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2010/04/10

笑神降臨

NHK『笑神降臨』は楽しんでいただけましたでしょうか?

一つの番組で漫才を5本もすることは、今までにない試みでしたし、今後の芸能生活の中でもまずないことでしょう。今回は、とても貴重な経験をさせていただきました。

そんなわけで漫才を5本やらせていただきました。

今回やった漫才は、去年の『KING KONG LIVE 09』でやったモノで、現在はルミネでもやらさせてもらっているネタです。あの5本のネタの中で、芸人仲間にもっとも面白がってもらっているネタは、最後にやった『住民票』のネタです。個人的にも、あのネタが一番好きです。

NONSTYLE井上もあのネタを面白がってくれていて、劇場の出番が一緒になるといつも「今日は住民票のネタはするん?」と訊いてきます。

ボクは、「やるけど、あんまりウケないのよ」と答えます。事実、お恥ずかしい話ですが、M-1の予選でもあまりウケませんでした。

井上は「お客さんが求めているモノじゃないんやろうな」と言います。とても正しい意見だと思います。ボクも井上と同じように思っているからです。

きっと、『笑神降臨』の2本目にやった『肝試し』のようなネタが待たれているのだろうと思います。だけどボクは、『住民票』のようなネタをやりたいです。もちろん、お客さんに楽しんでもらいたい。笑って帰ってもらいたい気持ちはあります。

だけどボクは、やりたいことをやりたいです。

それはデビュー間もなくの頃だったら考えは違ったと思う。だけど、なんじゃかんじゃで10年が経った。そのキングコングというコンビがやるネタのスタイルとして、ひとつもウソがないと思えるのが『住民票』のネタです。ラジオで梶原と口論になった時、いつもあんな感じだもん。

もう嘘臭い漫才はやりたくないと思ったのです。

この夏の全国10都市をまわる『KING KONG LIVE 2010』は、『住民票』のようなネタになってくると思います。

それでも、それを好いてくれるならば、劇場に逢いに来て下さいな。

あなたの笑い声が欲しくてたまらんのですよ。

2010.5.31(月) SUNSHINE STUDIO 『第45回 西野亮廣独演会 名古屋公演』

5月下旬発売 小説『グッド・コマーシャル』