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2012年1月14日 (土)

いつも!ガリゲル

良くも悪くも世に出られたのが早く、厳しい現実を突き付けられながらも、それでも甘い希望的観測を持ち続けていたのは、つまりところ若さ。20歳の頃に東京ローカルの深夜枠でスタートした「はねるのトびら」。この番組を軌道に乗せ、いつかゴールデンタイムに昇格することができたら、その時は(お恥ずかしい話)自分はスターになっているものだと信じて疑いませんでした。

決してトントン拍子というわけではなく、どちらかと言うとヒーヒーと息が上がりながらも、25歳になったばかりの頃、ついに番組は全国ネットのゴールデンタイムに昇格することになります。

ところがどっこい、自分を取り巻く環境はそれほど大きく変わってはいませんでした。もちろん自分の実力不足は百も千も万も承知でしたが、子供の頃に観ていたテレビでは、若手お笑い芸人の深夜番組がゴールデンタイムに進出した時は、それすら有無も言わせぬ力があったように記憶しています。

時はお笑いブームで、テレビで若手芸人の姿を見る機会がそれほど珍しいことではなくなっていました。時代が変わっているのに、当時の方法論が通用するハズがありません。まあ、一番の理由は何よりも自分の実力不足ですが。

とかく、全力で平手打ちをされたような感覚になり、ここでようやく自分の甘さを思い知ります。

枕が長くなってしまいましたが、この時に「極端なことをしなければいけない」と強く思ったのです。そうしなければ、「大きなドンデン返しを作れないまま、いつの間にか歳を重ねてしまう」と。

そこから仕事の取り組み方、プライベートの使い方、1日24時間の時間配分‥‥あれやこれやと改めていくわけですが、なるほど自分一人で漕いだ船はなかなか前には進みません。これまで進めていたのは流れに乗っていたからだと、またもや浮世の平手打ちをくらうわけですが、その流れの先に行くのはやめようと決めたわけですから、エッサホイサと漕ぐ手を止めませんでした。

人知れず、そんなことを続けていたら、一人二人と人が乗って来て、極端な方へと進む漕ぎ手が増えてきました。そこに西田二郎というペリーを乗せた「いつも!ガリゲル」という黒船がやってきて‥‥すみません、船で喩えるのが苦しくなってきたのでやめます。

「いつも!ガリゲル」のコンセプトはこれまで自分が経験したバラエティーとは全然違っていて、ともすれば「オチがない」「フリが弱い」といった批判すら飛んできそうな企画も平気な顔でやってしまう番組でした。

企画書を読まさせていただいた段階では少し戸惑いもありましたが、ネタ番組でもない、クイズ番組でも情報番組でもグルメ番組でもない、「いつも!ガリゲル」という番組は、そういったフォーマットをまた新たに構築しようとしているのだなあと整理がついて、その挑戦にはすごく興味が沸いたので、今では「全のっかり」をモットーにやらせていただいております。

今月18日に番組初となるDVD「なぜか離島へ」が発売となります。芸人を離島に放り込んだらどんな化学反応が起こるのかをドキュメンタリーで収めたものです。コンビの関係、そしてやはり芸人というのはつくづく可笑しな生き物だと知りました。まったくヘンテコリンな企画です。

そしてヘンテコリンな勢いそのまま、番組はついに音楽イベントを立ちあげてしまったのです。前例がないので、どこへ着地するかなんてまったく分かりませんが、それを可能性と呼ぶのでしょう。

僕はいつもそういう場所でドキドキしていたいです。

☆☆☆

2012年2月12日、なんばHatchにて。ガリゲル音楽祭「おとあい」。本日チケット発売です。

http://www.ytv.co.jp/event/contents/event_1728114.html


YouTube: キングコング×NON STYLE なぜか離島へ... presented by いつも!ガリゲル

2011年12月26日 (月)

はねるのトびらとアタシ

「はねるのトびら」が始まった時、僕はまだニキビが残る20歳で、大阪から単身乗り込んだこともあり、共演者(全員先輩)やスタッフとの関係も築けていなければ、舞台でMCの経験もありません。テレビの世界に目が回っているといった状況でした。

くわえて、総合演出からは、番組の真ん中に立つにあたって「西野は嫌われるコトを受け入れてください」と説明されます。それは、番組スタートまもなく身を持って知ることとなるわけですが、「なんで西野は汚れ役をしないんだ!」という世間様一人一人に立ち位置のシステムを説明するわけにもいきません。

