコン船のギアを使用した超高速で走るミニ四駆など)を披露し、終わりの会では毎日新ネタを披露した。そういったものがコミュケーションツールとして頑張ってくれて、ド阿呆童貞男子は見事青春を謳歌できたのだ。

子供の頃からのクセは治らず、今でも同じように毎晩シコシコとモノを作っているし、ソレが嫌いじゃないし、そしてソレに救われている。おかげで、人とも会話ができるのだ。

漫才はもちろん、舞台脚本や絵本、そして今は小説。それらをこしらえて、集まってきてくれた人に、ようやく話せるのだ。一人は寂しいし、できるなら皆とワイワイ言って歳をとっていきたい。その為には、切っても切れないのが、やはりモノ作り。ボクのコミュニケーションの窓口なのだ。

目的はそういったことで作っている。それこそ思春期真っ盛りの頃から観てきた三谷さんが、ボクの書いた舞台『日の出アパートの青春』のDVDをわざわざ買ってくれていて、初めてお会いした時にその話で盛り上がれたのは本当に嬉しかった。この世界に入って初対面の方と連絡先を交換したのはそれが初めて。『日の出アパートの青春』に救われたのだ。

その『日の出アパートの青春』は、吉本興業が作った100本の短編映画のうちの1本を膨らませて書き直した作品。もともとは短編映画用に書いたモノだったのだ。そいつが、この度、突然ひょっこり顔を出した。

短編映画版『日の出アパートの青春』が、本日限りで上演されるんだとさ。また誰かと繋がれるといいな。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年11月22日 (日)

すごいぞピエ・ブックス

善し悪し、損得、そういったものを全て差っ引いて、やっぱりボクは吉本興業に所属していて良かったと思えている。

しかし、もし、吉本興業以外の会社に勤めるとしたら、どこがいいか? 職業を抜きにして考えると、まず最初に思い浮かぶのが『PIXAR』だろう。世界に発信できる、あれだけ楽しい作品の歯車になってみたいものである。

次に浮かぶのは『DeAGOSTINI』。こちらは完全にTVコマーシャルの影響。「週刊 零戦をつくる」や「週刊 安土城をつくる」、そして「隔週刊 科学忍者隊ガッチャマンDVDコレクション」など、いちいち胸をときめかせてくる企画に男の心はメロメロになってしまうのである。こういった企画を立ち上げて、その魅力が何たるかを勉強して、作り、世に発信するその瞬間に居合わせたいものだ。

そして本題である。我が家にはある日を境に本がドッサリ増えた。そのほとんどが小説で、無論、出版社というよりも、作家さんで作品を選んでいるので、背表紙を見た時にはいろんな出版社の名前が並ぶ。いただく分もあるので、お仕事をさせてもらっている幻冬舎さんの名前がやっぱり比較的多い。そこは確固たる理由があるので分かる。

が、気が付いたら、である。我が家の本棚に並んだ、『世界の家』『新 世界の路地裏』、そしてファンの方にいただいた『おとぎの国、ロシアのかわいい本』、さらには「正直しんどい」のロケ中に気まぐれで入ったカフェ「カナカナ」さんで見つけ、我慢できず買ってしまった『ロシアのかわいいデザインたち』。さらにさらに、番組のゲストに来ていただいたMy Little Loverのakkoさんが持参し、ボク自身も即刻購入を決意した『日本の図像 神獣霊獣』。他にも数冊。それら全てがピエ・ブックス出版なのだ。

もちろん絵本の参考として購入したものだったりするから、そういった本を出版する会社の本が並ぶのはあたりまえの事なんだけど、それにしてもピエ・ブックスばかり。気がつけばボクの生活はピエ・ブックスに支えられていたのだ。

気づいたのは最近で、何気なく背表紙を見たら、「あ、この本も」「お、この本も」といった感じだったのだ。どうやらボクの琴線を刺激する内容の本を次々に出版されているらしい。さすがにこうなってくると、「ピエ・ブックスの本を‥」と、出版社先行で本を選び始めそうだ。

好きな仕事の基準がある。失礼な話だけど、正直に。算数で売れるモノにはあまり興味はない。ボクは、売れてほしいモノに興味がある。それは例えば自分がモノを作る場合も。しかし、「売れたい」という気持ちがボクの中には必ずあるから、「売れるモノ」が売れている時に、「いいなあ」と思ってしまい、ツッパリきれなくて格好悪いんだけど。

だけど、「それでも作りたい」と、どっこい踏ん張る姿勢が大好きだ。そうやってできたモノが、毎日を楽しくしてくれるし、そういった仕事をする人がボクの希望なのです。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月21日 (土)

つくしんぼう

声の調子はまだあまり良くない。睡眠が大切、と言われるが、普段からあまり寝ない方なので、長時間睡眠に苦戦する。結局2時間だけ寝て、『はねるのトびら』の収録が夜まで。明日も朝から。ド根性だ、我が喉。

こんな事を言うのも何だが、ここ最近の同番組が特に好き。理由は明確。観ていただいている方もお気づきか。そんな番組を一日でも長く続けたい。そこに意味がある。

TV業界や出版業界には不況の嵐が吹き荒れている、と、よく耳にするけれど、ボクはまったく諦めたくない。考えなくちゃいけないのは、それでもその中でお笑いを作る為にはどうすればいいか。それでもその中で骨太な本を世に出し、定着させる為にはどうすればいいか。不況が叫ばれる時代に思春期を迎える連中がいるのだ。その世代がドキドキできないのはあまりにも不公平。だから考える。賢くすり抜けて、バカバカしくも胸躍るモノ作りを。

時期は必ずくると思います。それはボクに限らず、世のモノ作り屋さん達全てに。慌てちゃダメ。目先の餌に喰らいついちゃダメ。それはたいした餌じゃないから。グッと我慢、そして黙って準備。トランプゲームの大富豪なんかと一緒。手持ちのカードは、出すべき時に出す。そんでドンガラガッシャンとひっくり返す。花は春に咲かすのです。

具体的な例を挙げてないから、分かりにくいかもしれないが、口じゃ何とでも言えるから、実際に体現して、それをボクの言葉に代えさせていただこうと思う。

『はねるのトびら』はボクにコンプレックスを作るけど、機会を狙う時間も同時に作ってくれる。これを無駄にはできない。チャンスは、もろもろ淘汰されたその時だと思います。

ずっとお笑いがしたい。その為に足りない脳味噌を使う。家庭はまだいらないなあ。

楽しいことが好き。楽しいことは、誰かが笑うこと。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月20日 (金)

人生バンザイズ

喉がなんとか踏ん張ってくれて、無事に『音楽戦士』の収録を終える。本日は阿呆のベッキーが遊びに来た。仕事で一緒になるのは随分と久しぶりで、なんだか恥ずかしかったけど、やっぱり楽しかった。12月2日に『心こめて』という曲が出るのです。よろしくお願いします。

イタリア旅行で5日間も仕事をサボったせいもあるし、そろそろ『はねるのトびらSP』の収録が始まるし、番組開始以来マグレ的に好調を続けている『キングコングのあるコトないコト』のスペシャルもあるとかないとか。初回の視聴率を知った会議で、いきなり寿司を注文してしまった愛すべき阿呆チームが手掛ける番組である。

そんなこんなで、年末にかけてはしばらくは働く。明日も早朝5時過ぎから。労働なくして旨い酒は望めないし、ボク自身、仕事が好きでたまらない人間なのだが、スケジュールが詰まってしまうのは少し苦手なのだ。休日に、朝から晩まで制作活動をシコシコとするのも、今のボクにとっては大切な時間だったりもする。

この辺りの感覚は、スケジュール表を真っ黒にしたくてたまらなかった当時とは、少し変わってきた。それがはたして正しく変わったかどうかは分からないけれど、やらなくちゃいけないことをやりたいと思う。

今朝は須藤さんから電話があったし、来週は舘野さんと呑みに行く。どちらも来年の事もろもろ。『KING KONG LIVE 2010』にも動きがあって、そちらもタイミングが来れば発表しようと思う。別に何というわけでもないが、キングコング結成10周年として、来年は区切りの年なのだ。そこに乗っかって2010年はいろいろと。今の時期からいろんな話が上がっているが、なんだか楽しそうなのだ。

今年の夏にあった大阪公演の模様を収めた独演会のDVDも、いいタイミングで出したい。それが病室なんかに飛んで行ったらDVDにした意味があるなあ。

2010年。踏んだり蹴ったりで歩いてきて、気がつきゃ30歳になる。だけどボクには為したいことがある。結果的にどうなるか分からないけれど、そこに向かってジタバタできることは幸せだ。あなたの為したいことは何だ?

