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2010/02/27

ピンチの2月

泣きそうだ。

“月に2枚”というノルマを課せている絵本第二弾『Zip&Candy』の制作に黄信号である。現在描いている20枚目にとにかく苦戦している。付け加えて、2月は28日までしかない。一度こぼしてしまうとそのままズルズルと崩れそうなので、なんとか間に合わせるつもりだが、しかしまいった。

「何故、絵本制作に追い込まれなければいけないんだ」と声を荒げたくなるが、何を隠そう自分で決めたことだ。誰かに締切を言い渡されたわけではない。とほほ。とにかく今日と明日でこのページを仕上げなければ。

『Zip&Candy』はロボットの物語。前作『Dr.インクの星空キネマ』が描き上がるのとほぼ同時に制作をスタートさせた。『Dr.インクの星空キネマ』の間逆をいってやろう、という単純なところからスタートさせて、話を作っていくうちにそんな事はどうでもよくなったのだが、出来上がってみると、そのイメージカラーは『白』。前回が『黒』の絵本だったので、結果的に間逆となった。

ペンは前回と同じ筆先0.03ミリのものを使っているが、それだと今回の作品には少し太すぎるので、インクを減らしてカスカスにさせてから使っている。これにより、かなり細い線が描くことができるが、当然そのぶん、時間も費やすことに。完成までにかかる時間はページによってマチマチだが、一枚平均で約70時間ぐらい。一日平均5時間。

一昨年の12月から制作しているので、今までにかなりの時間をこの『Zip&Candy』に費やした。これが今年中に本屋さんに並ぶなんて、今のところは信じられない。ボクには途方もなさすぎて、完成する日が頭の中で思い描けていないからだ。だけどその日は来るらしい。

そりゃ作業に疲れる日もあるけれど、今回は完成までの間に小説が一冊発売されるから、その時に読者の声が聞こえて、ボクはきっと救われることになる。

夏に全ての作業が終了する。作業が終わればどんな気持ちになるんだっけか? まあ、やるしかない。

2010.3.17 新宿LOFT 『ろくでもない唄』