世間は「お笑いブーム」の前夜で、まだまだ才能や実力のある先輩方が日の目を見ず、自分達が(大袈裟に言えば)仮想敵になっていくのも止められません。世間の見られ方とは裏腹に、それは芸人としてとても身動きの取りにくい状況で、手放しで「良いスタート」とは言い難いものがありました。

持ち前の「知るか」という逆ギレ精神と超プラス思考が唯一の救い。(ナイーブ梶原は見事に頭がパッカーンとなり、失踪してしまいましたが‥。苦労話はまたいつか‥)

しかし現実、とくにゴールデンタイムに昇格してからの「はねるのトびら」の運営は毎週苦労の連続で、なにせ「番組に大御所が一人もいない」という弱小チームですから、いろいろな力に振り回されることもしばしば。こればっかりはグッと堪えるしかありません。

こうして挙げていくと、番組の歴史は苦労ばっかり。まったく、もう。

だけど先日の「笑っていいとも」のエンディングで、「はねるのトびら 祝400回!2時間スペシャル」の告知パネルを持っている時、「やっぱりこの番組は、なんとしてでも続けなきゃいけないなあ」と強く思ったのです。パネルには19時から始まる番組に、全身タイツの芸人が30人近く並んでおりました。

まだまだやらねば、背負わなければ。「はねるのトびら」の収録は昨日で年内分の全てを撮り終えました。あとは放送を待つのみ。

申し訳ありませんが、グルメもなければ、かわいいペットや旅情報、明日に役立つマメ知識‥その何一つご提供できておりません。そこにあるのは、ウケてスベって笑って泣いて‥そんなどうでもいいようなことです。だけど、そんなどうでもいいようなことにメロメロに恋しちゃった人達が、恥を捨てて、「楽しくなければテレビじゃないじゃん」と、大きな大きな声でみっともなく叫んでおります。

それは、僕がチビの頃に憧れたテレビでした。

12月28日(水)夜6時~「はねるのトびら 今年の顔大集合3時間スペシャル」お楽しみに!

http://www.fujitv.co.jp/hanetobi/index2.html

2011年12月12日 (月)

忘れらんねえよ

昔付き合っていた彼女から数年ぶりに電話があって、「結婚することになったヨ」と聞かされた夜、「おめでとう。本当によかったね」と言葉では彼女の門出を祝ったけれど、電話を切った直後に彼女の顔を想像してパンツの中に手が伸びていました。だらしなく、情けなかったです。

独身の僕は仕事仕事仕事。とは言っても、自分が企画した仕事の打率は2割程度。空振りに終わることがほとんどで、隣の芝の青さが増す一方。理論武装をしてみても、他人や時代のせいにしてみても、この状況から抜け出せるハズがなく、やはり、ジタバタするほかありません。これといった親孝行もできないまま、少しでも手を緩めると溺れそうな毎日です。

そんな毎日を、そのまま歌ってくれる、「忘れらんねえよ」というヘンテコな名前のバンドがいます。今年の僕らの全国ツアー「KING KONG LIVE 2011」の音楽を全て担当してくれた近年稀に見るヘッポコのロックンロールバンドです。

見た目はダサイし、ライブMCではお客から野次られるし、歌詞の内容といえば「‥俺がその気になれば、彼女のブログのURL探すなんて、わけねえよ!」と謎の脅し文句で、ヘタレぶりを露呈する始末。その攻撃は誰にもダメージを与えられておりません。

打ち上げの席で、「サイコーの新曲ができたんすよっ!聴いて下さい!」とボーカルの柴田さん。ギター片手に突然歌い出すも、酒が回って、ろれつが回らず、コードは覚えてないわで演奏途中で断念。場をシラけさせた本人は「すんません、すんません」と肩をすぼめてビールを舐め、そして爆睡。人としては絶対的に終わっているスットコドッコイ。

それでも、「忘れらんねえよ」の“みっともなさ”には男としての心当たりがあります。

良い格好をしようと背伸びをしてしまう自分、女の子のことがメチャメチャ好きな自分、夜はシコシコばっかりしてしまう自分、ブザマは承知でも、やりたいことは今も諦めらめきれない自分。