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月19日 (木)

大阪ノスタルジック

ボクがやっている仕事の中で、喉への負担が最も大きいのは『はねるのトびら』の1コーナー『ギリギリッス』である。競技によっては、チャレンジャーとの距離が数十メートルということもある。その調子で数時間、大声で絡み続けるのはなかなか大変なのだ。それでいて、イタリア旅行のスケジュールのシワ寄せに襲われ、今現在、声が「うん」とも「すん」とも言わない。明日は『音楽戦士』の収録。それまでに声が復活してくれることを願う。

今日は大阪で漫才。なんばグランド花月は、デビューの頃からずっと(途中、二度ほど出入り禁止になったが)立ち続けている唯一の劇場。今は、たまたま運よくTVに出させてもらってはいるが、やっぱり帰るところは此処になる。その為にも、これからも立ち続けたい。いろいろさせていただいているけれど、自分の職業は見誤りたくないのだ。今日のように、なんばグランド花月に立つ度に、そう思わされる。

そしてボクの大好きな劇場、京橋花月でも漫才をした。ここは『第40回 西野亮廣独演会』をやった舞台。広い舞台袖といい、客席の形といい、とにかくこの劇場の作りが好きなのだ。出番を終えて、楽屋に帰ると、スタッフさんから「春ぐらいに、何かやりましょうよ」と言われる。

そうなのだ。もともとは今年の夏、この京橋花月で『ダイヤル38』というボクの一人芝居をやるつもりだったのだ。今でもまったく納得がいってないんだけれど、もろもろ事情があって、それが無くなり、代わりに独演会をやった。まあ、独演会をやれたことは結果的にとても良いことだったんだけど。

そんなわけで、『ダイヤル38』という一人芝居を京橋花月でやるのは、どうやら難しいらしい。だけどボクは大阪でまだ自分の作った舞台をやったことがない。多感な時期を過ごした大阪には思い入れがあるし、その頃の自分を応援してくれたお客さんや、そして前回の独演会に来て下さったお客さんには特別な思いがある。

何か、大阪でしたい。独演会の大阪公演が終わってからそんなことをずっと考えている。来年の春以降なら、いろいろ落ち着いているだろうし、是非やりたい。その旨をスタッフさんに伝えた。舞台をやる時に、現実的な問題として立ちはだかるのはスケジュール。どうにか頑張って、ここをクリアして、また大阪のお客さんに逢いたい。

当時、中学生のチンチクリンだった女の子のお客さんが、「結婚したんです」と旦那さんと舞台を観に来てくれたりする場面に出くわすと、やっぱり嬉しいのだ。やっぱり嬉しい。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月18日 (水)

あるコトないコト楽しいコト

芸人さんが矢継ぎ早にトーク事故を起こして、今日も散々笑った『キングコングのあるコトないコト』の収録。人から聞いて、今まで信じて疑わなく、堂々披露した雑学が間違いだった時の恥ずかしさったら。

収録終わり、糞ダルマが次回収録のリサーチに楽屋に来た。梶原も一緒だったので、紙とペンを用意してもらい、自分の知っている雑学を書いてコッソリ渡したら、それを大声で読み上げる糞ダルマ。もちろん梶原の耳に入ってしまったので、次回の収録では喋れなくなった。イタリア旅行から続く阿呆に驚きが隠せない。公文に行きなさい。

今夜は作業。去年12月から果てしなく続いている『Zip&Candy』の制作。

そういえば収録の合間、ゲストのゴリさんからイタリア旅行の感想を聞かれ、ベネチアで撮った写真をスライドショーで見せたら一枚一枚声を上げられて、自分の絵本もそうであればいいなあ、と思ったのだ。

なんだか、楽しいモノを作りたい。最近、本当に強くそれを思う。残酷な話だとかは人にまかせて、とにかく楽しいモノ。やっぱり笑っている人が好き。どうしようもなく好き。

ハッピーエンドの楽しいヤツ。徹底的にそんなものを作る。

少し話は飛んで、前回の『ろくでもない夜』終わりに、店長の鈴木さんから、「西野さん、クリスマス・イブの夜って暇ですよね」と、どうせ、という響きの言葉を投げ掛けられた。そして、もれなく暇だったボク。「空いてますよ」とお答えすると、「ライブやりましょうよ」となり、鈴木さんの要望そのままに、『真夏のロマンチック歌謡ショー』シリーズ第2弾がクリスマス・イブに新宿ネイキッドロフトで開催される運びとなったのだ。

話は堤下(先輩)にもいっていたらしく、前回同様、2人でライブをすることに。そして、つい先程、正式にタイトルが決まった。

『俺達のイブ ~Merry X’mas to ?~』

最低につまらなさそうなライブだ。誰も来ないかもね。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月17日 (火)

すくすく育つ

挿絵を大急ぎで描き上げたたものの、今回のヨーロッパ旅行を考慮して明日まで大丈夫だった、とのこと。しかしながら、先方の予定もあるし、締切ギリギリはよくない。反省、反省。

今日は一日中ルミネにいた。昼飯は出前をとるので、一歩も外に出ない。出番合間の空き時間はもちろん作業。地味で湿ったらしい時間だけど、これがないと何も生まれない。カリカリカリカリ。今日は、絵本制作。自分に課した「月に一枚」というノルマは、イタリア旅行の為に大きく出遅れている。もう少しペースを上げねば。

毎日、阿呆なりにいろんな事を考える。漫才のコト、TVのコト、モノ作りのコト、将来のコト。楽屋からTVのニュースが聞こえてきて、一丁前に世の中のコトなんかも考えてみる。少年犯罪のコトも。どうして犯してしまったのかなあ、なんて考える。

絵本を出版した時によく聞こえてきた。いや、もっと言えば、「絵本を描こう」とタモリさんと話し合った酒場で、そんな話が上がった。

大人が使う、「大人向け」「子供向け」、という言葉。これは、あまりいい言葉じゃない場合があるなあ。大人の選別したモノだけを、子供に見せるというのは、子供の判断力を削いでしまうというデメリットがどうしても伴ってしまう。

「沸騰した湯に近づくな」といくら厳しく言っても、「熱いし、どうやら危ない」という体験を実際にしないうちは、やっぱりそこの興味が尽きる事はない。親の目を盗んで、近づいて、ひっくり返して大火傷。こうなってからじゃ遅い。

選択肢は子供に与えてあげなきゃ、と外野から観るぶんには思ったりもするけど、だけど、ボクが親になった時に、はたしてそういう事ができるかなあ。可愛さのあまり、少しの怪我もさせたくない、と思ってしまう気持ちも分からなくないのだ。

そんなことを考えると、父ちゃんと母ちゃんには感謝だ。本当に。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月16日 (月)

大富豪ドン・フラぺチーノの野望

M-1の敗者復活戦をTV中継するというニュースを見て。敗者復活戦は、各々がもちろん一番納得のいっているネタを披露する場になっているんだけれど、それを中継されてしまって、決勝に勝ち上がったコンビのネタバレは大丈夫なのだろうか? 決勝は、皆が持っている一番のネタをフラットな状態でできればいいのだが。少し心配。そこの配慮があることを願う。そして、今年のM-1は、ポーズでも何でもなくて、えらく肩の力が抜けている。まあ、それが良いのか悪いのかはわからないけれど。なんだか、フザけたい、という気持ちが大きい。もしも最終決戦に残ることができれば、「なんで、そんなネタにしたの?」と怒られるような、どうしようもないネタをしようと思う。楽しみだ。

そしてもう一つ。「心配」というか、こちらは確実に突き付けられた現実なんだけど。ボクは、パソコンを毎日開くけど、パソコンのメールはあまり開かない。そして久しぶりに開いてみたら、和田竜さんのコラムが届いていた。ボクはそこで挿絵を担当している。和田さんのコラムが毎月の楽しみで、あいかわらず楽しく拝読させてもらっていたら、最後に「締切は16日中です」とある。マズイ。なんだか、毎月同じようなミスをしている気がする。とりあえず、これが書き終り次第、取り掛かることにする。

うってかわって、嬉しいニュースだってあるのだ。それは、イタリアに行く前夜のことである。

とりあえず向こう5日間は作業から離れるということもあって、仕事らしいことをしておくか、と夜な夜な机に向かった。ところが漫才のネタは筆が進まなかったし、小説は原稿をチェックしてもらっている状態であったし、絵本を描いてみたけど細かい作業は頭が痛くなったし、それじゃコメディーの脚本を、と書き進めてみたけど、こちらも頭打ち。

