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2010/01/12

阿呆なボクら

批評したがる人が増えたから、「動かないこと」「外野にまわること」が自分の身を守る術となってしまうのもよくわかる。矢面に立つのことは誰だって恐い。もちろんボクだって。

それでも今日も全力でバットを振って、ウケたりスベッたりしている。そんな芸人が好きだ。生き物の中で一番好き。「芸人」とは職業名であり、姿勢。ズッコケる可能性があるところに飛び込んでいく人のことを形容する言葉。粋な生き様を指す言葉。

舞台の上でフザけ合い、酒場では今でも思春期のように語らう。ヘベレケになって肩を組み、「やるっきゃないね」と別れる。ボクの周りには芸人がたくさんいて、いつもボクの尻を叩いてくれる。おかげでナマケモノのボクでも、ちゃんと疲れて眠ることができている。

その分はキチンと返さなきゃいけないから、ボクも芸人の尻を叩く。だけど本当はいつも少しだけ背伸びをしている。そこまでたいした人間じゃない。そんな状態で長持ちするはずがないんだけれど、それでも笑い声が聞けたり、たとえば単純に誉めてもらえたりすると、不思議なものでまだまだ頑張れる。そんな持ちつ持たれつの日々。

いつかあなたがズッコケる可能性がある場所へ飛び込んでいく時、もしくは飛び込んでズッコケた時、そんな時はボクに教えて欲しい。安心して大丈夫、愛情をたっぷり込めて「芸人だねえ」と笑い飛ばすから。誰だってそう、歩いたらコケないし、走ったらコケるんだもの。走れ、走れ。

それでも疲れたらお笑いライブを観においで。今日も全力で空振りしている芸人がいて、不思議なことにそいつが人気者になっているよ。何の教養にもならないけれど、そこにはハッピーエンドがゴロゴロ転がっているよ。

ボクにはあなたの身に降りかかる問題を解決することはできないけれど、あなたがボクに預けてくれた時間には最後まで責任を取るつもり。

3日連続の『クソろくでもない夜』も明日で最後。共に阿呆になりましょう。

2010年1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』

1月12日(火) ※順不同

西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)

※出演者は変更、追加する可能性があります