2010/02/ 7
声
前に並んでいる奴の膝の裏を後ろから突いて、カックンと崩れる度に声を殺して笑った全校集会。週初めの全校集会では、前日の日曜日に行われた大会での結果の表彰があり、優秀な成績を残した人たちが名前を呼ばれ、壇上に上がり、校長先生から表彰状を貰った。
ボクは、呼ばれてもいないのに壇上に上がっていって、ヤンキーの先輩達の視線をひしひしと感じながらも、壇上で一発フザけて、ウケたりスベッたり。そして体育教師に首根っこ掴まれて列に戻され、体育教師の機嫌次第ではゲンコツをくらう日もある。痛む頭を押さえ、「最悪や~」と嘆くボクを、仲間の男連中はゲラゲラと笑った。
兵庫県の川西という片田舎から出てきて、なんだか分からないうちにTVに出るようになった。山や川や暴走族や昆虫や幽霊マンション、そういうモノに囲まれて育ったボクに、TVの世界というのは目がくらむほどキラキラしていて、どこかで虚勢を張り続けなきゃ壊れてしまいそう。
それは中学校の時の全校集会の壇上のようで、そして仲間の男連中が待っている場所が、今のボクにとってはライブなのだと思う。壇上での成功も失敗も、すべて受け止めて笑いとばしてくれる場所。
一緒に舞台に立つ芸人が好きで、それを裏で支えるスタッフさんが好きで、それらを笑いに来てくれるお客さんが好き。そこでは自分の全てをさらけ出して、考えるのは、そのままその人達と心中すること。
『ろくでもない夜』を共に過ごしてくださった皆様、どうもありがとう。
お礼にボクはせっせと働いて、皆さんをドキドキさせるようなモノを必ず作ります。
そして、また集まりましょう。あなたの下品な生の笑い声が、ボクの支えです。
また笑い声を聞きに行きます。