もしかしたらもう涸れちゃったのか、と不安になって、何一つ進まないまま、夜中4時をまわる。

そういえば、と随分前に「豪華客船が舞台のコメディーを書きたい」とボンヤリ考えていた事を思い出した。出演者の多い舞台は、まとめてスケジュールを切れる役者さんならまだしも、細かく仕事をする芸人さんとなると、なかなか物理的に難しい。しかしまあ、考えておくぶんには構わないだろう、と夜中4時を過ぎた頃に、豪華客船が舞台のコメディーの構想を練る。

そもそも、その豪華客船は何の目的でどこへ向かうのか? そんな事を考えていたら、ガチャンガチャンと話がまとまってきた。もちろん中身は何も決まっていない。しかし、おおまかな流れはできた。ここまでできればきっと大丈夫。最後まで書けるような気がする。だって、なんだかとても楽しい匂いがするから。

この物語の中心に立っているのが、ドン・フラぺチーノという名の世界一の大富豪。今回の豪華客船の旅を企画した人物であり、「世界の宝」、ブルーダイヤモンドを所持している男である。「宝あるところに、怪盗団アリ」である。知る人ぞ知る、マカロニ怪盗団というズッコケ2人組も登場する。その怪盗団を捕えに、船員に化けたインタポール捜査官も。他にも、ドン・フラぺチーノがかかえる閉所恐怖症音楽団や、「旅の本当の目的」を知らされず招待されたセレブ。はたして今回の「旅の本当の目的」とは? ドン・フラぺチーノの野望とは? 一糸乱れ倒しての勘違いスットコドッコイ、ドタバタ大コメディーなのである。

これだけ書いておいて、もう一度言うが、中身は何も決まっていないのだ。どこかで時間を見つけて、粘土細工のようにゴネゴネこねようと思う。はたして世に出るのはいつになるやら? そもそも世に出るのか? 

楽しいことを思いついた時、チンポコのとこがモゾモゾして、なんだか恥ずかしいような嬉しいような、そんな気持ちになるのです。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月15日 (日)

灯台下暗し

「遊撃」という腕章をつけた警察官に職務質問を受けた。楽しい楽しいイタリア旅行の帰りの品川駅である。

天皇陛下在位二十年記念式典があったし、オバマ大統領が来日されることもあって、都内では厳重警備が敷かれている。

旅行シーズンではないのに旅行バックを引きずっていたし、マスクも付けていた。たしかに怪しかったかもしれないが、カバンはイタリアのせい。マスクは、咳こむ糞ダルマがマスクをしなかったせいなのだ。

足を止められるし、カバンも開けられる。フェデ君となっちゃんに貰った大切なおみやげも乱暴に扱われる。もちろん、いい気はしないけれど、断るわけにはいかない。近頃はタレントさんがニュースをマンモス賑わせてしまったこともあったし、そっちで疑われては困る。ただ、演芸で非常識を売らなきゃいけない芸人という職業に、もっとも必要なのは「常識」なのだ。少し話がそれたので、戻します。

そんなわけで、職務質問をされるぶんには構わない。許せないのは、この日の品川駅の時のような、“一部”の警察管の言葉使いだ。俗に言う「タメ口」である。職務質問時の警察官の無礼な言葉使いというのは昔から言われていることだけど、いいかげんどうにかならんかね。

学生時代なんかは、ああいう不愉快な言動を「からまれる」と呼んでいたのだ。もちろん喧嘩が始まっていたのである。

トラブルを未然に防ぐ取り締まりでトラブルのキッカケを自ら作るなんて、本末転倒もいいところ。そういう一部の警察官のせいで、「警察官ってさ~」と全て一括りにされて言われてしまうのが非常にもったいない。キチンとされている方がほとんどなのだ。

他人を取り締まるのは、自分の口を取り締まってから。まったく、もう。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月14日 (土)

夜を漕ぐ三日月

イタリアより無事に帰国いたしました。

仕事を除いてのヨーロッパは今回が初めてで、いやが上にも胸躍るボクは、集合時間10分前にスタンバイ。恥ずかしいが、ドキドキを抑えきれない29歳なのだ。

そいつを出鼻から挫いたのが、今回の旅に同行した糞ダルマである。堂々遅刻してきた上に、風邪をひいて時折咳をゲホゲホこぼすという、いかんともしがたい旅の向き合い方。

そして道中では、何故か途中でマスクを付けなくなり、裸で咳を撒き散らしはじめる。いまさら、「咳をしてるのならマスクをつけなきゃ、人に迷惑がかかるよ」なんて言葉を口にしたくはないし、怒って旅の雰囲気を悪くもしたくないボクは、鞄から荷物を取るフリをしてマスクを取り出し、「マスクいる?」と遠回しに至極親切なトスをあげるも、「あ、全然大丈夫です」とバッサリ断られる。

そのマスクを無理矢理押しつけることは、結局「マスクをつけろよ」と注意しているのと同じ意味になってしまう。悩んだ挙句ボクは、そのマスクを自ら装着したのだ。あってはならない逆転現象である。しかし風邪をうつされるのは嫌なので、グッと我慢。ああ、腹立たしいったらありゃしない。

普段から上下の礼儀に対してもなかなか難のある彼は、席が一つ空いていれば迷いなく我先に座り、荷物を先輩に見させては一言もなく席を離れ、何度注意しようが断りなく煙草を吸い、禁煙者であるボクの顔面に副流煙をぶちまけるという愚行のオンパレード。ついでに言えば、「西野さん、変圧器って何すか?」ときた。知らないということは、もちろん持ってきているはずもない。ボクのを貸したわけだ。

苛立ちの針は今にも振り切れようとしていた。されど、旅は我慢。彼に下る天罰を待ち、イタリア旅行を進める。

ローマの朝7時。

早朝ジョギングに出るボクの“イタリアでもあいかわらずな姿”を、面白がって写真におさめようと、糞ダルマはパンツ一丁で部屋を飛び出し、そのままオートロックで廊下に締め出されるというレトロなドジをかます。

さすがの阿呆にあきれたボクは、彼を置き去りにしてホテルを出る。立ち去るボクの背中に聞こえてきたのは糞ダルマの悲壮な叫び。母国語以外話せないイエローモンキーの彼は、廊下に備え付けてある電話を駆使し、イタリア人ホテルマンが構えるフロントに繋げ、「ジャパニーズ!キー!ジャパニーズ!キー!キー!キー!」と鳴いた。失格の烙印を押すように、街の教会の鐘が無情に鳴り響いたのであった。

その後も糞ダルマは、観光地に行けば、「ナカタ!ナカタ! シュンスケ・ナカムラ!」と声をかけてくる日本人観光客狙いの「THE・ボッタクリ」にいとも簡単引っ掛かり、手にミサンガをまかれ10ユーロを請求され、バラの花を持たされてはバラ代を請求され、挙句の果てには、ローマの地下鉄でジプシーに財布を引っこ抜かれ、駅ホームで財布争奪戦の大立ち回りをやってのけたのだ。無事、財布は死守したが、糞ダルマには十分すぎるほどの天罰が下り、笑わせてもらったので、ボクもようやく気持ちの整理がつく。

「グラッチェ」と「チャオ」だけで、イタリア旅行を満喫できたのは、向こうで出会った日本大好きイタリア人の「フェデ君」と、デザインの勉強で留学している日本人の「なっちゃん」のおかげだ。二人は大の仲良しで、互いに連絡を取り合いながら、身体のあいている方がボク達の相手をする、という親切極まりない涙チョチョ切れる連携プレーを見せてくれた。

ローマの街はフェデ君と回った。ベルリンの壁崩壊からちょうど20年を迎えた11月9日、街では式典が行われ、「イマジン」が流れていた。そういえば子供の頃、唄い出しを「♪ Imajin唄う、John Lennon~」と替え歌していたっけ。

一眼レフを片手に、写真は結局500枚ほど撮った。集合写真なんかは糞ダルマが撮っていたので、ボクが撮った写真には、人は写っておらず、そのほとんどが建築物の細部。もちろん絵本第2弾「Zip&Candy」の資料である。

写真を撮りながら思ったのは、皆さんも経験おありだと思うが、壮大華麗な景色は写真にはおさめきれない、ということ。プロの写真家さんでもないので、シャッターを押すしか能がないボクには、景色を前にまったく歯が立たないのだ。だからこそ、その場所に行くことが重要になってくる。景色を体験して、身体の中に残すしかない。

