それはルール
実家から遊びに来ていた母ちゃんを愛車ムスタングに乗せて品川駅まで送った。そしてボクの兄ちゃんもたまたま偶然ムスタング(ボクのより少し新しいやつ)に乗っていて、そんなわけでボクの母ちゃんは「ムスタングの助手席にしか座ったことがない」というイケイケガール。ちなみに、兄ちゃんは来週結婚する。家族の前でチューするのかなあ?
母ちゃんを送った後はまっすぐ家に帰り、再び作業に戻る。絵本制作が遅れているのだ。
ボクの中指は、内側の皮が何度も破れて、母ちゃんの踵のようにバリバリになっている。数時間の作業の後は中指の内側がベッコリと凹んでいるが、時間が経過すると逆にプックリと腫れてきて、あとはそのまま。絵本制作のおかげで中指が変に歪んでしまって、「手がキレイな人が好き」と言う女の子の言葉が胸にグサリと突き刺さる。
絵本第二弾『Zip&Candy』の制作は“月に2枚”というノルマを課していて、今月の完成が危ぶまれていたけれど、この調子でいくとどうにか2月分は最終日(2月28日中)に仕上がりそう。今回のページは背景の『サンピエトロ大聖堂』がとにかく手ごわかったのだ。しかし、場合によっちゃ、次のページにも『サンピエトロ大聖堂』が‥。畜生。早く終わらないかなあ、この生活。
そんな中でスイスイッと横から誰かが何かの結果を出した時には羨ましく思ったりもするけれど、やはりそこは拍手。これから進んでいく場所が違うし、そのまま頑張って欲しいし、なにより自分の時間を使ってその人の邪魔をするほど、時間に余裕がない。それに人の足を引っ張るということは、自分も後ろに下がるということだ。そんなことよりも、きっと自分のやっていることに対する興味の方が勝ってしまうから、昔から、あまり他人には干渉しないタイプなのだ。
だけどボクは、半端な覚悟でボクの邪魔をする人に対しては感情を表に出したりもする。「ほおっておいてもあなたの邪魔はしないから、ボクのことはそっとしておいてね」と思っている。できるならばそこの一線は越えてほしくないし、越えてくるのであればそれなりの覚悟はしておいてほしい。神保町花月の舞台にもう二度と立つつもりがないのは、そんな理由。ボクにはいろんな人との約束がある。やらなくちゃいけないことがある。
皆をドキドキさせたい、と毎夜思います。その為には譲れない部分があるし、ちょいと静かにしておいてほしい。そして、それが叶うのであれば、ボクはいろんなことを諦めようと思います。ドキドキさせたい、というのはボクの絶対的な目標です。
たとえば、あなたがいろんな方向にいい顔をして、「YES」を言い続けたとき、あなたはそれなりに重宝されて、あなたには何の被害もないかもしれない。だけど、そのシワ寄せは必ずどこかに表れる。それがたとえば自分が大切にしている人だったり、そもそも昔の自分が大切にしていたはずの想いだったり。「YES」を言い続けることが、巡り巡って、そこを傷つけてしまうことになる意識を持っていないことは、「悪」だと思う。
ただ、もし他人を否定するのなら自分より強い相手の方がいいね。テレビやラジオで人を否定するのは自由だけれど、自分よりも先輩にしておいた方がいい。否定する以上は、自分の立場が不味くならなきゃ。たとえば、理由がどうであれ、後輩の欠席裁判なんかはやっちゃいけないとボクは思います。




