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2011年12月12日 (月)

忘れらんねえよ

昔付き合っていた彼女から数年ぶりに電話があって、「結婚することになったヨ」と聞かされた夜、「おめでとう。本当によかったね」と言葉では彼女の門出を祝ったけれど、電話を切った直後に彼女の顔を想像してパンツの中に手が伸びていました。だらしなく、情けなかったです。

独身の僕は仕事仕事仕事。とは言っても、自分が企画した仕事の打率は2割程度。空振りに終わることがほとんどで、隣の芝の青さが増す一方。理論武装をしてみても、他人や時代のせいにしてみても、この状況から抜け出せるハズがなく、やはり、ジタバタするほかありません。これといった親孝行もできないまま、少しでも手を緩めると溺れそうな毎日です。

そんな毎日を、そのまま歌ってくれる、「忘れらんねえよ」というヘンテコな名前のバンドがいます。今年の僕らの全国ツアー「KING KONG LIVE 2011」の音楽を全て担当してくれた近年稀に見るヘッポコのロックンロールバンドです。

見た目はダサイし、ライブMCではお客から野次られるし、歌詞の内容といえば「‥俺がその気になれば、彼女のブログのURL探すなんて、わけねえよ!」と謎の脅し文句で、ヘタレぶりを露呈する始末。その攻撃は誰にもダメージを与えられておりません。

打ち上げの席で、「サイコーの新曲ができたんすよっ!聴いて下さい!」とボーカルの柴田さん。ギター片手に突然歌い出すも、酒が回って、ろれつが回らず、コードは覚えてないわで演奏途中で断念。場をシラけさせた本人は「すんません、すんません」と肩をすぼめてビールを舐め、そして爆睡。人としては絶対的に終わっているスットコドッコイ。

それでも、「忘れらんねえよ」の“みっともなさ”には男としての心当たりがあります。

良い格好をしようと背伸びをしてしまう自分、女の子のことがメチャメチャ好きな自分、夜はシコシコばっかりしてしまう自分、ブザマは承知でも、やりたいことは今も諦めらめきれない自分。

「忘れらんねえよ」は、そんな毎日を肯定するかのように、いつも半泣きで叫んでくれるので、僕は胸が熱くなって、気がついたら鼻水がジュルジュルと出ています。

僕の大好きなバンドです。

こういうバンドがキチンと世に出て欲しいと心から願っております。

セカンドへたれシングル「僕らチェンジザワールド」が12月21日に発売されるそうな。今年一番みっともなくて、今年一番泣ける歌です。是非。


YouTube: 【PV】僕らチェンジザワールド - 忘れらんねえよ


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