フェデ君は日本語が本当に上手で、建物の歴史の話をたくさんしてくれた。サンピエトロ大聖堂の展望台から一望したローマの街には圧倒的な物語があって、その空に絵本の主人公ジップとキャンディを勝手に飛ばしてみたりもした。「ジップなら、羽休めに、きっとあの屋根に座ったりするんだろうなあ」と想いながら、シャッターを切った。

夜は、フェデ君と適当な店に入り、たくさん話した。日本が好きな彼は日本人女性も大好きで、日本人女性に対してちょっぴりHな願望を持っているところも愛らしかった。たくさん勉強して、将来は日本で働くらしい。絶対に迎えに行こうと思った。

ローマには2日間いて、その次の日にベネチアへ飛行機で飛んだ。今回のイタリア旅行でボクが「どうしても行きたい」とワガママを通した場所。ベネチアへはわざわざ「なっちゃん」が着いてきてくれた。チケットの手配なんかを全てやってくれたのだ。そして、なっちゃんに先導されベネチアの街を歩いた。

ボクは路地裏が好きだ。先が良く見えるメインストリートよりも、少し危ない匂いのする細い道をウネウネ曲がった先に、突然広がる景色を期待できる、「路地裏」が好きなのだ。ベネチアの街は、路地裏と運河が生活にまかせて縺れ合っていて、どこを歩いてもボクをドキドキさせてくれた。

街にはピザの良い匂いが漂って、子供らは隊を組んで笑顔で楽器を鳴らし、「アメをよこせ」と店に押し寄せていた。クロワッサンが美味しくて、ホテルの窓を開ければ、クロワッサンの形をした手こぎ舟が横切り、夜になれば手こぎ舟の形をした三日月がベネチアの街を照らした。

夜は、これまた適当な店に入り、なっちゃんと呑んだ。単身でイタリアに乗り込んだなっちゃんの話は面白かった。デザインの話をたくさん聞いて、少し熱くなったボクは、三谷幸喜さんと後藤ひろひとマンの魅力を延々語った。糞ダルマが横から、「その話、日本でよくね?」と見事に的を射たツッコミが入り、日本に帰ったら『パコと魔法の絵本』と『ザ・マジックアワー』のDVDを送るよ、と話は終了。ホロ酔いで、細い運河沿いの石畳の道をホテルまで歩いて、朝8時に集合ね、と別れた。

たくさん寝るのはもったいなので、朝の4時半には起きて、5時過ぎにジョギングに出た。その時間は、どこを走っても、人っ子一人いなかった。街灯がポツンポツンとついているだけで、残りは月明かり。まだまだ夜だった。ベネチアの街に一人、またまた胸がドキドキした。

5時半に教会の鐘が一つ鳴って、6時に鐘が二つなった。6時を過ぎると、街が起き始めて、支度を始めるパン屋さんがシャッターを開いて、ホッとした。そしてカモメが鳴いたら、ベネチアの朝がやってきた。ホテルには7時過ぎに戻った。ボクの人生の中でとても貴重な2時間だったように思う。そんな夜明けだった。

日本へ帰る日は、ベネチアからローマ空港へ飛び、そこで飛行機を乗り継いで、日本行きの便に乗る。乗り継ぎを不安がるボク達を、またまたなっちゃんが助けてくれて、「そこまで付き合いますよ」と先を歩いてくれた。ところが“乗り継ぎ口”の方には行かず、空港を一度出てしまうなっちゃん。失敗したか、と思いきや、そこで待っていたのはフェデ君。

二人のサプライズだったのだ。

イタリアの絵本のおみやげと、二人からの手紙を受け取り、「絶対にまた逢おうね」と別れた。今回のイタリア旅行は、二人のおかげで、とても優しい時間に包まれた。1か月続いた頭痛はすっかり治り、身体の中にはしっかりと絵本の街の景色が残ったのだ。

今日からは、どすこいモノ作り。ありがとう、フェデ君。なっちゃん。頑張るよ。

今回の旅では、ひとつだけ失言があった。それはバスの車中で、海の向こうに見えてきたベネチアの街を見た、やはり糞ダルマの糞発言である。

「うわあ、西野さん。熱海みたいでキレイですね~」

熱海に行け。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月13日 (金)

ニッポンへ帰ろう

明日は『はねるのトびら』の収録なので、今日、ベネチアからローマ飛び、ローマ空港で乗り継いで、そこから日本へ帰る。時差ボケがないことを願うばかり。

とは言っても、今日までの文章は日本を発つ前に書いたもの。更新される頃には家に着いてはいるが、イタリアのことを書くのは明日以降となる。

普段、あまり仕事を押し付けたりはしない鈴木チーフマネージャーの驚きの一言、「西野はヨーロッパへゆけ」から始まった今回のイタリア旅行。ちなみにキングコングのスケジュールには数ヶ月前から「西野ヨーロッパ遠征」と書かれ、キチンと日程が押さえられていたのだ。

旅の目的は絵本第2弾『Zip&Candy』のためのインプット。まあ、作業グッズを何一つ持って行っていないので、連日の作業で溜まりに溜まったのガス抜きも兼ねてはいるが。それは2つ目の理由だ。やはり第一には、景色を体験したいということ。

ボクなんぞの乏しい画力では、花を触らないと花を描けないのである。写真の情報だけでゴマカシゴマカシ描いたところで、どうしても死んでしまっているのがわかってしまう。だから目で見て触って温度を知って、匂いを嗅いで、時には食べて、体験せにゃならんです。

はたして今回のヨーロッパ遠征で、無事にイタリアの街を手に入れることはできたのでしょうか? 筆を握ってみないことにはわからないが、ベネチアの運河の風景を描けるようになれば、絵本が楽しいことになるだろうなあ。

主人公はジップとキャンディーという二体のロボット、そして街です。男の子の冒険心をくすぐるような、そんな街にしたい。

だが、その絵本の完成、発売は再来年。かなりのタイムラグがあるのだけれど、もし『Zip&Candy』を手にされるようなことがあれば、あの時のイタリア旅行の時の街だ、と思いだしてくださいませ。

素晴らしい作品に仕上げたいと思います。

それでは日本へ帰ります。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2009年11月12日 (木)

Dr.インクの宇宙地図

イタリア最終日の今頃は、きっとローマの街中を闊歩していることだろうと思います。はたして絵本第2弾『Zip&Candy』の制作の手助けとなる写真は撮れているのか?それともイタリアで呑んだくれスットコドイな毎日をおくっているのか? イタリア旅行記は帰国後に。

さて。2夜に分けてお送りした『ヤクとヤヨイの千年物語』はいかがだったでしょうか?「星を動かす大きな手」だとか、「銀色にキラりと輝く」だとか、「ネコの女の子」といったものは、『Dr.インクの星空キネマ』を読んだ人じゃないと分からない部分が多いと思うので、このような形で紹介することにしました。『Dr.インクの星空キネマ』の第3部の前後には、ああいった物語があったということです。

ついでなので、『Dr.インクの星空キネマ』という絵本を描くにあたって、ボクがまず最初に描いた設計図のようなモノを今日は少しだけ紹介しようと思います。これまた、『Dr.インクの星空キネマ』を読んだ人にしか分からないお話なので、以外の方はお許しを。

まずは、星空コーディネーターという職業について。

もちろんボクが勝手に作った職業なのですが、『Dr.インクの星空キネマ』という絵本の中において重要な役割を担うこの職業に就いているのは、グッドモーニング・ジョーという名の爺さんです。この爺さんのお仕事は主に、夜空の星の位置を決める、ということです。はてさて、「星の位置を決める」とは、どういうことなのでしょうか?

