2010/01/ 1
笑う人
この文章が更新されている今頃は、カウントダウンライブ真っ只中。2009年最後の仕事は1万人の前で漫才。漫才師として身に余る光栄。そして数時間後には元旦の朝の生放送で漫才。これが2010年最初の仕事。夕方にも生放送で漫才。ボクの大好きな年の終え方、始め方。
夕方の漫才終わりで、本格的な正月休みに入る、はずが、呑んでいる席で濱家君と約束しちゃったので、3日はbaseよしもとの舞台に立たせていただくことに。それはそれで楽しみなのだ。
寝て起きて元旦を迎えるわけではなく、年またぎはバタバタとしているので、西暦が変わったという感覚を味わえないだろうが、とにもかくにも「明けましておめでとうございます」なのだ。
2009年を振り返ってみる。
『Dr.インクの星空キネマ』の出版で幕を開けた。増刷がかかる度に袖山さん達とバンザイをした。増刷の報告の電話をかけてくる舘野さんのハシャイだ声を聞く度に嬉しくなった。
そんな中迎えた春に、ボクの大好きな番組が終わった。枠ごと終わってしまったので、こればっかりはどうしようもなかった。
ゴールデンウィークに一人舞台『ダイヤル38』の公演があって、千秋楽にスタンディングオベーションが起こって、目がウルウルした。
そのまま大阪公演の話が上がったが、見事に潰されて、悔しくてたまらない夜を過ごした。
だけど、そこに独演会をハメ込んで、記念すべき第40回公演の舞台は大阪となった。500人のお客さんと一つになって、「また大阪に帰ってきます」と約束した。その約束は2010年の夏に果たします。今度はキングコングで。
その夏、やっとこさ書き上げた小説を泣き虫舘野さんが叩き返してきた。腹が立ってバカみたいに本を読んで、書き直して、ギャフンと言わして出版が決まった。4月か5月頃になると思う。
秋にはお笑い濃度100%の楽しい番組が始まった。すぐに番組にメロメロになる。番組の調子もいいようでなにより。 だけど、婆ちゃんが死んで、M-1でズッコけた。M-1はもう出ることができないし、婆ちゃんは帰ってこない。どうしようもないコトがある。
順調か?と訊かれれば、そうかもしれないし、そうではないかもしれない。だけど、きっとこの先もずっとそうだ。挑む数に比例して挫折がある。やればやるほど悔しい思いもする。
「夢は必ず叶う」なんて言えない。ボク自身で言えば、今年は叶わないコトだってあった。だけど、叶えに行かなきゃいけない。恥ずかしくても、みっともなくても、そこに向かってジタバタとしなきゃいけない。だって、まだまだ何も知らないから。
自分の動きを止めて、達観した表情で、知ったような口をきくのは、孫に看取られる最期の晩だけでいい。晩年、床に伏せるまで、フォームなんて気にせず全力疾走。コケて悔しさを刻んで、起き上がって学んで、また走る。ただただ、その繰り返し。
あの梶原が二児の父。29歳のボクは相変わらずパソコンでエロ動画を見て、シコシコをぶっこく夜を過ごしている。情けないよ、まったく。もしかしたらそんな幸せはもう自分にはやってこないのかも、と思う夜もある。そうなりゃ、それでも構わない。そのかわり、イタチの最後っ屁をくらわせて死んでやろうと思う。
世のお父さん達、そしてチャンスを待つクリエイターの皆さん頑張って。受験生も、いじめられっ子も頑張れ。フラレちゃった人も、童貞も頑張れ。
「頑張れ」は人に言っちゃいけないらしいが、頑張れ。環境を恨んでも始まらない。時代のせいにしても解決しない。頑張るしか、自分を取り巻く状況は変わらないよ。
そして。
いつか頑張ることに疲れた時、そんなあなたにクスッと笑えるユーモアをプレゼントできる芸人でありたいと思います。笑わなきゃ、もったいない。鳥が羽を使わないようなもんだ。泣いた分だけ笑って、明日に繋げる。そんなあなたの人生の、どこか隅っこの方にでもお笑いで潜り込められたらボクは幸せです。
2010年も一緒に生きましょう。今年もよろしくお願いします。
2010年1/10(日)1/11(月)1/12(火) 六行会ホール 『クソろくでもない夜』
1月10日(日) ※順不同
西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)
1月11日(月) ※順不同
西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、ふくろとじ、ロシアンモンキー、ブロードキャスト、平成ノブシコブシ、こりゃめでてーな、若月、スリムクラブ、ゆったり感、5GAP
1月12日(火) ※順不同
西野亮廣(キングコング)、イシバシハザマ、川口清之(ロシアンモンキー)、房野史典(ブロードキャスト)、ツネ(2700)、片岡正徳(オオカミ少年)、斉藤司(トレンディエンジェル)、玉城泰拙(セブンbyセブン)、井下好井、ササキりな、江崎隆文(ゆったり感)、エハラマサヒロ、出雲阿国、吉富Aボタン、若月徹(若月)、MASA(ヨコハマナンバー)、あっぱれコイズミ、堤下敦(インパルス)
※出演者は変更、追加する可能性があります