「忘れらんねえよ」は、そんな毎日を肯定するかのように、いつも半泣きで叫んでくれるので、僕は胸が熱くなって、気がついたら鼻水がジュルジュルと出ています。

僕の大好きなバンドです。

こういうバンドがキチンと世に出て欲しいと心から願っております。

セカンドへたれシングル「僕らチェンジザワールド」が12月21日に発売されるそうな。今年一番みっともなくて、今年一番泣ける歌です。是非。


YouTube: 【PV】僕らチェンジザワールド - 忘れらんねえよ

2011年9月30日 (金)

『KING KONG LIVE 2011』を終えて

全国12ヶ所をまわった『KING KONG LIVE 2011』が終わりました。去年の9月からネタを作り始め、今年書いたネタは数えてみたら合計32本。その中から7本をやりました(オマケで昔のネタもやりました)。32本作ったネタの中から面白い順に7本を選んでいるかといえばそうではなく、普段の寄席で新ネタをおろしながら、一本目にふさわしいネタ、中盤にふさわしいネタ、ラストにふさわしいネタ……という風にツアーの為の7本を選んでおります。

そんな調子でじっくりコトコトやっているもんですから、やはり『KING KONG LIVE』は年に一回のライブなのです。

今年は十分な手応えを感じました。しかし今年の手応えの大きさは、来年への不安の大きさでもあります。ツアー終了と同時に「次も超えられるかなあ」という大きな不安に襲われ、エンヤコラと机に向かっては一文字も進まないまま一日を終えてしまったり、流行りの芸人さんを見れば「本当にコッチの道で大丈夫か?」と焦ってしまったり、たまに嫉妬もする時だってあります。まあ、ロクなもんじゃございません。

でもね、やりたいんですよ。

新ネタをぶら下げて全国をグルグルする夏に惚れちゃったようです。高い所から落っこちる時のあの股間がくすぐったくなる感じにも似た、新ネタがハマった時のゾクゾク感に惚れちゃったようです。中毒でやんす。

やりたいコトをやれているワケじゃありません。ウルトラ人気者だったら、もっとスイスイやりたいコトをやれていたんだろうけど、僕の場合はやりたいコトに爪を立てて往生際悪くしがみついているだけです。だけど、そうでもしなきゃ、やりたいコトをやれる未来が一生やって来ない気がするのです。みっともないけど、その可能性しか知りません。

ライブにはいろんな奴が来ます。ただただ明るい奴もいれば、失恋した奴もいるし、幸せな夫婦もいれば、うつ病の奴もいるし、バカな親子がいれば、最終の仙台公演では一緒に来る予定だった友達を震災で亡くしちゃった奴も来ました。そんなまとまりの悪い集団が、魔法にかかったように一つになってしまいます。ライブはそんな場所です。

そして最後に「また来年やってくださいね」と言われちゃう。大変なコトを軽々しく言いやがって、と思いながらも、僕はやっぱり嬉しくなって「うん」と返事をします。その瞬間、責任を背負うわけですが、だけどそれもナマケモノの僕にとってはイイ薬。

『KING KONG LIVE 2011』にお越しくださった皆さん、本当にありがとう。

また夏に会いましょう。再会の約束に尻を叩かれながら、また一年かけてネタを作ります。大変だこりゃ。でも頑張りますよ、俺。

そっちはどうだい?

2011年9月18日 (日)

今日も明日も漫才ちゃん

たとえば「頑張れば夢は必ず叶う」という言葉、僕はあんなものウソっぱちだと思っています。その言葉を残した人、つまり夢を叶えた人が皆頑張っただけで、頑張っても夢を叶えることができなかった人はたくさんいるはずです。少なくとも僕のまわりにはいます。

努力することは願いを叶えるための最低条件で、参加資格のようなもの。だから結局、努力はしなくちゃいけないんだけど、それでも願いが叶わないことは往々にしてあると思います。そして、願いを叶えようとした努力は時にとんでもなく大きな不可抗力によって潰されることがあります。

去年のツアー『KING KONG LIVE 2010』仙台公演は、「また来年会いましょう」とお客様に約束をして幕を閉じました。ツアー終了と同時に「来年はどんなネタで攻めてやろう?」と『KING KONG LIVE 2011』のネタ作りを開始しました。僕が頑張ってまた一年間かけて新しいネタを作れば、会うことができると信じて疑わなかったからです。