「星の位置を決める」ということは、「星の物語を生む」ということです。

星を隣接させれば、その星に住む人は当たり前のように、隣の星へ行きたい、と思います。そこに物語が生まれます。人類が月に向かうような。そして、隣の星に想いを馳せ、物語を創造します。「かぐや姫」のような。

たとえば星を近づけるだけで、このように、何百、何千、何万の物語がそこに生まれます。そして、「星を近づける」という行為は、別の星からすれば「星を離す」という行為でもあります。星が離れると、生まれるはずだった物語が生まれなかったりもします。星空コーディネーターとは、そのバランスを保ち、星空に物語を生む人であります。

この調子で話すと随分と長くなってしまいますね。今夜は、この星空コーディネーター、グッドモーニング・ジョーの話に絞ることにしましょう。

少しやっかいな話になりますが、『Dr.インクの星空キネマ』では、星、星によって、時間経過のスピードに違いがあります。グッドモーニング・ジョーの住む星は、えらくのんびりと時間が過ぎてゆきます。極端な例でいうと、他の星の何年が、この星の数秒であったりするのです。自分がコーディネートした他の星の物語を見届ける為です。

それらをふまえて、『Dr.インクの星空キネマ』の第一部を読み返してみてください。ケンヂ少年がグッドモーニング・ジョーの天文台に入った時に、グッドモーニング・ジョーがケンヂ少年に、青色の星を流すところを見せます。お気づきの方も多いでしょうが、この青色の星は、「地球」です。地球にはヤクが住んでいます。青色の星が遠くに流れたおかげで、ヤクは緑の星を見つけ、そしてヤヨイのことを思い出します。

そこからは昨日、一昨日と紹介した『ヤクとヤヨイの千年物語』になってくるのですが、その中で、惑星グリンゴでヤクは実の母親と再会をはたします。自分の事を捨てた母親です。ヤク自身はそのことに気がついていませんが。

母親はせめての罪滅ぼしにと、ヤクを、ヤヨイの緑の星のもとへと連れていってやろうと考えます。が、母親にその力はありません。そこで、母親がとった手段が、グッドモーニング・ジョーの星の近くで輝き、そのメッセージをグッドモーニング・ジョーに伝える、というものです。

母親から想いを託されたグッドモーニング・ジョーは、ヤクの赤い星をビュンと動かします。そのシーンは『Dr.インクの星空キネマ』にも描かれています。ケンヂ少年にみせびらかすように、グッドモーニング・ジョーが銀歯をキラりと輝かせながら赤色の星を動かしているはずです。

ちょいとばかり難しい話ですみません。こんな感じで話は繋ってゆきます。

しかしながら、今話せたのは10分の1にも満たなくて、グッドモーニング・ジョーが青色の星を動かした理由はそれだけでなく、『Dr.インクの星空キネマ』の第二部に繋がっていますし、話すと相当長くなってしまう、Dr.インクとマルタ・サンポーニャの物語も後にあります。

ちなみに。余談ではありますが、第二部のハシゴ屋の主人公、トキオ・ジェイコブの名は、旧約聖書のヤコブから頂戴したものであります。

長くなるので、またの機会に。

酒でも呑みながら、Dr.インクの宇宙地図を広げて、ああだこうだ、と話したいもんです。

イタリア最終日の夜でした。

『Dr.インクの星空キネマ』

2009年11月11日 (水)

ヤクとヤヨイの千年物語  ~後篇~ 

「アナタはだあれ?」

ヤクの最後の言葉を聞いて、ヤヨイは安心して自分の身体の色と同じ緑色の星となりました。ヤクの住む青色の星からは、ヤヨイの緑の星は遠く、その輝きを見ることへできませんでした。ヤヨイはきっとわざと離れたのでしょう。ヤクのことです、思い出せば追いかけかねません。

ヤヨイの記憶を失ったヤクは、自分が森にいる理由がわからないでいました。だけれど帰る家もありません。ヤクはそのまま森に残り、何年もかけてその身体は大きくなり、森に近づいてゆきました。まるでバケモノのようです。

それから何年も経ったある日、夜空中の星がいっせいに流れた不思議な夜がありました。星の位置は昨日までとはまったく違うものになっていました。ヤクはそこに緑色に輝く星を見つけました。確かに初めて見るはずなのですが、その緑色の星を見ると、とても懐かしい気持ちになりました。そして涙があふれてきました。

どうして涙があふれるんだろう?

ヤクは緑色の星を毎晩見ていました。そして、緑色の星を見るうちに太鼓を叩かずにはいられなくなってきました。ドン、ドン、ドコドン、ドンドコドン!

どうして太鼓を叩いているんだろう?

太鼓の音を嫌った人間達が、太鼓を叩くヤクを襲ってきました。ヤクは襲われる理由ももちろんわかっていました。だけど音を鳴らし続けなければいけない気がしたのです。

そんなヤクの目の前に、ネコのような姿をした一人の女の子が現れました。最初は自分の命を狙う人間達のオトリなのかとも思いましたが、どうやらそうでもない様子。村へ向かう途中だった女の子は「森で迷子になった」と言いました。が、目線が少しズレています。

その女の子は目が見えませんでした。

ヤクは全てを思い出しました。

緑色の星を見て、涙する理由も。太鼓を叩き続けなければいけない理由も。ヤクは、その女の子にヤヨイの姿を重ねました。

この子を助けなきゃ。

「太鼓の音を背にして歩けば、村へ辿り着く。行け」気がつけば、女の子にそう言っていました。

ドン、ドン、ドコドン、ドンドコドン!

ヤクは力いっぱい太鼓を叩き、女の子の道しるべとなりました。そして、まもなくのことです。ヤクの叩く太鼓が破れてしまいました。それでも音を鳴らし続けないと、女の子が再び迷子になってしまいます。

ヤクはドンドンと大きな音を鳴らし、岩山に頭をぶつけ続けました。血が噴き出し、ヤクはとうとう息絶えました。女の子が村へ辿り着いた頃、ヤクは夜空にのぼりました。血だらけで死んだヤクは赤い星になります。

夜空の赤い星になる一歩手前、ヤクは「グリンゴ」という雨の星に辿り着きました。一日中、雨が降るこの星では、ヤクと同じように姿をなくした者たちが、星になる順番を待っています。きっとヤヨイもここを通ったのでしょう。

グリンゴの町には一つだけ望遠鏡がありました。その望遠鏡は星を覆う雨雲を突きぬけ、銀河の果てまで覗くことができました。遠く離れた星に残してきた家族の様子などを皆がその望遠鏡を使って見るもので、望遠鏡はいつも順番待ちの長い列でした。ヤクも同じように列に並んでいました。

しかしヤクには残してきた家族などおりません。望遠鏡を覗く理由は他にありました。ヤクは、望遠鏡で東の夜空、西の夜空、南の夜空、北の夜空‥‥、毎日毎日あてもなく夜空を見ていました。

ヤクは緑色の星を探していたのです。ヤヨイを探していたのです。

今日も望遠鏡の列に並ぶヤクに、一人の醜い老婆が話しかけてきました。聞けば、この老婆は、もう何十年もグリンゴに住んでいる、と言います。順番が来れば星にならなければいけないグリンゴの規則を破って逃げ続けてきた老婆は、ヤクが来るのを待っていた、と言いました。

この人なら知っているかもしれない、とヤクは老婆に緑色の星を探していることを伝えました。それを聞いた老婆は二コリと笑い、「緑色の星の場所はわからんが、せめてお前の手助けをさせておくれ」と言い、老婆は次の日に星になりました。老婆がどこの星になったかはわかりませんが、頼んでくる、という言葉がその老婆の最後の言葉でした。口癖のように、「ごめんね」を繰り返す不思議な老婆でした。

次の日も、そして次の日も、緑の星はどこを探しても見つかりません。生きている人ならば声を出すので、その声をたよりに望遠鏡を向けられますが、星になってしまっては声を出せないので、緑の星の場所がわかりません。ヤヨイの場所がわかりません。

そして、とうとうヤクが星になる日がやってきました。

「ヤク、あなたはどこで輝く星になりますか?」

場所の選択を与えられましたが、緑色の星を最後まで見つけられなかったヤクは正確な住所を答えられず、なんでもないところの、なんでもない赤い星になりました。

緑の星を想いながら、赤い星は静かに輝いていました。

そんな時でした。

ヤクの赤い星を大きな優しい手がつかみました。「俺の名は、グッドモーニング・ジョー。お前の母親の頼みだ」という声が聞こえた、次の瞬間。

ビュウン!

