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2010/03/15

晴れときどき曇り、ところによりグラマーガール

短い期間で続けて描き上げることができた理由は、制作スピードが上がったわけではなく、描き込みの少ないページが続いたからだ。絵本第二弾『Zip&Candy』の制作は現在、物語の起承転結の“転”の部分に差し掛かっている。

ひたすらに幸せだった時間は鳴りを潜め、悲しい空気が流れている。つまりハッピーエンドの助走に入ったわけだ。

シーンに合わせて必然的に挿絵の描き込みも少なくなる。背景を賑やかに飾っている場合ではないのだ。そんなこんなで、今月は“月に2枚”のノルマをすでにクリアしている。この調子で最後までいってくれたらいいんだけれど、そうもいかない。最後はハッピーエンド。ニクイぐらいにキラキラさせて終わらせようと思っている。もちろん描き込みの量も増える。

今まで積み上げてきたものが音をたてて崩れ去るシーンの挿絵をどうするか悩んだ。そして、その時、いつものジョギングコースである林試(りんし)の森公園の景色を思い出した。

葉っぱが落ちて裸になった木の枝の影は、空に入った“ひび割れ”のように見える。

こいつは使えそう。絵の一番手前に木を置いてしまえば、その奥の景色が割れてしまったように見えるかもしれない。

今朝方。さっそくスケッチブック片手に林試の森公園に行って、木の枝をジッと観察。枝の生え方、枝の曲がり方、枝の折れ方。そして気がついたら筆を走らせず小一時間、ベンチに座っていた。目の前を行きかう人からは、“思い悩んでいる奴”と思われたに違いない。思い悩んでなんかはいない。むしろ、少し楽しかったのだ。いい絵になりそうだ。

それにしても絵本制作は忍耐だ。毎晩、頭が狂いそうになる。そんな時は女の子の柔らかい声が聞きたくなるから、YouTubeで、つじあやのサンやRYTHEMサンの曲を探して、その唄声に救われている。大袈裟な表現じゃなくて、その声がなければ発狂している。お逢いする機会があれば「ありがとうございます」と言いたいけど、たぶん緊張して言えない。

制作終了と同時に、アメリちゃんみたいな彼女が降ってこないかなあ。女の子が作るカレーライスを食べたい。ディズニーシーにも行きたい。エッチもしたい。チクショー。

2010.4.25 『熱男』 出演:ゴリ(ガレッジセール) 西野亮廣(キングコング) 尾形貴弘(パンサ―)