震災があって、ちょうどその頃『KING KONG LIVE 2010』のDVDの編集にかかっていて、ツアー会場に足を運んでくださったお客様のコメントを何度も繰り返して見ていた時期でした。もちろん、その中には仙台公演のお客様の姿もありました。その方の安否を確認する術はなく、「また来年、必ず来ます」というコメントに本当に胸を痛めました。

頑張りだけではどうにもならないことがあるな、と痛感しました。

そして思ったのは、ライブはやっぱり生モノで、いつ途切れるかもわからないということ。次の保障がひとつもないということ。

『KING KONG LIVE 2011』は現在10公演を終えて、ここまできて、僕は漫才のことがものすごく好きだと思いました。僕が大好きな漫才には、3月11日より前に時計の針を戻す力もなければ、今の傾いた政治をどうのこうのする力もありません。これといったミラクルな技を持ち合わせておりません。

だけど、知らない誰かの大変な人生の“雨宿り場”程度にはなれるような気がするのです。

殺したいぐらい誰かを恨んでいたことをなんだかちょっぴりバカバカしく思わせたり、すごく悲しい出来事をその間だけは忘れさせることができたり、たとえばそんな僅かな力。

だからこそ、それをやれる間はやろうと。軽々しく次の約束はできないと知ったんだけど、やっぱり約束して、その時が来るのを信じてエンヤコラ。どうにもならないことはあるけれど、それでも頑張ろうと思いました。

笑おうとする人の生き方が大好きだし、笑い声を聞くのが大好きです。もうすぐキングコングの夏が終わります。『KING KONG LIVE 2011』残すは東京公演と、最終日となる仙台公演。会えるかな、会えたらいいな。

だから僕は頑張ります。なので、あなたも頑張って。


YouTube: キングコング DVD「KING KONG LIVE 2010」予告編

2011年8月22日 (月)

モテモテになりたい!

福岡公演が終わりました。

人気を出そうと頭にワックスをつけて臨んだところ、ファンレターを12通も頂きました。これは前回の宮崎公演の12倍にあたります(野郎からの一通であった)。

終演後、「どんなもんじゃい」と自信満々で外へ出てみると出待ちのお客さんが4人。その醜態はDVD特典映像用に回していたカメラにバッチリ収められ、そのタイミングで大粒の雨が降り出したので、私は全力で神を恨むことに決めたのでした。

今夜はもうオナニーをして寝ます。オナニー後のオシッコが二手に飛び散って便器を汚そうが知ったこっちゃありません。福岡の皆様ありがとうございました。

近頃は本当に漫才が楽しいです。

2011年8月20日 (土)

立派になりたいわん

現在全国ツアーの真っ最中。次回は福岡公演。わりと漫才師らしく日本中を飛び回っている夏ですが、つい先日まで都内で絵本の原画展などとクソ生意気なことをしておりました。ぶん殴ってください。

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暑い中エンヤコラと足を運んでくださった皆様にキチンとお礼が言えずにおりましたので、この場で使って。

皆様、本当にありがとうございました。さらには作業中に話し相手になってくださった方々、おかげ様で程良く気がまぎれ、頭の爆発ドカーンを防ぐことができました。助けてくださってありがとうございます。

お気づきのとおり、処女作『Dr.インクの星空キネマ』から着実に描きこみの量は増えており、次回作は一枚仕上げるのに一ヶ月近く要する危機的状態となっております。「完成はいつですか?」という質問をたくさんいただきましたが、とりあえずお答えできることは「一年以内にはムリ!」とだけ。なんとなく来年のクリスマス頃かと思っております。

次に多かったのは「どうやったら絵が上手くなりますか?」という質問。これに関しましては、私なんかより美大生さんに聞いていただいた方が確実ですし、そもそも、その質問をお答えできるような職業には就いておりません。絵も上手くはありません。だけど、その旨をそのまま伝えて「なんかドライな人」と思われるのも嫌だし、クソ漫才師は終始それとなく作り笑いでヘンな空気を流しておりました。ごめんなさい。

ただ、これは私の言葉ではありませんが実際に体験してみて、「なるほど!」と合点がいったアドバイスがあります。松本零士先生のお宅にお邪魔した際に、先生から言われたお言葉「西野くん。絵を描きたいなら旅をしなさい。そこで触りなさい。匂いなさい。聴きなさい。食べなさい」

つまり、視覚以外も使って身体にインプットさせるということです。これは体験してみて、本当に「そうだなあ」と思えたことでした。景色を描いているときに、匂いや温度や聞こえてくる音を意識し、想像するようになったからです。きっとそれは説得力となって絵に表れるのでしょう。たぶん!