ヤクの赤い星はすごい勢いで遠くに運ばれました。怖さのあまり閉じてしまった目を少し開いてみると、目の前には緑の星。

ヤヨイがいました。

ヤクとヤヨイは再び一緒になれたのです。それから何百年も、何千年も、緑の星と赤の星は寄り添いながら夜空に輝き続けました。

遠くで銀色にキラりと輝く光が見えました。

~おしまい~

『ヤクとヤヨイの千年物語』  

『Dr.インクの星空キネマ』

2009年11月10日 (火)

ヤクとヤヨイの千年物語  ~前篇~

「Dr.インクの星空キネマ」には、

夜空の星を動かす、グッドモーニング・ジョーという名の星空コーディネーターがいました。

隣の星へハシゴをかける、トキオ・ジェイコブという名のハシゴ屋がいました。

世界中の人が眠った時に見る夢の脚本を書く、Dr.インクという名の脚本家がいました。

Dr.インクが書いた脚本を世界中の人々のもとへ配達する、マルタ・サンポ―二ヤという名の配達員がいました。

そして、

大きな音を鳴らして太鼓を叩き、村人から忌み嫌われ死んでいった、ヤクという名の醜いバケモノがいました。

このお話は、その醜いバケモノの本当の物語‥‥

『ヤクとヤヨイの千年物語』

昔々あるところに、生まれたばかりの赤子を、貧しさの末に捨ててしまった母親がおりました。母親は10日間泣き続け、ついには涙をからしました。愛おしくてたまらなかった我が子はもう目の前にはいませんが、母親の頭の中には我が子の残像がくっきりと残っています。こんなに辛い思いをするぐらいなら愛する我が子のことを忘れてしまいたい、母親は思いました。

ある山に、全身が緑色をした怪物がいました。その怪物の好物は人間の肉体ではなく、その人間の頭の中にある、その人間がもっとも愛している人の記憶でした。この怪物に喰われると、頭の中からもっとも愛している人の記憶だけが抜き取られてしまうのです。

怪物の噂を聞きつけた母親は、その怪物が棲む山へと登りました。自分がもっとも愛している赤子の記憶を抜き取ってもらい、少しでも気持ちを楽にしようと考えたのです。まもなく、母親の目の前に怪物が現れました。母親は我が子に「さようなら」と言い残し、覚悟を決めました。次の瞬間、怪物は大きく口を開き、母親をぺロリと飲み込みました。とはいっても、肉体を喰ったわけではないので、母親の身体は怪物の身体を通り抜けました。同時に、母親は自分がもっとも愛している人の記憶を失いました。

「ワタシはだあれ?」

それから数年が経ったある日のこと。そんな緑色の怪物の姿を今日も木の陰から見ている少年がいます。数年前にあの母親に捨てられた帰る場所のない子。正真正銘、人の子です。少年の名は「ヤク」といいました。最初はヤクも怪物の姿にはたじろいでいましたが、毎日見ているうちに怪物がそこまで悪い生き物には思えなくなってきました。ヤクの知っている限り、怪物の方から人を襲ったことが一度もなかったからです。怪物が喰うのは「記憶を食べられたい」と求めてくる人間ばかりでした。

怪物の本当の顔を知りたくなったヤクは、木の陰から身を出し、怪物に話しかけました。怪物は、ヤクの声がした方に顔を向けました。が、少し目線がズレています。やはりヤクが思った通りでした。緑色の怪物は眼が見えていません。相手の位置を声で判断しているようです。そのことを知ったヤクは、自分の場所がハッキリとわかる大きな声で怪物に話しかけました。

「やあ、ボクの名前はヤク。キミの名前は何ていうんだい?」

怪物はあっけにとられました。この調子で人間に話しかけられるのは初めてです。「私が怖くないのかい?」と怪物は言いました。

「怖くなんかないよ。人を信じられなくなる方がもっと怖いよ」

しばらく黙って向き合った後、怪物は言いました。「私の名前はヤヨイ」

ヤクは不思議な少年でした。たったの一言で怪物の心を開いたのです。

気がつけば、ヤクとヤヨイは毎日一緒に遊んでいました。お互い、身のよりどころがここしかなかったのです。ある日、前々からヤヨイがこの場所から離れないことが気になっていたヤクは、「遠くに行きたいと思わないの?」とヤヨイに訊きました。ヤヨイは、迷子になるから、と答えました。そうでした。ヤヨイは眼が見えません。一人で遠くに行くことなどできないのです。

次の日。ヤクは村の蔵から大きな大きな太鼓を持ち運んできました。「これは?」とヤヨイが訊くと、「この太鼓をめいっぱい叩き続ければ、この音を背中にしてここから離れていくこともできるし、この音をたよりにここに帰ってくることもできる。これでヤヨイも遠くの景色を観に行けるよ」

驚いているヤヨイの顔を見て、ヤクはイタズラな笑みを浮かべました。

「ドン、ドン、ドコドン‥」

少年の叩く太鼓の音など小さく、その音が遠くまで響くはずがありませんでした。結局、ヤヨイは遠くの景色を観に出掛けることもありませんでしたが、それよりも素晴らしい景色がヤヨイの日常に広がりました。ヤクの気持ちが嬉しかったのです。

ヤクは、村の嫌われ者になっているヤヨイを守るのは、自分しかいない、と思っていました。

ヤヨイは古くからこの山に棲みつく怪物。とうとう寿命が迫ってきました。その事に気がついたヤクは「ヤヨイが死ぬならボクも死ぬ」と、ムチャなことを言いだしました。「どんな形になっても一緒にいよう、ヤヨイ。約束だよ」 ヤクはまだまだ子供です。ヤヨイには、ヤクのことなら本当にやりかねない、という不安がありました。 「ダメよ」ヤヨイは何度もヤクに言いましたが、ヤクは聞く耳を持とうとしません。

いよいよヤヨイの寿命が迫ってきました。木の下で横たわったヤヨイはヤクに言いました。「さようならヤク、楽しかったわ」 ヤクは口を尖らせて言い返します。「さようなら、じゃないよ。ボクもすぐに‥」次の瞬間でした。

ガブリッ。

ヤヨイはヤクを飲み込んでしまいました。「さようなら、ヤク。あなたに逢えて幸せだったわ」

ヤクは答えました。

「アナタはだあれ?」

※明日(後篇)に続きます。

『Dr.インクの星空キネマ』

2009年11月 9日 (月)

イタリアの夜より

以前、松本零志さん宅にお邪魔した時に、ご夫婦から言われたのは「ちゃんと御飯を食べなさい」ということと、「生の景色を観なさい」ということ。海外旅行をえらく薦められたのです。

現在制作中の絵本『Zip&Candy』の街並みはヨーロッパの石畳の風景で、そいつを見つけに、昨日のローマから、今日は水の都ベニスへと移動しているのである。

パソコンは持ってきていないので、この文章は日本を経つ前に書いたものなのだ。明日も明後日も、その次の文章もまた、日本を発つ前にまとめて書いたものとなる。はたして無事にベニスに辿りついているだろうか?

さて。少し前から言っていた、『Dr.インクの星空キネマ』の第3部『ドンドコ山のバケモノ』に出てくる「ヤク」という名のバケモノの結末について。『Dr.インクの星空キネマ』で描かれたのは一部であり、その前後の物語が『ヤクとヤヨイの千年物語』として、制作に携わった数人の大人と、ネイキッドロフトのライブに来た100人のお客さんにしか語られていないのだが、それを今回、ブログに載せようと思うのです。

どうして森に太鼓があったのか?どうしてヤクは太鼓を叩いていたのか?そしてなにより、ボクはハッピーエンドしか作りません。なので、その辺りの疑問も含め。

そして、こればっかりは『Dr.インクの星空キネマ』を読んでいないと、繋がりがよく分からない内容となってしまいます。なので、まだ読んでいない人は、立ち読みでも、図書館でも、できれば明日までに話を入れておいてもらえると楽しんでいただけるかと。

「幸せ」がいつやってくるかは人それぞれです。すぐに来てくれるケースもあるでしょうし、随分と遅れてやってくることもあります。ヤクというバケモノにも幸せがやってきます。しかし、それは随分と遅れて。だけど、それはとても優しい幸せです。

少し長めのお話なので、明日、明後日と二夜にわたって。『Dr.インクの星空キネマ』がこれで完結します。また、どこかで感想を聞かせていただけると、ボクはそれが幸せです。

『ヤクとヤヨイの千年物語』

醜くいバケモノの美しい物語です。

おやすみなさい。

『Dr.インクの星空キネマ』の制作風景

2009年11月 8日 (日)

西野亮廣、ヨーロッパに行く

『Dr.インクの星空キネマ』の第3部の舞台が森というわけで、制作に入る前に屋久島へ一人旅に行った。写真資料じゃ限界があったし、実際に目で見て、手で触れて、鼻から吸いこんでみたいと思ったのだ。腰の重いボクだが、飛行機と宿の手配をしてくれたタモリさんの後押しが決め手となった。

一人で森に入り、軽めの遭難を経験し、気がついたら巨大な屋久杉に囲まれ、圧倒的なコケの絨毯に目を奪われた。奥へ奥へ入ってしまい帰り道が分からなくなった時に、「森に喰われる」という感覚に陥って、それがまあ人を喰らおうとする森のバケモノに反映されたわけだから、あれはあれで貴重な経験だった。

インプットなしのアウトプットほど薄いものはなく、やはり森を描くには森を入れなきゃいけないし、街を描くには街を入れなければならないのだ。

現在制作中の絵本第二弾『Zip&Candy』の舞台はロボットの星なのだが、街並みのモデルはヨーロッパ。なので、今日から5日間、ヨーロッパに行ってきます。行き先はイタリア。飛行機でローマに行き、そこからベニスにいったり、ウロウロと。

ピチピチギャルと手を繋いで行けたら言うことないのだが、旅のお供はハゲ散らかした糞ダルマ。最悪なのだ。くれぐれも言っておくが、そっちの気はない。

とにかく荷物が嫌いで、手ぶらで行ってやろうかと思っているぐらいだから、もちろんパソコンは持っていかない。なので、明日から更新されるブログは先に前もって書いたぶんだ。滞りなく、毎晩キチンと更新されるので悪しからず。

無理言ってスケジュールを調整してもらったので、収穫無しでは帰れない。真面目に吸収してこようと思う。まあ、昼間から酒は呑むけど。

『Zip&Candy』を面白くしてきます。それでは、しばしのお別れ。

ヨーロッパへ行ってきます。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月10日(日) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)

1月11日(月) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります。

2009年11月 7日 (土)

不安のバカヤロウ

小説は、ボクが書いた原稿に袖山さんが赤字を入れるという段取りで進めているのだが、赤字が入った原稿が返ってくるのは、頭痛が治ってから、ということになり、今は「休み」を命じられている。ちゃんと病院に行って薬を手に入れたのでまったく平気なのだが、言われてしまったものはしかたがない。明日からは少しインプットに時間を使おうと思っていたので、タイミング的にもちょうど良いかも。しばしの休養である。

毎日毎日、やれどもやれども明日が不安だ。ボクは人一倍ビビリなのだ。何か、行動を起こす前に「大丈夫か?」「これは大丈夫なやつなのか?」と疑ってかかる節がある。

羨むのは結構だけれど、人の成功には拍手をおくらないとダメだ。ボクのM-1GPの失敗は、第一回大会でチャンピオンに拍手をおくれなかったこと。相手の失敗で勝ち得た安心なんて長続きしないし、結局のところ、自分を上にあげない限りは、どうせまた同じような不安が自分を襲ってくる。それじゃ何の解決にもならない。競う相手の失敗を期待するんじゃなく、競う相手の成功を受け止めて、それを越える自分に期待しなきゃ、人生なんともかんともだ。

これは間違っても綺麗事じゃなく、不安をなくす最善の策はそれしかない、ということ。ビビリをこじらせた結果だ。それでも、不安が消えてくれるかどうか確かじゃないんだけど。

具体的に「誰」というわけではないんだけれど、TVでは、昨日までスターだった人がハンカチ片手に謝罪会見なんかをして、もちろんそこにはそのスターに何かしらの原因があるんだけど、それにしてもその現象に対する面白がり方というのが、どうもマイナスの連鎖がそこに混じっているような気がして気持ちが悪い。つまり、自分より上にいた人が失敗して、自分より下に落っこちたことで、安心を得ているような。まあ、そんな感じ。

ボク達はビビリだから、そういった身近な安心に手を伸ばしがちだけど、それじゃ、いつまでたってもだ。後ろに引っ張り合いをしている場合じゃない。きっと、そういうことは小まめに自分に言い聞かせなきゃいけない。

人を称えて、己のケツを叩く。不安から逃げたけりゃ、それしかない。

どっこい頑張りましょうぜ。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 6日 (金)

世界へゆこう

音楽戦士収録後、ゲストに来られたMy Little Loverのakkoさんが『Dr.インクの星空キネマ』の感想をわざわざ楽屋まで言いに来て下さった。天井に頭をぶつけるほど嬉しかったくせに、「あ、ありがとうございます」と一礼するという糞つまらない対応をしてしまい、今尚後悔している。「やったー」と叫ぶべきだった。反省。

しかし、嬉しい気持ちには変わらない。そのまま鈴木チーフが楽屋にやってきて、なんとも楽しい来年のキングコングの作戦会議。何をやるべきか、を話し合い、ああだこうだと意見が出て、ザックリとした2010年の年間スケジュールが出た。随所で「キチンとやろう」という言葉が出た。コンビ結成10年という節目の年だし、整理するのはいいことだ。

めでたいメールが入ったのは、その作戦会議の最中のこと。

今年は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で宇宙を観察してから400年の節目の年。国際連合、ユネスコ、国際天文学連合は、この2009年を『世界天文年』と定め、そしてそれに伴ったイベントなどが世界各地でおこなわれている。

その一つとして、『星空ブックフェア』というなんとも素敵な題がついた企画がある。これは宇宙・天文関連の書籍・出版物をたくさんの人に知ってもらおうというもの。この度、『Dr.インクの星空キネマ』がそれに認定されたというのだ。

つまり、『Dr.インクの星空キネマ』は、『世界天文年2009日本委員会公認書籍』となったのである。なんともめでたい。

しかしハッキリ言って、具体的にどういったことなのかは分からない。ただ、このイベントの試みは大賛成だし、できる限り協力したいし、他に公認書籍となっているのは図鑑とかだし、「なんだか面白そうじゃね?」という間抜けな言葉が楽屋を飛び交った後、万歳したのでありました。これがキッカケで、何かの間違いで、どこかの国からお呼びがかからないだろうか? ボクの目標は“30歳までに一度でいいから世界で仕事をする”なのだ。マネージャーから、「来週、イギリスの営業が入ってます」というバカな言葉を聞きたいのである。

阿呆な妄想を抱きながら、頭痛を抑える薬を飲んでいるため、睡魔に襲われている今夜。夢の世界へ行くのは間もなくの話だ。

10日、11日のブログへのはずみがつきました。再三に渡るお願いを申し訳ない。10日、11日と2夜に分けて、『Dr.インクの星空キネマ』のサイドストーリーを当ブログに載せます。本編を知らずには伝わりづらい内容になるので、それまでに是非。世界天文年2009日本委員会の皆様も是非。

星空に思いを馳せた、醜い化ケモノの物語です。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 5日 (木)

ドキドキしてるかい?

「異常がなかった、と知れるだけでも」と友人の後押しを受け、ついに病院に行ってきた。脳神経外科でCTの検査を受け、マズイ病気じゃないことを知って、一安心。先生から作業の詳細を訊かれたので、素直にお答えしたら、「そのペースがバカなんだよ」とお叱りを受ける。痛みを和らげる薬と、筋肉の緊張を解す薬と、無理しないように、という言葉をいただき、病院を後にする。

今週の土曜日までは無理をして、身体に少々のガタがきてしまうことは、ハッキリ言って想定内なのだ。それは10月の頭から決めていたこと。薬もいただいたことだし、無事に乗り切れそうだ。日曜からは少し作業を中断して、インプットの時間。これもまた楽しみだ。

明日は『音楽戦士』の収録終わりに鈴木チーフマネージャーを介してキングコング会議。来年の事をもろもろ。来年のスケジュールはいくつか聞いている。さて、明日の話し合いで更にどうなることやら? いずれにせよ、地に足のついた仕事をキッチリとしていきたい。なんでもかんでも、とは欲張らない。

ただ、やる、と決めた部分は徹底してやりたいなあ。バカみたいに「やる」と大声で言って、後に引けない状態に持っていって。やらなければ怪我をしなくて済むけれど、「怪我をしない」というのはなんとも寂しい話だ。「熱湯は危ない」ということは、触って初めて覚えるというように、失敗から吸収することの方が多い。まあ、間違いない。

そしてやっぱりお客さんをドキドキさせたいし、その為にはこちら側も多少の綱渡りもしなければ。地に足のついた、というのは何も安全策を指して言っているわけじゃない。これを失敗したらマズイことになるぞ、という仕事を年間に何本かやりたい。

とにかく、手を出さずに身を守って、知ったような顔で意見して、言い訳ばかりが上達しても、自分を取り巻く状況は何も変わらないし、やっぱり前に倒れる姿勢は崩さずにやっていきたい。三振したら笑い飛ばしてくれる仲間がいるなら、なおのこと。

来年のことを思うと、胸がドキドキするのです。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 4日 (水)