つい先日も台湾に行ってまいりましたよ。

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帰国後さっそく、現在制作中のジャングルのページに、台湾テイストの建物を描いてやろうと筆を走らせる私でありました。後方中央の空いているスペースには土星を描く予定!

いいページになるといいなあ。

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【惑星と音楽の夜】

2011年8月15日 (月)

オナニーな俺

宮崎公演終了。

漫才は大義名分を掲げて感動を誘うほど立派なものでは決してありません。宮崎が大変なことは知っているけれど、舞台上の演者は其れを口には出さず顔にも出さず、ただただ阿呆をありのままお届けするのみ。だって漫才は娯楽だもの。

喜んでいただけましたでしょうか? また逢いましょう。頑張って。

泊ったホテルのペイチャンネルは早送りができず、発射チャンス到来の前に睡魔に襲われノックアウト。朝、目覚めると、パンツを脱いでティッシュを小脇に臨戦態勢のままの私。31歳。どうしようもない。

次は福岡公演。ドカーン。

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2011年8月13日 (土)

ずっと漫才師

キングコングの漫才ツアー『KING KONG LIVE 2011』が始まりました。初日の富山公演は大成功。梶原やスタッフ陣と「今年が一番の出来」と口を揃えて得意気になってしまうほど、個人的にも今回の内容には大きな手ごたえを感じております。

『KING KONG LIVE』という落とし所を作ってからというもの、漫才を作るのがより楽しくなりましたし、同時に「来年は書けるのか?」という不安も生まれました。何度もライブを打ち続け、発見と改善を繰り返し、ようやく漫才師としてしかるべき状態になれてきたのかなあと思うこの頃であります。‥まだまだ未熟ではありますが。

去っていった恋人を引き戻すことも、時間を戻すことも、亡くなった人を甦らすこともできません。漫才にできることは、そういった現実の「逃げ道」になってやれることぐらいだと思います。

最終日の仙台までドタバタ走ります。漫才が大好きです。

2011年7月26日 (火)

開演前アナウンスはキミだ!

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はてさて迫ってまいりました漫才の夏『KING KONG LIVE 2011』。ルミネ出番やNGK出番でチョコチョコと叩きながら、全てのネタが出揃い、全国ツアーの準備はバッチリでございます。

ライブグッズは、今年も演出を担当する山口トンボと、そしてgrandcanyonさんにお任せ。ライブTシャツやタオルなどが作られるそうです。

各会場の物販ブースではDVDや本も売られ、『KING KONG LIVE 2010 [DVD]』をお買い上げいただいたお客様には終演後に2人の握手会を、僕個人の『西野亮廣独演会[DVD]』や小説や絵本などをお買い上げいただいた方には終演後にサイン会を予定しております。

外枠も固まりはじめ、今年のツアーの輪郭がハッキリとしてまいりました。

残すは開演前アナウンス。「‥携帯電話の電源は必ずお切りください」とか言うアレです。アレを誰にやってもらうかを決めるのみとなりました。

これまでは山口トンボに言わせたり、会場で働いている掃除のオバサンに言ってもらったりしておりました。

はたして今年は誰にやってもらおうかと考えたところ、「大御所は雑に扱いたい」という僕のかねてからの願いで、芸能界の大御所に『KING KONG LIVE 2011』の開演前アナウンスを一生懸命やってもらおうじゃないかと話がまとまります。

しかし、「あなたを雑に扱わせてください」というムチャクチャなお願いを受けてくれる大御所がはたしているのでしょうか? 

そんな心配なんのその、一人いるじゃないか! 「オモシロイ」が理由ならなんでもやっちゃうあの男。ご本人に電話を入れたところ、「精一杯やらせていただきます!」との返事をいただきましので、決まりです。

『KING KONG LIVE 2011』開演前アナウンスを一生懸命頑張ってくれるのは、笑福亭鶴瓶くん(59歳・大阪府)です。

はりきってどうぞ!


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