あなたとの時間

作業を溜めこむとストレスになるし、やったらやったで頭痛が襲ってくるし、八方塞の袋小路にハマっている。今はゴマカシゴマカシ、毎日時間を決めて筆を走らせている。あきらかに今までのペースを崩してしまっている。こりゃ、まいったね。

『キングコングのあるコトないコト』の収録は今日も楽しかった。スタッフさんが本当に芸人に優しい環境を作ってくださるので、とても楽しんで収録に臨めている。あるコトないコトを芸人が持ち寄って話すのだけど、あくまでそれはキッカケで、お楽しみはそこから派生したミニコント。芸人の楽屋風景そのままをお届けしている。次回の収録も楽しみだ。

来年はどんな年になっているだろう? 最近はそればかり考える。きっと今までとはずいぶん違う年になっているはずだからだ。そう思うとM-1が占めている割合の大きさには驚かされる。やっぱりなんだかんだ言って、人生の区切りとなっているのだ。

やりたいことがたくさんあるなあ。舞台も一本はやりたいし、慣れない仕事もやってみたい。素直に言ってしまえば、なんでもかんでも、というわけにはいかないけれど、それでもできる限りのことはやってみたい。と、まあ、やけに来年のスケジュールに胸を膨らませているのであります。

そしてボクは評価されたい。もっと簡単な言葉を使うと、もっと多くの人に誉められたい。なんだかそういう気持ちが強くなってきた。ボクなんかにまったく興味のない人の肩を叩けるような振る舞いをしたり、作品を作ったりして、最後にはそういう人達にも誉められたい。そしてムフフと笑いたいのだ。成長を見届けて欲しい、という気持ちもあるかな。

何度も書いて申し訳ない。度々お願いをしていますが、10日、11日のこのブログを読まれるならば、それまでに『Dr.インクの星空キネマ』という絵本を読んでおいてくださいな。本当に、どんな方法でもいいから。ボクは読んでくれたその人を10日、11日の二晩で必ず楽しませる。

例えばそういった感じで時間を共有できたら、どこかでバッタリ会った時に話が盛り上がるだろうなあ。

何の縁だが同じ時代に生まれたのだ。せっかくだから、あなたとの時間は楽しい時間にしたい。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 3日 (火)

笑って笑って、声がかれた

『AGEAGE LIVE』という若手芸人がたくさん出演するライブのMCの仕事をさせていただいた。記憶にある中で、「MC」という役割を意識して初めてやったのは20歳の時。『はねるのトびら』である。

その時に「一歩下がる」ということを徹底的に叩きこまれた。その引っ込み具合は若手芸人としてはおそらく宜しくない姿勢だし、到底お客さんに応援される姿ではないけれど、なにより番組を成立させなきゃいけなかったので、とにかくMCに徹しましょう、と腹を括った。

もちろんその時の考えというのは根付いていて、例えば今回のような舞台を与えられた時、そりゃもう、全力でレシーブにいこうと思うのです。

勘違いしてはいけないのが、「MC」というのは決して主役ではなく、「この人のここを見て下さい」とお客さんの視線を誘導する、ナビゲーターでしかないということ。間違ってもこの一線は越えちゃいけない。個性を出すなら、その中で、だ。ボクはそう思う。

AGEAGE LIVEに出ている芸人さんは皆面白い。本当に皆面白い。伝わらなかったとしたら、ボクのナビゲートの責任。ボクのすぐ隣で全力でバカなことをしてくれるから、仕事をしながらもボクは笑う。そして同時に、このバカな姿をお客さんに伝えなきゃもったいない、と思う。そのバカを「より見やすく」することがボクの仕事。

舞台袖に下りて、「あそこありがとね」とか「もう少し粘れたねえ、ごめん」と言葉を交わす。ボクは、芸人同士のそういった健康的な信頼関係が大好き。いつまでも携わっていたい。

芸人の皆様、いつもありがとう。それを笑ってくださるお客様、いつもありがとう。

今からは『あるコトないコト』の収録。芸人汁100%の番組。

芸人のド阿呆チームワークを見せつけてきます。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 2日 (月)

愚にならずんば、なんぞ獲ん

「はやくスターになってくれよ」

「まかせてください。今季で全てが見えました。来年は安眠をお約束しましょう!」

「ホントかよ~」

数日前の『はねるのトびら』の楽屋の風景。それでも平成ノブシコブシを起用し続ける総合演出と、「大船宣言」をする吉村との、なんとも微笑ましい会話。

総合演出に、「平成ノブシコブシという面白いコンビがいますよ」と話した日からずいぶん時間が経ったが、今や番組には欠かせない存在となった平成ノブシコブシ。僕たちはまだまだまだまだ未熟だけど、それでも同世代の芸人が肩を寄せ合って、どうにかこうにか試行錯誤しながらも番組を作っていけるのは幸せだ。ボクの同期は他にも骨太がゴロゴロいるから、いつか皆で集まりたい。

昨晩の『ろくでもない夜』は白熱した。かれこれ20年以上、小競り合いが続く「叩いてかぶってジャンケンポン」に終止符をうつべく、「結局、誰が最強なのだ」と開催されたTKJトーナメント。兵庫県川西市よりお越しの西野亮廣君(キリン嫌い)が、破竹の快進撃で決勝まで駒を進めたが、惜しくも敗れる。敗れたといっても、ほぼ勝ったようなものなのだ。

そして昨日をもって、年内のライブはほぼ終了となった。帰り際に新宿ネイキッドロフトの店長の鈴木さんに少しお願いをされ、スケジュールが空いていれば、もしかすると、12月に一本だけあるかもしれない。決定ではないので、あしからず。

頭痛が続くのであの手この手を試している。肩や首のマッサージ、そして湯船に浸かるのが良い、とのことで両方を兼ね備えた大江戸温泉に堤下(先輩)と行ってみたり。明日以降も、どこかで時間を設けてちゃんと治そうと思う。

それでも年内を踏ん張れば、小説も完成の目処がたつだろうし、身体の緊張も解けるだろう。「無理しなさんな」と言われることもあるが、今は阿呆になって少々の無理をする時だ。あとチョットなのだ。

『ろくでもない夜』のお客さんに、「小説楽しみにしてます」と何度も言われた。励みになるなあ。待ってくれている人がいる。裏切るわけにはいかないよ。

あと二カ月。どすこいどすこい。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

2010年1月/10日(日)・1/11日(月)・1/12日(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

2009年11月 1日 (日)

千年物語の前に

たとえば日本国民全員が自分のファンだったら、ファンに向けての文章も書くが、そうではない人が大半なのだ。それに、やいのやいの言われてナンボのこの仕事に就いていながら、時間をかけてまで当たり障りのない文章を書くほどのサービス精神はなく、やはりそれなりの投げ掛けがあった方がいいなあ、とブログを書くときにいつも思う。

とは言え、世相を斬るガラでもないし、批評されるのは好きだけど、批評するのは好きじゃないし、毎日ゆるせない事が起こるわけでもない。

偉そうに言っていながら、結果的には制作日記と化してしまっているのでお恥ずかしいったらありゃしない。

ブログを書く理由なんて、自分の退路を断つ、というのが大半を占めていて、そいつを勝手に覗き見されているわけだ。だけど、覗き見されているのを理解しているのだから、てめえがプロなら、やはり何らかの楽しみを提供しないといけないと反省する。

モノを作っているのだから、作ったモノを見せるのが最もだ。

そんなこんなで11月に入った。数日前から言っていたが、今月は10日、11日のブログで、『Dr.インクの星空キネマ』のサイドストーリーを紹介しようと思っている。

『ヤクとヤヨイの千年物語』というお話。

とにかく、『Dr.インクの星空キネマ』を読まれた方に観てほしい。“読まれた方に”と言ったが、読まれた方でないと話の繋がりが理解できないと思う。単体で成立するぐらいなら、とっくに絵本として形にしようと動いていたはずだ。だけど、このお話はそうではない。もう少し不親切。

10日までに、何度かお願いすることになるかもしれないけれど、それでも10日、11日のブログをご覧になられる方は、本当に立ち読みでも何でもいいので、事前に『Dr.インクの星空キネマ』というお話を知っておいていただきたい。マルタ・サンポーニャが何者かを知っておいていただきたい。ワガママなお願いで本当に申し訳ない。

そのかわり、このワガママを聞いていただいた方は、10日、11日に必ず楽しませます。約束です。

2009.11.23 第19回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 『日の出アパートの青春』

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